人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

『ピアニストの休日』

2019-06-01 05:00:00 | 音楽

4月23日、宮沢明子(めいこ)さんが脳梗塞のため、アントワープの
病院で亡くなった。78歳。

ご冥福をお祈りします。



『ピアニストの休日』(大和書房)
以前紹介したが、このエッセーはすばらしい。
昭和57(1982)年1月19日購入。


<所蔵CDより>


モーツァルト・ピアノ・ソナタ集 Vol.3
・第8番 イ短調
・第10番 ハ長調
・第11番 イ長調 「トルコ行進曲付き」
ピアノはベーゼンドルファー。
言葉に表現できない「ほどほどの繊細さ」がすばらしい。
ヴォリュームを大きくしても、小さくしても、楽しめる。



「ベートーヴェン・リサイタル」
・ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」
・ロンド ハ長調
・11のあたらしいバガテル集より
・ピアノ・ソナタ第10番 変ホ長調

ディレクター&ミキサーはいずれも菅野沖彦さん。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小田部雄次『皇族』(中公新書) | トップ | 5/26 桑原妙子先生80歳バー... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (katsura1125)
2019-06-02 20:34:07
・・・・・・かわいらしかったですが、「今や」桐朋学園の・・・・・・
でした。
返信する
Unknown (katsura1125)
2019-06-02 20:32:28
kenkoさん、コメント有難うございました。短文にて失礼!
というのは半分冗談です(笑)。

私にはなかなか書けない、おもしろい文章有難うございます。

平成初めごろ、仲道さんはお姫様のようにかわいらしかったですが、桐朋学園の教授&大阪音大特任教授なんですね~。
返信する
Unknown (kenko@Nagoya)
2019-06-02 17:27:12
宮沢明子さん。ご存じと思いますが、明子さんのお兄様、宮沢浩一さんは法学部の刑事法学の教授で、わたしは2年生のとき「犯罪学」の授業を受けました。また、3年生になってからは、宮沢ゼミへ入った、ドイツ語クラスで同級だった友人から、リサイタルのチケットを貰い、明子さんのリサイタルを何度か聴きました。青山タワーホール(今でもあるのかな)でベーゼンドルファーピアノを使っての演奏だったように思います。その所為かどうか、ピアノの音が透明感があるとても美しく、特にドビュッシー、ショパン、モーツァルトは本当に美しい者でした。が、残念なことにそれ以上のものがなく、いささか肩すかしを食ったような思いで帰路についたことも覚えています。ちょうどその頃、明子さんはタワーホールでベーゼンドルファーピアノを弾いてのレコード録音を盛んに行っていたので、モーツァルトのピアノソナタ全集を始め、いくつかのレコードを買い求めましたが、聴いた印象はリサイタルのときと大差なく、やや失望でした。また、批評家の評価も必ずしも高いとは言えなかったように覚えていますが、これは、宮沢明子を世に送り出したのが、レコード録音技師の菅野沖彦さんだったり、音楽評論家の宇野功芳さんだったり、また、映画評論の荻昌弘さんだったりと、当時の「楽壇の大家大御所」ではない人だったため、ちまたの音楽愛好家も色眼鏡で見ていたのではとも思います。さらには、この頃、1970年代は19世紀末から20世紀1920年代に生まれた、大家、大家直前の中堅等の名ピアニストがごろごろしていた時代でもあり、モーツァルトのピアノソナタ全集ひとつとっても、ギーゼキング、リリー・クラウス、イングリット/へブラー、ワルター・クリーン等の大家、中堅がレコード店の棚を賑わしていました。
今、40年余りを経てモーツァルトのソナタやショパンの夜想曲などを聴いてみると、ああ若い、未熟かもしれないが、こんな美しい音でピアノを弾いた人がいたんだ、との思いでいっぱいです。明子さんが40代、50代になって再録音をすればこのピアニストの良さ、別の面が聞こえただろうにとも思いました。
レコードの最後に、モーツァルトのピアノソナタ全集から第8番イ短調K.310を聴いて、思い出に浸りながら冥福を祈りました。
長文失礼。
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事