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脱衣戦隊 ハンラマン 23話

2013-09-02 16:26:29 | 小説



暑すぎて





もう これをコピペするしかできません



第23話 「旧友との再会」

オッパーブでは少しクリューがイライラしていた、手持ちである三現神の1人、ブリトニーを倒されたからであった。
「っく・・・ブリトニーめ勝手なまねをしおって・・・」
「・・・・・・」
「貴様もなぜ奴を止めなかった!?」
「・・・・アイツが勝手に出撃した、俺は知らなかった」
クリューは、ゼロがこのことに対して関与している事を察した、だがゼロに対して追求するような真似はしなかった。
「ほう・・・?まあいいわ」
ゼロは相変わらず無言である。
「そうだ、奴はまだ来ないのか!?」
三現神最後の一人がまだ来ないのである。
「・・・・あいつならもう来てる」
「ほう・・・・・、まあいいお前ら全員が勝手な奴らだとはわかってるつもりだ・・・」
相変わらず何を考えているかわからないゼロに対してイライラが増幅されていた。
「おい、マネジャーよこっちへこい」
「どういたしましたか?」
「全キャッチーに伝令、奴を見つけ次第即座にここに来るように言え」
「わかりました!」
そのころハンラマン達は。
「レッドは無事だけどハンライザー大破、ブルー、イエロー、ピンクともに体もハンライザーも・・・・・」
レイさんはビリーの前で愚痴をこぼしていた。
あれから3日、ほとんど回復したビリーとユズィーだけが退院してアトモスフェアに来ていた。
「まぁまぁ・・・、みんな生きてるだけでも・・・」
「ですねえ、まあ今はハンライザーを修理中ですし」
「面目ない・・・、脱いだばっかりに」
「いえ、詳しく説明しなかったこちらにも非があります」
だが脱いでパワーアップするという理論には納得はしていないようであった。
「はぁ・・・今、怪人が攻撃してきたらどうするんですか~~」
「ん~、そんときはビリーさんがビシッ!!っと」
その言葉にコーヒーを飲んでいたビリーが吹きこぼす。
「えっ?!??」
「じょ・・冗談っすよ~」
ビリーは時計を気にしながら席を立ち上がった。
「え?まさか気を悪くして??」
「ん・・・・違いますけど。まあ、とりあえずボクは帰ろうかな」
ビリーは楽しみにしている”V-1グランプリ”という格闘技番組があるので家に帰ることにした。
「そいや今日は魔佐藤の試合でしたっけ?」
「あの八百長選手なんていいんですよ! でも今回は初代王者のアルベルトさんが・・・・」
「へぇ、そいつぁ見ものですね!」
「え・・・?アル・・ベル?」
「アルベルトっすよ!」
「アルベルトさんと戦うのが、ムラーノって選手なんですがね・・・」
「え?誰っすか?」
多少Vー1の知識があるユズィもついていけなくなってきた。
「あと・・・京一vsカリーの試合なんて激アツっす・・・あ、そうだ、そろそろ帰らないと!」
ビリーはV-1について大いに語った後店を出た。
「いやぁ・・・、マイナーな選手ばっかりでしたよ後半・・・俺も流石に引きました」
「有名な人もマイナーな人も誰一人わからないですよぉ」
レイさんとユズィは軽くため息をついた。
帰り道の途中に突然声をかけてくる人物がいたので振り向いたら懐かしい顔だった。
「・・・あっ!確か・・」
「よっ!覚えててくれたのか、俺だよミンスーだよ」
昔よくアトモスフェアに来ていたことのあったミンスーであった、だがアトモスフェアが都市開発の影響で引越しをしてからすっかり顔を見せなくなっていたのであった。
「久しぶりだね、元気にしてた?」
ミンスーが話しかける、だがビリーはVー1を見たくて仕方なくうずうずしている。
「どう?これから飲まない?」
「ん~~~・・・・・」
どうしてもVー1が気になるビリー。
「まあ、今度の機会でもいいよ」
少し残念そうな表情のミンスー、その表情に押されたビリーが返事をした。
「OK飲みましょうよ!」
本当はV-1を見たかったのだが録画もしてあるので飲むことにしたのだった。
「本当に久しぶりっすよねえ」
「ああ、本当だ」
2人はホルモンランド熱狂に入っていた。
ちょうど小腹もすいてるので2人にちょうどいい場所であった。
「そういえば今は何やってるんすか?」
「ん~~、いろいろだな」
「それ答えになってないっすよ~」
お酒を飲みながらの会話は楽しくついしゃべりに夢中になっていった。
「ほんとあの時以来だよ、何でアトモスフェア移動しちゃったんだろうね・・・」
「そういや、引越しの後から見かけなかったっすねえ」
「ちょっと場所がわからなくてね・・・」
「そうだったんすか~、今度連れて行きますよ!」
「それは助かるよ」
2人は飲みながら話を続けていた。


