暑すぎて
もう これをコピペするしかできません
第23話 「旧友との再会」
オッパーブでは少しクリューがイライラしていた、手持ちである三現神の1人、ブリトニーを倒されたからであった。
「っく・・・ブリトニーめ勝手なまねをしおって・・・」
「・・・・・・」
「貴様もなぜ奴を止めなかった!?」
「・・・・アイツが勝手に出撃した、俺は知らなかった」
クリューは、ゼロがこのことに対して関与している事を察した、だがゼロに対して追求するような真似はしなかった。
「ほう・・・?まあいいわ」
ゼロは相変わらず無言である。
「そうだ、奴はまだ来ないのか!?」
三現神最後の一人がまだ来ないのである。
「・・・・あいつならもう来てる」
「ほう・・・・・、まあいいお前ら全員が勝手な奴らだとはわかってるつもりだ・・・」
相変わらず何を考えているかわからないゼロに対してイライラが増幅されていた。
「おい、マネジャーよこっちへこい」
「どういたしましたか?」
「全キャッチーに伝令、奴を見つけ次第即座にここに来るように言え」
「わかりました!」
そのころハンラマン達は。
「レッドは無事だけどハンライザー大破、ブルー、イエロー、ピンクともに体もハンライザーも・・・・・」
レイさんはビリーの前で愚痴をこぼしていた。
あれから3日、ほとんど回復したビリーとユズィーだけが退院してアトモスフェアに来ていた。
「まぁまぁ・・・、みんな生きてるだけでも・・・」
「ですねえ、まあ今はハンライザーを修理中ですし」
「面目ない・・・、脱いだばっかりに」
「いえ、詳しく説明しなかったこちらにも非があります」
だが脱いでパワーアップするという理論には納得はしていないようであった。
「はぁ・・・今、怪人が攻撃してきたらどうするんですか~~」
「ん~、そんときはビリーさんがビシッ!!っと」
その言葉にコーヒーを飲んでいたビリーが吹きこぼす。
「えっ?!??」
「じょ・・冗談っすよ~」
ビリーは時計を気にしながら席を立ち上がった。
「え?まさか気を悪くして??」
「ん・・・・違いますけど。まあ、とりあえずボクは帰ろうかな」
ビリーは楽しみにしている”V-1グランプリ”という格闘技番組があるので家に帰ることにした。
「そいや今日は魔佐藤の試合でしたっけ?」
「あの八百長選手なんていいんですよ! でも今回は初代王者のアルベルトさんが・・・・」
「へぇ、そいつぁ見ものですね!」
「え・・・?アル・・ベル?」
「アルベルトっすよ!」
「アルベルトさんと戦うのが、ムラーノって選手なんですがね・・・」
「え?誰っすか?」
多少Vー1の知識があるユズィもついていけなくなってきた。
「あと・・・京一vsカリーの試合なんて激アツっす・・・あ、そうだ、そろそろ帰らないと!」
ビリーはV-1について大いに語った後店を出た。
「いやぁ・・・、マイナーな選手ばっかりでしたよ後半・・・俺も流石に引きました」
「有名な人もマイナーな人も誰一人わからないですよぉ」
レイさんとユズィは軽くため息をついた。
帰り道の途中に突然声をかけてくる人物がいたので振り向いたら懐かしい顔だった。
「・・・あっ!確か・・」
「よっ!覚えててくれたのか、俺だよミンスーだよ」
昔よくアトモスフェアに来ていたことのあったミンスーであった、だがアトモスフェアが都市開発の影響で引越しをしてからすっかり顔を見せなくなっていたのであった。
「久しぶりだね、元気にしてた?」
ミンスーが話しかける、だがビリーはVー1を見たくて仕方なくうずうずしている。
「どう?これから飲まない?」
「ん~~~・・・・・」
どうしてもVー1が気になるビリー。
「まあ、今度の機会でもいいよ」
少し残念そうな表情のミンスー、その表情に押されたビリーが返事をした。
「OK飲みましょうよ!」
本当はV-1を見たかったのだが録画もしてあるので飲むことにしたのだった。
「本当に久しぶりっすよねえ」
「ああ、本当だ」
2人はホルモンランド熱狂に入っていた。
ちょうど小腹もすいてるので2人にちょうどいい場所であった。
「そういえば今は何やってるんすか?」
「ん~~、いろいろだな」
「それ答えになってないっすよ~」
お酒を飲みながらの会話は楽しくついしゃべりに夢中になっていった。
「ほんとあの時以来だよ、何でアトモスフェア移動しちゃったんだろうね・・・」
「そういや、引越しの後から見かけなかったっすねえ」
「ちょっと場所がわからなくてね・・・」
「そうだったんすか~、今度連れて行きますよ!」
「それは助かるよ」
2人は飲みながら話を続けていた。
