右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

やっぱり気になる免疫療法

2012-09-25 16:31:20 | がんのこと
先日聴講した市民公開講座の中で、
免疫治療ことを力説されていた先生の先生である方が、
日本癌学会の長興又朗賞を受賞したという記事が、
新聞に掲載されていた。

「健康な体でも一日5千個のがん細胞が生まれる。
だが、リンパ球など免疫に関連する細胞が、
これを異物と判断し皆殺しにする。
免疫の力はとても大きい」【北海道新聞抜粋】

毎日、リンパ球VSがん細胞の対戦がなされ、
本来ならば、5000勝0敗の結果が、
何十年もの間のうち、
その対戦をかいくぐった、
がん細胞が生き残った場合
増殖を続ける。

それならば、患者自身の免疫力、
がん細胞をやっつけるリンパ球であるキラーT細胞(CTL)を、
活性化させるために、元凶であるがん細胞の中にある成分、
ペプチドといわれるものを、
ワクチンとして投与しようというのが、
免疫療法らしい、というのが
ちょっとずつ、わかってきた。

前のブログにも書いたが、まだまだ臨床試験段階で、
いろんな研究機関で行われているものの、
まだまだ、時間は必要のようだ。

近い将来と先生方は言うけど、どのくらいの
スパンで話をしているのか。

20XX年秋
『A子ちゃん、調子どう?』
『大丈夫、ちょっと腫瘍マーカーあがっちゃったけどサ、
 ワクチン打ったら、標準値に戻ったよ~
 今度は、予防で打っておくことにしたんだぁ』
『私も、そうしよっかなぁ・・・』
  
なんて、会話が日常で聞けるといいなぁ


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やりかけの針仕事

2012-09-24 14:32:16 | Handcraft
すっかり忘れてたわぁ~~

いろんなことに手を出し過ぎて、
自分でばたばたの生活を
作り出していた私

ここ数年来の私のやっていたのは、
パッチワーク・キルト。
根つめてやっていたので、
左の肩こりはこのせいを決め付けていたんだわぁ~
本来なら、右のほうがこって当たり前なのに、
思い込みにもほどがある

とはいえ、今の病院で
『手術の前に、化学療法をWEEKLYで12クール』と主治医に言われ、
それならば、やりかけの針仕事を
その間、ちゃちゃっとやっつけてしまおうと
えっちらおっちら、持ってきていたのだ。

ここにきて、
指先ジンジンでそのうちできなくなるかもって、
慌てて、引っ張り出してきたキルト。



どこまで、できるかわかんないけど
好きなことだから、
気持ちをおだやかに
やろうっと
うまくすれば、白血球も増えるかもね

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彼岸花の花言葉

2012-09-24 13:11:07 | 日記
副作用があんまり感じられなかったのが、
化学療法が今週、やっと折り返し地点になってきて、
爪の甘皮もなくなってきたし、
寝ていると指先のジンジンも強くなってきているし、
腕には赤い点々でてきてるし、ETC.
じわっときたなぁって考えていたら、
メール受信の音が・・・

いけばなをきっかけに知り合った、
なでしこみたいな感じの優しい女性からのメール。
話をしてみると同じ年で、
すっかり仲良しになって、
定年になったら、もう一人の同じ年の人と三人で、
旅行しようねって約束していたんだけど・・・

その九州在住の彼女が写真を添付してくれていた。




【彼岸花】【曼珠沙華】【ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)】
お彼岸に咲く花から、その名が来ていて、
あまりいい印象ではなかったんだけど、
ネットで見ると、良い意味も悪い意味も
いろいろ。

*「赤い花・天上の花」の意味で
 おめでたい兆しとされています。

*曼珠沙華(マンジュシャゲ)は梵語(ぼんご)からで,
白くやわらかい、
見た人を悪から離れさせる力がある天界の花とのこと。

*はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることも

*花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」。
「悲しい思い出]「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。

北海道でその群生を見たことがなかった私は、
初めて東海地方で、
田んぼの周りに植えられた彼岸花を見たとき、
緑の中に、赤々と咲く彼岸花にえらく感動しちゃって、
車を止めてもらって、
一緒に出かけた人たちに
あきれかえらながらも、
ごっそり切り取ってうちに持ち帰ったことがあった。
そしたら、においが強いのと、
実は毒性があるとびびって、
すぐ捨てちゃったんだ。
軽薄な行動。

彼女の写真にこめられている
「また会う日を楽しみに」という良いメッセージを励みに、
前向きに往きますかっ


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市民公開講座を聴講して

2012-09-23 22:16:15 | がんのこと
札幌大通りでは【オータム・フェスタ】なんて
秋の収穫を思う存分楽しめるイベントが行われて、
たくさんの人であふれてた中・・・

