かやのなか

あれやこれやと考える

満身創痍

2020-08-13 01:17:34 | ショートショート
全体的に表皮が剥がれ、角や縁はささくれ立ち、背面にいたっては最も頻繁に完全にめくれあがり、茶色い地肌がむき出しになっている。
接合部からは黒い縫い糸が飛び出し、破れた隙間に黒い骨が覗いている。
全く見るに堪えない光景だがこれは人体の話ではなく私のスマホケースのことで、一体誰がこんなひどい状態にしてしまったのかというと私だ。
ちなみに背面にカードポケットがついていて、普段はPASMO,Pontaカード、職場の職員証を収納しているが、このうちのどれか1枚でも欠けると他の2枚が落ちる仕様となっており、これも二年に渡る革の酷使もとい調教の賜物である。

不思議なのだが、スマホケースなるものがたった2年でここまで歴戦の勇者のように傷だらけになってしまうのは普通なのだろうか。
私にとってはこの、2年前から使い出したiPhoneSE(第1世代)が人生初スマホなので、一般的にどうなのかわからない。
使い方が荒いのだろうか??
まさか?

その謎を解き明かすわけでもなくAmazonで”第一世代 SE スマホケース”と検索し手頃なものをポチった。

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