「ん~・・・・皆、派手に壊したなあ」
どうにかユズィのハンライザーは応急処置が終わりそうではあったが他の3人のハンライザーに手間取っていた。
「全くリーの奴・・・無茶して使いやがって・・・」
特にリーとモディのは破損がひどかった。モディの場合はダメージでの破損、リーは強引にパワーを引き出してしまった為に、ハンライザーの制御システムに大きな影響が出ていた。
「仕方ないか・・・世界の平和を守ってるんだしね・・・」
スー司令は一人基地でハンライザーの修理をしていた、さすがの長時間作業でちょうどお腹が減ってきたときレイさんが差し入れを持ってきたのだった。
「スーさん差し入れですよ」
「いやあ、助かったよ」
「いえいえ、こんなものしかないですが」
そこには地味なお弁当箱に入った地味なお弁当があった、これは最近コンビニで売ってる、お笑い芸人プロデュース”おかんメシ”という弁当だった。
「ハンライザー・・・直りそうですか?」
「ん~・・・ただ直すだけじゃね、だからちょっと強化もしようと思って」
幸いブラックのハンライザーは無事なので少し余裕を持って強化を考えていた。
「じゃあ、がんばってくださいね。遅くなるんでもう帰ります」
「あ、差し入れありがとうね」
「・・・・・これから、戦いはどうなっちゃうんでしょうね」
「俺は、これからどんどん厳しくなると思う、なんてったって相手の大幹部の1人を倒したからね。だからこのパワーアップは絶対成功させたいんだ」
その後ブリトニーは一度だけ意識を取り戻していた、その時にオッパーブの真の目論見を聞いていたのだ。
「全世界おっパブ計画・・・・、なんて事を考えるんだ」
「本当ですよ、女の敵です!」
レイさんは兎に角キレ気味だった。
「ま、あの馬鹿5人組だったら・・・・、そんなアホな計画なんて潰してくれそうだね」
「ですね! そうしてくれないと困ります!」
レイさんはさっき怒った事で気が晴れたらしい。
「さて・・・続きをしないと」
「はい、じゃあ頑張ってくださいね」
そしてスーは、また一人でハンライザーを修理するのであった。
「・・・・小腹が空いたなあ」
レイさんの差し入れの弁当を空けてみる。
「うぉ・・・地味だ」
味も見た目どおり地味だった、玉子焼きにブロッコリーに日の丸、まさに貧乏人の模範的な弁当だった。
よくこんなものを企画するなと心の中で思いながら口の中にご飯を放り込んでいた。
その頃、ビリー達は飲みが終わって店の外に出ていた。
「いぁあ~久しぶりに飲んじゃったよぉ~」
ビリーはやや千鳥足である。
「本当、本当。いい飲みっぷりだったんじゃない?ビリーさん」
「ミンスーさんこそ、お酒すっごい強いじゃないっすか~」
「いやいや、こんなんじゃだめだめ」
だがほとんど酔っている感じは無かった。
「もう一軒いきますかぁ?」
「いや、俺はもう用事があるんでね、すまないなビリー君」
「いやいや、いいんすよぉ~」
2人はすっかり出来上がっていたがミンスーがビリーを駅まで送って無事に解散することが出来た。
「じゃ、また今度」
「ああ、そうですね」
軽く会釈をして2人は分かれたのだった。
「まったく・・・変わってないなあ、ビリーは」
先ほどまでちょうど良く酔っていた感じのあったミンスーだったが表情が一変した。
「決めたよ、ビリー君。最初のターゲットは君だ」
そういい夜の繁華街へと消えた、そして向かった先はなんとオッパーブのアジトだった。
「すんません、遅れました」
「ミンスーめ・・・、貴様遅れおって!」
「いいじゃないですか、敵情視察してたんですよ」
「ほう・・・?で、手ごたえは?」
「まあまあってところでしょうか」
その自信に満ち溢れた笑顔はどことなく不安がよぎるものがあった。
「ふん、貴様には期待していいのだな?」
「まあ、少なくとも今いなくなった誰かよりはね?」
「ふん、相変わらず掴めん男だな!」
そういい軽く笑う。
「お褒めに授かり光栄です」
「まあよい下がれ」
三現神最後の一人ミンスーはまるでクリューに動じることなく、むしろ対等以上のような堂々とした態度でいた。
それがこの男の自信の現れのようであった。
次回予告!
クリュー「ふははは! ようやく次回予告に登場できたな!」
マネジャー「全くです、我々がせっかく盛り上げているというのに」
ミンスー「まあまあ、いいじゃないの、俺が来たからハンラマンなんてすぐだよ」
ゼロ「それはどうかな?」
ミンスー「どう言う意味だ?」
ゼロ「次のタイトルは・・・・”超脱衣 下着フォーム!!”だぞ」
クリュー「・・・・奴等が活躍する話だな」
次回 超脱衣 下着フォーム!!お楽しみに!