「ん~・・・・皆、派手に壊したなあ」
どうにかユズィのハンライザーは応急処置が終わりそうではあったが他の3人のハンライザーに手間取っていた。
「全くリーの奴・・・無茶して使いやがって・・・」
特にリーとモディのは破損がひどかった。モディの場合はダメージでの破損、リーは強引にパワーを引き出してしまった為に、ハンライザーの制御システムに大きな影響が出ていた。
「仕方ないか・・・世界の平和を守ってるんだしね・・・」
スー司令は一人基地でハンライザーの修理をしていた、さすがの長時間作業でちょうどお腹が減ってきたときレイさんが差し入れを持ってきたのだった。
「スーさん差し入れですよ」
「いやあ、助かったよ」
「いえいえ、こんなものしかないですが」
そこには地味なお弁当箱に入った地味なお弁当があった、これは最近コンビニで売ってる、お笑い芸人プロデュース”おかんメシ”という弁当だった。
「ハンライザー・・・直りそうですか?」
「ん~・・・ただ直すだけじゃね、だからちょっと強化もしようと思って」
幸いブラックのハンライザーは無事なので少し余裕を持って強化を考えていた。
「じゃあ、がんばってくださいね。遅くなるんでもう帰ります」
「あ、差し入れありがとうね」
「・・・・・これから、戦いはどうなっちゃうんでしょうね」
「俺は、これからどんどん厳しくなると思う、なんてったって相手の大幹部の1人を倒したからね。だからこのパワーアップは絶対成功させたいんだ」
その後ブリトニーは一度だけ意識を取り戻していた、その時にオッパーブの真の目論見を聞いていたのだ。
「全世界おっパブ計画・・・・、なんて事を考えるんだ」
「本当ですよ、女の敵です!」
レイさんは兎に角キレ気味だった。
「ま、あの馬鹿5人組だったら・・・・、そんなアホな計画なんて潰してくれそうだね」
「ですね! そうしてくれないと困ります!」
レイさんはさっき怒った事で気が晴れたらしい。
「さて・・・続きをしないと」
「はい、じゃあ頑張ってくださいね」
そしてスーは、また一人でハンライザーを修理するのであった。
「・・・・小腹が空いたなあ」
レイさんの差し入れの弁当を空けてみる。
「うぉ・・・地味だ」
味も見た目どおり地味だった、玉子焼きにブロッコリーに日の丸、まさに貧乏人の模範的な弁当だった。
よくこんなものを企画するなと心の中で思いながら口の中にご飯を放り込んでいた。
その頃、ビリー達は飲みが終わって店の外に出ていた。
「いぁあ~久しぶりに飲んじゃったよぉ~」
ビリーはやや千鳥足である。
「本当、本当。いい飲みっぷりだったんじゃない?ビリーさん」
「ミンスーさんこそ、お酒すっごい強いじゃないっすか~」
「いやいや、こんなんじゃだめだめ」
だがほとんど酔っている感じは無かった。
「もう一軒いきますかぁ?」
「いや、俺はもう用事があるんでね、すまないなビリー君」
「いやいや、いいんすよぉ~」
2人はすっかり出来上がっていたがミンスーがビリーを駅まで送って無事に解散することが出来た。
「じゃ、また今度」
「ああ、そうですね」
軽く会釈をして2人は分かれたのだった。
「まったく・・・変わってないなあ、ビリーは」
先ほどまでちょうど良く酔っていた感じのあったミンスーだったが表情が一変した。
「決めたよ、ビリー君。最初のターゲットは君だ」
そういい夜の繁華街へと消えた、そして向かった先はなんとオッパーブのアジトだった。
「すんません、遅れました」
「ミンスーめ・・・、貴様遅れおって!」
「いいじゃないですか、敵情視察してたんですよ」
「ほう・・・?で、手ごたえは?」
「まあまあってところでしょうか」
その自信に満ち溢れた笑顔はどことなく不安がよぎるものがあった。
「ふん、貴様には期待していいのだな?」
「まあ、少なくとも今いなくなった誰かよりはね?」
「ふん、相変わらず掴めん男だな!」
そういい軽く笑う。
「お褒めに授かり光栄です」
「まあよい下がれ」
三現神最後の一人ミンスーはまるでクリューに動じることなく、むしろ対等以上のような堂々とした態度でいた。
それがこの男の自信の現れのようであった。



次回予告!

クリュー「ふははは! ようやく次回予告に登場できたな!」

マネジャー「全くです、我々がせっかく盛り上げているというのに」

ミンスー「まあまあ、いいじゃないの、俺が来たからハンラマンなんてすぐだよ」

ゼロ「それはどうかな?」

ミンスー「どう言う意味だ?」

ゼロ「次のタイトルは・・・・”超脱衣 下着フォーム!!”だぞ」

クリュー「・・・・奴等が活躍する話だな」

次回 超脱衣 下着フォーム!!お楽しみに!





脱衣戦隊 ハンラマン 22話

2013-08-28 12:18:10 | 小説


だついせんたーい


だついせんたーい



ハンラーマーン




第22話 「開放しろ! 正義の魂!」

キャッチーが雪崩のように襲い掛かる。
「アニキィー!」
ものすごい勢いで倒すが、全く数が減らない。
「くっ・・レッド!ここは俺っちが片付けるぜぃ、早くあの変なの倒しちゃいなよ!」

「その前に・・・ブルーを救出しないと!」
ブルーはすでに無残に捨てられているように横たわっていた。
「ひっひっひ! お前なんてティッシュまみれにしてやる!」
そういい頭の先端から出ているティッシュをばら撒いた。
「思春期の頃の俺はもっと、ティッシュをばらまいてたぞ!!!」
このばら撒いてるティッシュに、何か罠があるのかもしれないと思い、近づけない。
「くそっ!!」
「・・・・レッド・・・こいつ・・手ごわいよ」
ブルーは残りわずかな体力でしゃべったことによってティッシュ男爵の注意が向いてしまい攻撃を食らってしまった。
それによりブルーのハンライザーは壊れて変身が解けてしまう。
「ひっひっひ! こいつもティッシュまみれにしてやるぜっ!」
もう動くことの出来ないブルーにティッシュをばら撒き始めた。
「やめろっ!!!」
レッドが単独でティッシュ男爵に挑むもののその圧倒的強さの前に歯が立たなかった。

「くそっ・・・今までの連中とは違う・・・」
イエローもキャッチーの数になすすべなく囲まれてしまった。
「アニキー アニキー!! 今日はなんすか!? どんなのがいいっすか~?」
「っち~おっパブなんて飲むのか女の子と遊ぶのかどっちにしたらいいかはっきりしろ!!」
「アニキィーー!」
イエローは得意の酔拳を使うために隠し持っていた酒を煽る。
「いっちょお仕置きっすよ~!」
「ようしこいつを倒して俺らも昇進するぜー!アニキー!!」
だが酒が入っていたイエローにキャッチーが適うはずなど無く次々と弾き飛ばされた。

「ええい!死んでもコイツを倒すぞ!!」
「アニキィーー!」
だが次第に数の集まってきたキャッチーに埋め尽くされる、さすがに多勢には無勢だった。
「うぇい・・・きりがないぜ!」
「アニキー!アニキー!」
それでも必死に抵抗を試みるが、捨て身のキャッチーは想像より強く簡単には突破できなかった。まさに多勢に無勢、ブリトニーが総力戦で来ているのである。
「うぉぉおお!」
「ひっひっひ! こい! 俺は実は、思春期の学生の思念で作り上げたれた怪人だぞ!」

