50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

”メジャーな企業に次のチャンスなんて無い” 週間アスキーより

2012年09月23日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
 しばらく前の週間アスキー、岡田斗司夫さんのコラム「ま、金ならあるし」

 ”いま流行っている”、”いまメジャーな企業”に入りたがる、今の学生さんや就職希望者に向けての言葉です。

 岡田さんが身を投じたアニメ業界。 
 岡田さんが始めたころはろくな作品が無くて自分たちのほうが良い作品を作れる、だから成功できる、と妄想できたんだそうです。
 いまは爛熟した市場になって、そこそこのクオリティーの作品がごろごろしている業界になった。なので、そんなところに「次のチャンスなんか無いのに」なんだそうです。

 「いまヒットを飛ばしている会社なら、その数年前から超有能な奴が入って準備して、それが最近になってやっと開花したわけじゃないか」
 「むこう20年はそんな奴らが舵取りするぞ。そんな会社に入っても”企画”の余地なんてのこってない」



 な~るほど。ま、自分の立場を脅かされる年寄りの言葉にも聞こえなくない。
 今の時代、失敗しにくいし、立ち直りにくい。冒険したくてもできないのに、自分のころはあーだった、こうだった、お前達は何をしていると得意げに語りたがる老人の主張にも聞こえてしまう。


 でも、確かにそうだよね~。イチから作るのは、とても大変。土台のしっかりしたところで、自分の力を発揮したいっておもっちゃうよね。
 だけど、そんなところに、自分が活躍できる場なんてないよ、と

 いや~、目からウロコでしたね。
 週間アスキー、とにかくコラムが面白いんですよね。でも、毎回思うけど、ターゲットの読者はどのへん?って思うほど、記事、コラムにバラエティありすぎ。

CMと視聴率

2012年09月23日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
民法のテレビのCMが鬱陶しいですねえ~

特に番組後半の小刻みに入るCMには、イライラして腹が立つこともしばしば
集中力がそがれて、興ざめしちゃんです。
ゴールデンと呼ばれる時間帯が特に酷い!

昼間の再放送とか、深夜枠も、かなりCM長いですが、まとまって入っているので、あーCM時間帯だなって割り切れたりします。
まあ、何かをしながら観流す時間帯だからでしょうね

1時間番組なら、番組の正味時間はだいたい45分。2時間で1時間半
3時間だと、ひどいの場合は2時間20分くらいのもあったりしたような。
まあ、タダで視聴している以上、CMは観なきゃいけないんでしょうけどね

なので、最近は面白そうなモノは、録画してCMをカットしてから観るようにしています。

私の録画機は、本編とCMで音声の質が変わるところで、自動でチャプターを分割してくれるので、比較的CMをカットしやすいのですが、最近再方法している「踊る大捜査線」は、ジャパネットのCMが本編と同じ音声なのか、切れ目が全くなかったりします。スポンサーかテレビ局の防衛策なんでしょうねえ
でも、容赦なく探し出してカットします(笑)


さて、私のような視聴の仕方をすると困るのがスポンサーとテレビ局なんでしょうね

録画して観る人が増えれば、視聴率が下がる

スポンサーは視聴率の低い番組に金を出さない

広告費が入らないので、テレビ局の経営が苦しくなる

制作費が下がり番組の質が下がる、または韓流ドラマが増える


う~ん、これま観る側にも大問題だ
でも、もう視聴率っていうモノサシ自体、時代に合わなくなってきてるんじゃないですかね
視聴率って、ひょっとしてライブで頻繁に入るCMに耐えられる、時間があって忍耐強い人達の割合を示す指標のような気がします。

新しい指標を編み出すのは大変なんでしょう
なので、手っ取り早くできること。
CMの入れ方を考えましょう、ね、テレビ局のみなさん


プロ野球選手の引退試合みたいな感じ ~映画 踊る大捜査線ファイナル~

2012年09月09日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
映画 踊る大捜査線ファイナル観てきました
9時半からのレイトショー、客席はほぼ満席
やっぱり話題性、人気があるんですねえ


さて、観ての感想なのですが
ムービー3「やつらを解放せよ」が、私にはどうもイマイチだったので、あまり期待していなかったのですが・・・
まあ、面白かったですよ、悪くないって感じ


例えるなら、プロ野球選手の引退試合みたいな感じ
15年間、楽しませてくれてありがとう
もう、現役でプレーする力がなくなっちゃったけど、あなたがプレーする最後の姿がみられるだけで幸せ・・・

映画も最初から、いままでの名シーンを、ちりばめながら、時間が経過したことをイヤでも認識させるような造り
客席も、あ~、あんあシーンあったよね~的な、なんだかゆる~い空気が漂っていたような気がします。


いままで楽しませてくれたから、最後はみんなで盛大にお見送りしてあげようっていう映画ですかね~
単発の1本の映画としては、ストーリーに緊張感も意外性も無く、どきどきハラハラもない、どっちかといえば駄作
最後に、バスはないだろう。
そして、大捜査線ムービーお決まりの青島くんの、長~いセリフ。
やっぱり、ちょっと無駄かなって思わせるシーンでした


