風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

オルガネット 1

2014-06-03 22:19:00 | オルガン
久しぶりに書き込みを再開します。
放置し過ぎました(汗)

4年勤めた木工クラフト施設を退職し、就職活動しながら、合間に木工などしています。
以前にこちらにアップした「キラキラ星オルガン」をベースに、少しだけ音域を増やした小さなオルガン「オルガネット」を作ります。
ゴシックの装飾を糸鋸で切り抜き、カービングナイフで削ります。
こういう作業はとても楽しい。






手回しオルガンキット

2008-12-08 21:07:59 | オルガン
大人の科学No20の手回しオルガンキットを作ってみました。


用意する物は、小さいプラスドライバーと、プラスチック用グリス(無ければサラダ油で代用可能)、そしてハサミかカッターナイフ。

組み立てはとても簡単で、本の説明書を良く読んで作業を進めれば、まず失敗する事はないでしょう。
メカニズムなどの説明は面倒なのでやりませーん。
ここでは組み立てのみ楽しみます。

グリスはギヤや軸に塗り、特に気密が大事なピストンには、多めにつけた方が良いでしょう。
ただ、付け過ぎるとはみ出たり、飛び散って指がベトベトになるので量は適当に。

 


部品は全てはめ込みとねじ止めなので簡単です。




閉管なので、ウレタンスポンジのフタで音程の調律。
音程は、学研のHPから聴く事が出来ます。
サンプル音のリンク
まあ、厳密にやる必要もないので、それっぽく聴こえれば良いでしょう。
30分ほどで形になります。


付属のパンチングハサミは、そのままではギシギシいうので、これの軸にもグリスを付ける。
本に付属のカードを切り取り、印通りに穴あけ。


送風は単気筒なので、ハンドルを回すと、ピロピロピロ・・・と言った感じの音になります。
これにて完成。


小さいので、演奏する時の保持が意外と難しい。
高さ10cm位の木の台などに載せた方が演奏しやすいです。

これを元にして、おもちゃの自動オルガンが作れるかもしれませんね~。

夢に出てきた風景

2008-05-23 22:58:20 | オルガン
見る人が見たら

「あ、ここは・・・」

と思うかも知れません。(笑)


どことなく似通った風景なのです。


7~8年前くらいだと思います。
夢にこの工房の景色が出てきたのです。


あまりに鮮明で、強烈な印象があったので、忘れぬうちにクロッキー帳に描き止めておいたものです。
おそらくオルガンの風箱らしき物を作る場面でしょう。
木工作業には違いないようです。

ただ、この風景が出てきた夢で、自分が何をしていたのかは、思い出せません。

夢の中で、この場所を傍観していただけなのか、あるいは作業をしていたのか・・・

物を作ると言う事に、なにがしかの強い思いがあったと言う事なのでしょうか?


小さなオルガンを作る 4

2008-03-14 22:16:27 | オルガン
沖縄の波照間島でとりあえず鳴るまでには作った、キラキラ星オルガン。

製糖期間が終わって引き上げる時に、郵送で他の荷物と共に家に送りました。
そして、家に帰ってから残りの仕上げをしました。
鍵盤を着色し、風箱やフイゴに装飾を施しました。
最後にニスを塗って、完成です。

改めて、内部の様子を。

鍵盤はボタン式で、先にピンが打ってあります。
ボードの四角い穴にはめ込んでいます。


鍵を押すと、このようにピンが出て、直接弁を押し下げ、奥のパイプに風が行くわけです。


パイプはこのように、丸く開けた穴に差し込んでいます。


調律は、小型のチューニングマシンでやりました。
風を手動フイゴで起こすので、風圧が一定にはならないので、かなりアバウトな調律です。
とりあえず音階になって聴こえればいいやという感じ。

実際演奏してみますと、フイゴの空気の量が少ないため、すぐ息切れしてしまいます。
1小節とちょっとという所で、フイゴを引く感じです。
蛇腹をもう1段増やして、空気の容量を増やしたい所ですが、習作と言う事でこのままにしています。

最終的に仕上がった状態のキラキラ星オルガンです。
風箱の横にはロゼッタを彫りました。


フイゴ側はこのような装飾を、絵の具で描きました。


これを作って7年位になりますが、今も家に置いてあり、健在です。


小さなオルガンを作る 3

2008-03-13 20:55:13 | オルガン
組み立てた物を横から見た所です。
弁、バネ、ガイドピン、バネ受けなどで構成されています。

バネは既述したように、安全ピンの巻いている部分を利用しました。
鍵盤は、板に開けた四角い穴にはめ込むようにしました。
その為、簡単に抜けてしまいます。(笑)



パイプの歌口を切ります。
予備の材料がないので、音が出る所を探して少しずつ削っていきました。


いちばん苦労したのはフイゴです。
折り込みの部分をどういう形にしたら良いかわからず、四苦八苦。

まず、ダンボールを使って模型を作り、形を決めました。
折り込み部分の形を決めるのが、いちばん分かりにくかった。

蝶番はボール紙で、折り曲げ部に革を使いました。
残念な事に、フイゴの組み立て中の画像がありませんでした。

こうして、約1ヶ月半かけて全体の形がまとまりました。
前面に、「キラキラ星オルゲル 波照間 オルガンを作った自分の名」を入れました。




実は!日本最南端の波照間島の歴史上で、初めて製作されたオルガンなんじゃないか?と思っているのですがー。(笑)

仕事仲間と寮で飲んだ時に、お披露目したのですが、全く受けませんでしたね。(アララ)
やはり沖縄の音楽文化は三線が圧倒的ですね。
実はこの時、第二作目としてカンカラ三線も作っていたのですが、これはまたいつか。