なんかちょっと、関白宣言みたいじゃないか。
たんぱく質制限。
こんちゃんは腎臓が悪いのでタンパク質、リン、塩分は制限しないといけない。
一日にとっていいタンパク質は、これは人間の腎臓病の食事療法から引っ張ってきたんだけど、
「体を維持するための最小限のたんぱく質は体重1kg当たり0.6g/日が必要とされ一日換算で約30g~40gです。」
こんちゃんの体重は約10kgなので、0.6g×10kg=6g 一日に必要なタンパク質は6gとなる。
もうひとつ気をつけなくてはいけないことがあるのだが、それはカリウム。
カリウムについて
腎不全が進んでカリウムの排除が行われなくなると高カリウム血症となり、症状として、だるさや体のしびれ、死に至るような不整脈を生じる事があり、食事に対する注意が必要です。
カリウムは生野菜、いも、生の果物に含まれているため、多量に摂取するのは控える方がよいでしょう。
犬が大好きなさつまいもにはカリウムがたっぷり含まれている。
腎不全ではないが、腎不全になりつつあるので、カリウムを筆頭に、ビタミン・ミネラル類も抑え気味にしないといけない。
利尿作用があるということは腎臓をこき使うということだかららしい。
腎臓の機能そのものが低下しているので、腎臓にとっての有害成分摂取量をへらすことが必要なんである。
ここのところ、腎臓に関することばかり調べている。
タンパク質は合格でも、リンが多いとか、カリウムが多いとか、
何の問題もない食品というのが見当たらなくて、
ああ、もう、じゃいったい、何食べさせればいいの?という状態である。
もりぶでん?モリブデンって何よ?尿酸をつくる?尿酸をつくるっていうことは腎臓に悪いの?
なんていうことを繰り返している。
お教室があったら通いたいがそういうのは苦手なので3日坊主になりそうだ。
中学生のとき、同じクラスに腎臓病の女の子がいた。
背の高い子で、いつも明るくにこにこしていて、人の悪口なんて絶対言わない子だった。
おかあさんの手作りお弁当も、とってもかわいらしくて、食事療法してるなんて見た目ではわからない。
一方、どこから見ても男らしいお弁当だった私は、一緒に食べるのが、ちょっと恥ずかしかった。
今調べみると、腎臓病っていうのは、
「とにかくストレスをためないことが一番、あとはひたすら食事を気を付ける」
てなことが書いてあり、毎日のお弁当(だけじゃないけど)お母さん大変だっただろうな、
でも彼女も偉いな、いじめとか、陰湿ないたずらが、ないわけじゃなかったのに、
そういうのにかすりもしないで、いつでもにこにこしているのは、しんどかったに違いない。
くねくねの山道を、ハイスピードで、登ったり降りたりするような、そういう危険があるからなあ、思春期って。
ともすれば悪意が燃え盛りがちな、不安定なともだちの間を、縫っていくのって、大変だ。
落ちるかもしれない谷底を、いつも横目で見ながらねえ。
大人になっちゃえば、そんな時期のことは忘れちゃう。
思い出しもしない。
つらい思いをしている子がいたなら、何とか逃げ切って、
やり過ごして大人になっちゃえば、もうこっちのもんだ。
あとはほんとに楽だから、自由だから、って、伝えたい。
でもあの子は多分、誰からも嫌われなかった。
いやみんなの本心はわからないけども。
表だって嫌う人はいなかったように思う。
ちょっと毒舌だったりもするんだけど、さらっと笑顔でカバーする。
頭がいいというより、何が危険で、何が安全か、よく知ってたのかな。
きっとお母さんと一緒に、すごーく、考えたんだと思うんだよね。
学校生活がストレスにならない過ごし方を。
きっとあの明るさや機転の良さは、生まれたままの自分というわけでなくて。
病気で苦しむことより、つらいことなんかなかったのかもしれない。
そうなんだよね。体の具合が悪いと、ほかのことなんかほんと、どうでもいいんだよ。
壊れそうな腎臓抱えてるんだから、ストレスなんかで悪くなんかなってたまるか、って感じだろうなあ。
こんちゃんがオレコに(あんまり)いじめられなくなったこと、
こんちゃん自身がリラックスしていられるようになってきていること、
きっと、からだ(の具合)にはいい方向に出てるんじゃないかと思うんだな。
少しでも元気でいられる日を伸ばしてもらいたい。
折角のんきに暮らせるくらい、落ち着いてきたんだもんなあ。
というわけで今日は本屋さん行くからそろそろ店じまい。
今朝は(低気圧で)朝から2回散歩したけども、明日も早いぜ。