歐亞茶房(ユーラシアのチャイハナ) <ЕВРАЗИЙСКАЯ ЧАЙХАНА> 

「チャイハナ」=中央ユーラシアの町や村の情報交換の場でもある茶店。それらの地域を含む旧ソ連圏各地の掲示板を翻訳。

ロシア人がリスペクトする武将(2)

2009-03-19 06:36:36 | ロシア関係

ところで、そういうロシアの、新旧の日本マニアの融合を感じさせるサイトをみつけました。 「АРФЯ(封建時代の日本・再現協会)」のHP、Сэнгоку Дзидай(センゴク・ジダイ=戦国時代)」です
http://www.sengoku.ru/index.htm


欧米の方で昔から人気のあるコスプレの一分野として、「リエンアクトメント(史的再現)」というものがあります。大勢で、なるだけ史実に忠実に仮装して、歴史的な事件を演じるという奴です。普通は「ワーテルローの戦いを再現しよう」みたいな、戦史関係のそれが多いのだとか。

サイトの説明を読む限り、どうやら彼らはこれの日本版をやっているようですね。平たく言えば、「武将コスプレ集団」なわけです。こういうのを見ると、ロシアも地域によってはつくづく豊かになってるんだなあ、と痛感しますよ。消費財の種類が圧倒的に少なかったソ連時代には、こういう趣味は物理的に成り立ち得なかっただろうし、そもそもこんな発想自体が起きなかったでしょうから。

連盟には「クラン(~家)」という3名以上のグループを作って加盟し、グループの代表は「ダイミョー(大名)」と呼ばれるのだとか。このサイトのリンク先を辿っていったら、米国の同種の団体のそれに行き着いたのですが、そこの組織の形態も同じような感じだったので、多分、その辺はそっくり真似たのでしょう。

サイト内は、戦国時代を中心に日本の歴史や文化についてのリソースが豊富であり、例えば、

「第四次川中島の合戦」みたいな歴史的事件の説明であるとか、
http://www.sengoku.ru/archive/library/history/battle/211015.htm

北条氏康みたいな歴史的な人物についての詳しい説明があったりします。
http://www.sengoku.ru/archive/library/history/personality/214028.htm


ここいらは、戦国コスプレをやる人間には必須の知識なんだろうから、まあ分かります。でも、それが、

「葉隠(抜粋)」の露訳
 http://www.sengoku.ru/archive/library/readingroom/240011.htm

だとか、

聖徳太子の憲法・全文Конституция Сётоку Тайси (604 г)」、
豊臣秀吉の刀狩令・全文Тоётоми Хидэёси.Указ о сборе мечей (1588 г)」
などの露訳がダウンロード可能
http://www.sengoku.ru/archive/library/readingroom/index.htm


みたいな話になってくると、どうにもあの、古いタイプの日本マニアの雰囲気が漂ってくるのです。良く言えば、生真面目で体系的で厳密。悪く言えば、衒学的で不寛容とでもいいますか。

こういう↓感じで、中途半端に駄目なコスプレ者が容赦なくさらされているのを見ると、さらにその感を強くします。

↓「誤った戦国コスプレの例」
http://www.sengoku.ru/archive/reconstruction/boarddisgrace/index.htm


まあ、たしかに最上段右上の男は国籍不明だし、その左下の剣道着+兜の男はどう贔屓目に見ても劣化したダース・べイダーにしか見えないけどw

ここの掲示板では、”十字を使った家紋は島津家以外にどこかあるのか?”みたいな議論が延々と続いていたり、「ラスト・サムライ」が時代考証の面から叩かれまくっていたり、”韓国の軍人が秀吉の朝鮮遠征の時代にタイムスリップする映画をネットで見つけたが、これは「センゴク・ジエータイ(戦国自衛隊)」のパクリじゃないか?”といった指摘があったりと、色々楽しいのですが、その中にこんな王道のスレもありましたちなみに、コテハンのほとんどが日本っぽい名前ですw

 ※また字数が足りなくなった......(3)に続く。


ロシア人がリスペクトする武将(1)

