人生ブンダバー

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ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」-クレンペラー

2009-09-01 05:04:06 | 音楽
ベートーヴェンの交響曲ではなんといってもフルトヴェングラーである。とくに
3、5、7、9番では、私もフルトヴェングラーを好んでいる。バイロイトの「第
9」は生々しくて、そうしばしば聴けるものではない。

しかるに、クレンペラーのベト9も手放せない愛聴盤のひとつである。1957年のス
テレオ録音。当時クレンペラーは72歳であった。(--クレンペラーは88歳で亡く
なっている。)オーケストラ、合唱団、ソリストと3拍子そろった名盤である。
当フィルハーモニア管弦楽団はEMIのウォルター・レッグ(シュヴァルツコップの
夫)によって、イギリスの腕利きを集め創設されたオーケストラである。

また、合唱団もバイロイトの合唱指揮者ヴィルヘルム・ピッツを招聘、180人から
なる合唱団を鍛え上げ、1957年11月の「第9」演奏会で旗揚げしている。
ソリストは、メゾのルートヴィッヒ、バリトンのホッターは無論すばらしいが、ソ
プラノのレーヴベリ、テノールのクメントもなかなかいい。

そして、クレンペラー。悠揚せまらぬ演奏とはこのことである。フィナーレの安定
感はいかばかりであろう。「アッチェレランドなんかしないゾ」というフィナーレ
である。

クレンペラーの名盤はその他にもたくさんある。



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