人生ブンダバー

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現在は、暇に飽かして、日々更新。

小澤征爾/新日本フィル 「テルマエ・ロマエⅡ」 週間フォト日誌

2014-05-12 05:00:00 | 音楽

5月8日(木)、大枚をはたいて予約した新日本フィル特別演奏会を聴き
に行く。
指揮は、十束尚宏と小澤征爾。開演は午後7時。はたして小澤征爾は現
れるのか?

錦糸町のスープストックで夕食後、6時半に会場に着くと、ロビーには、
新日本フィル理事長の宮内さんや音楽監督の久石さんの顔もあった。

当日の席は、1F-25-38、上手寄り、希望の通路側である。私の後ろ
はカラフルなネクタイをした70歳くらいの外国人夫妻。何国人かと思い、
発音を聴いていたが、どうもロシア人ではないかしらん。「Da」と言って
いた。満席のはずだが、私の隣は空いている。仕事で遅れてくるのかし
らん。

<プログラム>
<第1部>指揮;十束尚宏
ハイドン作曲 交響曲第104番 ニ長調 『ロンドン』

<第2部>指揮;小澤征爾
バルトーク 弦楽のためのディヴェルティメント
ベートーヴェン 序曲『レオノーレ』第3番
コンサートマスター;豊嶋泰嗣

以下、つたない感想を。というかレポートかな。
<第1部>指揮;十束尚宏
ハイドン作曲 交響曲第104番 ニ長調 『ロンドン』

第1ステージは、古典派ハイドン最後の交響曲、104番の『ロンドン』
(1795年作曲)である。
第1楽章から第4楽章まですべて長調で書かれている。音楽会の始まり
にふさわしいといえるかしらん。
ちなみにベートーヴェンが交響曲第1番を作曲したのは、1800年で、ハ
イドンの104番より5年後である。
7時ジャストにオーケストラメンバーが入場してきた。珍しく拍手が起きる。
2分後にやや小柄な十束氏が長めの指揮棒を持ち、さっそうと登場した。
暗譜の指揮。演奏は速めのテンポで、キビキビした印象。終了後はフル
ート(白尾彰さん)、オーボエ(古部賢一さん)、クラリネット(重松希巳江
さん)、ファゴット(坪井隆明さん)・・・・・・と立たされていった。十束さんは
再登場後、オーケストラにさあ立ってとジェスチャーするも、なかなか立
たず、拍手が続いた。


<第2部>

休憩中に、指揮台の上に、幅1m、高さ70cmほどの特製のイスが設置
された。小澤征爾78歳、体調によっては、キャンセルがあってもおかしく
ないが、いよいよ小澤征爾が登場するようだ。

7時49分、オーケストラが拍手に迎えられ、入場、その途中から拍手が
大きくなってきた。オーケストラのメンバーと一緒に小澤さんが入ってき
た。小澤さんが中央で正面を向くと、演奏前から大変な拍手となった。
指揮台に上がると会場が静寂に。小澤さんはイスの固定具合を確かめ
る。

1.バルトーク 弦楽のためのディヴェルティメント
 3楽章の弦楽5部合奏。コントラバスは4つ。初めて聴く曲だが、小澤さ
 んはこれをやりたかったのではないかしらん。小澤さんは立ってスター
 ト、腕は肩と腰の高さを上下する指揮ぶり。落ち着いた部分ではイスに
 腰掛け、ここぞという時に立ち上がる。気力に満ちた演奏。

 第1楽章が終わると、小澤さんは指揮台を降り、指揮台に腰掛けた。具
 合が悪いのかと心配になったが、ペットボトルで水分を補給したようだ。
 客席から「ウフフ」という声が出た。この曲は民族風だったり、20世紀現
 代音楽風だったり、おもしろい曲だった。

 終わると「はい、立って」というように手を叩き、ソリスト(首席)を紹介し
 ていった。

2.ベートーヴェン 序曲『レオノーレ』第3番
 空いている席も遅れてきた人で埋まり、文字どおりの満席。すみだトリ
 フォニーの満席は初めて見た。第3ステージはおなじみの曲。聴く前か
 ら興奮する所が分かりそう。コントラバスは6つ。

 8時35分、係の人が指揮者の譜面台に譜面を置きにでてきた。8時37
 分、オケが登場。小澤さんはいない。チューニング中に暗転。8時39分、
 小澤さんが小走りに登場する。