2009-03-19 05:31:48 | ロシア関係

前回の記事でも書いた通り、普通のロシア人にとっては東アジアの諸民族の違いなんてあやふやなのですが、インテリ層を中心にそっち方面の伝統文化に関心を寄せる人々は多く、詳しい人は別に研究者とかではない一般人でも詳しいです。

そして、彼らの東アジア文化についての知識は、日本のそれがベースになっている場合が多いですね。ソ連時代に物心のついた、今の30代以上の世代は特にその傾向が強い。

これには、1960年代以降の中ソ対立が大きく影響していると言われます。当時のイデオロギー対立に端を発した両国の対立は、事実上の冷戦に発展したばかりか、1967年にはアムール河(黒竜江)沿いの国境地帯で武力衝突←ダマンスキー(珍宝)島事件まで引き起こしました。

中共側は、武力だけではなく“ソフトパワー戦術”も必要だと感じたのか、河沿いにあるソ連領の町の方に巨大スピーカーを向けて、”ソ連修正主義批判“やら“毛沢東語録”のロシア語訳を大音量で、しかも昼夜を問わず流し続けたりもしたらしい。文字通り、国家レベルの「口喧嘩」ですねw。

さすが大陸だけにスケールがでかい!というか、それ以上に偉大なる毛主席の御言葉であるからには、露助も謹んで聴くことだろう!という、紅衛兵たちのどこか硬直した思考様式が窺い知れるエピソードだともいえます。あちらの住民からしたら、単なる嫌がらせにしか思えなかったことでしょう。ちなみに、金日成が文革を批判した関係で、北朝鮮にたいしても鴨緑江の対岸から金日成の悪口が大ボリュームで流されたらしいw。

ソ連側もよほどウンザリしたのか、国内では反中プロパガンダを強化していきました。その流れで、当局が東アジアの伝統文化に言及する場合も中華圏のものは避けられ、日本のそれが優先されるようになったというのです。イデオロギー的には、資本主義国である日本の方がより優先順位の高い“敵”のはずなんですけどね。核を持ち、長大な国境を接する中国の方がより“リアルな脅威”だったということか。

 当時のソ連では、本を出版する権限は党=国家が一手に握っていましたから、当然、日本文化関係の本が多く世に出回るようになります。漠然と「東アジア文明」に関心を持つソ連人はその手の本を読んでは、どんどん「旧き日本」の信者になっていったのでした。

何しろ、社会主義体制下で外部の情報は限られ、出版物の点数も限られていた時代です。そういう人の多くは、“日本”と名のつくものは専門書であれ何でも貪欲に読み込んでいたようで、特に、伝統とか歴史についての知識にはかなりの厚みがありますね。“知的な地肩”がとてつもなく強いというべきか。こちらの、義務教育程度の日本史などの知識では、しばしば太刀打ちできなかったりするんですよ。

ただ、困るのは、過去の日本を愛し、理想化するあまり“日本はいかに近代化しても、未だ伝統的で精神的な生活を送ってるに違いない” みたいな強固な信念を持つ人が非常に多いことです。この辺りは、ネットやゲーム、アニメを介して日本を知るようになった、若い世代の日本好きとは明らかに異なります。

そういう人に対して、リアル日本人たるこちらが、「いやいや、そんなことは….」と水を差そうものなら、まるで「お前は米化した偽日本人だ!」とでも言わんばかりの反応が返ってくることもあって、何か凹んでしまいますね。

こちらから言わせれば、細かく見れば、日本人もそう単純に欧化したり米化したりしてきてるわけじゃないんだけど、実際に日本に住んだことの無い人々にそれを説明するのはけっこう難しいもので......。