レッドの攻撃虚しく、簡単に倒される。
「ひっひっひ! お前らなんて、青春の搾りかすにしてやる!!」
何度倒されてもあきらめないハートで立ち向かうレッド、だがその攻撃も長くは続かなかった。
相手の攻撃を防いでいたのだがベルトに攻撃が入ってしまう、それによりズボンがピンチになった。
「っく・・・ベルトを攻撃するなんて・・卑怯だぞ!」
「ひっひっひ! 俺は5対1のほうが卑怯だと思うがな!」
そう言い再度ベルトを攻撃する。
「やめろって言ってるだろ!」
「うるせー! お前らの弱点はここなんだろ? ここかぁ? ここがいいのかぁ~?」

「っく・・・・」
この様子をモニターで確認していた司令が思わず声を上げる。
「まずい・・・このままじゃハンライザーが耐えれない」
司令は急遽レッドに連絡を入れた。
-このまま脱衣を続ければ・・・ハンライザーは壊れてしまう!!-
「な・・・なんだって!?」
-なるべくそのベルトを守りながら戦ってくれ!-
だが脱衣によいパワーがあがってる気がした。
「しかし・・・このベルトを取らないとパワーで負けてしまう・・・」
-変なことを考えるな!!-
「ひっひっひ!何をぼーっとしてる!こっちから行くぞ!」
司令との会話で痺れを切らした怪人が攻めてきた。
-ハンライザーとは本来脱ぐことによって生まれる脱衣エネルギーを制御する装置だ・・・、だがこれ以上の脱衣はハンライザーでは抑えきれない!-
「っく・・・・、だがこいつを脱がないと・・・あのティッシュ野郎を倒せない」
そういいレッドはズボンに手をかけた。
「うぇい、やめるんだレッド!」
「どうしたあ~? 何をしてるんだぁ~?」
ティッシュ男爵が余裕の表情でレッドを挑発する。
「そろそろ、お前らもティッシュまみれにしてやろうか?」
そう言いまた、頭からティッシュを撒き散らした。
「ティーッシュティシュティシュ!」
「くそう・・・その笑い方・・・できなくしてやるぜ!」
「うぇい・・・やめるんだ・・・」
イエローが静止する、だがレッドはかまわずに脱いだ。


レッドの周りをすさまじいエネルギーが覆う。
「こ・・・これが脱衣の力・・・ハンラマン本来の姿・・・」
「ひっひっひ!たかが脱いだだけじゃないか!!」
「おい、さっきの舌を噛みそうな笑い方はどうしたんだよ!」
「うるさい!」
ティッシュ男爵は攻撃をしてきた、だがそのパワーに押されること無くレッドは攻撃を返した。
「おい、どうした、本気をだせよ!」
「ぐぁ・・・・なんつーパワーだ・・・脱いだだけじゃなかったのか!?」
「これなら!!」
たじろぐティッシュ男爵のところへ向かう、そしてその圧倒的な戦力を以ってねじ伏せた。
「ひ・・・ひぃ~~~~!!」
突如逃げ腰になるティッシュ男爵、だがその逃亡も一瞬で終わってしまった。
「ぐぃいい!!?」
背後からつかみかかりバックドロップを決める、ティッシュ男爵は泡を吹いて倒れてしまった。
「とどめだっ!!!」
「ひぃぃいいいいいい!!!」
マウントポジションからの打撃の嵐、一瞬で勝負が決まってしまったのだった。
「た・・・例えこの俺を殺しても・・・男子高校生の性欲は収まらない・・・・、それを、お前等は・・・いつまで抑えていられるか・・・な?」
そう言い爆発した。
「っち・・・なんて奴だ、こいつは・・・」
そしてイエローの方を向く、そこにはキャッチーとの死闘でぼろぼろになりながらも立っているイエローの姿があった。
「・・・すっげぇクールだったぜ・・・レッド」
そういい変身が解けて倒れこんでしまった。
イエローのハンライザーもダメージで壊れてしまったのだった。
そのころピンク達は、ピンクの脱衣により一気に優位になっていた。
「うおおお!! メェーーーーン!」
心なしかいつもより声が出ているピンク、その攻撃の迫力に押されたのかブリトニーも攻めきれない様子であった。
だが、ブリトニーもパワーでは分があった、そのアドバンテージを利用して優位に戦いをすすめる。
しかし、肝心なところではリーが必ず返す。そのへんはさすが剣道有段者である。
「確かに強い・・・だが、私の部下を取り込んだこの体にかなうはずがない!!」
そういいぎりぎりのところで反撃をするのであった。
「っく、手ごわい・・・」
リーは次第に後ろに下がってきた、流石に三幻神を相手にして、1人で戦うのは無謀だった。
「これで終わりですね、先輩」
「な・・・なんでオッパーブになんて・・・!!」
「ふふふ・・・・、時計があればみんな時間に正確になるのに・・・世間はそれを認めない!!だから私はオッパーブに入り時計を1人2つまで常備することを教え込むんだ!」
「た、確かに時間にルーズな奴はいる・・・・でも、それは個性なんだよっ!!」
お互いの気持ちがぶつかった、だが手負いのピンクが少しずつ押され始めてきた。
「私の勝ちだ!!!見ててくださいよ、世界を時計で埋め尽くしてあげますよ!」
だがブリトニーは油断をしていた、ブラックがいることを忘れていたのである。
「うりゅぃいああああああああ!!! コークスクリューブロォオオオ!」
ブラックはピンクに集中しているブリトニーを思いっきり殴った。
「これで・・・・寝込みを襲った分をチャラにしてやるよ!」
ダメージという感じではないが一瞬だけのけぞる、その時チャンスが訪れた。
「貴様!!」
一瞬注意がそれた瞬間にピンクの懇親の一撃が放り込まれた。
「っく・・・・・・先輩・・・・なんで・・・・なんでなんだよぉおおおおお!」
悲鳴のような声の一瞬の後にブリトニーは本心を口にしたようだった。まるで、今まで憑いていた悪いものが、祓われたような感じである。
「先輩・・・・・わたしの無茶な言葉・・・・真剣に聞いてくれて、ありがとう」
今までブリトニーを包み込んでいた悪しき魂が解き放たれた、その瞬間悪の心を失ったブリトニーは倒れこんでしまった。
「ブリトニー!!」
ピンクはすぐに近寄った、幸い病院だったのですぐに応急処置が出来たのだが意識が戻ることは無く大きな病院へと搬送されるのであった。
「なんて奴らだ・・・オッパーブ」
「俺は・・・俺は絶対にゆるさねえ!」
ピンクの叫びが悪に届くかのように夕焼けは暗闇へと飲み込まれていった。
そのころ・・・。
「レッド・・・」
ゼロが不気味に笑う。
怪人がダメージを与えたハンラマンを殺すために、ゼロは待機していた。
「最期の、なんだったんだぁ・・・レッド・・・・」
だが、レッドのパワーを見たゼロは興味が出てきた。
「・・・・・・レッド・・・クックック、レッドは俺が殺す」
脱衣の力を見たゼロはレッドのことを気に入ったらしい、まるで子供のような笑みを浮かべるゼロは街の闇へと消えていくのだった。


