相続で保険を考えるならば、「終身」、「身」が「終」わるまでの保険を考える必要があります。

2017年10月31日 | 相続税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


今日はハロウィンですね。

いつもで経っても「ハロウィン」と「恵方巻き」はしっくり来ません。(^^;)

今晩もいつも通り、ビール飲んで、風呂に入って、寝ようと思います。

ちなみに、今日は太巻きじゃない方ですね。(^^;)




さて、相続と保険は切っても切れない関係です。

こんなことがありました。


私「生命保険は、納税資金対策にも節税対策にもなります。今、ちゃんと入ってらっしゃいますか?」

お客様「ちゃんと入ってますよ。(^^)」

私「そうですか。保険金はいくらですか?」

お客様「×××万円です。」

私「それなら、非課税の枠も使ってますし、納税にもいいですね。」


私「よろしければ保険証券も確認させていただいていいですか?」

お客様「ええ、いいですよ。どうぞ。」


私(あれ?)


私「この保険、3年後に満期の養老保険ですね。3年後に入り直しか、無保険ですね。」

私「ご存知でしたか?」

お客様「え?そうなんですか?」

私「もし、この3年以内に大きな病気になったら、3年後は保険に入れないかもしれないですよ。」

私「そういうお話は聞いてませんか?」

お客様「聞いてるかもしれませんが、覚えていません。」

私「ん~、これを機会に見直してみませんか?」


保険の基本は、「定期」「養老」「終身」の3タイプです。

このうち「定期」と「養老」は期限があり、それを過ぎると保険契約が終わります。

つまり保険金をもらうことができません。


相続税を考えたとき、必要なのは「亡くなった時にもらえる保険」です。

期限があって、そこで終わってもらっては困るんです。

相続で保険を考えるならば、「終身」、「身」が「終」わるまでの保険を考える必要があります。


私は保険の専門家ではありません。

しかし、保険の専門家を何人も知っています。

ピッタリの方をご紹介することができると思いますよ。


保険の内容、把握していますか?


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「こんなに大変なら財産が少ない方がよかった。」

2017年10月30日 | 相続税
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「川下さんは固い職業だから、こういう冗談は通じないよね。」と言われることがあります。

しかし私からすると「面白くない冗談だから、どうすればいいか分からなかっただけ。」ということが8割です。

「冗談を言うなら面白い冗談にしてください」とも言えず、苦笑いするだけでございます。(^^;)




さて、昨日はロータリーの地区大会で、「心ゆたかに生きる」の演題で林覚乗氏の講演がありました。

「夫婦は、自分が相手を選んだと思うからいけない。」

「相手も選んでいる。選んでもらえたという気持ちが大事だ。」

という話がありました。


相続の現場でも同じようなことがあります。

相続税の説明をしたときに「こんなに大変なら財産が少ない方がよかった。」と言う方がいらっしゃいます。

そんなとき私はこう言います。


私「でも、先祖代々、ご先祖様が次の世代に引きつぐために守ってきた財産ですよね。」

私「素晴らしいご先祖様に感謝しないといけないですね。」


するとこういう返事をいただきます。

お客様「はい。本当にそのとおりです。さっきのは冗談ですよ。」

お客様は口では違うことを言いますが、実はみなさん心ではご先祖様に感謝していることがほとんどです。

「心ゆたかに生きている」方がほとんどです。


「こんなに大変なら財産が少ない方がよかった。」

全然、面白くない冗談ですね。


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「ある程度」の知識があれば、ほとんどマスターしたも同然です。

2017年10月26日 | MFクラウド会計
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昨日は「クラウド会計ソフト使い方セミナー」を開催しました。

講師・西尾さんには、私も知らないテクニックを披露していただき、私も勉強になりました。(^^;)

次回は11月11日土曜日です。同じ内容です。まだ席には十分余裕があります。




昨日の参加者には、すでに「MFクラウド」を導入された方もいらっしゃいました。

その方の感想は「これにしてから、すっごい楽になりました!」というものでした。


その一方で、世の中にはユーザー登録したけど、使い方がよく分からずほったらかし、という人も多いです。


なぜ、ほったらかしになるかというと、

1.コンピューターのある程度の知識が不足している。

2.会計のある程度の知識が不足している。

3.会計ソフトの使い方のある程度の知識が不足している。

のどれか、または複合的なものです。


ただ言えるのは、それぞれ「ある程度」でいいということ。


プログラミングができるほどのコンピューター知識はいりません。

税理士になれるほどの会計の知識もいりません。


「ある程度」の知識があれば、ほとんどマスターしたも同然です。


携帯電話をガラケーからスマホに換えたときを思い出してください。

「使いこなせるかなあ。」と思っていませんでしたか?