※字数制限に引っかかったので2つに分けることにします。(2)に続く。
 


ロシア人から見た日本人と中国人の違い

2009-03-14 01:18:43 | ロシア関係

ブログを始めたのはいいのですが、具体的に何から訳そうかといったことはあまり考えていませんでした。とりあえず、最初は無難に日本絡みのもので行きましょう。

ロシアの大手ポータルサイト「Mail.ru」には、「ответ(返答)」という、「yahoo知恵袋」みたいな質問コーナーがあるのですが、そこで「日本」とか「日本人」みたいな言葉を入れて検索すると、だーっと出てくるのはひたすら車関係のスレッドです。ロシアの東部、特に沿海州の辺りだと走っている車は日本の中古車ばかりだから、それも当然なんでしょう。

 もう一つ目につくのは日本人と中国人の違いは何か?」といった類のものです。あちらに住んでみると分かりますが、普通の人々の間では東アジアの三大民族(日本/漢/朝鮮)の区別はあまりついていない。下手したら、モンゴル人とかフィリピン人も同じ枠かもしれません。まあ、普通の日本人もアラブ人とイラン人、ロシア人とポーランド人の区別なんてつかない人が多いだろうから、仕方のないことなんでしょうが。

それらの民族と直に接する機会の多い沿海州とかアムール州の連中は例外として、西の方に行けば行くほどその傾向は強いですかね。もちろん、教育程度の高い人間なら「知識としては」かなり細かい違いまで知っているわけですが、よくよく聞いてみると、その三者はかなり渾然一体となっていたりするのです。

 基本的に、彼らは日本人にしろ朝鮮人にしろ、太古の昔に大陸から移住した漢民族の子孫だと思ってるみたいなんですよ。確かにそれも間違ってはいないんだけど、その移民たちがその後の歴史で半島なり列島なりにいた別の種族と混交して異なる言語を持ったり、別の文化を持ったりしたことまではよく分かってないようで。

だから、その三民族の間に違いがあるとしたら、それは民族的にどうこうというより、各々が属する国家体制だとか経済水準が違うからだとみなされているフシがあります。その際の判断の基準となっているのは、主に彼らが日常生活で接する電化製品やら自動車だと思うんですよ。

 一般に、あちらの方面で流通している中国製品は、安くて粗悪なものが多いです。結局、「世界の工場」中国の製品でも高くて高品質なものは先進国に流れ、ダメなものはロシアみたいな新興国に流れているわけですが、田舎の人にはそれが分からない。

そのまま「中国=粗悪品の国」のイメージになってしまうようなのです。さらに、そうしたものをバザール(市場)で売ってるのは大抵、中国の地方からやってきた身なりの悪い小商人なわけで、買うときに微妙にボられたりして、さらにイメージが悪化するという....。近年、不法移民が激増しているというのもあるでしょう。

一方、日本や韓国からやってくる電化製品やら自動車は高くて高品質なものばかりであり、現地で暮らしている人々も大体どっかの企業の駐在員だったりして、良い服も着ている。少なくともバザールとか列車の三等寝台とかでは見かけることがありません。その数も、中国人に比べれば全然少ない。メディアで肯定的に描かれるそうした国々の情報も加わって、全体的にイメージは非常に良いわけですよ。

妙な言い方ですが、一般的なあちらの感覚では、

 日本/韓国/台湾/香港人   =裕福で先進的な高級“漢民族”                      
 中国/北朝鮮/ヴェトナム人=普通の“漢民族”

みたいな感じでしょうか。中国国内の凄まじい格差がどれだけ理解されてるかは不明です。以下はその手のスレの中の一つ。他のスレも、やり取りは似たり寄ったりですね。

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<教えて!ナロード>

「中国人と日本人って何が違うんだ?」
原題: Люди...какая разница между китайцами и японцами???
http://otvet.mail.ru/question/9641985/

 

<ナロードの答え>


回答ナロード1号
お前は信じないだろうが....一方は日本に住み、もう片方は住んでないんだ


回答ナロード2号
名前の違い。


回答ナロード3号
日本人はロボットを作る。中国人は世界中であらゆる商品のパチ物を大量生産。


回答ナロード4号
日本人は中国人よりも賢く...中国人は日本人よりも頓智が利く!