次回予告

モディ「いやー、久しぶりに街で友達にあってねー」

ウィカ「うぇい、俺も飲み屋でばったりあいましたぜー」

ビリー「ボクも、なんかトレーニングジムで知り合いに」

レイ「なんか偶然で誰かに会うと面白いですよね」

ユズィ「・・・・・・」


次回 
第23話 「旧友との再会」  お楽しみに




脱衣戦隊 ハンラマン21話

2013-08-07 16:42:45 | 小説


第21話  「出撃  三幻神ブリトニー」

クリューの命令ではなく個人の意思で戦場へと赴くブリトニー、だが途中で会いたくない人物と遭遇する。
「・・・・・・・」
「何の用?」
「・・・・・・勝手な行動だ、クリュー様に報告する」
「勝手にしたら?私は、先輩と決着をつけに行くだけよ」
「・・・・・・・・・勝手にしろ」
このときゼロはポケットに何かを忍ばせていた。
「相変わらず何を考えているかわからないやつね・・・」
ブリトニーはゼロのこの行動の意味を知らずに戦場へと出向いていった。
そのころゼロは自分たちの部下を呼び寄せていた。
「・・・・・・・来たか、ティッシュ男爵」
「もちろんです! 思春期には欠かせねえっす!」
「・・・・・・・今ハンラマン達は分離してる、3人なら楽勝だろう?」
「もちろんです! 夜のお供もするっす!」
「・・・・・・・そのテンションどうにかならないか?」
「無理っす!思春期の妄想と同じで、止めることは何人たりとも不可能っす」
「・・・・・・・なんだそれは」
「俺の力の源は、妄想っす、エロい妄想をすればするほど、強くなるっす」
「・・・・・・・オッパーブらしい怪人だな」
「思春期の男にとっておっぱいは、最早エデンっす、触れてはいけないパンドラの箱っす!」
「・・・・・・・・とりあえず、早く倒しに行け」
「アニキー!! 俺達にも出番をくださいよ!」
キャッチー達もうずうずしていた。
「キャッチーよ、ティッシュ男爵のフォローに向かえ!」
「アニキー!」
ブリトニーとは別にゼロの刺客であるティッシュ男爵がユズィ達を狙いに行った。
「クックック・・・ブリトニー、お前は今日で終わりだ」
一方そのころ、ブリトニーは看護士に扮してリーの近くにいた。
消灯の時間になりさすがに眠りにつく2人、その隙を突いて殺すつもりでいた。
「さて、死んでもらいますか・・・・・」
そういい隠し持っていたナイフを取り出した。
「先輩、貴方が馬鹿にした時計・・・それで貴方は命を落とすんですよ」
ブリトニーは高校時代、リーと同じ学校だった。付き合っていたわけではないが、仲がよく、ブリトニーは真面目で生徒会をやっていた。
だが、彼女の時計を増やすことによって、遅刻を減らすというトンデモな意見に、全生徒は猛反対、この時リーも味方せず、時計を増やしたって何もないと言っていた。
それからずっと、彼女は時計の素晴らしさを提唱し続けた。
「やっと、証明できます。時計の力を・・・・」
そう言い刃を突きつけた。
「地獄で存分に後悔してください」
だがリーたちは油断をしていなかった、ヒーローという自覚を持ちこの敵の奇襲を読んでいた。
「・・・!!」
リーはその姿を見て驚く、そこには過去に知っている人物がいたからであった。
「お前・・・もしかして」
「お久しぶりです、先輩・・・・元気にしてましたか?」
この人物の登場はビリーも驚きを隠せないようであった。
「なんで・・・・こんな事を?」
「あれ、言ってませんでした? 私、オッパーブに入ったんですよ」
ブリトニーは、時計を買う資金を手に入れるためにおっパブで働き始めた、その真面目な姿勢をクリューが買い、三幻神にまで上り詰めていた。
「っち・・・馬鹿なことしやがって」
「私は何も間違ったことは言ってない、みんながもっと時計を見れば、時間にもきっちり動くようにります」
「それは・・・強引すぎないか?」
「アンタは黙ってて!」
ブリトニーはビリーを吹き飛ばす。
「ぐあ・・・」
「てめー、ふざけたことやってるとタダじゃすまさねえぞ!」
その言葉にも余裕な表情で笑った。
「残念です、リー先輩はいい人でしたが、時間にルーズ過ぎました、死んでください」

そういい右手を振りかざす、途端にこの部屋の時間が止まった。
「大丈夫ですよ、恐怖もないうちに死ねますから」
これは 看護士に紛争したブリトニーが置いた時計に仕掛けがあった、これはブリトニーのエネルギーをつぎ込んだ、時間停止装置である。
長時間は不可能だが、数分間程度の時間を操るこの能力はクリューも一目おいている。