 小澤さんが指揮台に立ち、ティンパニの一撃によって長い序奏が始まる。
 行進曲風の主部に入るといかにも小澤さん風のビビットな音楽が流れて
 きた。グーッと大きくクレッシェンドする所などいかにも小澤節。最後は、
 全身を揺すらせての指揮--「嵐の興奮」となった。小澤さんの音楽はジ
 ワジワ浸み込む音楽ではない。ザッハリッヒでありながら、興奮する音楽
 といえるのかしらん。

終わるとブラボーとともに一気に拍手が来た。最前列の女性は最初からス
タンディング・オベーション。小澤さんは出たり入ったり、オケの首席、一人
ひとりと握手をして回る。正面に戻ってきたら、聴いたこともないような拍手
となった。。1階後方はほとんどが立ち上がっての拍手である。小澤さんは、
昔から、演奏後一度指揮台を降りると二度と指揮台には上がらない。最後
はオケが退場した後に、ひとり登場し、大歓声を受けた。
結局、2曲とも、いつもどおり譜面台の譜面は1ページもめくらなかった。
お元気そうで一安心。





大ホール入口


ぞくぞく入場





6月21日(土)のハーディングは「完売」のようだ。私は1枚持っている(笑)。


座席より


チラシ


プログラム


5月5日(月・祝)
南町田の109シネマズに「テルマエ・ロマエⅡ」を観に行く。ラテン語で「ロ
ーマの浴場」という意味のようだ。
知らなかったが、原作はヤマザキマリの漫画である。バカバカしいおもし
ろさ。場面場面で出てくるオペラ・アリアがすばらしかった!

阿部 寛
上戸 彩
北村一樹
竹内 力
宍戸 開
笹野高史
市村正親


琴欧州
松島トモ子
白木みのる

監督;武内英樹


当日券は長蛇の列


予約済み発券機の前も大混雑


入場するのにまた並ぶ。


南町田は大混雑。昼食はあざみ野「権八」で


        *        *        *        *

週間フォト日誌

5月4日(日・祝)
自宅からセンター北まで約6kmを家内とウォーキング。この日、自宅へ
戻るまでの「合計」徒歩数は12,000歩だった。











最近、地元にできた喫茶店 カフェクノップゥKnopf クノップフ?


ここより都筑区へ


「大きなお家」 地主さん?


ここから降りて「くさぶえの道」へ。牛久保西公園~牛久保公園へ





























天照皇大神 牛久保西1-15-1





「平成26年は都筑区20年」 青葉区も同様なり。


都筑阪急の観覧車が見えてきた。


パピヨナージュアニリス(フレンチ)

飛び込みで入ったが、なかなかおいしかった!1年ほど前にオープンした
ようだ。





ジンジャーエール、グレープフルーツジュース











プレミアヨコハマから見たセンター北駅





プレミアヨコハマ1F


プレミアヨコハマ





コーヒーは上島珈琲店

お隣のお客さんが大阪弁で
「わしの友人が、ベローチェは180円を10円の値上げやったんやが、ドト
ールは200円を20円上げよった」と真剣にゆうとったんや。真面目やで
(笑)」。

理論値は
180円÷1.05×1.08=185.1
200円÷1.05×1.08=205.7
となる。










5月5日(月・祝)
夜9時10分、Yさんより携帯に留守電あり。
「いま(お酒を)飲んでいます。お休みだとは思いましたが。こんな留守電、
無意味とは分かっているのですが、失礼しました。おやすみなさい」




















5月6日(火・振替)

CD「アシュケナージ ショパン名曲集」を聴こうとしたら、ケースの中身と
いうかCD自体が見当たらない。ほかのCDに紛れてしまったのだろうか。

以前、ハイティンクのマーラー5番で同様なことがあり、だいぶ経ってから
他のCDに重なって見つかったことがあった。

今回は、自宅のCDで可能性のあるもの400枚以上をチェックしたが、未
だ発見されない。mysterious disappearanceというものである。
誰しもあることかしらん。


「中身がないよ、誰か知らないかな~?」


BS朝日「ザ・インタビュー (三菱ケミカル社長)小林喜光 インタビュアー
嶌 信彦」(録画)を観る。→こちら

私は一介のサラリーマン(会社では9階)だが、社長になる人は「器」が違
う。という意味では、最初から決まっている。

5月7日(水)


8:06あざみ野発各駅停車 8500系


6:16鷺沼始発各駅停車の車両 東京メトロ(半蔵門線)8000系


ゲーテ『イタリア紀行』

ゲーテは、いよいよローマに入った。テルマエ・ロマエ??