回答ナロード5号
自分で日本製と中国製のテレビか車を買ってみれば、すぐに分かると思うよ。


回答ナロード6号
違いなんてないだろ。
朝鮮人も同じ。


回答ナロード7号
日本のコンピューターは世界一!次に米国製。でも、うちのガヂューキノ村には中国製しかないの。


回答ナロード8号
象形文字(漢字)が違う。あと縦書きと横書きもw


回答ナロード9号
穿いているパンツが違う。

中国でよく見るトランクスとブリーフの中間系みたいなのは、確かに日本人も穿かないかも知れないw.


回答ナロード10号

そんなの知るか!日本人は訳が分からないし、中国人はすが目の連中(?)だ。というか、あいつらはどっちも“チュクチ”だ!

 こいつは原文で放送禁止用語とか使ってたりして、すごく頭が悪そうです。ちなみに、「チュクチ」とはアラスカに近いロシア領の東端に住む少数民族「チュクチ人」のこと。モンゴロイド的な容貌を持ちます。http://www.ling-atlas.jp/chukchi.html

国土の端っこに住んでいたり、また自然に密着した独特の文化を持つことから、ロシア人はしばしば「原始的」だと言う意味を込めて罵倒語としてこの民族の名を使いますね。けしからん話ですが。ロシアのTVでも、お笑い芸人がよくその生活習慣をジョークのネタ(“インディアン嘘ツカナイ”みたいなレベル)にしているんですが、先
進国だったら普通に人種差別として叩かれそうな気がします。


回答ナロード11号
一方に砂塵、他方に時化...。

 よく意味が分かりません。


回答ナロード12号
中国人は数が多すぎ。でも人口に対し、その国土はあまりに狭い。日本人の人口はそれよりもちょっと少ないけど、同じく住む土地が全然無い。

 

回答ナロード13号
どっちも、うちらのカザフ人によく似てるよね...。

ロシア人から見たら同じに見えるかもしれないのですが、カザフ人は全体的には背が高めで瞳の色の薄めな人が多く、同じモンゴロイドとはいえ、東アジアの諸民族とは微妙に違った感じがします。

<ナロード・ベストアンサー>


いかなる違いも.....無いな。どっちも同じだ。

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そうですか。

しかし、将来中国がもっと豊かになったら、彼らの東アジア観はどう変わるんですかね。 彼らのイメージは「名実ともに」漢民族を中心に統合されてしまうのか?

ところで、こんな↓スレもありました。中国と日本のイメージの違いはこういうところにも影響しているようです。

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<教えて!ナロード>

「お前ら、日本の女の子は好きか?」
原題:ЯпОнКи
http://otvet.mail.ru/question/5028005/

 お前ら、日本の女の子は好きか?アジアン・ビューティーだぜww

この写真は日本のトップモデル「エビ・チャン」(※原文ママ)だ。

中国人だとモデルでもこんなに綺麗じゃないぞ

いやいや、本当に日本人だよw綺麗だろ?

お前ら信じてないみたいだな!

日本にもこういう美人はいるんだよ....もちろん、そんなに多くは無いんだろうけどなw

 

<ナロードの答え>


回答ナロード1号
タイ人みたい。


回答ナロード2号
ロシア化してんじゃね?


回答ナロード3号
これは名ばかりのアジア人。


回答ナロード4号

うん、可愛いね。


回答ナロード5号

もちろん、否だ!日本には綺麗な女性なんてまったくいない。なぜなら、歴史的に日本人は他の世界から孤立してて、他の民族と混血することがなかったから。美しい女性とは混血によってのみ生まれるものなんだ。

日本では、ようやく第二次大戦に敗戦した後、米国の筋書き通りに発展しだしてから、全世界から流入してきたビジネスマンその他外国人との間で国際結婚が始まった。あんたが挙げてる写真のモデルは、そういう混血の結果なんだよ中国についても同じことが言える。最近は中国の方でも美人がたくさんいるけど、そういう傾向は始まったばかりだ。日本の場合、それがちょっと早かったというだけの話だろう。

