人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

毎日新聞社会部『あのうたが聴こえますか』

2020-07-09 05:00:00 | 読書

「歌は世につれ 世は歌につれ」--「はやり歌」を聴くと、パッ
とその時代がよみがえる。

村田英雄が歌った「王将」(西條八十作詞、船村徹作曲)が流行っ
たのは、昭和37(1962)年、私が小学校6年生、さらにいうなら、
その関西修学旅行の頃だった。
ちなみに船村徹は歌謡曲の作曲家として文化勲章を受章している
(平成28[2016]年)。

いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」(橋本淳作詞、筒美
京平作曲)がヒットしていたのは、昭和44(1969)年、私が高校を
卒業後、横浜に転居(両親と妹は一年前から横浜・磯子の新居に住
んでいた。)した頃だ。

こう書いていて思い出したが、その前に流行っていたのは、青江三
奈の「伊勢佐木町ブルース」(川内康範作詞、鈴木庸一作曲)であ
る。
ちなみに青江三奈は、今から20年前に59歳で亡くなっている。


「歌には、人それぞれの思い出がある」、といえるのかも知れない。


本書は、毎日新聞社会部が「はやり歌」のヒットした年のトピック
スと、その「うた」関連のエピソードをまとめたもの--昭和13年
から平成6年まで全41曲が選ばれている。
新聞記者が書いたものだけに、読みやすく分かりやすい文章だ。



毎日新聞社会部『あのうたが聴こえますか』
(音楽之友社/H7[1995])


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