そして手に持っているナイフを振りかざそうとするも、またもやよけられた。
「なんで動けるの・・?」
ビリーとリーはすかさず変身をして応戦した。
「僕等の正義の心に不可能なんてない!」
ビリーのセリフにリーが冷たい目線を送っていた。だが、ビリーもリーも何故動けたかはわからない。
「・・・・・あれだ・・決め台詞だよ!!」
「っち、意味わかんねえよ!」
「相変わらず面白いですねぇ、リー先輩」
そう言いクスリと笑う。その行動にビリーがくいつく。
「え? さっきの発言は僕じゃない!?」
「アンタは黙ってて」
自分の発言でウケたはずなのに、リーの手柄になってる事が気に食わないようだったが、体が動かないので抵抗は諦めた。
ブリトニーは余裕の表情で近づいてくる。
「でも私は遊びに付き合ってる暇なんてないんですよ、死んでください、先輩」
2人はブリトニーの攻撃をモロにうけて倒れてしまう、たった一発でピンチに陥ってしまった。



ブリトニーが戦っているころ、ゼロはポケットにしまった部品を捨てた。
「ククク・・・こんなものに頼らないといけないような雑魚だったら・・・・・」
それはブリトニーの時計のパーツであった、それによりブリトニーの時間停止の能力は半減以下になったのであった。
「いらないよなぁ・・・・」
ゼロは不気味に笑う。
「クックック・・・クーーックック・・・」
だが、その時間停止の能力が無くても恐ろしい戦力を誇るブリトニーの前には、たった2人では太刀打ちできそうになかった。
「っく・・・なんて強さだ・・・」
「ピンク!お前は手負いだ、僕が一人で片付けてやる!」
リーのダメージは思ったよりも残っていていつもの動きが出来ない、それを察知したブラックが一人で飛び掛った。
パンチや蹴りなどの打撃を次々と繰り出すもののまったく決め手にはならない。
「私、暴力的な人は嫌いなんです」
そう言い簡単に突き飛ばす、そのダメージは計り知れない。
「ビリー!!」
「っぐ・・・まだまだ!」
だがいつも以上に踏ん張りを利かせ何度も立ち向かうビリー、だがこのまま倒されるのは時間の問題だった。
「あれぇ、もうおしまいですか? 見掛け倒しですね?」
「っへ・・・、お前がもうちょい美人だったら、もう少し頑張れるだがな・・・?」
ビリーの挑発にブリトニーがキレる、そして強烈な一撃をくらってしまった。
「そこで寝てなさい、リー先輩を殺したあとに、アンタには地獄の苦しみを味わってもらうから・・・・」
「このままじゃ・・・2人ともあぶねえ」
そのときピンクは立ち上がった、そのとたんである、ピンクのベルトが切れ落ちた。
「っち・・・さっきの攻撃か!?」
だが、ピンクはなぜか力があふれてきていた、今ならもしかしたら体調が万全の時よりも数段強くなったような気がする。
「・・・・・なんだかわからないがいくぜ!!」
「・・?!?」
ブリトニーはピンクの攻撃を受けた、だが明らかにダメージがある。
「あれ・・? ひ・・・ひどいじゃないですか、先輩・・・女の子相手に傷つけるなんて」
「うるさい・・・・お前の目を覚まさせるためなら、俺は攻撃だって厭わない!」
ベルトが切れたことによってパワーアップしたのは目に見える。だが、女の子相手にズボンがずり落ちている構図は、どう見てもピンクは変態にしか見えない。
「それ以上脱ぐな・・・、ただの変態に見えるぞ!」
さすがのビリーも忠告をする。
「なんだ・・・この感じは・・・力がみなぎってくる」
「やめるんだ!!」
そういい、最後の砦を脱ぎ捨ててパンツ一丁になった。
このときのピンクは通常のときとは思えないパワーを発揮していた。
「これが・・・脱衣の力・・!?」
「先輩・・・・これ以上抵抗するって言うなら、楽に死なせてあげませんよ」
ブリトニーも臨戦態勢になった。
そのころユズィ達は、モディの仕事先に向かっていた。
それはモディの仕事先が怪人”ティッシュ男爵”の手により襲撃されているという連絡がモディから入ったからであった。
「くそっ・・・リー達には連絡つかないし・・・」
「ユズィさんよぅ、とりあえず行くしかないんでね?」
「そっすね、とりあえず向かいましょうか」
タクシーの運転手にもう少し急いでくれるように頼むのであった。
「ひっひっひっひ! ここに1人でいるってことは近くに職場でもあるのか?」
「っく・・・たまたまこの辺に用事があっただけだ!」
「ほう?こんなオフィス街に用事かぁ・・・」
そういい指を鳴らしキャッチーを集めた。
「この辺の会社を全て襲え!! どこかにこいつの会社があるはずだ! 同僚を一人残らずおっパブに連れ込め!」
「アニキーー!!」
「そ・・・そんなことさせるかっ!!!」
ブルーは1人で抵抗に出たがあまりのキャッチーの数に太刀打ちが出来ずに苦戦していた。
「っく・・・みんな早くきてくれっ!!」
そして到着したころにはすでに遅いとも取れる状況であった、会社の前にはキャッチーが詰めかけている。
ブルーは決死の攻撃でキャッチーを次々となぎ倒した。
「俺がいるのを忘れたか!」
突然の不意打ち、これにより一気にダメージを受けてしまう。
「まだこれぐらいの傷なら!」
「ほう!評判どおりだなハンラマン、しかし今日がお前の命日だ! テッシュのように、命を撒き散らしてやる!」
「そんなことは・・・させない!!」
ユズィたちはようやくブルーのいる場所へとたどり着いた。
「モディは・・ブルーはどこなんだ?」
「うぇい、あっちに大量のキャッチーが倒れてるぜ」
「本当だ、向かってみるか」
大量のキャッチーが倒れている。そしてその中心では傷だらけになったブルーをつかんでいるティッシュ男爵の姿があった。
「ぐ・・・レッドごめん・・・・」
ティッシュ男爵はブルーをその辺に投げた。
「ひっひっひっひ!!お前らもティッシュまみれにしてやる!!」
「ブルー!!・・・くそっ・・・」
「いっちょ早く倒して助けてやっか!」
2人は圧倒的不利な状況にもかまわずにティッシュ男爵へと立ち向かっていった。


