かやのなか

あれやこれやと考える

お金の話

2020-07-27 02:45:26 | ショートショート
都内のコンビニでもらう釣銭が、最近なんだかキラキラしている。令和のコインの流通が始まっているっぽい。
このひと月のうちに私の手元に来ただけでも、令和元年の五百円玉が1枚、令和2年が2枚、令和2年の百円玉が1枚、令和元年の5円玉が1枚。
なんでそんなものをいちいち確認しているのかというと、もともと意味なく平成元年の5円玉を集めているからだ。いや、集めるというほど積極的ではなく、手元に来たら使わずにとっておくというだけですが。そこで考えたんだけど令和の硬貨を見つけたら貯金するという縛りで貯金を始めたら結構いいペースで貯められるのではないでしょうか。まだそんなに流通してないし、キラキラしてるし、小さいころに意味もなく海岸で拾ったきれいな石とかを収集するのと同じ気持ちで出来るのではないかしら。ガチで貯めたい人は平成か昭和で縛れば良いし。
そういや紙幣の発行年はどこに・・・と思って調べたら、印字されておらず日銀で紙幣番号? を調べないとわからないらしい。
ふと小学6年まで住んでいた古い家の、母親の持ってたオルゴールの箱に板垣退助の百円札が1枚入っていたのを思い出したが、あれはやっぱりもう捨ててしまってるんだろうな、母。

2020-07-26 22:31:38 | 日々のこと
寝覚めが悪かった。夢をみた。放射性物質でできたワイヤー?の外側の被膜のバリをかみちぎったところ、中の物質のかけらを飲み込んでしまって、それがのどに張り付いて痛い!やばい、中から死ぬ!・・・みたいな夢で、なんでそんな夢みたかっていうと、本当に喉が痛かったから。汗もしっかりかいていて、コロナか?!口内炎も三日位続いているし・・・と思って恐る恐る体温計をくわえたが、36.6℃。ただの風邪っぽい。引っ越し直前、ソファベッドで怠惰な睡眠の仕方をしていた罰があたったか。今日はずっとなんとなく調子が悪ったが、天気の方も晴れたり曇ったり雷が鳴ったりで落ち着きがない。昼にラーメンを食べたあとしっかり昼寝をしてしまった。5時頃に起こされ、自己嫌悪のなか買い出しに行き、ミートソースを作った。思ったより肉から脂が出てきたけど、まぁ美味しくできた。それから三ノ輪までジョギングをした。往復6キロ半。汗だく。夜は半沢直樹をみた。もう午前3時前。昼寝が効いている。

下町風景

2020-07-25 23:07:56 | 日々のこと
前も書いたかもしれないが、東京に出てくる際に本棚を新調した。スライド式の、200冊くらい収納できそうなしっかりしたものを選んだが、神保町にちょくちょく通い始めてから、その本棚からも本があふれだし、間引かざるを得なくなってしまったので、先日二十冊ほど選び抜いて曳舟のBOOKOFFに売りにいった。約千円の現金になったので、そのままいつもの猫がいる定食屋に昼ご飯を食べにいった。
入店したとき他に客はいなかったが、すぐに年配の男性が1人入ってきて、私の後ろの席に陣取った。お茶を出しにやってきた女将さんと近況について喋っているので、すかさず聞き耳をたてたところ、どうやら男性は病院帰りらしく、不安神経症気味で眠れないので病院で薬を出してもらったと話している。女将さんは「とりあえず診てもらっただけで安心じゃないの」「それで、お薬もお酒もなしで眠れるようになったらいいね」「お酒は我慢できないけどね、たばこと違ってさ、でも病院に行ったなら安心だね」と、この常連らしき男性が、薬や酒に依存するのを心配しているようだった。ところで私の背後に男性のテーブルがある格好で、男性が何を注文したかわからなかったのだが、会計の際にちらっと見ると徳利とおちょこで一杯やっていた。病院帰りに家で一人で飲む酒よりも、女将さんに下町言葉で窘められながら飲む酒の方がおいしいはずだ。
一昨日の昼時、近所の中華料理屋に行ってみた。家庭料理を出すこじんまりした店で、そのときは先客がいて、友人同士らしき年配の男性が二名、奥のテーブルに座って食べながら、奥のカウンターの前で、料理が出来上がるのを待つ、店の奥さんにちょいちょい話しかけていた。奥さんはもちろん中国人だが、日本語はそこそこ喋れるようだった。店内のテレビではミヤネ屋が流れており、ちょうどそのとき、東京のコロナ感染者が300人超という速報が入った。客たちは色めきたって、こりゃあやばいと大盛り上がりしながら、奥さんに「出前しなきゃね」「中国にもう帰れないんじゃないの」と答えにくい質問ばかり矢継ぎ早に聞くので、奥さんは面倒くさそうにあしらっていた。
未曽有の感染症が上陸して、テレビもネットも毎日大騒ぎだが、日々の営みはどこまでも今までの延長線上にある。

クマンバチ

2020-07-25 22:30:44 | 日々のこと
怖いお兄さんにすごまれて、ヘコヘコしてしまった。私のほうが客なのに、おかしいな。
ある朝、ベランダでコーヒーを飲んでいたら蜂が飛んできたときのことを思い出した。その蜂は、熊蜂の類だったと思うが、いきなり目の前にあらわれてぶんぶん羽をうならせてこちらを威嚇してきた。私が思わず、すみません・・・となって頭をひっこめたら、「よしよし、立場をわかっとるな」という感じで上の階に移動していった。私は、人間にとる態度も熊蜂にとる態度も基本的に同じらしい。