人生ブンダバー

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山内・細谷編『日本近現代史講義』

2020-02-29 05:00:00 | 近現代史

山内昌之・細谷雄一編著『日本近現代史講義』(中公新書、2019/8
刊)を読む。第一線による研究者による14講。

左右の「イデオロギー」(一種の固定「観念」?)にとらわれない、
最新の研究が整理された良書。

「当時はどうだったのか(例えば、日露戦争、日本側「勝利」の衝撃)」
という「歴史」を知ることができるのではないかしらん。

今日に(当時でも)必要な、「井の中の蛙」ではない、世界史的な視
野も十分ビルトインされていてすばらしい。

各章末の「さらに詳しく知るために」も大変参考になる。


<目次> 〇は、私にとって、とくに学ぶ点が多い(朱線多数?)。

〇序章 令和から見た日本近現代史(山内昌之)
 第1章 立憲革命としての明治維新(瀧井一博)
 第2章 日清戦争と東アジア(岡本隆司)
第3章 日露戦争と近代国際社会(細谷雄一)
〇第4章 第一次世界大戦と日中対立の原点(奈良岡聰智)
 第5章 近代日中関係の変容期(川島 真)
〇第6章 政党内閣と満州事変(小林道彦)
〇第7章 戦間期の軍縮会議と危機の外交(小谷 賢)
 第8章 「南進」と対米開戦(森山 優)
 第9章 米国の日本占領政策とその転換(楠 綾子)
〇第10章 東京裁判における法と政治(日暮吉延)
〇第11章 日本植民地支配と歴史認識問題(木村 幹)
〇第12章 戦後日中関係(井上正也)
 第13章 ポスト平成に向けた歴史観の問題(中西 寛)
 おわりに--「無限の宝庫」としての歴史 細谷雄一


反「東京裁判史観」を乗り越えた(最初から相手にしていない?)
学会の最新研究?
一つの研究論文を発表するには10年の年月が必要?



山内昌之・細谷雄一編著『日本近現代史講義』(中公新書)★×5


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