kirakira-kirara

ある日突然『あなたガンです』って言われてビックリ…。
子宮頸ガン0期で円錐切除したkaorieの経過観察中の日記です。

日常を生きる

2010-10-13 | 日記
今日は久々の平日休み。


主婦に平日の休みはとても貴重ですよ~。
一人でサクサクいろいろできるのが助かる。
でもあんまりすすまない。散らかりすぎて(笑)
まぁ、やる気の問題かなぁ。


ここ数日考えすぎて、思考が止まってしまった。
とりあえず、哲学的なことは置いておいて、日常生活を生きるとしますか。。。
普通にしている食事、洗濯、掃除、片付け、エトセトラ。。。
どれだけ貴重かかみしめなくてはいけないな。
この身体は、借りているもの。いつか返すもの。誰に??天に。


今日は、チリの落盤事故の救出の中継がずっと続いてる。
地下…恐怖。。。
私、ダメなんだよね。地下鉄とかもかなり緊張する。
みなとみらい線なんてすごく深くもぐっていくからすごく乗りたくない感じ。
土の中って本当に怖い。
それに加えてあの乗り物(驚)
あんな狭いところ。真っ暗な土の中をぐるぐる回りながらなんて考えるだけで恐怖。
よく耐えたね~みなさん。
元気に全員救出されますよう。


地下が苦手な私…高いところはいいのか?というとそうでもない。
地べたが一番…とか思う四十路の秋ですよ。はい。


一年も行き渋っていた夫の受診をようやく決めた。
今年も健康診断にひっかかってしまい…思ったより数値が悪くなってなくて良かったけど。
いくら言っても行かないものだから、私が予約を入れてしまいました。
薬飲まないとダメかなぁ。食事で…って言ってくれるといいのだけど。
ここのとこやってたあの怖いCMを見るたびに(♪ラタティーヤ~とかいうやつ)人ごとでないよ。
夫の父は血液疾患で急逝してるし。
余命を聞く暇もなかった。完全に健康な人として生きていて一瞬で逝ってしまった。
自己中な夫だけど、あのひとに一瞬で逝かれてはつらい。


さて、日常の続きに入るとしますか。
もうすぐ娘、帰ってくるしね。





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このタイミングで…!!!

2010-10-13 | 日記
かかわりの多い、少ないにかかわらず、自分に縁があった人の旅立ちはドーンと心に響きます。

でもね…。


何人かを見送ってきて思うことは…自分に近しい間柄の人ほど、純粋な悲しみに浸れないということ。
もっと言うと、悲しめるということは自分の気持ちに多少の余裕があるということなのではないか。
自分にとって本当に身近な人の死は、受け止めきれない。たとえ前もって知らされていた終わりであっても。
自分の根底を揺るがすような恐怖と不安でいっぱいになる。悲しいよりも怖い…と思ってしまう。
怖いよりも苦しい。泣くには泣いても苦しくて泣く。
その人のいない日常が信じられない。純粋に悲しくて泣けるのは、ずっとずっと後のこと。


私が今、泣いていられるのは…やっぱり伯父との距離があってのことなのだな…とそれも悲しく思います。
こんなに悲しいけれど。苦しまずに泣いている自分。
それでもやはり、仕事していてふいに思い出してしまったりしますけどね。



そんな私に、夫が本をくれました。ブックオフで買ってきたんだといって。

何の本だと思います?

重松清さんの『その日の前に』ですよ!



この本こそ、私が以前図書館で立ち読みをして号泣してしまったいわくつきの本です。
しかも、つい数日前、重松清(最近夫婦でこの人の本を何冊か読んだ)の話をしているときに題名も言って私が泣けて泣けて仕方なかった、と言ったばかりなのに。


全然覚えてないし…人の話聞いてないのに返事すんなっつの。


しっかし…このタイミングでくれるかな~!わざとだったらほんと信じられないけど天然なんでね。。。


がん患者の私に。伯父の死に涙してる私に。ほんっと空気読めないコイツ。。。
…ていうか人の話をよく聞けって。自分だって身内を亡くしてるだろうに!
題名だけ見て面白そうかなって買ってきたらしい。


そうは言いつつもまた読み始めてしまい…
人生ってなんだ??って感じになって涙でぐしょぐしょですよ。
もうやけくそで大泣きして、今朝は目が思いっきり腫れまくり。
本に出てくる人のほとんどが、身近な人を亡くしていて、多くががんでって言うね…。
アマゾンで見ると、賛否両論…賛辞のほうが多いかな。
私は、正直わからない。
年代もドンピシャだし、がんになる人の気持ちも少しはわかるし、この人の筆致は好きなほう。
うまいなって思う。
家族愛を高らかにうたいあげてもいないし、淡々とその日を迎える家族の気持ちもとてもわかる。
だけど…お願いだからこのテーマで泣かせないでって気持ちも少しある。
読後感は悪くないですけどね。
でも私は和美のように手紙を残すとしたらああは書かない。同じ一言を残すとしても。
まだ何を書くかはわからないけど、あの言葉は書かないな、たぶんね。


生きていくって、手探りですね。
折り返し地点を越えても、まだ模索してる。
可能な限り生に執着していたいと思う。でも、どう死に向き合っていったらいいのかな…とも思う。



私自身、無宗教ですけど、実家は仏教(両親自体は無宗教なんだけど)、夫の実家はなんと神道でした。
お葬式出すまで知らなかったもんね~(夫も。信じられないけど)
結婚式が神前式だったのは、偶然じゃなかったのか???
でも夫はカトリックでやろうとか言ってたような…白無垢が見たいって実家の母に泣かれて神前式にしたのは、結果的に家の宗派にあっていたと言うことか(笑)

で…

私の魂はどこへいくの???


このトシで、考える機会を与えられたことは、良かったんでしょうけどね。。。
なんか、複雑。。。




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