7月30日(水)
夏の休暇最終日、渋谷東急文化村のル・シネマにて「パガニーニ」を観る。
私はシニア割引で1100円。夫婦割引はなく、家内はTOPカード割引
1500円。
東急文化村通り
パガニーニは1782年生まれ、1840年57歳で亡くなっている。
クラシック音楽の作曲家を生年順に並べると次のようになる。
調べるのが大変。西洋音楽史かな?
バッハ 1685~1750(65歳没)
ヘンデル 1685~1759(74)
ハイドン 1732~1809(77)
モーツァルト 1756~1791(35)
ベートーヴェン 1770~1827(56) [フランス革命1789]
パガニーニ 1782~1840(57)※
ウェーバー 1786~1826(39)
ロッシーニ 1792~1868(76)
シューベルト 1797~1828(31)
ベルリオーズ 1803~1869(65)
メンデルスゾーン 1809~1847(38)
ショパン 1810~1849(39)
シューマン 1810~1856(46)
リスト 1811~1886(74)
ワーグナー 1813~1883(69)
ヴェルディ 1813~1901(87)
スメタナ 1824~1884(60)
ブルックナー 1824~1896(72)
J.シュトラウスⅡ 1825~1899(73)
ブラームス 1833~1897(63)
チャイコフスキー 1840~1893(53)
ドヴォルザーク 1841~1904(62)
マーラー 1860~1911(50)
R.シュトラウス 1864~1949(85) 生誕150年
シベリウス 1865~1957(91)
(以下略 抜けている人はいないかな?)
伊福部昭 1914~2006 生誕100年 「ゴジラ」60年
パガニーニの時代は「ロマン派」が芽生える頃といえばいいのかしらん。
ヨーロッパは「近代」を迎えている。
鉄道ができるのはもう少し後(18世紀後半)なので、この映画でもそうだ
が、演奏旅行への移動は馬車だった。(馬車が水たまりを通るとバシャ
バシャ)。
<キャスト>
パガニーニ;デヴィッド・ギャレット
ウルバーニ;ジャレッド・ハリス
シャーロット・ワトソン;アンドレア・デック
エセル・ランガム;ジョエリー・リチャードソン
ジョン・ワトソン;クリスチャン・マッケイ
エリザベス・ウェルス;ヴェロニカ・フェレ
バーガーシュ卿;ヘルムート・バーガー
「音楽史上、最も不道徳な男が奏でる、最も美しい旋律」
パガニーニはマネージャー(興行師?)のウルバーニと出会い、各地の
演奏で名声を得る。
ある時、ロンドンの公演で指揮者ワトソンの娘シャーロットと出会い、純
愛に・・・・・・。
ストラディヴァリウスを奏でる、パガニーニ役のデヴィット・ギャレット
(33)がなによりブンダバー。
パガニーニの超絶技巧は、ピアノのリストなどにも影響を与えたという。
楽譜は、とくに現役時代は盗まれないようにあまり残さなかったようだ。
パガニーニといえば、「悪魔に魂を売り渡して手に入れた」と噂された超
絶技巧、派手な女性関係(「R18+」??)、ギャンブラーだったらしい。
映画には女性解放論者のデモが登場するが、当時もウーマン・リブ運動
はあったのかしらん(知らないことはいくらでもある)。
ヴァイオリン協奏曲第1番は屈指の難曲である。→こちら。(庄司紗矢香)
*庄司紗矢香は第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝。
=同コンクール史上最年少かつ日本人初の優勝。
平日だけにご婦人方が多かった。
13:20には次の回が満席売れ切れとなっていた。
<予告編>
「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」(ドキュメンタリー映画)
その後、ラ・ブラッスリー シェ松尾 渋谷東急本店で昼食。→こちら。
かぼちゃのスープ
左はヒマワリの種が入ったパン
肉料理は仔牛
* * * *
週間フォト日誌
7月28日(月)
夏の休暇を利用して、CDの整理をする。いつも漫然とならべているだ
けだが、これを機会にジャンル別に配列することにした。「交響曲」、
「管弦楽曲」、「協奏曲」・・・・・・。そしてジャンルの中は作曲家の生まれ
た年代順に。--CDを聴きながら。
まずはCDを棚から取り出し・・・・・・。多そうだが、せいぜい800枚かな。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
1.グルダ/ウィーン・フィル/ホルスト・シュタイン指揮(1970/6録音)
2.バックハウス/ウィーン・フィル/H.シュミット=イッセルシュテット
指揮(1959)
3.ルドルフ・ゼルキン/ボストン交響楽団/小澤征爾指揮(1981/1)
4.ルービンシュタイン/バレンボイム/ロンドン・フィル(1975/3)
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」が好きである。
No.5「運命」同様、つい次々とCDを買ってしまう。CDを整理しながら、
あらためていくつか聴いてみた。
1.のグルダは録音時、40歳。
2.のバックハウスは75歳。
3.のゼルキンは77歳。
4.のルービンシュタインは88歳。