きっと、公開まで特番オンパレードだったんだろうね~。私は観なかったけど
見どころとか、カエル急便とかの細かいこだわりとかね。
あの、鬱陶しい番宣も、もう観なくなるのかと思うと、すこーしだけ寂しい気もしますが

一緒に観た妻の感想が、秀逸でした
『面白かったよ、テレビドラマみたいで』
『最後の青島くんの長セリフも、フジテレビじゃなきゃ、あってもいいかなって思ったけど』


あ~、やっぱりフジテレビ、鬱陶しいんだな~

まあ、そんな映画でした

天災に動じない人々への違和感 ~映画 崖の上のポニョ~

2012年09月02日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
先週の金曜ロードショーは、崖の上のポニョでしたね

公開から結構たっていますが、実は観るのは初めてでした。
これまでのジブリ作品、特に宮崎駿監督のものの中では、特に子供向けかなという感じのファンタジーでしたね

全体に、話が目まぐるしく唐突に進行する感じで、1回観ただけでは何がどうなってそうなるのか理解できず、2,3回みてやっとなんとなく理解できるかなって感じ

まあ、おっさんは楽しめなくても良し、なのか~とも感じます。
それは、それでいいんですけどね


ただひとつだけ、違和感を感じたのは、街が水没してボートに乗って避難する人々が、実に呑気なことです

家や道路、車が水没して、移動手段は船だけ
救助されているはずの住民は、何事もなかったように行き交う人たちに手を振っている。

これがハリウッド映画なら、間違いなく軍隊が出動して、銃を構えているはず
公的機関に押しかけ、怒号が飛び交い、暴動が起こってもおかしくない状況なのにね


これは子供向け映画だから、これでいいのか?
う~ん、どうなんだろう


後で考えたこと。
人も他の動物と同じで、自然災害の前には手も足も出ないのが、当たり前
野生の動物ならどうだろう。
生き残った動物は、住処を替え、しばらくしてからまた戻ってくることもある。

人だけが森を切り開き道路を造り、街を形成する
堤防を造り河道を固定して、山崩れを留めようとする
定住するから、自然災害に翻弄される

人も、いろんなものを捨てて、自然災害も受け入れよう

って監督からのメッセージなのか?
う~ん、それも高尚すぎかな

でも、地球温暖化なのか、雨の降り方が激しくなり、熱波、冷夏、気候はどんどん激烈になっているように感じます
『平年』なんて言葉が死語になるような近未来、人も生活スタイルを、劇的に変えなくてはならない日もそう遠くないのかも



そして誰も何もしなくなる!? ~NHKドキュメンタリーWAVE 訴えられた科学者たち~

2012年08月19日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
かなり衝撃的な内容でした

NHKドキュメンタリーWAVE 8月18日放送の「 訴えられた科学者たち ~イタリア・地震予知の波紋~」

群発地震が大地震の予兆じゃないかと、不安になる住民
これは、大地震の兆候だと喧伝する、主流でない地震予知科学者
行政が、専門の科学者を集めて見解をまとめる

群発地震が大地震の予兆である可能性は低いと、行政が発表し、テレビと新聞が報道

そして、大地震が発生し、壊滅的な被害を受ける


生き残った住民は、政府の「安全宣言」を信じて避難しなかったので、被害が増大した、と
「安全宣言」を発表した行政の責任者と科学者を『殺人未遂』で訴えている、という内容です


これで科学者が有罪になったら、きっと誰も地震予知なんて研究はしなくなるでしょうね


行政の「安全宣言」を信じたから家族を失った、訴えたい気持ちはわかるのですが、相手は自然現象なんです。
科学は、いつの時代もすでに何でもわかっているように錯覚をしがちですが、実は何もわかっていないのがホントのところ
群発地震が大地震の予兆だと喧伝している科学者も、他の地震の全てを正確に言い当てているのであれば、無視した学会に問題はあったのでしょうが、果たして精度はどのくらいなんでしょうか。

また、いたずらに住民の不安を煽り、パニックを誘発するのがもっと恐いと思うのです
むしろ、昔から周期的に地震がくる地域のようですから、耐震基準の整備や、耐震補強を優先すべきだったのでは、というようにも感じます。

いずれにしても、科学者を責めるのは、かなり無理があるように感じました。

おそらく、無罪判決が下ったところで、市民は納得しないでしょうね
かといって、有罪なら科学者は、きっと何もしなくなるでしょうね
裁判の結果、果たして何が得られるんでしょうか


医療の世界でも重量道に加え訴訟を恐れて、極端になり手が少なくなっている科もあるという話を聞きますよね
教育でも、訴訟は少なくても、いわゆるモンスターペアレンツの存在が、教師を蝕んでいるようです。


行政のやることに、失敗はありえない
客ののぞむモノは、全て希望通り与えるのが当然

はたして、ホントにそうなんでしょうか

なんでも、簡単にあたりまえのように手に入ると錯覚しがちな現代
感謝をしなくなった私たち
いろんなことを、少し考え直す時期なのかもしれなないですね