しかし、今ではLINEなしでは生活できない、というぐらい使いこなしているはずです。


そんな「ある程度」の知識で十分です。


本当に難しい税法の知識が必要なところは、そもそも無理なので、税理士に聞かないといけません。

そこは割り切って考える必要がありますので、ご理解ください。


食わず嫌いをせずに、クラウド会計、ぜひ挑戦してみてください。(^^)

お申込みはこちらからです。


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相続税の「以前」は?

2017年10月25日 | 相続税
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私の住む町は、ここ数年で世帯数が倍以上になり、250世帯を超える町になりました。

2年前に町内会の役員をやっていましたが、こんなことを言っていた人がいました。

「わしが役員をやっていたときはこんなんじゃなかった。以前はもっと一人一人に気を配っていたぞ!」

ちなみに「以前」とは、25世帯ぐらいしかなかった頃です。(^^;)

今は私は役員から外れました。現在の町内会運営がどうなっているかは分かりません。




さて、相続税は「以前」はどうだったか?

上の図は、財務省のHPからです。


バブル期は全てにおいて突出した数字になっています。


そして、もう1つ読み取れることは、「課税件数割合」がバブル期から減る一方だった、ということです。

バブル期からは安定して減っています。

他の数字は、大小があるものの、増えたり減ったりしていますが、「課税件数割合」は減る一方でした。


そこで、平成27年の改正があったものと思われます。

当初、財務省の試算では、「課税件数割合」は6%になる見込みと言われていました。

昭和の終わりから平成の初めまで、ならすと6%ぐらいです。

財務省としては、そこまでの「課税件数割合」に戻したい、という気持ちだったと思われます。


しかし、フタを開けてみると「8%!」。(^_^;)

なんとここ35年間で最高の割合となりました。


おそらく財務省の見込み違いではないかと。(^_^;)

さらには、周知が行き届かず、税務署も把握できずに、無申告になっている人も相当数いるかもしれません。


さて、平成28年はどれぐらいの割合だったのでしょうか。

国税庁の発表は12月と思われます。

8%を超えるようであれば、見直しも検討すべきじゃないかと、個人的には思います。


どうなることやら。


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「正論」とは分かるけども・・・

2017年10月24日 | 消費税
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「言ってることが正しいのは分かりますよ。でもそこまで手間をかけれる時間や余裕はないですよ。」

「確かにそのとおりです。でもそんなにキッチリやったら良くない影響も出てきますよ。」

「正論」とは分かるけども、あえて厳格にしない方がいい、そういうことありますよね。

税法にも厳しすぎるがゆえに、そう言いたくなるものがあります。




例えば消費税法の帳簿の記載要件。

これは、年月日・相手方の氏名・内容・金額を記載しなければなりません。

なので摘要に書いてあるのが「電気料」の場合、これは厳密にはアウトです。

正解は「電気料 北陸電力」と書かなければなりません。

電気料と言えば北陸電力に決まってますよね。

しかし、これは税法上アウトなんです。


例えば、借地権課税。

個人の土地の上に、会社名義の建物を建てて、会社が個人に地代を払いました。

経理上は地代のやりとりだけ。他の手続きは一切していません。

これはアウトです。

会社は借地権をただでもらったとして、受贈益を計上しなければなりません。

2000万円の土地で借地権割合が50%なら、1000万円を利益計上しなければなりません。

(一定の手続きをすれば大丈夫です。ご相談ください。)


どちらも、ついつい、やってしまうことです。

税務署が「正論」を盾に、厳格に言ってきたら、どうすることもできません。

実際には、事情を考慮し、緩やかに指導をしているケースが見られるようです。


「正論」を知っておかないと、とんでもないことになる可能性があります。

しかし「正論」だけでは、生身の人間の気持ちまでは動かせません。

難しいですね。


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