人生ブンダバー

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6/26 新日本フィル第634回定期 髙木竜馬登場

2021-06-29 05:00:00 | 音楽

6月26日(土)曇り、久々に土日連チャンの音楽会。
第1日は、新日本フィル第634回定期(於すみだトリフォニーホー
ル)。

錦糸町は、この一年、訪れた中で最も大きな人出かしらん。客席
も今年最高の入りかもしれない。

<プログラム>
1.グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」op.40
2.グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16*
 --休憩--
3.シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39
指揮:尾高忠明
ピアノ:髙木竜馬*
コンサートマスター:西江辰郎

尾高さんは、このところ外国人指揮者のピンチヒッター(指名代
打?)で大活躍。

以下、いつもながらつたないコメントを

グリーグとシベリウスはどちらが古いか?ちょっと考えてしまう
が、グリーグは1843年生まれでチャイコフスキー(1840年生)と
ほぼ同時代。対して、シベリウスは1865年生まれだ。

聴衆は久々に結構入っている。
この日は、1階客席ステージに向かって左手にテレビ・カメラが
入っていた。

14時ちょうどにオケ(弦楽五部)が入場。パチパチが徐々に大き
くなる。コンマス西江さん登場に大きな拍手。

尾高さんはいつもどおり肩の力を抜いた登場。指揮棒はすべてな
し。

1.グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」op.40
10型の弦楽五部(~コントラバス3)。
速さは次のとおり、「急」と「緩」の交互。
(1)Allegro 推進力ある、いい音楽。不協和音はいっさいない。
(2)Andante ゆっくり静かに流れる。
(3)Aregretto 上々のアンサンブル。宮廷風音楽?
(4)Andante ゆっくり抒情的に歌う。チェロが効いている。この
 楽章だけ取り出して繰返し聴いてみたたくなる。
(5)Alegro バッハの響きも。
尾高さんはカーテンコールでオケに一礼、そして客席に一礼して
下がる。
(演奏時間:20分40秒)

2.グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16*
通常どおり、急ー緩ー急の3楽章。弦は12型(~コントラバス4)。
(1)Allegro 髙木さんのタッチにしびれる。
これは上手い。ホルン
の吉永さんは久しぶり?
(2)Adagio 弦楽アンサンブルがすばらしい。ホルンに導かれるピ
アノが魅力的だ。尾高さんは左右に動かず、きっちり拍を刻む。
(3)Allegro 文字どおりピアノとオケの協奏。髙木さんは時々腰を
浮かせての熱演。最後は大いに盛り上がる。(計32分25秒)

カーテンコールを繰り返し、アンコールへ。
曲は、グリーグの抒情小曲集より「ノットゥルノ」(26日のみ?)。
ppが美しい。

髙木さんは今年29歳。大変な人だ。
(参考)公式HP→こちら

 --休憩--

3.シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39
○シベリウスの生まれた19世紀はどんな作曲家がいたか?
ブルックナー:1824-1896
ブラームス:1833-1897
サン=サーンス:1835-1921
チャイコフスキー:1840-1893
マーラー:1860-1991
R..シュトラウス:1864-1949
シベリウス:1865-1957

○では、シベリウスの交響曲第1番が生まれた1890年代は、どんな
交響曲が生まれていたか?--19世紀後半は、ザックリ言えば後
期ロマン派の世界
1893:チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」
1893:ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」
1896:マーラー交響曲第3番
1896:ブルックナー交響曲第9番
1899:シベリウス交響曲第1番

私は生で聴くのは初めての曲だ。知っている人はかなりの「通」
かもしれない。

(1)Andante~Allegro 弦は14型(~コントラバス6)クラリネッ
トの序奏から、激情的な第1主題(シベリウスってこんなに激情
的だったのかしらん。すばらしい!)から抒情的な第2主題へ。

時に不協和音が響く、「盛り上げ」が上手い。尾高さんの左手が
小刻みに動く(お好きな曲かしらん)。静寂が訪れる所にハープ
あり。(10分50秒)

(2)Andante ホルンと弦、静かな出だしのAndanteの世界。木管
の使い方が上手い。長谷川さんのチェロ・ソロが入る。途中の山
から静かに下りる。(9分20秒)

(3)Allegro~Lento~Allegro ピチカートによるお囃子風音楽~牧
歌的なホルン&フルート。(5分30秒)

(4)Andante~Allegro 第1楽章冒頭のクラリネットの旋律が弦合
奏による序奏となる。木管の第1主題、弦の第2主題。美しく、大
きな演奏だ。

中間は、トライアングルが入ったお祭りにシンバルが大きく爆発。
チェロの長谷川さんが食いつきそうに譜面を見る。山を越えると、
感動的な静かな海に出る。

最後は金管も入り、興奮する、大きなクライマックス。弦のピッ
ツィカートで突然終わった。(12分35秒)

フライングの拍手もなく、会場から大きな拍手。拍手が続く中、
尾高さんは、クラリネット(仲舘さん)、コンマス(西江さん)、
チェロ(長谷川さん)。フルート(野津さん)、オーボエ(岡さ
ん)・・・・・・と次々と立たせ、最後は全員を立たせ退場。

最後はオケの拍手の中、再登場。オケにお辞儀し、客席に礼をし
てお開きとなった。

「シベ1」は初めてだったが、ヤミツキになりそうだ(とくに第
1楽章)。















11:52


11:58 曇り 雨は大丈夫かな~。


12:01 ハナハナの跡。何になるかしらん。


12:10 あざみ野 各停でゆっくりと。


13:19


13:26 ヒイキのくず餅を買う。


13:30 錦糸町駅前の人出。


13:30


13:33


13:34 東京スカイツリー


13:36


13:36


13:37 自分で好きなのをピックアップ。


13:38


13:44 「予習室」でプログラムを読む。


13:52


15:10 休憩中


15:11 喫茶コーナーは休みなので自前で


15:22 CD等販売コーナーもお休み


16:13 お開き 案内に従って分散で退場


16:15 着物の女性も


16:17


16:24


16:31 31分発急行


17:25 あざみ野着


17:27


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2 コメント

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Unknown (bolicaminando)
2021-07-01 18:35:06
高木竜馬くんの演奏の様子、音が伝わってくるようです。
数人で竜馬くんを勝手に応援しているおばさん軍団です。
いい演奏が聴けて良かったですね!
千葉に来た時は揃って聴きに行ってますが、コロナでしばらく行ってません。
コロナ、早く終息を!
返信する
Unknown (katsura1125)
2021-07-01 18:59:42
bolicaminandoさま、コメントを有難うございます。
勝手連といいますか、熱烈なファンが多そうですね~(笑)。
これからますます活躍されることでしょう。フレーフレー!
返信する

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