次回予告

ユズィ「くっそ・・・ティッシュの怨念ってなんなんだよ」

モディ「確かにね・・・」

ユズィ「焦点定まってねーよ、最近の怪人!」

リー「確かになあ・・・・」

ウィカ「うぇい、焦点定まってた怪人のがすくねーっすよね」

ビリー「まともな敵出てこないかな?」


次回 第22話 「開放しろ! 正義の魂!」






なんだか




久しぶりのハンラマンな気がする





脱衣戦隊 ハンラマン 20話

2013-07-23 16:36:18 | 小説
第20話  「看護士vsハンラマン!?」

ビリーは平気な顔をしていたが頭などを強く打ったためにリーと一緒に入院することになった。
いつまた敵が襲ってくるかは分からないがこのままの状態では戦力にならないので仕方なく了承した。
「いいか!今後勝手な行動するなよ?」
ユズィがいつに無く真剣な表情で怒った。
「ちょっと!!病室で騒がないでください!!」
「は・・・はぁい・・・・」
先ほどまで鬼の形相だったユズィが明らかに鼻の下を伸ばしていた。
「かわ・・かわいいなぁ・・・あの人」
「・・・・お前、あの人が来ると思ってわざと大きな声出したろ?」
ユズィの行動を見抜いたリーが言う。
「ギク・・・・いやぁ、そんなことねーわー、ちくしょーめ」
「ユズィさんわかりやすいっすねえ」
呆れるビリーだったが、次の瞬間に表情を変えた。
「そんなユズィさんのために、名前もチェック済みですよ、ミミさんっていう名前でここの病院の医院長の助手をやってるんですよ」
「へぇ・・・・医院長じゃなくて俺の助手になってくれないかなあ・・・」
とてもかわいらしい空気のするミミという女性にどうやら一目ぼれをしてしまったらしいそれから明らかに話題が脱線した。
「ビリーさんもユズィさんもいい加減にしたほうがいいんでね?」
「うっ・・・」
「す・・・すみません」
「うぇい、酒の席じゃないんすから勝手な行動したらお仕置きっすよ」
正義の自覚が出てきたのはいい傾向だが正義を軽率に考えているようではダメだということをユズィは2人みっちり教え込んだ。
「まあ、2人は怒ってるように見えるかもしれないけど心配してるんだからさ、とりあえずこれに懲りたら勝手な行動はしないようにね」
「すみません、魔が差しました」
司令と3人はお見舞いに来ていた。
「これ暇だろうからCDとか置いておくから」
「悪いなスー」
「いいってこと、とりあえず仕事だから戻るぞ」
「おうー、次はゲームでも持ってきてくれよ」
「調子にのんな」
リーはちょっと調子に乗っていた。
「心配させて、ごめんね4人とも・・・」
「いや・・・、まあ2人とも生きていて何よりだ」
「じゃあウチらも帰るね」
その後レイさんもきてちょっと怒ってはいたがお見舞いの果物を持ってきたのだった。

「2人は、もうちょっとギタギタにされた方が、落ち着いて良かったかもしれないですね」
ちょっとではなかったようだが・・・。
「・・・レイさん怒ってる?」
「いいえ、お こ っ て ま せ ん よ」
「・・・・すみませんでした」
表情はにこやかなのだがいかんせん不自然に見える、さらに声は明らかに笑ってはいなかった。
「あまり・・・心配させないでくださいね」
「ふぁい・・・」
「ああ・・・」
そういい残し仕事があるというのでレイさんは帰ったのだった。
「仕事忙しいのに来てくれたんだな・・・」
「ああ・・・」
二人は申し訳ない気持ちになっていた。
「なあ・・・リー・・・・」
「・・・・ん?」
「思うんだ・・・間違ってた」
さすがにビリーも責任感を感じているのだろう声のトーンが低かった。
「やっぱり看護婦さんはいいよな、メイドなんかより断然いい」
「ん・・・・? はっ!?俺は趣味違うし」
「なんだよー教えろよ~」
「知るか、バーカ!」
そんな馬鹿な会話をしていたら看護士さんが入ってきた。
「もー、ここは病室ですよ?安静にしていなさい!」
「す・・すみません」
2人はリアルに反省をした。
「そうだ、ここには時計付いてないんで・・・前の患者さんが使ってたのでよかったらもってきますよ?」
時間など気にはしてないがまったく分からないのも不安だったのでお願いした。
「僕はこの子より前きたミミさんのほうが可愛いと思うんだが、どう思う?」
またビリーが懲りずに話しかけてきた。
リーはそんなビリーなどお構いなしに夕焼けにたそがれていた。