演奏家の中ではピアニストが一番(音楽上の)寿命が長いかしらん。
75歳でも十分高齢なのに、88歳で現役だったとはビックリ!しかも4は
宇野功芳さんの推薦盤。
グルダ盤
バックハウス盤
ゼルキン盤
ルービンシュタイン盤
「宇宿允人の世界Ⅺ」
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
J.シュトラウス 「こうもり」序曲
ビゼー 「カルメン組曲」より
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
ベルリオーズ ハンガリー行進曲
宇宿允人指揮/フロイデフィルハーモニー 1999/5/30Live
今から10年ほど前になるかしらん、ひと頃、宇宿允人さんの演奏会へ
通い詰めた。宇宿さんの演奏はメリハリとタメのある、大きいものだった。
当時、友人に出した、つたないメールを引用すれば・・・・・・
「その日の自分の体調にもよるのでしょうが、まれに4小節聴いただ
けで、『おっ、これはすごい』とひきつけられ、座席の前に乗り出して
しまう演奏に出会うことがあります。
ムラヴィンスキー、レーニングラード・フィル(神奈川県民ホール)で聴
いた、ワーグナー『ニュールンベルグのマイスタージンガー』前奏曲の
ときがそうでした。忘れられない思い出です。
当日のメインプログラムは、ブラームスの交響曲第2番でしたが、私
はその前に、このマイスタージンガー前奏曲を聴いてぐったりしてし
まいました。
宇宿允人の世界」コンサート。指揮;宇宿允人、フロイデ・フィルハ
ーモニーの演奏で久しぶりにその経験をしました。
プログラムは、ワーグナー/歌劇『タンホイザー』序曲。リスト/ハン
ガリー狂詩曲第2番。チャイコフスキー交響曲第5番。
音符が単なるそれではなくひとつひとつ意味を持ち、また単に演奏
がうまい下手ということでもなく、パトスがこもっており、音楽にもの
すごくメリハリがありました。ゆっくりなテンポ。大きな骨格。
アッチェレダンド、リタルダンドが大きな意味を持って、男性的に決ま
っていました。ティンパニを思いっきり強打させる音楽。日本フルト
ヴェングラー協会後援もむべなるかな。自分の体内を血液が動き回
りました。
聴いている途中では『今晩は本当に聴きに来てよかった。こんな経
験はそうはできないのだろうなぁ』と涙があふれてきた」
ということになる。
ドレッセあざみ野ガーデンズ 完売御礼
Unidyの園芸店
高圧線の鉄塔が見える。
嶮山ゴルフ練習場
構え(ポスチャー)を見れば、上手いか下手か分かる。声楽と同じかな?
7月29日(火)
土用の(期間中の)丑の日。丑は、十二支の「丑」である。今年は7/29
だけだが、来年は、2日間となり、7/24と8/5となる。
大きな理由はないが、うなぎではなく、とんかつを食べた。
とんかつの和幸
「ロッシーニ序曲集」★★★★★
A.トスカニーニ/NBC交響楽団
15年以上前(厳密には平成9(97)年3月)、トスカニーニ没後40周年、
生誕130周年を記念して、BMGから「トスカニーニ・ベスト・セレクショ
ン」全30タイトルが発売された。1枚1000円という廉価盤をいいことに
何枚か買い求めた。
いずれも当たり外れのないものだが、この「ロッシーニ序曲集」はまこ
とにすばらしい!--キビキビしたリズム感とイタリアン・カンタービレ。
私の聴いたCDの中でも、これは指を折ることができるものだろう。
トスカニーニの「ロッシーニ序曲集」
ブラームス LIEBESLIEDER-WALZER「愛の歌」Op.52
トスカニーニ
ブラームス「愛の歌」には畑中良輔盤(以前取り上げた。)をはじめ、い
い演奏が多い。
トスカニーニ盤はおそらく初期のロバート・ショウ合唱団が歌っている
のではないかと思われるが、トスカニーニらしくテンポがはやい。
第11曲「ああ 世間の奴らとは」などはものすごい早口言葉で40秒ほ
どで通り過ぎる。テンポがはやいと情緒が薄くなるかもしれないが、合
唱の超絶技巧といってもいいかもしれない。(--北村協一/関学グ
リーの「Sea Shanty」の早口言葉を思い出す)。連弾のピアノ伴奏も
うまい。
トスカニーニのブラームス Sym. No.4 & Liebeslieder
ムソルグスキー 歌曲集「死の歌と踊り」
アナトリー・コチェルガ(Bass)/アバド/ベルリン・フィル
ムソルグスキーは公務員でアルコール依存症だった。42歳で亡くなった。
--厄年である。
ムソルグスキーの歌曲で真っ先に思い出すのは「蚤の歌」である。60
あまりの歌曲を書いた。
4曲からなる「死の歌と踊り」は、知らなかったのだが、ムソルグスキー
の三大歌曲集の一つである。
すべて短調で「死」にまつわる歌ばかりなので、ともかく暗~い歌である。
ザルツブルク音楽祭で聴いたが、残念ながらロシア語が分からなかった
ものの、「暗さ」は十分伝わってきた。→こちら。
コチェルガ/アバド/ベルリン・フィル盤 「死の歌と踊り」
昭和11年、父が18歳の時に描いた油絵。父は画家になりたかったと
いう。風景画の場所は中国、万里の長城の東端、山海関と聞く。
夕方涼しくなって、数千歩の散歩に出る。
すすき野湯けむりの里の送迎バス
手前は向ヶ丘自動車学校の教習車
変わった形の車が走っている
ワグネルOBのTさんによればルノーだという。
日日草?
