速すぎる『礼賛』の失速

ソニーが１万人規模の従業員削減なんだとか。


ソニーがプレイステーションの成功で、礼賛されていたのはそんなに昔のことじゃないですよね。

そういえば、ニンテンドーのWiiとDS、シャープの亀山モデルなど、大ヒット商品が売れに売れ、経済誌やテレビでさんざん取り上げられ、崇められていましたが、今は見る影もありません。


それにしても最近、『礼賛』の失速は、あっという間です。
以前は、礼賛された人や会社は、ずーっと有り難がられていたような気がします。
経営の神様・松下幸之助さん、トヨタのカンバン方式、チェレンジ精神・本田宗一郎さん、などなど。


先の読めない、複雑すぎる時代のせいなんでしょうか。
ユーザの興味の移り変わりが早すぎるのか、私たちが瞬間的な成功を大げさに祭り上げてしまっているのか、『礼賛』に慢心してしまうのか・・・


テレビや経済誌では、毎日のように新しい『成功者』が紹介されています。
果たして、長～く成功し続けられる方はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。