11月1日(日)、ティアラこうとう(江東公会堂)大ホールでワグネルOBの定期
演奏会を聴いた。この会場は、どの団体・演奏を聴いても、音の鮮明度が今ひとつ
で、いつもややこもったように感じる。その点はやや割り引いて聴かなければなら
ない。
<プログラム>
1.大中恩作曲「島よ」(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
2.「Jポップス・アラカルト」(指揮;須田和宏/ピアノ;田中理史)
3.新実徳英作曲「白いうた青いうた」より(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
--ワグネルOG合唱団賛助出演
4.多田武彦「過ぎし日」(指揮;畑中良輔)
1.大中恩作曲「島よ」(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
樋本先生はワグネルOG・女声合唱団を指揮しておられ、既に特選塾員である。
指揮者として活躍しておられるが、芸大の声楽科と指揮科を卒業しておれれるの
で、とくに合唱、オペラに強みを発揮している。樋本先生がワグネルOBを指揮
するのは初めてである。作曲者自身の編曲による男声合唱版「島よ」。メンバー
は約70人。--70歳前後の人が多く、頑張っておられる。さて演奏は詩が男性的
なこともあり、オーソドックスな(--「オーソドックス」が一番難しい。)、
大道を歩むものだった。後半がよかったかな。ただもう少しばかり合唱側に「積
極性」(棒へのくらいつき?)があってもよかったかしらん。
2.「Jポップス・アラカルト」(指揮;須田和宏/ピアノ;田中理史)
合唱メンバーはブレザーなしのサスペンダー姿。曲は「千の風になって」、「少
年時代」、「また遭う日まで」、「川の流れのように」。指揮棒を持った須田さ
んの大きな指揮により、リクツなしに楽しめた。愛唱歌唱ともなるだろう。ピア
ノの田中さんはあいかわらず上手い。
3.新実徳英作曲「白いうた青いうた」より(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
--ワグネルOG合唱団
第1曲目「北極星の子守歌」のゆったりした出だしからひきつけられた。人数は
約45人。暗譜で頑張っていた。普段、練習指揮者はおられるのかしらん。タンバ
リンがあったり、足踏み、手拍子もあり、これまた楽しいステージ。樋本先生は
リラックスした様子で自由に振っておられた。曲の合い間に、2階から大きな声
で再三「ママー」と叫ぶ子供がいた。演奏中には椅子をガタガタ。このような演
奏会でも未就学児童の入場制限を検討すべきではないかしらん。
4.多田武彦「過ぎし日」(指揮;畑中良輔)
例によって畑中先生から10分ほどプレトークがあった。11/2は北原白秋の67回目
の命日だそうである。OBにとっての「過ぎし日」は幅が広いが、青年時代では
なく幼年時代の思い出を描いた詩である。大学生が歌うより社会人、OBが歌う
ほうがやはりいいだろう。先生からは6曲を一つのものとして演奏しますと説明
があり、アタッカで続けられた。演奏は7月26日のOB四連(*)で聴いた印象
と大きく変わらないが、よりめりはりが出、しみじみ、しんみりした感じも大き
くなった。最後の滑舌もまたよかった。
(*)7/26OB四連の感想は→こちら
アンコールは畑中先生の指揮、田中さんのピアノで、チャイコフスキーの「ただ
憧れを知る者のみが」(ロシア語)がゆっくりしたテンポで演奏された。これぞ
ロマン派。
会場ではワグネルの現役が4年生を先頭に一生懸命お手伝いをしていた。ご苦労さ
ん。
*11/3の「僕のことなら~」もご参照ください。→こちら
演奏会を聴いた。この会場は、どの団体・演奏を聴いても、音の鮮明度が今ひとつ
で、いつもややこもったように感じる。その点はやや割り引いて聴かなければなら
ない。
<プログラム>
1.大中恩作曲「島よ」(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
2.「Jポップス・アラカルト」(指揮;須田和宏/ピアノ;田中理史)
3.新実徳英作曲「白いうた青いうた」より(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
--ワグネルOG合唱団賛助出演
4.多田武彦「過ぎし日」(指揮;畑中良輔)
1.大中恩作曲「島よ」(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
樋本先生はワグネルOG・女声合唱団を指揮しておられ、既に特選塾員である。
指揮者として活躍しておられるが、芸大の声楽科と指揮科を卒業しておれれるの
で、とくに合唱、オペラに強みを発揮している。樋本先生がワグネルOBを指揮
するのは初めてである。作曲者自身の編曲による男声合唱版「島よ」。メンバー
は約70人。--70歳前後の人が多く、頑張っておられる。さて演奏は詩が男性的
なこともあり、オーソドックスな(--「オーソドックス」が一番難しい。)、
大道を歩むものだった。後半がよかったかな。ただもう少しばかり合唱側に「積
極性」(棒へのくらいつき?)があってもよかったかしらん。
2.「Jポップス・アラカルト」(指揮;須田和宏/ピアノ;田中理史)
合唱メンバーはブレザーなしのサスペンダー姿。曲は「千の風になって」、「少
年時代」、「また遭う日まで」、「川の流れのように」。指揮棒を持った須田さ
んの大きな指揮により、リクツなしに楽しめた。愛唱歌唱ともなるだろう。ピア
ノの田中さんはあいかわらず上手い。
3.新実徳英作曲「白いうた青いうた」より(指揮;樋本英一/ピアノ;中村友美)
--ワグネルOG合唱団
第1曲目「北極星の子守歌」のゆったりした出だしからひきつけられた。人数は
約45人。暗譜で頑張っていた。普段、練習指揮者はおられるのかしらん。タンバ
リンがあったり、足踏み、手拍子もあり、これまた楽しいステージ。樋本先生は
リラックスした様子で自由に振っておられた。曲の合い間に、2階から大きな声
で再三「ママー」と叫ぶ子供がいた。演奏中には椅子をガタガタ。このような演
奏会でも未就学児童の入場制限を検討すべきではないかしらん。
4.多田武彦「過ぎし日」(指揮;畑中良輔)
例によって畑中先生から10分ほどプレトークがあった。11/2は北原白秋の67回目
の命日だそうである。OBにとっての「過ぎし日」は幅が広いが、青年時代では
なく幼年時代の思い出を描いた詩である。大学生が歌うより社会人、OBが歌う
ほうがやはりいいだろう。先生からは6曲を一つのものとして演奏しますと説明
があり、アタッカで続けられた。演奏は7月26日のOB四連(*)で聴いた印象
と大きく変わらないが、よりめりはりが出、しみじみ、しんみりした感じも大き
くなった。最後の滑舌もまたよかった。
(*)7/26OB四連の感想は→こちら
アンコールは畑中先生の指揮、田中さんのピアノで、チャイコフスキーの「ただ
憧れを知る者のみが」(ロシア語)がゆっくりしたテンポで演奏された。これぞ
ロマン派。
会場ではワグネルの現役が4年生を先頭に一生懸命お手伝いをしていた。ご苦労さ
ん。
*11/3の「僕のことなら~」もご参照ください。→こちら
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