本郷通り


新緑はあっという間に茂る


5月8日(木)

新日本フィル特別演奏会(前述)。





5月9日(金)






太田姫稲荷神社の例大祭はもうすぐ


お昼休み前後を利用して、虎の門病院で採血検査(真空採血管11本)、
採尿。

体重;65.1kg
体温;36.1℃
血圧;131~72

現在受けている「治験」は、C型慢性肝炎のヴィールスを排除する内服薬
である。
副作用はほとんどないといわれており、インターフェロンに比べればまさ
にほとんどない。「夢の薬!」である。

毎日、なるべく決まった時間に2錠飲む。しかし、今の薬は、もしかすると
プラセボ(偽薬)かもしれない。飲み忘れないということは大変なことだ。
プラセボだった場合は、当初の服用期間終了後、あらためて本物を飲む
ことになる。

2月28日(金)から始まった治験も5月22日(木)でひとまず終了となり、
GOT、GPTなどのデータがオープンになる。幸いにして、ここまで大きな
副作用はない。体調を壊さないよう、規則正しい生活をしている。

次回、5月23日(金)には採血、採尿のほか心電図の検査がある。
治験薬(空箱を含む)、被験者日誌を持って行く。


新虎道路(環状2号線)


にぎりのA


ニッショーホール前の桜

 5月10日(土)




「更科」 あざみ野4丁目 ここもおいしくて、おすすめ!


あざみ野はおいしいそば屋さんが多い。


ケヤキの新緑も生長がはやい





公園の木々も新緑が盛ん 葉っぱが一枚もなかった冬がウソのよう。
いい季節ですね~。


<CD>
一人、じっくりCDを聴く。
○「豊島正伸の流行歌 長崎の鐘~ひまわり」伴奏;花岡千春
 このCDは、minorerさんからお借りしたものである。
 豊島正伸さんは、昭和23(1948)年生まれだから、私の2歳年長、団
 塊の世代である。芸大声楽科卒、(録音当時)暁星中学高等学校教諭
 のテノールである。 
 収録曲は、「朝はどこから」、「アカシアの花」、「上海帰りのリル」、「水
 色のワルツ」、「高原列車は行く」、「啼くな小鳩よ」、「長崎の鐘」、「東京
 ラプソディー」、「バス・ストップ」、「シクラメンのかほり」、「上海ボレロ」、
 「瑠璃色の地球」、「もしもピアノが弾けたなら」、「終着駅 長崎」、「ひま
 わり」、「大きな玉ねぎの下で」の16曲。同時代のせいか、あたかも私
 が選曲したかのようだ(笑)。

○ニキタ・マガロフ ショパン ノクターンNo.20
 New Bossからお借りして聴いたもの--出だしからじわじわと心に染
 み入る音楽である。「どうだっ、うまいだろう」という所が少しもない。「う
 まい」を超越した演奏といえようか。
 他の演奏家で例えれば、ハンス・ホッターや畑中良輔先生(*)になる
 だろう。こういう歌を歌いたいものだが・・・・・・。

 (*)今月24日には畑中先生の3回忌を迎える。


ニキタ・マガロフ ショパン ピアノ全集

○「春の祭典」
 あまり聴いたことがなかった「春の祭典」。ストラヴィンスキー三部作で
 生演奏を聴いたことがあるのは「ペトルーシュカ」だけかしらん。来年の
 6月19日には秋山和慶新日本フィルの演奏で全曲演奏を聴くことにな
 っている。
 先日のコリン・デイビス盤に続き。New Bossから「春の祭典」を拝借し
 た。まずはブーレーズの新盤をきいている。




5月11日(日)

息子夫婦から母の日のお花と長崎カステラが届いた!
美味しかった~~ 




娘からはお手製のベーグルが





BS朝日「ザ・インタビュー 森進一(石原正康)」を視聴する。→こちら
森進一は昭和22(1947)年生まれ。C型慢性肝炎だったが、インター
フェロン治療により平成18(2006)年に完治したようだ。2、3年前に
は肺がんの手術をしたという。まだまだ元気で歌い続けてほしいです
ネ~。


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