50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

春の気配

2012年03月06日 | 散歩
春の気配が好きです。


雪国生まれのせいだろ思います。
ツライ冬が終わる予兆。


春そのものも好きですが、まだ雪が残る中での少し強い日差し、生暖かいゆるーい空気がもっと好きです。


今日は、午後からそんな日でしたね。



今日の散歩コースの新川崎駅近くの風景です。
整然とした街並みと開けた空間のゆるーい空気と春っぽい日差し。


私が休職して半年が立ち、季節がたくさん変わりました。
もうすぐ冬も終わりです。

気がつけば年下ばかり

2012年03月06日 | 最近のニュースにコメント
130台後半のころ、大きい病院に行って、ふと廊下を歩いているお医者さんの大半が自分よりも若いそうなことにショックを受けました


大きい病院なので、研修医の方も多いとは思うのですが、自分の体を預ける相手が年下・・・
なんともいえない気持ちになったことを覚えています。


先週、ヤフージャパンの今後の新体制が発表されましたね
日本を代表する大企業の社長が、これからは自分より年下になるんだなーと感慨深く思いました。


ソフトバンクの孫正義さんも、楽天の三木谷さんもかろうじて私よりも年上ですが、自分よりも一世代以上若い人たちが社会を動かしていくことでしょう。


スポーツや芸能界では、若いキラ星のような才能が当たり前のように活躍していますが、それは特殊な才能を持った人たちの別世界での話、
病院も会社も自分がふつうに関わる身近な世界。そこで自分よりも若い世代の人が主導権を握ることが、すぐには受け入れられないのかもしれませんね。


「これ以上言うと老害って言われるから」と若い人を立てるような素振りを見せながら、自分の存在感をアピールする先輩も多くいらっしゃいます。
無理に若返る必要もないのでしょうが、後進の力を信じて老いも若きも一緒にがんばっていけるのが一番いいんじゃないかと思います。

うつは感染する

2012年03月06日 | 休職の日々
感情が表に出ず、話かけても何の反応も無い人と一緒にいるのは、想像以上に辛いモノです。
そして、そういう人と一緒にいると、自分を責めてしまいがちです。


「自分に何か原因があったんじゃないか」


そうかもしれません。
でも、なってしまったものは悔やんでも何も解決しません。
まずは、うつの人が回復することを、ひたすら待ちましょう
長い人生、そんな時もある。治ればまた楽しいこともある、死なずにいるだけいいじゃないか、と。


とはいえ、思っていてもやっぱり辛くなるものです。
自分だけ気晴らしして、楽しい思いをするもは申し訳ない、と思うかもしれません。


でも、まあ、いいじゃないですか。
治療に時間がかかる病気です
短距離走の勢いで、フルマラソンは走れません。
あなたが悪い訳じゃない。
心配しても、気に病んでも何も変わらるわけではありません

気長にやりましょう。


でも、この境地に到達するには、すぐには難しいかもしれません。
気分が重くなる、何もしたくなくなる、集中できない、笑えない
よく言われることですが、うつは確実に周囲の人に感染します

気持ちは大丈夫と思っても、体に異変が現れるかもしれません。
何かおかしいかなと思ったら、迷わず診療内科にいってみましょう。
何事もなければ、それでよし。話を聞いてもらうだけでも、いいんですから

家族の協力 見守る側から

2012年03月06日 | 休職の日々
私の身近な人がうつ病ではないかと気がつくまで、1年近くかかりました。
やる気がなくなり、家では寝てばかり。笑わないどころか、会話さえ成立しませんでした。


「私に何か問題があるのか?」
「何事も前向きに考えればいいのに」
「何でそんなにマイナス思考なんだ」



病気に気がつくまで、自分を責め、病気の人を責めました(口にすることはありませんでしたが)。
気がついたきっかけが何だったか覚えていませんでしたが、本を買って病気を理解することから始めました。書名は忘れてしまいましたが、薄い読みやすい本で、スーっと入ってくる本でした。


「うつ病は、自分を守るために外的な刺激を遮断する病気である」



たしかそんな内容だったと思います。攻撃されれば防衛する、人間の本能ですよね。
うつ病になった人は、自分を壊すと思われることを避け、反応せず感情を出さなくなるんだとか。


そして、「うつ病は重症化すれば致死率100%の病気である」


恐ろしい病気です。現在最凶の病気のひとつであるエボラ出血熱の類でも、そんなに致死率は高くないですよね。


治療は必要と思ったので、あなたはうつ病かもしれないから、この本を読んで病気を理解しよう、診察をうけようといっても、受け入れられることはありませんでした。
本人は、まさか自分がそんな病気のわけがない、と思っていて、診断された後も受け入れられなかったらしいです。


なので、ひたすら見守ることに徹しました
積極的に関与しない、怒らない、でも常に様子は見ている、自殺を臭わすような言動に注意する。
言葉にするとこれだけのことですが、やり続けることは、とても大変でした


話しかけても反応しない、何を考えているかわからない人と接しているのは、思った以上に辛かったです。
でも病気なんだから仕方ない、良くなるまで(正確には元に戻るまで)何年も時間がかかるんだから、と思ってしのぎました。
私の身近な人はおかしいなと感じてから、回復するまで4、5年くらいかかりました。


今度は、私が(もっと軽い症状のように思えますが)似たような状態になるとは。
でも、見守り続けている時期に、私自信もちょっとおかしいかなと思える変化が出ていたことを自覚していました。多分そうかもしれない、でもコントロールできている、大丈夫、と。
うつ病の場合は、完治ではなく、寛解というのだそうです。
「問題がない程度の状態が続く」ということのようです。
私もおかしくなり始めていた自分をごまかして、そう過信していたのかもしれません。
そして、いろいろなことをきっかけに再発したような気がします。


見守る側は、気長に構えるしかないようです。
でも、うつは感染します。見守る側の心身の健康に注意しなければと思います。