人生ブンダバー

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10/7 東響名曲全集第192回 沖澤のどか

2023-10-11 05:00:00 | 音楽

10月7日(土)、この日から始まる「三連休」はいささか忙しい。

初日の7日は、待望の東響名曲全集。沖澤のどかによるストラヴィ
ンスキー・プログラムだ。

中でも詩篇交響曲は、10余年前ザルツブルク音楽祭で聴いた懐か
しいものだ。--この日の「お目当て」は、沖澤のどかさんと詩
篇交響曲。

ストラヴィンスキー(1882-1971)は、作風によって三つの時
代に分けられる。--すなわち、1.原始主義時代、2.新古典主
義時代、3.十二音技法時代だ。

1にあたるのが、3部作『火の鳥』1910、『ペトルーシュカ』1911、
『春の祭典』1913。
2は「プルチネッラ」1920や詩篇交響曲1930だ。


<プログラム>
1.バレエ音楽「プルチネッラ」組曲
2.詩編交響曲
--休憩--
3.バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
指揮:沖澤のどか
ピアノ:長尾洋史
合唱:NHK東京児童合唱団(合唱指揮:大谷研二)
合唱:二期会合唱団(合唱指揮:宮松重紀)
コンサートマスター:小林壱成


さて、川崎定期では4階席だが、この日は3階Cに陣取る。
お隣は、会話からアマオケのOB、OGラシイ。
客席は、川崎定期より入っているのではないかしらん。

いつものことながら、開演時間の2時を過ぎて駆け込んでくる人が散見される。
それぞれ事情があるだろうが、早めに来場したいものだ。開演はギリギリまで
待つ。



1.バレエ音楽「プルチネッラ」組曲
大変変わった配置。前列に1nd、2st、チェロ、コントラバス、
ヴィオラが一人ずつ(いわば独奏者)。
それぞれの後ろに、4,4、3、3、4(バロックの合奏協奏曲風に、独奏
者と合奏群に分かれる)

その後方に、フルート2、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、ト
ランペット、トロンボーンという編成だ。
組曲版は、急緩混じる全8曲。

沖澤さんの指揮は、私は初めてだが、見事にムダのない、打点の
ハッキリした指揮ぶり。音楽はなるほどバロック調の響きであっ
た。
(概算演奏時間:25分)

2.詩編交響曲
お目当ての詩篇交響曲。歌詩は聖書の「詩篇」からとられている
宗教曲の一種?
楽器は、これまた変わった編成で、ステージ前方下手よりハープ、
ピアノ2、チェロ8、コントラバス6。後方に管楽器がずらり。さ
らにティンパニ。
ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネットは登場しない。

P席に児童合唱が約40人(女声合唱ではなく)。その後ろに男声
合唱が24人。皆さん譜面の持ち方がいい。沖澤さんはここでも膝
は使わず、背筋をまっすぐに、ムダなく、シンプルな指揮で「音」
を鳴らす。
合唱も含め、薄いピッチがよかった。
合唱はもう少し子音を立ててもよかったかしらん?
カーテンコールでは宮松さんも登場。客席の大谷さんにも拍手が
送られていた。
(同20分)

--休憩--
相変わらずドリンクコーナーはなし。

3.バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
弦楽五部は、13-12-8-10-6という編成。木管首席は相澤(フルー
ト)、吉野(クラリネット)、福井(ファゴット)。オーボエは
新しい荒木良太さんかしらん。
繰り返しになるが、打点の見やすいハッキリした指揮で、ボーイ
ングよろしく、進んでいく。パート譜でよくそろうものだ、と感
心(振り間違えるとグシャグシャになるだろう)。
弦もさることながら、それぞれの管楽器が大活躍。ひと言で言う
と、すばらしかった。(同35分)

沖澤さんは終わると自らオケに拍手。客席を向くと、両手を広げ
て応える。次々に団員を立たせる。
三度の登場に、オケも立たず、沖澤さんに全員が拍手だった。


ほぼ「初顔合わせ」の演奏らしい、キッチリした演奏。



チラシ



12:20


12:54 横浜


12:57 JR横浜


13:00


13:09


13:13


13:15


13:16


13:16


13:17


13:19


13:21



15:00 休憩中


15:00


15:02


15:07


15:08



15:55 カーテンコール


15:55


15:57


15:59


16:04


16:06


16:12 東響のメンバー?


16:13


16:22


16:23


16:27 いつも長蛇の列


16:39


17:07 あざみ野に戻る。

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○10/15(日)、ブロムシュテット/N響の「ブル5」がブロム
さんの体調不良により公演中止(涙)。


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