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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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新日フィル第459回定期演奏会

2010-03-14 05:03:26 | 音楽
13日(土)、比較的暖かな一日。スプリングコートを着て錦糸町へ出かけた。新日
フィル定期トリフォニー第2日である。錦糸町ドトールのアメリカンとスイートポテト
で一服。1時40分に会場に入る。地味なプログラムのせいか、すみだトリフォニー
の1階はそれほど混んでいなかった。

(プログラム)
1.アイネム ブルックナー・ディアローグ(1971)日本初演
2.ブルックナー 交響曲第9番

指揮;ヴォルフ=ディーター・ハウシルト
コンサート・マスター;西江辰郎

1.アイネム ブルックナー・ディアローグ(1971)日本初演
 1971年作品という意味では現代曲だが、聴いただけではいつ頃の作品か分から
 ない。弦楽器のトレモロの上に鳴る金管というといかにもブルックナーもどきだが、
 イディオムはブルックナーでも音楽はちょっと違う。「ブルックナーとの対話」とは意 
 味深なタイトルであった。

2.ブルックナー 交響曲第9番
 ブルックナーの「9番」、第3楽章までで未完となった作品である。ブルックナーの交
 響曲の特徴である、pp による開始、基本的にはインテンポでアッチェレランドはな
 く、ガーッと盛り上がるものはない。大自然を思わせる、巨大な peace of mind の、
 悠久の曲である。ソナタ形式といっても第2主題がどれなのか?どこにいるのか分
 からなくなるときもある。(音楽よ、ソナタはいずこに?)

 ハウシルトはドイツ人らしく、ゆっくりした中にも、イチト~ニ~ト~とキッチリしたリ
 ズムを刻んだ。しかし、ブルックナーは神経質になってはいけない。新日フィルご自
 慢の8つのホルン(途中から4つはワーグナー・チューバに。)は出だしから最後ま
 で好調。第2楽章など時々現れるオーボエも素敵だった。

 演奏が終わるとしばしの静寂の後、拍手とともにブラボーがひと声。その後に大き
 な拍手が起こった。真っ先に立たされたのは、案の定、8つのホルンだった。オーケ
 ストラもハウシルトに大拍手。
 
 やはりブルックナーとビールは生に限る。

 第1楽章 26分
 第2楽章 11分
 第3楽章 25分







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