かやのなか

あれやこれやと考える

春来る鬼

2017-04-15 23:26:53 | 日々のこと
日報ってやつは一度忘れると忘れ続けてしまいます。(てへ)

桜も今週末には満開の時期を過ぎて、花は背後から緑の葉っぱに早くどけよとぐいぐい押されて窮屈そうだ。
結局ピークの時期は天候に恵まれなかった。こんな年もあるだろう。これから咲く枝垂れ桜なんかが良いかもしれない。

じんましんは桜が本格化するころに治ったが、入れ替わるように頭痛とめまいがやってくる。もの忘れもひどいし、、って、三十代のブログに書くことでもないかもしれないが。調べたら春はめまいやら何やら多いものらしい。これが春来る鬼というやつなんだろうか。

ヘロドトスだが、エジプトの王の話が延々続くのに少し飽きてしまい、一旦別の本に浮気したので、まだ一巻を読み終わっていない。浮気した相手は、集英社の小説の短編集。これは明日あたりに読み終わると思う。

ヘロドトスといえば、先々週だかの休日に岩明均のヒストリエを久しぶりに読み返して、そういえば新刊いつかなぁと思ってネットで調べたら三月末に10巻が発売されていた。仕事終わりに買って帰って速攻、しかし二年分を味わうためにゆっくり読んだ。アレクサンドロスが異様な人物に成長を遂げていた。少年時代はあのアンバランスさはただの魅力だったのにな。紳士的で、神がかり的で、理知的で、無邪気で、残虐。狂い加減が絶妙だった。エウネメスはまた恋人と結ばれなかった。お互いに、決して情なんかで結ばれているわけではないシビアな主従関係なんだなと。マケドニアに攻め込むのも面白い、とまで考えるエウネメスが結局このあとマケドニアに残るのは、既にお腹に子供でもいて人質にされるからだろうか、などと妄想する。ああ、また二年待たねば。

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