啓蟄やゴルフの虫も蠢きし
「三月五日は啓蟄です。この頃になると、何時ものことながらゴフルの虫が蠢き出します。]
オリオンが三ピンに見え負け麻雀
[この所、麻雀の成績が芳しくない。負けた日は夜空を仰ぎながら帰途に着きます。空には冬の星座おオリオン。ああ!あの三ピンを振らなかったら。]
犬ふぐり谷戸の畦道瑠璃灯す
[過日、確定申告のため戸塚税務署に歩いて行きました。舞岡中学から日立に抜ける谷戸に犬ふぐりが咲いていました。妻に言われ分かった。]
初音聞くもうぐいすかずらまだ咲かず
[近年、うぐいすの声がとんと聞かれなくなった。先日、久しぶりに初音を聞きました。妻に、”うぐいすかずら”の木はこれだと言われ始めて知る。]
老春の戯れ返すホワイトデー
[今年、二人のおばさんからバレンタインデーにチョコレートを頂いた。慣例(?)に習いお返しをしたが、まさか、この年齢でチョコのやりとりとは。]
いく年も生きて苦悩の春彼岸
[彼岸が来ると故人を思い浮べます。自分もあと僅かで彼の地へと趣くはずですが、相も変らず苦悩が無くならなず、煩悩に苛まれる昨今です。]
蛤や目玉飛び出る三重県産
[ひな祭りに”蛤”でもと、スーパーの魚売場を探す。この所、中国産ギョウザ等の問題から外国産離れの影響か、国産品の値段の高いことビックリ仰天。]