トム・ワトソン

いささか旧聞となるが、4月10日、マスターズゴルフを報じる産経新
聞に「名手、涙の別れ」という記事が掲載されていた。

　最後のマスターズ出場と宣言していた過去2度優勝のトム・ワトソ
　ン（米国）は行く先々でパトロンにスタンディングオベーションで迎
　えられた。前日は74、この日は78で予選通過に2打及ばず、18
　番では柔和な笑みをたたえながら、あふれる涙をこらえ切れなか
　った。（以下略）

トム・ワトソンは、1949年9月4日生まれの66歳。私より1歳年長の
丑年だ。師匠は、かつての名手バイロン・ネルソン。私は、御殿場
の太平洋マスターズで、彼について回ったこともある。ボギーを叩か
ず、ポツンポツンとバーディーを重ね、終わってみたら、知らない間
に4アンダーだった。
途中の茶屋でリンゴを食べていたので、「デリーシャス？」と訊いた
ら、ニコッとしてくれたことも懐かしい。


昨年のマスターズでは、同じく過去2度優勝のベン・クレンショー
（1952年1月11日生まれ）が63歳で最後のマスターズ出場（予選
落ち）となった。

私と同世代のプロゴルファーが、私のサラリーマン「引退」と相前後
して、マスターズ・トーナメントを「卒業」していく。本当にお疲れ様で
した！