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国際貢献・人材育成

2018-12-06 08:42:07 | 教育

(略)
>もう一つの出稼ぎ手段となっている「技能実習制度」についても本書 [ルポ ニッポン絶望工場] では詳しくのべている。>この制度は80年代後半から深刻となった中小企業の人手不足が発端で、受け入れる職種も拡大し続けているが、政府は「国際貢献」や「人材育成」を制度の趣旨だと今もいい張っており、企業も政府と口裏を合わせなければ受け入れを認められない、「裸の王様」のような制度だという。

国際貢献に、相手国からの感謝は必要ですね。人材育成にはお金がかかりますね。

>実習生の失踪は早くから問題となっており、受け入れ先企業による「人権侵害」がとりざたされてきたが、著者[出井康博]はそこに疑問を呈している。>理由の一つは月10万円程度と他の労働者と比べて半分以下の手取りになる点だ。企業側の負担は日本人を雇う場合と大きく変わるわけではないが、実習生の場合、「監理団体」と呼ばれる斡旋団体が入り、紹介料や毎月の管理費、組合費などをピンハネしていく構造があることから、実習生の手取りは格段に安くなるという。

実習生からのピンハネは禁止すべきですね。

>監理団体には元国会議員など政治家がバックについているケースも多い。

時流に流される人たちばかりですね。

>著者は、ピンハネ構造には官僚機構も加わっていることを告発している。>実習制度を統轄する公益財団法人「国際研修協力機構」がそれだ。

研修は、教育ですかね。それとも、徒弟制度ですかね。今更ながら、外国人に滅私奉公の練習をさせるつもりですかね。

>この組織は実習制度が現在の形になる2年前の1991年に設立され、法務、外務、厚生労働、経済産業、国土交通省の5つの中央官庁が所轄している、法務省出身の鈴木和宏理事長、厚労省出身の新島良夫専務理事をはじめ、各省庁の天下り先でもある。>ここが受け入れ先企業や監理団体などから年間13億円近くを徴収しているが、何の役にも立たない、単なるピンハネ機関と化しているのだという。

わが国で行われる教育には、政府が金を出すべきですね。

>受け入れが認められた約70の職種の多くが単純労働ばかりで、「国際貢献」や「技能移転」など建前に過ぎないと指摘する著者は、新たな監視団体をつくるよりこのピンハネ構造を改めなければ、すでに日本を離れていった中国人のように、今後世界各国で人手不足が見込まれるなか、日本は彼らから見捨てられることになると指摘している。

分かっちゃいるけど、やめられないのでしょう。

>本書では介護士受け入れの失敗や日系ブラジル人の問題など各方面にわたって詳しく論じている。

失敗の十分な反省はなされたのでしょうかね。

>「留学生30万人計画」や「技能実習制度」など、嘘と建前で塗り固め、外国人を都合よく利用し、食い物にし続けるのなら、いずれ日本が見捨てられていく―。

日本人は、嘘と建て前 (口実・言い訳) が好きですね。これが、外国人から信用されない原因ですね。

>そう指摘する著者の言葉には説得力がある。

そうですね。無哲学・能天気の日本人の脳裏には、’あるべき姿’ の内容が存在しない。
ピンハネをする人たちの姿勢は、猫背をしている。ピンと背を伸ばしていない。彼らは姿勢を正す必要があります。
現実は、頭の外にある。非現実 (考え) は、頭の中にある。両者は所在が違うから、その内容も同じにならない。
文章があれば、その意味もある。矛盾を含んでいれば、その指摘も可能である。文章がなければ、意味も無く、矛盾もない。
日本語は、写生画のような言語であるから、ただ現実を表すのみである。ただ、事の次第・成り行きを述べ立てるために役立っている。しかし、その内容は、’あるべき姿’ (考え・非現実) の実現には到達しない。非現実の内容を現実に変えることができれば、それは人間の持つ創造力を発揮したことになるのだが。
日本語には、非現実の内容を文章にする構文がない。非現実の内容を文章にするには、文法に時制 (tense) というものが必要である。時制は英語にあって、日本語にはない。日本語は、非現実 (考え) の内容を表現しないので、日本人は浅薄に見える。現実の世界にある建前 (言い訳・口実) と本音 (恣意) ばかりを述べ立てていたので、国際社会に通用しない。恣意とは、’私意・我儘・身勝手’ の事である。
我々日本人は、日本語と英語を熱心に学んで、時制のある文章の長所を理解しなくてはならない。さすれば、我々は国際社会に自信をもって堂々と出られる説得力のある人間になる。

>(株式会社講談社、189ページ、840円+税)


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