不動産投資のお客様は、大きく2つの種類に分けられます。

2017年09月29日 | 相続税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


iPad Pro と Apple Pencil を購入しました。で、早速、絵を描いてみました。

自分の描いた絵なので版権の心配はいりませんが、

そういう問題ではないレベルの絵であることは自分でも承知しています。




さて、不動産投資について。

弊事務所には不動産投資をしているお客様が何人かいらっしゃいます。

そんなお客様ですが、大きく2つの種類に分けられます。


1つは地主型、もう1つは投資家型です。


地主型は、兼業農家さんなどで、すでに土地を持っている方です。

持っている土地にアパートなどの物件を建てます。

目的は、アパートなどの家賃収入、相続税対策です。


投資家型は、純粋に投資目的です。

地主型が建物だけを建てるのに対し、投資家型は土地・建物をセットで購入します。

目的は、アパートなどの家賃収入、そして安く購入して高く売却する値上がり目的です。


1番の違いは、利回りに対する考え方です。

地主型は、すでに土地があり、土地購入のための借入をしなくていいんです。

そのため、借入返済が少なく済み、収益率が多少よくなくても利回りは確保されます。


投資型は、土地も含めて借入をしなくてはなりません。

収益率がよくない物件を購入すると、返済が大きな負担となります。

したがって、収益率が相当いいものでないと、利回りが確保できず、投資対象にはなりません。


そういった事情もあり、投資家型の方はと不動産投資には非常にシビアな目を持っています。

地主型は、相続税対策という目的もあるので、そこまで利回りにはシビアではありません。


同じ不動産投資ですが、目的の違いがあります。


かわした税理士事務所のホームページはこちらからです。
http://kawashita44.webcluster.jp/

「姉が半分、私が半分、相続しました。だって法律でそう決まってるんですよね。」

2017年09月28日 | 相続税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


動物園の前での留学生と妻との会話、「大きい蜘蛛がいるねえ。それにしても今日は雲一つない天気だね。」

これを聞いた留学生は「???、クモがいる?クモがない????」

ああ、なるほど。妻が一生懸命に説明していましたが、私は聞かなかったフリをしていました。(^^;)




さて、先日の相談の一コマ。

「姉が半分、私が半分、相続しました。だって法律でそう決まってるんですよね。」

・・・ほぼ合っていますが、かなり違っています。


相続の遺産分割の大前提は「話し合い」です。

「話し合い」でまとまらず、もめてもめて、裁判所までいってしまうと「法定相続分」になってしまうんです。

「法定相続分」とは兄弟姉妹であれば均等で、前述の例であれば姉半分・妹半分です。


あくまで、半分・半分は話し合いがまとまらなかったときの話です。

話合いさえまとまれば、半分・半分は全く関係ありません。


話合いで決着がつけば、10:0でもOKですし、7:3でもOK、もちろん半分:半分でもOKです。


「私が親の介護などの世話をしてたので、半分以上もらえばよかった。もういいんですけどね。」


何をもって半分なのかについては、特別受益や寄与分などいろんな考え方があります。

でも、それはさておき、まずは「話し合い」です。


「話し合い」では結論が出ない、ということが分かっているので、

最初から「法定相続分」というケースもあるようです。

それはケースバイケースです。


法律の大前提は「話し合い」だということは覚えておいて下さい。


かわした税理士事務所のホームページはこちらからです。
http://kawashita44.webcluster.jp/

「相続税額を払いたくない。税額ゼロにできませんか?」(^_^;)

2017年09月27日 | 相続税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


鍼灸整骨院で肩こりの治療をしてもらった日は、ビール350が1本でヘロヘロになります。

血のめぐりがよくなって、アルコールのまわりが早いからでしょうか。

なので、飲み会のある日は鍼灸整骨院には行かないようにしています。




さて、ときどきかなりの財産を持っている方からこんな相談を受けます。

「相続税額を払いたくない。税額ゼロにできませんか?」

(^_^;)


できません。(^_^;)

方法があるとすれば、

1.無駄使いしてどんどん財産を食い潰す。

2.無茶な不動産投資をして、どんどん借金を増やす。

どちらも次の世代に大きな負の財産を遺すことになりますが。


私は節税方法を相談されれば一緒に考えさせていただきます。

しかし、魔法使いではありません。

税額ゼロは無理です。


必要なことは、「相続税納税という壁を乗り越えること」です。

「税額ゼロにすること」ではありません。


現状の試算で、相続税額が2000万円かかるのであれば、

それをどう乗り越えるのかが、必要です。


例えば、節税ではどこまで節税できるのか?

