カタスミ

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野昌午著

ひと言感想
『気持ち悪かったです。』
以下ネタバレあり。

























どんでん返し的な話があるのはうっすら知っていたものの
あまり深く考えずに読みました。
主人公が探偵もどきで、探偵っぽい活動をするものの
なんかいまいち面白くない。
途中途中で全然違う人の話や、過去の話が出てきて
現在の話がぶった切られるのが余計読みづらくさせた。
ヤクザにスパイの話は割と面白かったので
真相までたどり着きたかったのにぶった切りでお預け。
こっちの話の先が知りたいのに強引に現在に戻っちゃって
読む気なくすわぁぁぁぁ。

とりあえず各々の話は最後に関連してくるんだろうなぁ…
という思いだけでなんとか読み進めましたが
最後のどんでん返しですっかり冷めてしまった。

ここでネタばらししますが
主人公とヒロインが若い男女だと思ってたら
最終的にすげぇジジババだったというオチ。
しょっぱなから性的活動に励む主人公だったので
『最初からすげぇ展開だなwww』
と思って読んでましたが
あれジジイかよ…と…。
そして70のババアが売春とか
買うやついるのかよ…と…。
いろいろ無理がないかこの流れ…

愛子が自分の息子夫婦を『おとうさん、おかあさん』とか言うのも変だし
妹と調査に行った時の
奥さんじゃない→じゃ彼氏?みたいなのも
ジジババだとなんか不自然な気がする…

そもそも若い人の恋愛話も別に読みたかないんですが
ジジババの恋愛なんかもっと読みたかねぇよ。
いや、別にしてもいいんだよ?個人の自由だもの。
でもそれわざわざ読みたくないわ…
いろいろ挑戦するのはよし、生き生きするのはよし、
ただまぁ私は『いい年してさぁ…』という気持ちが勝ちました。

そして、ヒロインがゲスイんですが(主人公もたいがいだけど)
散々犯罪の片棒かついどいて 
たいした解決せずに終わったんですけど。
蓬来倶楽部の問題も結局作中では解決してないよね?
なんだこの終わり方…
と思ったものの、すでにモヤモヤすらせず
どうでも良くなってしまったという…

う~ん、なんでしょ、唯一ヤクザ編だけはちょっと面白かったけど
全体的にストーリーが面白くなかったし
最後のオチでいろんなものを台無しにしてしまった感がすごい。
☆は1つです。
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