10月25日(水)、夫婦で東京国立博物館平成館で開催されている展
覧会「運慶」へ。なぜ今運慶?と思ったら、「興福寺中金堂再建記念」
だという。→こちら。
この日は、ラウンジ懇話会(「秋の句会」)の日だったが、それを失礼
して。小雨模様を幸い、展覧会も案外空いているかもしれないと行っ
てみたら「40分待ち」という掲示が出ている。しかし、実際の待ち時間
は、20分だった。こういうものは実際よりも長い時間を掲示するもの
かもしれない。11月中旬になると大変な長蛇の列になるだろう。
ちなみに、平成館へは、昨年、薬師寺展、黒田清輝展に来ている。
<第1会場>
第1章 運慶を生んだ系譜--康慶から運慶へ
第2章 運慶の彫刻--その独創性
<第2会場>
第3章 運慶風の展開--運慶の息子と周辺の仏師
運慶は、平安時代後期1150年頃に生まれ、鎌倉時代1223年に亡
くなっている。
『詳説日本史B』によれば
彫刻の分野では、奈良の諸寺の復興とともに、奈良仏師の運慶・
湛慶父子や快慶らが、仏像や肖像彫刻をつくり出した。奈良時代
の彫刻の伝統を受け継ぎつつ、新しい時代の精神を生かした力
強い写実性や、豊かな人間味の表れが、彼らの作風の特色であ
る。(p118)
No.4<国宝>大日如来坐像(平安時代1176、奈良・円成寺)は、
運慶最初の作品と考えられるもの。生き生きとしており、すばらしい。
No.11阿弥陀如来坐像および両脇待立像--観音菩薩立像、勢
至菩薩立像(鎌倉時代1189、神奈川・浄楽寺)もすばらしい。どこ
にも力が入らず、すっと立った立像の姿は、クラシック発声の見本
とも言えるようだ(笑)。
No.20<国宝>無著菩薩立像、世親菩薩立像(鎌倉時代1212頃、
奈良・興福寺)も生きている。インドの兄弟僧の肖像彫刻で、像高は
190cm以上だ。
あざみ野クラブのKさんに教えていただいたが、「如来」は悟りを開
いた人であり、「菩薩」はまだ悟りを開いていない修行中の人である。
No.27<国宝>重源上人座像(鎌倉時代、奈良・東大寺)は文字ど
おり写実的で、この種彫刻の傑作と言えるだろう。従来は快慶作と
いう説があったが、現在は運慶作とする説が有力。普段は非公開。
No.28観音菩薩立像、地蔵菩薩立像(鎌倉時代)は、神奈川・満願
寺とあり、家から1kmの満願寺かと思ったら、横須賀の満願寺だっ
た。
展覧会では仏像の後方から見ることができる。どの仏像も背中の線
がすばらしかった。
それにしても、当時、運慶の東西にわたる活躍はすごいですね~。
私たちの見学時間は、1時間20分。
出展目録
家内が近所の書店で見つけた、山本勉監修『運慶×仏像の旅』(JTB
パブリッシング) おすすめ!
<ご参考>来年、1/13(土)~3/11(日)神奈川県立金沢文庫
8:44 曇り~小雨
8:50 ヒガンバナの茎
9:03
9:11 あざみ野
9:59
10:04
10:05
10:11
10:17 パンダ橋より
10:23
10:24
10:24
10:27
10:28
10:31 ユリノキの大木 こんなに大きくなるの?
10:31
10:35 小雨が続く。
10:37 初代館長 町田久成像 と ハナミズキの紅葉
10:37
10:42
10:46
12:16
12:27
12:33
12:38
12:39 ラジオ体操ひろば
12:44 精養軒へ
12:56
12:57
12:58
13:18 東京文化会館音楽史料室へ寄り道
13:19
14:14
14:15 「また伺います」
14:25 銀座線上野
14:33 三越へ
14:47 三越前
15:39 あざみ野着
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