かやのなか

あれやこれやと考える

服買いに行くための服がないわけじゃないけど着替えるのが面倒くさい

2020-08-08 00:59:13 | ショートショート
日中はクーラーのきいた室内に閉じこもり、夕方になったらやっと、重い腰をあげ、のそのそと活動を開始するのが、この特別な夏の最低な最適な過ごし方。

映画を一本観終えたところで日が傾いてきたので、北千住に買い物にでかけた。用があるのは百均と3COINSと薬局だが、アパレルショップで夏物のセールが始まっており、70%引きだの50%引だのの赤い紙が張り出されているので、つい買う金もないのにふらふらと入店しセール品の棚を物色してしまうわけだが、70%引きのコーナーからふとワンピースを手にとって鏡の前で胸にあててみようとしたところ、服ではなく鏡に写った今の己の格好の場違い感に青くなり、そそくさと商品を棚に戻して店をあとにした。何年か前に学生に連れて行ってもらった丸亀ハーフマラソンの記念Tシャツを着てルミネのアパレルブランドに突入している人は、当社調べでは私以外0人で、家でゴロゴロしていた格好のまま何も考えずに出てきてしまったのが敗因である。しかし、考えてみて欲しい。特に人と会う予定もないのに、朝10時ならいざしらず夕方16時からわざわざ着替えて洗濯物を増やす必要があるだろうか、いやない・・・しかも私は昨日の山登りの後遺症で筋肉痛と全身の疲労が抜けていないんだ・・・だから仕方ない・・・。と言い訳してみたところで、いろいろと気が抜けすぎているなと結局最後は反省するのだった。TPOというより、心の余裕の問題である。ちなみにタイトルは57577になっている。

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