2000万円のところ、節税で1700万円までなら減らせそうだ、となったとします。

では、どうしても納めないといけない1700万円はどう工面するのか?

生命保険をかけておこうか?

金融機関は貸してくれるのか?

現状持っている土地のどれかを売却しないといけないのか?

考えなければなりません。


そして、その対策方法を決めるのです。


税額ゼロを求めるのは非現実的です。

重要なことは「納税の道筋を固めて、心を決める」ことです。

そうすれば、次の世代の人は、こう思うはずです。


「親父の準備のおかげで、スムーズに相続税を乗り切ることができた。よかった。」


かわした税理士事務所のホームページはこちらからです。
http://kawashita44.webcluster.jp/

「すべての資料を廃棄した」

2017年09月26日 | 所得税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


先週の日曜日は、いしかわ動物園に行ってきました。

さて、下の写真はカメレオンの赤ちゃんです。

どこにいるか分かりますか?




さて、いよいよ衆議院解散が発表されましたね。

森友・加計疑惑隠しとも言われていますが、それについてどう考えるかはコメントを控えさせていただきます。


そんな中でも言えるのは、森友問題では「なぜあの土地をあんなに格安で売ったのか?」が最大の問題だと思います。

そのときの一番の当事者である理財局長で「すべての資料を廃棄した」などと繰り返したのが佐川宣寿氏。

なんとその方が現在の国税庁長官です。(^_^;)


この方が国税庁長官の間は税務調査のときに「すべての資料を廃棄した」と言っても、

大目に見てもらえるんじゃないか、という噂があるとか、ないとか。(^_^;)


だからと言って、領収書は全部捨てていいわけではありません。

あの問題は別として、私たちの日々の帳簿管理はしっかりする必要があります。

あれは「よくない見本」だと思って、自らを律する心はキチンと持ちたいですね。


かわした税理士事務所のホームページはこちらからです。
http://kawashita-cloud.webcluster.jp/

製造業では2%のコストダウンをするために、どれだけ血と汗が流されるでしょうか。

2017年09月25日 | 消費税
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


昨日は内灘のビーチに留学生を連れて行きました。

楽しく過ごしましたが、帰りに車が砂浜にハマってしまい立往生になりました。(>_<)

知らない通りすがりのパジェロのおじさんに助けてもらい、何とか脱出できました。

本当にありがとうございました。m(_ _)m

インドア派の私ですが、今回の件でまたアウトドアから遠ざかりそうです。(>_<)




さて、今日衆議院が解散になるようですね。

また選挙で賑やかになりそうです。


今回の選挙の争点の一つが消費税の使途とのこと。

・・・ということは、2019年10月の消費税増税はもう確定ということですね。

延期が繰り返された消費税ですが、ついに次回は逃れられそうにないようです。


「消費税増税分、値引してよ。」

というのは法律違反なのは、皆さんもうご存知かと思います。


現実はというと、実際はありますよね。

法律だから・・と、断りにくいのも現実です。


しかし、価格を据え置きにすると、108÷110=約98%!!

実質2%の値引になります。


製造業では2%のコストダウンをするために、どれだけ血と汗が流されるでしょうか。

取扱量の多い小売業・卸売業だと、2%分の利益を稼ぐのに、どれだけの販売量が必要でしょうか?

それを考えると2%がいかに大きいかが分かると思います。


10%への増税のタイミングのときには、必ず価格変更が必要です。

法律でしっかり認められたことです。

価格据え置きを決断したそのタイミングで、多くの利益を失います。

ひょっとしたら回復不可能になるかもしれません。


現実の交渉には苦労するかもしれませんが、

事業を守るために、従業員を守るために、家族を守るために、

しっかりとした気持ちで交渉に臨んでください。


かわした税理士事務所のホームページはこちらからです。
http://kawashita-cloud.webcluster.jp/