右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

早、一年。

2013-07-07 19:09:59 | 日記
もんもんとしていた去年の今頃。
胸に違和感を感じていて、
左胸がやけにかたくなっていてね。
なかなか行けなかったなぁ…病院。

電車の中から、乳腺外科のクリニックの看板を見て、
やっと意を決して、
診察を受けに出かけたのが去年の七夕、7月7日。
そして、一週間後には
『悪い結果です』とがん告知を受けた。
気持ちの上では覚悟していたつもりだったけど、
かなりの衝撃だったよな。
頭の中が真っ白になって…
待合室に私一人だけだったので
ソファにごろんと横になっていたら、
先生があわてて飛んできてくれたっけ。
その後、留守電にメッセージ入れてくれたり、
今の主治医に連絡を取ってくれたりした先生だったのに
そのまんま、連絡もせずの患者だワ。

がん治療⇒手術と思っていた私は、
即手術ができないという話を聞いて、
『ええ~、だめなのか』って思ってしまっていた節があった。
よ~く、先生の話を聞いたら
がんを小さくしてから、手術をというやり方もあると。

あのとき、
乳がんがどんな病気で、
どんな治療法があるのか?
まったく、わからなかったから、
本当に不安で右往左往していた。

その時分の仕事や生活環境が
ぷつんと寸断されるのも怖かったし、
仕事仲間や友人に打ち明けるのも気が引けていた
どうなるのか、まったく先が見えなかった。
会社では気丈に明るく元気(?)にふるまっていたけど、
家に戻ると心ここにあらず状態だったなぁ~

その後、地元に戻って
友人にも連絡せず、黙々と通院していた中で
ブログの中で気持ちを打ち明けることで、
それに応えてくれる人がいて、
同調してくれたり、励ましてもらって・・・心強かった。
患者会に出かける気持ちになり、
そこで、がん経験者の方達と知り合って、
不安を和らげてもらった。

【同病相憐れむ】という言葉は、
以前はネガティブなイメージを持っていたけれど、
病気のみならず、同じような境遇にあるひとは
どこかで理解しあえる、思いを共有できるということを、
知った。
同じ境遇の人たちと接し、
話を聞いたり話をすることができて、
ずいぶん気持ちが楽になった。
感謝し尽くしても、到底足りない。


がんにならないに越したことはないけど、
がん患者となってしまった今、
今まで当たり前だと思っていたことや
普通でいることがいかに恵まれていることか、
いろいろ気づかされることが
多い一年だった。

去年のアタシに『大丈夫!よしよし』って
言ってあげることができたらね
そして、ひょっとしてそんなときを過ごしている誰かがいたら、
その人にも

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