Mc Cafeで一服
里山風
7月30日(水)
前記参照。
7月31日(木)
久しぶりの出社、そしてOB練習。
『インタヴューズⅡ』を読む。
「Ⅱ」には、ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン(スターリンは2篇)という
3人の独裁者の貴重なインタヴューが掲載されている。
ヒトラー、スターリンに共通するのは、「60点か、70点か、80点か、85
点か」ではなく、「敵か味方か」という二値的な考え方である。
スターリンのインタヴューには、「資本家」、「労働者」階級という言葉が
盛んに出てくる。そもそも「資本家」とは18世紀後半の言葉である。
(マルクスは1818年に生まれ、1883年に亡くなっている。今日、マ
ルクスが生きていたら何といっただろう)。
京セラの創業者稲盛和夫氏は「資本家」かしらん。しかるに中国では
稲盛氏が尊敬されており、氏の著作(中国語訳)が大売れだという。
現実の経済社会では、100%の資本主義とか社会主義とかはなく、
「混合経済」である、といったのはサミュエルソンだったかな。
朝の本郷通り
夕食
龍名館本店のCafe 翌日8/1オープン
オープン前、前日のミーティング
OB練習には、新応援歌『弾丸ライナー』の作詩者山本道夫先生(S39)
が出席された。
ラジオ体操
山本道夫先生「ワグネルOBは50年ぶりです」
ダーク・ダックス「銀色の道」の練習
最後は平野忠彦先生お別れの会で歌う、「月光とピエロ」から2曲。
私はお別れの会に失礼するのだけれど。
8月2日(土)
YouTubeを人並みに利用する。
モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ニ短調K.466を内田光子(ピアノ
/指揮)/カメラータ・ザルツブルクで聴く。
→こちら。
ブンダバー!やはり内田光子はいいですね~。生で聴きたくなった。
内田さんは私の2歳上、子年?今は英国籍のようだ。
内田光子/マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団のベートー
ヴェン/ピアノ協奏曲第4番もいいですね~。
→こちら。(BBC Proms 2013のLive 於ロイヤル・アルバート・ホー
ル)
放送では聴衆は「6000人」といっている(--英語をすべて聴き取れる
わけではないが)。内田光子はBBC Promsに約20年ぶりの出演だとか。
ロイヤル・アルバート・ホールは大きい。
8月3日(日)
BS103 7/6「音で怪獣を描いた男~ゴジラVS伊福部昭~」を視聴。
ブログを書いていて、表記に迷うことがある。出版社の編集者のような
人が身近にいれば、ここはこうですよと、表記を統一してくれるだろうが、
私の場合はそうではないのでその時々によって書き方が違っている。
例えば・・・・・・
○ウィールスかヴィールスかウイルスか
→どれでもいいようだが、「ウイルス」が一般的だそうだ。
○映画のタイトルは「 」か『 』か
→これもいつも迷う。ネットで調べたら、決まりはないが、「 」にすれば
書名と間違えないとあった。
今後、この二つはできるかぎり、上記に統一していこう。
そういえば、後から間違いに気づくこともある。以前書いた
「すべてを理解することはすべてを許すことである」
といったのは、ウェーバーではなくシュンペーターであった。
この言葉は、トルストイ『戦争と平和』に出てくるという説や、古くブッダ
のものであるという意見があるが、確かめてはいない。
E.モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』(プレジデント社)2160円
「年収によって住むところが決まる」の間違いではない。地域経済学の
本である。
本書の舞台となっている米国などはとくにそうなのだろうが、景気のい
い地域は年収が高いということを検証(実証)している内容のようだ。
米国ではハイテク産業と製造業では年収が3倍も違うらしい。
--まだ読んではいないが、本書には興味を持っている。
あざみ野マルシェで マカイバリ紅茶を売っていた。
さすがにおいしい。
夏の花を求めてウォーキング8000歩 熱中症になりそう。
サルスベリ 漢字では百日紅
栗
黒須田川
植木屋さん?
ここでもルノーを発見
ヒマワリ
真夏の桜通り
* * * *
<イタリア旅行より>
平成17(2005)年11月17日(木)撮影
スカラ座とレオナルド・ダ・ヴィンチ(と4人の弟子)像
レオナルド・ダ・ヴィンチには同性愛の噂があったとはガイドさんの話
(午後自由行動)
スカラ座のトスカニーニのポスター
スカラ座 ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」公演ポスター
指揮;ジョルジュ・プレートル
5階の立見席で聴いた。音がすばらしかった。
宿泊ホテル;アタエグゼクティブ
[本稿は書き掛けです]
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