人生ブンダバー

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10/18 マケラ/オスロ・フィル  シベリウス(長文)

2023-10-23 05:00:00 | 音楽

10月18日(水)、私にとっては、この秋のビッグ・イベントの一
つ--クラウス・マケラ/オスロ・フィルを聴く(於東京芸術劇
場)。--数日前から十分体調も整えて。

K.マケラは27歳。当オスロ・フィルをはじめ、パリ管、ロイヤル・
コンセルトヘボウに地位を得ている。
「破竹の勢い」といっていいかもしれない。

(午後)6時半にホール入り。多くの人が入場中。女性や若い人
(保護者に連れられて)も多い。、

この日は、日本ツアーの初日だ。

勝手に「第5」→「第2」の順で演奏するのではと思っていたが、
演奏は「第2」、「第5」の作曲順だ。

ご参考)シベリウスについて→こちら


<シベリウス・プログラム>
1.交響曲第2番 ニ長調 op.43
--休憩--
2.交響曲第5番 変ホ長調 op.82
指揮:クラウス・マケラ
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

(午後)6時50分、ステージではティンパニとコントラバス2が
おさらい中。
55分、指揮者用スコアが運ばれてくる。ステージの3人もいった
ん引っ込む。

7時、最後のアナウンス。会場はほぼ満席だ。「おしゃべり」も
少なく、徐々に会場の緊張も高まる。

余談だが、隣の席のご婦人(赤の他人)はいっさいプログラムを読まず。
私の席は2階通路寄り。


4分過ぎにオケが入場。多くの拍手で迎えられる。
最後にコンサートミストレスが登場(大拍手。エリーゼ・ボトネ
ス氏?)。

段取りどおり、チューニング後、ややあって、お待ちかね、K.マ
ケラの登場に会場が盛り上がる。
初めて見るマケラは長身、180cm以上あるのではないかしらん。

この日の弦楽五部は、16-14-10-12-8。

1.交響曲第2番 ニ長調 op.43 ( )内は概算演奏時間
(1)「柔らかい弦」、わずかに大きなアゴーギクとデュナーミクに
いきなり惹きつけられる。熱の入った演奏だ。オーボエが盛んに
揺れる。(10分)

(2)ティンパニ開始に続く、チェロのピッチカートからファゴット
の音色がたまらない(楽章の中間、pで大きくゴホンと咳をする人あり)
引き続き、弦が熱演。シベリウスの「大きな音楽」がすばらしい。
(14分20秒)

(3)ここでも弦による、荒々しい出だしに圧倒される。fとpの
「対比」が見事だ。4楽章へ続く。
(4)コンミスが大きく身体を動かす「第1主題」に集中のあまり、
涙が出そうになる。
後半のクレッシェンドからfへの大きな盛り上がりでは、マケラ
はほとんど仁王立ち。クライマックスの全奏では力を出し切る熱
演に心から感動。(3-4:19分45秒)

カーテンコールでは金管群、木管群、ティンパニと立たせる。

会場興奮の大拍手に、こちらも拍手をしながら、そのこと自体
に感動で泣きそうだった。
いや~、すばらしい。

--休憩--

休憩から席に戻ると、ステージでは団員が思い思いに練習中。開
始1分前に下手と上手で(全員そろっているか?)念のためチェッ
クする人あり。

2.交響曲第5番 変ホ長調 op.82
(1)ホルンと木管による出だしはシベリウスらしいといっていいの
かしらん。ぴったり決まっている(ここで気付いたが、フルート首席は
日本人かしらん。--後から調べたら中国系の男性のようだ)。
マケラは、ほとんど楽譜を見ずに振っていく。時にヴァイオリン
にグッと身を乗り出す。弦が熱い。大きな音楽だ。チェロのTop
は二人とも女性。コンミスに合わせ、ヴァイオリンは必死にボウ
イング。最後は大いに盛り上がる。(14分30秒)

(2)ピッチカート楽章といってもいい?繰り返しになるが、弦の熱
演がすばらしい。いかにもLIVEだ!(9分10秒)

(3)すぐにティンパニの弱音。ホルンによる主題が印象的だ。コン
トラバスは弓で弦を叩く。マケラはここという時にヴァイオリン
パートに近づく。終盤は全員参加でcodaへ。
最後の6つの和音(休符が長い)もビタッと決まる。--最後の
休符後にドッと拍手とブラボーが来た。(10分)

カーテンコールでホルンと金管を立たせる。拍手が続く中、数人
が後列に入場してきた(アンコールがありそうだ)

K.マケラ「Thank You!ペラペラ」。
『レンミンカイネンの帰郷』
タンバリンも入って速いテンポ。
パーカッションは休みも多く、楽譜に集中。
最後はみんなで全力疾走。
(6分)


マケラ27歳。10年後、20年後はどんな指揮者になるのだろうか。
現時点、マケラ恐るべし。

帰路、東条氏のお姿をお見かけする。一行も読んでいないが、ど
んな評論を書かれる(た)のかしらん。

マケラと北欧のオケによるシベリウス--すばらしかった。
フライングの拍手もなく、これまたすばらしい。


24日に同じプログラムあり(サントリーH)。もう一回聴いても
いい価値がありそうだ(笑)。


この1、2年はマーラー全集に凝っていたが、シベリウスにも大い
に耳を傾けたくなった。



18:22 池袋西口


18:24 東京芸術劇場


18:25


18:28


18:29


18:29 女子高生?


18:30


18:33 CD販売中


18:46 まもなく開演


19:57 休憩中 赤ワイン600円


20:05 休憩中にCDを求める人々 第1ステージの演奏を聴いて


20:08 これより後半


20:48 カーテンコール


20:49


20:57 アンコールを終え、マケラは最敬礼。ステージマナーもすばらしい。


20:58


21:01 ステージ下へ押し寄せる。マケラは再び最敬礼。


21:01


21:06 片方規制


21:07


21:08


21:11


21:17 池袋


21:33


21:37


22:11 あざみ野に戻る。


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10/22(日)、ZOZOチャンピオンシップ。
日系人C.モリカワが優勝。優勝賞金US$153万(約2.3億円)!
ゴルフは、やはりアプローチとパットですね~。


・女子プロゴルフではイ・ボミが涙の引退。お疲れ様。
・サッカー:町田がJ1昇格。おめでとさん。


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