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観た映画の感想など

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チーム・バチスタの栄光

2008-02-10 | 新作

難しい心臓手術を26回連続で成功させてきた東城大学附属病院のチームが、27回目から3回連続で手術に失敗し、患者を死なせてしまう。原因はチームのメンバーにも分からず、心療内科の田口が調査にあたるが、いったんは「問題なし」との結論に至る。ところが、そこに厚生労働省から白鳥が乗り込んできて「これは殺人だ」と断定、田口とともに再調査を始める。

田口と白鳥の掛け合いはコメディ調なのに、田口役の竹内結子がコメディの間をつかみきれていないので、白鳥役の阿部寛も不完全燃焼に終わっている。手術失敗の原因解明はシリアスに進むが、手術チームの個々の人物像の掘り下げが足りず、謎解きに深みがなかった。コメディならコメディ、謎解きなら謎解き、ともう少し色をハッキリ出してほしかった。コメディの要素を取り去ると阿部寛はミスキャストになってしまうが...あるいは阿部寛が入ったのが間違いの元だったのかもしれない。

手術のシーンで切り開かれた心臓が繰り返し映し出されるのは結構グロい。マトモに見れなかった。私が以前心臓の手術を受けたことがあるせいだろうか、自分の心臓が切られているような気分になった。

公式サイト:http://www.team-b.jp/
評価:★★★★
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人のセックスを笑うな

2008-02-06 | 新作
地方の美大が舞台。臨時でリトグラフの授業を受け持つことになったユリに学生のみるめが興味を惹かれる。モデルをやってくれないか、と言われてユリのアトリエに行くと、モデルというのはヌードモデルだったということがわかる。そのまま二人は付き合いはじめる。みるめを好きだった同級生のえんちゃんは二人の交際を知ってショックを受ける。

公開直後に観に行って、満席で入れず。雪の日に行っても全席予約済で空振り。それで予約し、三度目にやっと見れた。大人気だが、Yahoo!映画のレビューでは酷評している人が多い。見る前は期待と不安が入り混じっていた。実際に見てみると、たしかに評価が分かれそうな作品だ。「人のセックスを笑うな」というタイトルで刺激の強い内容を期待すると、実際にはわりとオーソドックスな恋愛映画なので肩透かしを食らうことになる。テンポがゆったりしていて、劇的な展開もないので、人によっては退屈と感じるかもしれない。しかし私は入りこめた。

公式には松山ケンイチが演じるみるめと永作博美が演じるユリが主役ということになるが、実際に観た印象はちょっと違った。ユリに振り回されるみるめと、みるめを諦めきれないえんちゃんがストーリーの中心。特にえんちゃんを演じる蒼井優は、いつもより子どもっぽさを強調したキャラクター。映画館の受付でアゴをカウンターにくっつけて脱力していたり、みるめの家にやってきて「みるめくん、あーそーぼー!」と叫んでみたり。突然キスされるシーンもよかった。あいかわらず華がありすぎる脇役だ。


公式サイト:http://www.hitoseku.com/
評価:★★★★★
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アメリカン・ギャングスター

2008-02-02 | 新作
1960年代後半から70年代前半のニューヨーク。フランクはニューヨークでの麻薬取引で成功する。ベトナムへ派遣されている米軍兵士とのコネクションを使い、東南アジアの生産地から直接麻薬を買いつけることにより、ライバルより安くて品質のいい賞品を供給。派手な生活を慎み、長いあいだ警察にも正体をつかまれなかった。

一方、ニュージャージーの刑事リッチーは、捜査中に容疑者の車から発見した大金を警察に届けたことで同僚の反感を買ってしまう。着服するのが常識だったからだ。着服だけでなく、押収した麻薬をギャングに売り戻したり、ギャングたちから金をゆすり取ったりすることまで行われていた。リッチーはそんな中で「正直者」として麻薬捜査を任され、同僚の妨害にあいながらフランクに迫っていく。

フランク役はデンゼル・ワシントン。今回は珍しく悪役だ。一見したところ普通のビジネスマンのようで、実は麻薬王、という役にうまくはまっていた。腐敗した刑事たちのほうが彼よりはるかに悪党に見えた。

上映時間は2時間半で、ちょっと長かった。最後のほうは蛇足のような気がした。実話がベースらしいので、思い切って切り捨てるわけにはいかなかったのかもしれない。


公式サイト:http://americangangster.jp/
評価:★★★★★
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再会の街で

2008-02-01 | 新作
チャーリーは9/11テロで家族を失い、自分の殻に閉じこもった生活を送る。仕事はせず、家ではゲーム、外出時はヘッドフォンを離さない。周囲が死んだ家族の話題を出すと大声で抗議し、暴れ出す。精神科へ行けというアドバイスも決して受け入れない。大学時代にルームメイトだったアランがそんな彼に出会い、なんとか立ち直らせようとする。

チャーリーは当初、彼を立ち直らせようとするアランのような人々を激しく拒否し、閉じこもった彼をそのままにしておいてくれる人々とだけ関係を維持する。アランの説得で彼はようやく精神科医のもとを訪れるようになるが、過去のことは何も話そうとしない。心の苦しみから立ち直ることの難しさ。

9/11テロに関連した作品はもういいか、と見送るところだったが、やっぱり観てよかった。泣かされた。チャーリーが拳銃を手にしたところでは思わず悲鳴を上げたくなった。チャーリー役のアダム・サンドラーはきっと何かの賞を取るにちがいない。

それにしても、ドン・チードルが出ているのに都内では二箇所で上映しているだけ、というのは不思議だ。

公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/reignoverme/
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評価:★★★★★