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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

デヴィッド・ビントレーの「カルミナ・ブラーナ」

2010-05-02 05:01:52 | 音楽
カール・オルフが作曲した「カルミナ・ブラーナ」には「楽器の伴奏を持ち、舞台
場面によって補われる独唱と合唱の為の世俗的歌曲」という副題が付いている。
5月1日(土)新国立劇場オペラパレスにおいて、デヴィット・ビントレー次期芸術
監督振付けのバレエ「カルミナ・ブラーナ」を鑑賞した。 

Ⅰ.「ガラントゥリーズ」(音楽;モーツァルト)

Ⅱ.「カルミナ・ブラーナ」

演奏
指揮;ポール・マーフィー
管弦楽;東京フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ;臼木あい
テノール;五郎部俊朗
バリトン;牧野正人
合唱指揮;三澤洋史
合唱;新国立合唱団(約60名)

踊り
運命の女神フォルトゥナ;ヴィクトリア・マール
神学生1;グリゴリー・バリノフ
神学生3;ロバート・パーカー
神学生2;八幡彰光
恋する女;さいとう美帆
ローストスワン;本島美和

若い方たちの、ときに優美で、ときに激しいバレエ(ダンスといってもよいだろ
う。)に酔いしれた。--ヤミツキになりそうである。それにしても男性の腹筋に
ビックリ!

「カルミナ・ブラーナ」は、「聖」と「俗」の世界。第1部「春に」、第2部「居酒屋
にて」、第3部「求愛」。最初と最後に、おなじみの「O Fortuna」が置かれている。


なによりもソリストを含めた演奏がよかった。バリトンの牧野さんは出だしから立
派な声を出した。最高音(Aかしらん?)はかすっていたが、失礼ながらやむをえな
いだろう。
五郎部さんも薄く当てた、ファルセットまじりのような、抜けるような高音がよか
った。

臼木さんは高音から低音まで、f から p まで幅の広い表現力が見事だった。

新国立合唱団は、合唱として初めて聴いたが、一人ひとりのベルカント唱法がすばら
しかった。東京オペラシンガーズとは双璧ナカ?

終演後は盛んなブラボーが飛んでいた。バレエ公演だけにプリマバレリーナへのブラ
ボーが多かったが、私は声楽陣へ大いに飛ばした。


第1ステージのモーツァルトも楽しかった。私は、ダンス、バレエは詳しくないが、
どんな曲でも踊れるのかしらん。

公演は5日(水)まで。まだまだ残席はありそう。だまされたと思ってご覧になるこ
とをおすすめします。


余談だが、白内障の手術をしたおかげで舞台がハッキリ見えるようになった。感謝!
である。














座席まではちょっとした「迷路」


わが指定席より 4階4列-4(4,200円也)


オペラパレス1階










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