スー指令は調べ物をしていた、シルバーがハンラマンになったということはもしかしたら自分達に関係ある人物なのではないか?と思ったからである。
「ん~・・・あの人は女性だし・・・」
だがうまく該当しそうな人間が見つからずにいた。
だが修斗さんはその存在を認知しているようなのでこれ以上は深く考えないほうがいいと思った。
「シルバー・・・一体ダレなんだろう」
そんな中ひとり、懐かしい人物を思い出した。
「そいえば昔アトモスフェアによく来てた人がいるな・・・」
名前をミンスーという、彼は突如行方をくらましてこなくなったのであった。
「ミンスーさんかな・・・?」
だが結論にまでは至らなかった、仕方なく資料を片付けているときユズィ達が4人で飲むというので定番の居酒屋”鳥定”へと向かった。
「うぇ~い、遅いじゃないのよ司令~」
「いやいや、ちょっと調べ物をね」
だが酔っ払っているみんなはそんなことなど全く気にしなかった。
「そうだ・・・ミンスーさんって覚えてる?」
「あ・・・いたなあ」
「ミンスーってだれ?」
ウィカがコップを口の前まで持ってきてとめた。
「ああ、そういえばウィカさんは知らないっすね、昔アトモスフェアに少しだけ通いつめてたお客さんがいたんすよ」
「へぇ、それってボクがバイト始める前ですか?」
「確か・・・そうかな? ビリーさんなら覚えてるかも・・・」
「司令、そのミンスーって人がどうしたん?」
「いや・・・、俺の記憶にはあまりないんだけどね、ちょっと気になることが」
「ふ~ん・・・ま、そんなことより飲みましょう!」
「そうっすよ~」
こうして4人の夜は更けていくのであった。
その頃オッパーブではブリトニーの地位が危うくなっていた。
「くっく・・・そろそろ冗談もいい加減にしてほしいものだな」
「・・・・・言葉もありませんわ」
「貴様の降格は確実だ、ついでに給料もさげてやるからな!ありがたく思え!」
「・・・・わかりましたわ」
「ゼロ・・・お前もこのチャンスを逃さず第2、第3の刺客を送れ!」
「・・・・・・」
「どうした!?」
「・・・・・皆に有給を与えてしまった・・・」
「・・・・・・・そうなんだ」
またしても微妙な表情をしていた。
「では、私も次の作戦を練りますので・・・」
「ふん・・・次はせいぜい被害の少ない作戦を考えるんだな!」
「肝に銘じておきますわ」
ブリトニーは自室へ戻った。だが、そこには味方である怪人たちがいない。
「こうなったら・・・1人でも戦ってみせる」
いつもと違う表情のブリトニーがいた、その原因は部下を吸収してパワーアップしていたのであった。
「本当はこれだけはしたくなかった・・・・だがハンラマンを倒すため・・・」
いつもの雰囲気の数倍薄気味悪いオーラが立ち込める。
「先輩・・・ふふふふ・・・あっはっはっは!」
その不気味な声が小さい部屋の中で響き渡っていた。
「時計を馬鹿にした罪・・・・償ってもらいますよ」
ブリトニーは看護婦に変装してリー達の部屋に時計を置くことに成功していた。
この時計はブリトニーが仕掛けた罠だったのであった。
そんなことなど露知れずといった2人、このピンチを乗り越えることができるのか!?



次回予告


ウィカ「あれ? ギャグ回じゃなかったんすかね?」

レイ「ですねえ・・・・てっきりギャグで締めるのかと」

スー「ギャグ回じゃないとさー・・・あまり俺の出番ないし」

ムナ「私の再登場はあるんですか?」

ブリトニー「いいえ、アナタ達に出番はありませんわ」

ウィカ「うぉ!? おめーさんは・・・」

ブリトニー「あるのは、私とリー先輩だけです」

次回第21話  「出撃  三幻神ブリトニー」 お楽しみに

ハンラマン 19話

2013-07-13 15:34:11 | 小説



ところどころ変な部分がありますよね?



あれは



手直しした結果です




ごめんなさい m(_ _)m




第19話  「策士! サバゲー男爵の罠」

「フフフフ、いかがでしょうか? わたしの攻撃は」
「てめー・・・・、ただの怪人じゃねえな」
その言葉で、表情が変わる。
「そうです、わたしは三幻神ブリトニー様に仕える、最強の怪人ですよ」
「っち・・・・なんだって・・・? もう一度名前を言ってみろ」
ピンクは聞き返す。
「そうです、わたしは三幻神ブリトニー様に仕える、最強の怪人ですよ」
「いや・・・全部は言わなくてもいい」
「最強の怪人ですよ」
「そこじゃねーよ!!」
ピンクが気になることは、そこではなかった。
「ブリトニーって言ったな」
「ええ? それが・・・、どうしましたか?」
サバゲー男爵が不思議そうな表情を見せる。
「ブリトニー・・・・、まさか・・・」
ピンクの反応を見たサバゲー男爵は、突然思い出したような表情になった。
「ああ、あなた様がリーさんですね」
「っち・・・やっぱりブリトニー本人だったのかよ」
「あなた様だけは、倒さずに連れて来いという命令ですし・・・・まずは、そこの黒いのから倒しましょうか」
そう言いビリーに発砲した。
「ぐぁあああ」
「ビリー!」
タフなはずのビリーだが、たった一発で倒れこむ。それほどの威力である。
この攻撃を受けたら、基本受けであるリーにとっては、いろんな意味でひとたまりもなかった。
「リー様には別格のサービスをして差し上げろと、ご命令があるのですよ」
そう言いキャッチーを呼び出す。
「アニキー!」
「リー・・・逃げろ・・・、こいつらは強い、みんなを呼んでくれ」
ビリーが立ち上がる。
「ほう・・・?まだ立ち上がる力があるのですね」
このままでは2人共やられてしまう、そう思ったリーはすぐさま逃げた。
「それでいいんだよ・・・」
「それでは、ハンラブラック、まずは貴様を血祭りにして差し上げます」
「上等・・・」
重症のビリーはキャッチー達に囲まれた、このままでは確実にやられてしまう。
リーは急いでアトモスフェアに連絡をした。
そこには偶然残りの3人が集まっていた。
「うぇい、それは本当なんすか?」
「ああ、ビリーの野郎が囮になって引きつけてくれてるが・・・長くは持たない、早く来てやってくれ」
「うぇい、わかりゃした、これからちょーマッハで向いますよ」
電話が終わり、リーは見つからないように見てみると。ビリーは吊るされていた。
「うげぇ・・・やべえ、あれはやべーよ・・・」
「さあ、リーさん、早く出てきなさい、そうしないと仲間を撃ち殺しますよ」
「うぇい、まつっすよー!」
「うぁ・・・ビリーさん・・・吊るされてる」
「引いてないで助けてあげないとダメだよ!」
実は、レイさんが気を使って3人に連絡をしてくれていた為、3人はこの現場に向かっていたのだった。
「フフフフフ、ハンラマン・・・・飛んで火にいる夏の虫とはこの事ですよ」
「なんだ?」
ユズィが首をかしげる、サバゲー男爵が強気なのは理由があった。それは狙撃手が狙っているからである。
「っち・・・やべー、あいつらにその事を言うの忘れてた」
リーは隠れたままである、リーもペイント弾を受けてい待っているので、前に出たら即座に倒されてしまう。
「やべー・・・・早く言わないと」
リーは意を決して、皆に叫んだ。
「そいつの攻撃はヤベーぞ!」
「出てきましたね、リーさん・・・・!」
サバゲー男爵のショットガンを避けたのだが、少し当たってしまう、そのダメージは大きかった。
「リー!!」
リーを始末したサバゲー男爵は、残り3人の方を向いた。
「フフフフフフあなたがたも死ぬといいですよ・・・・・・あれ?」
サバゲー男爵は狙撃手に対して暗号を送り続けているが、狙撃がない。
「うぇい? なんもねーっすが?」
「コイツ気味が悪いよ、早く倒しちゃおう」
「そ・・・そんな、なんで狙撃されな・・・・」
サバゲー男爵は狙撃手の方を向く、そこには見慣れない男が立っていた。
「あれ? シルバーでね?」
「君たちを狙っている狙撃手は全員倒した、早くそいつも倒してしまおう」
「状況が把握できないけど、ありがとうシルバー!」
「フフフフ・・・・しかし、このままでは終わりませんよ」
サバゲー男爵は巨大化薬を出した。
「今までの怪人は、ダメージを負ってからの巨大化です、私はダメージがない状態でなります」
その言葉に嫌な予感がした。