その近くで開催されていた市民公開講座
【がん先端研究とがん治療の現在・未来】を聴講

日本癌学会の71回日本癌学会学術総会が
前日まで開催されていたようで、
そのうちの3人の先生方がそれぞれのテーマで講演。

1. からだに優しい癌の手術-内視鏡外科の進歩
2.がん細胞を標的にする
3.期待されるがん免疫治療の現在と未来

内視鏡による手術は、どうも自分には縁遠いなぁと思いながら聞いていると
すっかり、眠気が襲ってきて、スエスタ時間となってしまった。

【がん細胞を標的にする】は、すでに自分自身も化学療法として
受けている分子標的療法ことだから、すんなり頭に入ってくる。
でも、いずれ薬剤に対する耐性が生じ、繰り返し使用すると効果が落ちるが、
毎年毎年、新薬が開発されているので、使える薬は出てきますって、
大体、話が終わるんだけど
この話を聞くと、いつもいたちごっこって感じがして、
どんだけ、がん細胞ってたちが悪いんだか。

もともとは、がん細胞というのは、
自分が持っている正常細胞の中で、
勝手にどんどん細胞分裂が進んじゃって、
いつの間にか、悪いやつを退治してくれるリンパ球よりも
増えちゃってどうにもこうにも
太刀打ちができなくなる。
怖いことを言えば、
5cmのがん細胞の数で10兆
これに対して、正義の味方のリンパ球は100億だそうで。

で、最後の内容が【免疫治療】
第4の治療法と呼ばれる。
『自分の免疫の力でがん細胞に対応(拒絶)できるのか?』
『できるんです!』というお話。

この講演をされた先生のグループは、
消化器系のがんの進行を食い止めるワクチンを研究開発し、
実用化に向けた臨床試験を8月末から実施。

どうも、私の乏しい頭脳では免疫のことを理解できるものでもなく
ただ、
リンパ球のうち、Tリンパ球(キラーT細胞)が
がん細胞内部の目印(ペプチド)を見つけて、がん細胞を攻撃して、
やっつけてくれるらしい。で、そのペプチドをワクチンとしてを投与して、
Tリンパ球を増やして、がん細胞を攻撃ということらしいのだが。

きっと、いろんなことをクリアしなければ
標準治療として確立されないのだろうし、
ワクチンが自分のがん細胞にBingoならいいけど、
そうじゃない場合は?


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術前化学療法5回目

2012-09-20 21:08:04 | 抗がん剤治療

連日、北海道でも9日間真夏日が続き、みんな息も絶え絶え状態。
こちらの人は、暑さに弱いのだ(という私もなんだけどサ)
今日は、めっきり涼しくなって、とても過ごしやすい。
が、ウィッグではまだ暑そうだったので、またまた、バンダナ+帽子で。

今日は、化学療法の前の血液検査はなく、
11時から12時のアバウトな診察時間にあわせて乳腺外科へ。
ウフフ、白血球の数値気にしなくていいんだもんね。
体調も変わっていないし、平熱だし。

待合室に行くと、 『あれれ~~ いっぱいだわ』とがっくり。
すると、前に座っていた患者さんに、看護士さんが
『時間かかってごめんなさいね、
まだ9時台の患者さんを診てるところなの』
『いいえいいんですよ、
診てもらうために来たんですから、  
時間は気にしていませんのよ』と、品のいいご婦人。

時計を見ると、11時10分前・・・ 一時間待ちかぁ
(体温を上げて健康になる!)って本を読み始める。
ここ2-3年体温が低くって驚いたことがあって、
買ってはいたものの、時間がなくって本棚に置きっぱなしだった。
体温が一度下がると、免疫が30%も低下して、
血液がどろどろになって、
【35度になるとがん細胞が最も増殖する】
という恐ろしい一文。

買ったときは、がんがあるとも思っていなかったのだけど、
たぶん平熱は35度台だったと思う。
今は、ちょっと微熱って感じがして、
6度台に戻っている。

12時過ぎても、主治医のアナウンスは頻繁にあるが、
前から待っている人が、まだまだいるので、
呼ばれる雰囲気はない。

優しいお姉さん風の治験コーディネータの方が、
『調子どうですか?』
『特に、変わったところがないんです、今のところ』
『今日は、先生が何かすることは特別にないので、  
本当はすぐ治療に入れるといいのだけど・・・  
何番目くらいか、見てきますね』

やさしい~~

『次の次ですよ、来週も血液検査はなくって、
治療を受けるようになってますよねぇ?』
『覚えてなくって、すんません~』
『確かそう、休まずに続けたいって言ってたから、  
10月の第一週に来た時、そこで白血球の数値を診ます』
『ところで、白血球を増やす注射ってあるんですよね?  
打ってもらえないのですかぁ?』すがるような眼・・・
『あるのだけど、熱が上がるとか、  
好中球がかなり低い場合じゃないと打てないんです』
『Katyさんの場合、まだそこまでいっていないし、  
何とか注射を打たないでいけるといいんですけど』 
『そうですかぁ~、
何にもできないけど、がんばりますっ!』と調子いい私。

そのうち主治医の呼ばれて入るも、
『どうですか、調子は?』
『特に変わりなく・・・』
『今日は、治療受けられますよ』って、
知ってるしぃぃぃ??

昼も食べずor、このまま午後からの患者さんの診察が続くのか?
過酷だなぁ



その後治療センターでパクリタキセルとハーセプチンを打って帰ろうとしたら、
ちょうど入れ違いできていたおばあさんご一家がまだ待っていた。
今日は、初診の人が多かったみたい。3時間待ち・・・

涼しくなると、診てもらおうとか思うのかしらん

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