山行（さんこう）記録（２）－写真付き

7月7日（月）七夕にもかかわらず、あいにく朝から雨である。今日は、天神平から
谷川岳トマノ耳を目指す予定だったが、雷鳴も聞こえ、早々に断念する。山行（さ
んこう）記録にはならないかもしれないが、参考（さんこう）までに記す。（－－
ここは笑っていただくところである。）

雨の中、10時過ぎに旅館を出発。水上駅へ出る途中、みなかみ町山岳資料館へ立ち
寄る。谷川岳の歴史が展示されている。戦争がなくなった昭和20年代以降、夏山シ
ーズンともなれば土合駅は人であふれたようだ。群馬県出身の世界的なクライマー
の遺品（！）も展示されていた。平成元（1989）年39歳、マッキンリーで遭難した
山田昇氏の遺品等に見入ってしまった。氏は私と同世代。独身だったようである。
そこには30分ほどいたであろうか、その後は水上駅へ行く途中、この春できた利根
川遊歩道を散策。

（山岳資料館内部）



11時半も近づいたので駅前（食事処ちゃこ）のお店に入る。岩魚（いわな）の塩焼
き定食を食べているうち、外が明るくなってきた。この分では谷川岳ロープウェイ
も動いているやも知れず、電話で確認するとはたして動き始めたところであると。

12:25のバスで谷川岳ロープウェイへ。12:55ロープウェイに乗り、天神平へ10分ほ
どで到着。降りたらロープウェイの社員から「谷川岳へ行かれますか？」と確認さ
れた。小雨ではあったが、リフトで標高1500ｍの天神山山頂へ。冬はスキー場であ
る。

ほどなくさいわい雨もやみ、頂上展望台からは360度の素晴らしい眺望をおがむこ
とができた。これこそまさしくブンダバー！である。谷川岳－－トマノ耳、オキノ
耳も目の前に見える。90度右には朝日岳が堂々としている。さらに90度目を移すと
尾瀬方面至仏山、武尊山なども。

（谷川岳　手前からトマノ耳、オキノ耳）


天候の急変も心配されたため、14：00のバスで水上駅へ下りてきた。予定を早め、
14：55発特急水上4号で帰路に着いた。上野着17:17、上野駅構内は警察官があふれ
ていた。リュックの中身を検（あらた）められるのではないかと思われた。

（水上4号　水上駅にて）