「司令! ピクシーロボを!」
-わかった!-
吊るされているビリーを下ろしてから4人でピクシーロボに乗り込む。
そこにシルバーのマシンである、シルバーパックも現れた。
『俺も一緒に戦う』
『うぇい、サンキューっすよ』
「フフフフ・・・フフフフフフ! フフフフー!」
実は勢いで巨大化したが、あのペイント弾がなければサバゲー男爵の攻撃など、ロボット相手には無力同然だった。
『おい、ユズィ・・・アイツの攻撃ヤベーぞ』
『なんでだ?』
『ビリーの野郎が一発でやられた』
『ええ? あのビリーちゃんが?』
『うぇい? 不死身のビリーと呼ばれたあの人が・・・?』
『鋼鉄のビリーという異名を持つビリーさんが?』
『いや・・・その二つ名は知らねーが・・・・』
だが、リーの余計な発言によりロボの方もうかつに動く事ができなくなっていた。
その膠着状態を見て、手を貸しに来た人物がいた。
「全く・・・ブリトニーの部下の手伝いをしないといけないなんて、屈辱よ」
そう言いスナイパーライフルを構える。
「ま、手を貸した分は返させるけどね?」
そう言いピクシーロボに対してペイント弾を打ち込んだ。
その様子をみたサバゲー男爵は、突然攻撃を始めた。
「フフフフフ! なんだかよくわからないけど、これでこちらの勝利です!」
ショットガンでの攻撃、ピクシーロボの装甲が剥がれる程の威力である。
『うぁ・・・』
このままではやられる、そう思った時だった。
『みんな、合体するぞ!』
『え? 合体?』
シルバーの発言に4人は凍る。
『スー司令・・・合体なんてできるの・・?』
-ああ、できる-
『うぇい、すげーじゃねーっすか』
『行くぞ、合体だ! チェンジ、シルバーピクシー!』
その掛け声とともに、シルバーパックは分解、そしてピクシーロボに張り付く。
そしてシルバーパックの下半身が、まるで大砲のようになり、肩に乗った。
「フフフ・・・!? な・・・なんだその、私のよりも強力そうな銃は!?」
『おぉお・・・すごいよ! すごいよ!』
ブルーが喜ぶ。
『エネルギー・・・? この20%ってなってるのはなんだ?』
メーターがどんどん上がっている。
-それは、脱衣エネルギーだ-
『スー・・・なんだよそれ』
-シルバーピクシーの必殺技、フルストリップキャノンを撃つためのエネルギーだ-
スー指令は、この前のシルバーのマシン、シルバーパックの登場のあと、突然手紙がきていた。その手紙の内容は、シルバーパックとピクシーロボの合体した後の説明書だった。
『エネルギー・・・90%』
エネルギー充電中にサバゲー男爵は攻撃してくるが、全くダメージがない。それほどパワーアップしているようである。
『エネルギー 100%!!今なら撃てるよ、ユズィちゃん!』
『よし、いくぞ! フルストリップキャノン!!』
肩に乗っている大砲から凄まじいエネルギーが飛び出す。
「う・・うぁああああ!!! 脱げるぅウーーーー!!」
みるみるうちにサバゲー男爵の衣服が脱げていった。そして、その恥ずかしさにより大爆発をする。
『ど・・・どうにか勝ったな、ありがとうシルバー!』
いつの間にか、合体していたはずのシルバーパックごといない。
『あ、そうだ、早くビリーちゃんを・・・』
4人は即座に降りて、草陰に隠しておいたビリーのところに行く。
「ビリーさん、起きるんだ!」
ユズィが話しかけるが、起きる気配はない」
「うぇい・・・、ビリーさん・・・・」
皆が悲しむと、ビリーが突然何事もなかったかのように動いた。
「うん・・・あ、みんなおはよう」
「おいビリー・・・どんだけタフなんだよ」
「へ?」
4人は驚愕した、血は出ているがダメージは見受けられない。
「さすが鋼鉄のビリーちゃんだね」
「は?」
「ビリー・ザ・ダイヤモンドっすね」
「え?」
「うぇい、不死身じゃ温いっすぁ」
「なになに?」
あれだけの攻撃を受けたのに無傷のビリーより、終始逃げていたリーの方がダメージが大きいことに対して、納得がいかなかった。


次回予告

ユズィ「いいよなー」

リー「あん?」

ウィカ「どうしちゃったんすか?」

ユズィ「最高だよ・・・白衣の天使」

モディ「あちゃー・・・そっちに目覚めたかー・・・」

ビリー「しゃーねえすよ、白衣の天使っすから」

ユズィ「ほんとしゃーねーよー」


次回 第20話  「看護士vsハンラマン!?」 お楽しみに