そもそも、昔の日本じゃ結婚は同じ氏族の間だけだった。でも、氏族間の抗争で男性の数が激減した際に、天皇は勅令を出したんだ。それによると、全ての男性は道で会った女性を誰でも手籠めにしてよいとする一方で、女性の側にそれを拒否する権利は無かった。ただし、既婚の女性はそこから除外されていたから、既婚者は外出するときに未婚者でない証として背中に“枕”を着けないよう命じられた。

“枕”というのは帯の後ろ留めのことを指してるらしい。そんな馬鹿なw

つまり、男たちはその“枕”を目印に女を犯してたってわけだ。その法律は200年に渡って存在したが、後にそれが廃止されてからも、女性が背中に“枕”を身につける伝統は残った。結果として、その“枕”は、今なお日本の民族衣装(=着物)の小さくて美しい一つのパーツとして残ってるんだ!

残ってねえよ!

何だか日本以外の色んな地域のアレが混ざってるような気がするんだけど、一体どこから仕入れてきた知識なのか?恐るべきインチキ文化人類学ですね。日本について、あまり詳しくない人は案外説得されてしまうのかもしれない。と思ったら、



回答ナロード6号
日本の着物の背中にはどうしてあんな“枕”が付いてるのか、前から謎だったんだけど......5号のおかげでやっと分かった!私はアジア的なルックスは好き。こんな綺麗な女の子もいるし。

納得するなよ

 

<ナロード・ベストアンサー>

俺は好きだぜ。まったく、どの民族にも美人さんはいるもんだ。

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ベストアンサーは、何だか「うん、人間は生きて死ぬよね!」みたいな、言っても言わなくても同じような非生産的なコメントのような気がします。まあ、怪しげな人種論とか偽史が出てこないだけマシなんだけど。

それにしても、あっちの人間は東アジア人の顔は皆同じに見えると大雑把に言う割には、「東アジア人=背が低くて顔が平らで目が細い」というステレオタイプなイメージを持っていて、それから逸脱した容貌の持ち主は勝手に「混血」認定されることが多いような気が.....。あと、何となく「日本女性=不美人」みたいな前提で話が進められているのが妙に気になります。

 


はじめに

2009-03-13 02:46:43 | 管理人より

このブログでは、ロシアをはじめとする旧ソ連圏の電子掲示板で気になったスレッドを、そのつど翻訳していこうと思っています。

実を言えば、これまで外国のものはおろか、「2ちゃんねる」のような日本語の大型掲示板すら、スレッドを熟読することって無かったんですよね。多くの場合、有用な情報は一握りだけ、他は読む必要が無いように思えたからですが、最近、ある中国関係の翻訳ブログに寄り付くようになったことで、考えが大分変わりました。

それが、これ↓です。

「大陸浪人のススメ」
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren/e/52881c17fd821554022821d642921092

 その記事の内容は高度に政治的な話題からあちらのB級ニュースまで、硬軟の幅がかなり広い。で、硬いものはもちろんのこと、いかなるバカニュースであっても、読み方しだいでは下手にメディアのフィルターをくぐった情報よりも、はるかに深くあちらの実情と人々の物の考え方に肉迫可能な「ネタ」たりうることがよく分かります。

もちろん、それを支えているのは管理人氏の中国に関する該博な知識とセンスの賜物であって、誰もが真似できるわけではないのでしょう。でも、とりあえずこれのお陰でこちらにもロシア等の掲示板をよく読む習慣ができたということで、非力を省みず、一つ似たようなことをやってみようと思ったわけです。

 一応、ロシア語以外の言語でも管理人が分かる限り訳すつもりではありますが、同じ旧ソ連圏でも高速回線が普及しつつあるモスクワなどに比べれば、中央アジアやカフカスの諸共和国のネット環境はまだまだ未発達です。しかも、そうした国々でネットを使う人々はたいていロシア語もできますから、検索ポータルサイトなどはロシアのものを使っていたりします。そういうわけで、非ロシア語系の掲示板と言うのはロシア語のものに比べると非常に数が少ないのですよ。

当分は、ロシア語を中心にして、多言語のものも見つかったらこれに加えるという感じで行こうかと思っております。 ともかくも、よろしくお願いいたします。