日常、会社では、ヒューマンエラーはなぜおこるのだろう?とかQC(Quality
Control 品質管理;「買手の要求に合った品質の品物又はサービスを経済的
に作り出すための手段の体系」)とかPDCA(Plan, Do, Check, Action)とか
「仮説と実行」とかとか、どちらかというと理科系といおうかザッハリッヒなことば
かり考えている。理系と文系(左脳と右脳といいかえてもいいのかな。)のON・
OFFが難しい。
私が学生時代、50代の父は「学生時代のうちに勉強しておいたほうがいいぞ。
社会人になると勉強不足を痛感するから」といっていた。
ある意味ではそのとおりだが、今にして思うとあまりピンと来ない。社会人にな
っても勉強することはいくらでもあり、また現在は勉強する機会もたくさんある。
高校の校長からは卒業式で「学而不止」(学びてやまず)という言葉を送られた
が、その方がピタッと来るのではないかしらん。
*何をするか?は一日24時間という資源の配分問題である。
「本当に理解するということ」はどういうことなのか?
例えば、「レクイエム」が分かったようで分からない。
「レクイエム」とは?--辞書を引くと、「(カトリックの)死者のためのミサ」と書
かれている。
ミサが分からないので「ミサ」を辞書で引くと「1.(カトリックで)聖餐(せいさん)
式。2.ミサに歌う曲」と出てくる。
ますます難しくて分からない。
そもそもカトリックとプロテスタントも通り一遍のことしか分からない。
池上彰さんに教えてもらいたい(笑)。
5月5日(木) 朝日新聞社説;「ウィキ公電-日本外交の病理あらわ」
朝日新聞がウィキリークスと提携し、7000点近い米外交公電を分析、「最低で
も県外」といっていた鳩山政権が現行案通り進めると米側にひそかに伝えてい
たことなどを5月4日に記事にしている。それを受けての社説である。
朝日新聞の記事は、「舞台裏」がオープンになったということだろう。この社説の
いわんとしていることは分かりやすい。要はけしからんということである。
しかし、「舞台裏」はあくまで「舞台裏」であって、それもある程度は考えられる
「途中経過」である。それを「国民への裏切り」とか「日本外交の病理」と断定す
るのはいかがなものかしらん。
この社説を読んで、私は山本夏彦さんが正義は怖い(正義を振り回すのが怖い
?)といっていたことをちょっと思い出した。
* * * *
ルース・ベネディクト(角田安正訳)『菊と刀--日本の文化に見られ
る行動パターン』(光文社古典新訳文庫)(★★★★)
目次
1.研究課題--日本
2.戦時下の日本人
3.応分の場を占めること
4.明治維新
5.過去と世間に負い目がある者
6.万分の一の恩返し
7.義理ほどつらいものはない
8.汚名をそそぐ
9.「人間の楽しみ」の領域
10.徳目と徳目の板ばさみ
11.鍛錬
12.子どもは学ぶ
13.敗戦後の日本
ルース・ベネディクト;1887(M20)~1948(S23)年。アメリカの文化人類学
者。『菊と刀』の出版は1946(S21)年。
ベネディクトが米国の戦時情報局から日本研究を委託されたのは1944(昭和
19)年6月、米軍がサイパン島に上陸した頃である。
第13章敗戦後の日本では
「日本人はこれから長くて苦しい道を歩まねばならない。それは確かである。だ
が、再軍備を国家予算に計上しないとすれば、国民の生活水準を引き上げる
こともできよう。(中略)ヨーロッパの国であろうとアジアの国であろうと、向こう
十年のあいだ軍備をせずにすませるなら、その国は、軍事力を整える国に対し
て潜在的に有利な立場に立てる。というのも、冨を用いて、健全で豊かな経済
を建設することができるからである」
と論じている。
鈴木敦史『クラシック批評こてんぱん』(洋泉社新書)(★★★)
目次
1.クラシック批評、読めば読むほど・・・・・・
2.音楽批評をとことん面白がる
3.音楽批評から時代の気配を読む
4.サルだと書けない音楽批評
5.クラシック批評との付き合い方
著者は、1970年山形県寒河江市生まれ。フリー・ランスの売文業。音楽やメディ
アの批評、およびそれらの再批評。1989年秘書検定三級に合格。法政大学文
学部日本文学科卒業。
(わが国の)クラシック批評を実例を挙げて論じている。なかなか面白かったが、
もう少し格調が高くてもよかったかしらん。
5月4日 つつじ このあたりは先週でおしまいである
5月4日
5月4日 新緑のけやき並木
5月5日
5月5日
5月5日 スズラン
5月5日
5月15日
5月15日
5月15日 バラ(薔薇) 真っ赤なバラが咲いた
5月15日 バラの季節 赤も白も咲くのは一緒 バラバラではない
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