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脱衣戦隊 ハンラマン 20話

2013-07-23 16:36:18 | 小説
第20話  「看護士vsハンラマン!?」

ビリーは平気な顔をしていたが頭などを強く打ったためにリーと一緒に入院することになった。
いつまた敵が襲ってくるかは分からないがこのままの状態では戦力にならないので仕方なく了承した。
「いいか!今後勝手な行動するなよ?」
ユズィがいつに無く真剣な表情で怒った。
「ちょっと!!病室で騒がないでください!!」
「は・・・はぁい・・・・」
先ほどまで鬼の形相だったユズィが明らかに鼻の下を伸ばしていた。
「かわ・・かわいいなぁ・・・あの人」
「・・・・お前、あの人が来ると思ってわざと大きな声出したろ?」
ユズィの行動を見抜いたリーが言う。
「ギク・・・・いやぁ、そんなことねーわー、ちくしょーめ」
「ユズィさんわかりやすいっすねえ」
呆れるビリーだったが、次の瞬間に表情を変えた。
「そんなユズィさんのために、名前もチェック済みですよ、ミミさんっていう名前でここの病院の医院長の助手をやってるんですよ」
「へぇ・・・・医院長じゃなくて俺の助手になってくれないかなあ・・・」
とてもかわいらしい空気のするミミという女性にどうやら一目ぼれをしてしまったらしいそれから明らかに話題が脱線した。
「ビリーさんもユズィさんもいい加減にしたほうがいいんでね?」
「うっ・・・」
「す・・・すみません」
「うぇい、酒の席じゃないんすから勝手な行動したらお仕置きっすよ」
正義の自覚が出てきたのはいい傾向だが正義を軽率に考えているようではダメだということをユズィは2人みっちり教え込んだ。
「まあ、2人は怒ってるように見えるかもしれないけど心配してるんだからさ、とりあえずこれに懲りたら勝手な行動はしないようにね」
「すみません、魔が差しました」
司令と3人はお見舞いに来ていた。
「これ暇だろうからCDとか置いておくから」
「悪いなスー」
「いいってこと、とりあえず仕事だから戻るぞ」
「おうー、次はゲームでも持ってきてくれよ」
「調子にのんな」
リーはちょっと調子に乗っていた。
「心配させて、ごめんね4人とも・・・」
「いや・・・、まあ2人とも生きていて何よりだ」
「じゃあウチらも帰るね」
その後レイさんもきてちょっと怒ってはいたがお見舞いの果物を持ってきたのだった。

「2人は、もうちょっとギタギタにされた方が、落ち着いて良かったかもしれないですね」
ちょっとではなかったようだが・・・。
「・・・レイさん怒ってる?」
「いいえ、お こ っ て ま せ ん よ」
「・・・・すみませんでした」
表情はにこやかなのだがいかんせん不自然に見える、さらに声は明らかに笑ってはいなかった。
「あまり・・・心配させないでくださいね」
「ふぁい・・・」
「ああ・・・」
そういい残し仕事があるというのでレイさんは帰ったのだった。
「仕事忙しいのに来てくれたんだな・・・」
「ああ・・・」
二人は申し訳ない気持ちになっていた。
「なあ・・・リー・・・・」
「・・・・ん?」
「思うんだ・・・間違ってた」
さすがにビリーも責任感を感じているのだろう声のトーンが低かった。
「やっぱり看護婦さんはいいよな、メイドなんかより断然いい」
「ん・・・・? はっ!?俺は趣味違うし」
「なんだよー教えろよ~」
「知るか、バーカ!」
そんな馬鹿な会話をしていたら看護士さんが入ってきた。
「もー、ここは病室ですよ?安静にしていなさい!」
「す・・すみません」
2人はリアルに反省をした。
「そうだ、ここには時計付いてないんで・・・前の患者さんが使ってたのでよかったらもってきますよ?」
時間など気にはしてないがまったく分からないのも不安だったのでお願いした。
「僕はこの子より前きたミミさんのほうが可愛いと思うんだが、どう思う?」
またビリーが懲りずに話しかけてきた。
リーはそんなビリーなどお構いなしに夕焼けにたそがれていた。

スー指令は調べ物をしていた、シルバーがハンラマンになったということはもしかしたら自分達に関係ある人物なのではないか?と思ったからである。
「ん~・・・あの人は女性だし・・・」
だがうまく該当しそうな人間が見つからずにいた。
だが修斗さんはその存在を認知しているようなのでこれ以上は深く考えないほうがいいと思った。
「シルバー・・・一体ダレなんだろう」
そんな中ひとり、懐かしい人物を思い出した。
「そいえば昔アトモスフェアによく来てた人がいるな・・・」
名前をミンスーという、彼は突如行方をくらましてこなくなったのであった。
「ミンスーさんかな・・・?」
だが結論にまでは至らなかった、仕方なく資料を片付けているときユズィ達が4人で飲むというので定番の居酒屋”鳥定”へと向かった。
「うぇ~い、遅いじゃないのよ司令~」
「いやいや、ちょっと調べ物をね」
だが酔っ払っているみんなはそんなことなど全く気にしなかった。
「そうだ・・・ミンスーさんって覚えてる?」
「あ・・・いたなあ」
「ミンスーってだれ?」
ウィカがコップを口の前まで持ってきてとめた。
「ああ、そういえばウィカさんは知らないっすね、昔アトモスフェアに少しだけ通いつめてたお客さんがいたんすよ」
「へぇ、それってボクがバイト始める前ですか?」
「確か・・・そうかな? ビリーさんなら覚えてるかも・・・」
「司令、そのミンスーって人がどうしたん?」
「いや・・・、俺の記憶にはあまりないんだけどね、ちょっと気になることが」
「ふ~ん・・・ま、そんなことより飲みましょう!」
「そうっすよ~」
こうして4人の夜は更けていくのであった。
その頃オッパーブではブリトニーの地位が危うくなっていた。
「くっく・・・そろそろ冗談もいい加減にしてほしいものだな」
「・・・・・言葉もありませんわ」
「貴様の降格は確実だ、ついでに給料もさげてやるからな!ありがたく思え!」
「・・・・わかりましたわ」
「ゼロ・・・お前もこのチャンスを逃さず第2、第3の刺客を送れ!」
「・・・・・・」
「どうした!?」
「・・・・・皆に有給を与えてしまった・・・」
「・・・・・・・そうなんだ」
またしても微妙な表情をしていた。
「では、私も次の作戦を練りますので・・・」
「ふん・・・次はせいぜい被害の少ない作戦を考えるんだな!」
「肝に銘じておきますわ」
ブリトニーは自室へ戻った。だが、そこには味方である怪人たちがいない。
「こうなったら・・・1人でも戦ってみせる」
いつもと違う表情のブリトニーがいた、その原因は部下を吸収してパワーアップしていたのであった。
「本当はこれだけはしたくなかった・・・・だがハンラマンを倒すため・・・」
いつもの雰囲気の数倍薄気味悪いオーラが立ち込める。
「先輩・・・ふふふふ・・・あっはっはっは!」
その不気味な声が小さい部屋の中で響き渡っていた。
「時計を馬鹿にした罪・・・・償ってもらいますよ」
ブリトニーは看護婦に変装してリー達の部屋に時計を置くことに成功していた。
この時計はブリトニーが仕掛けた罠だったのであった。
そんなことなど露知れずといった2人、このピンチを乗り越えることができるのか!?



次回予告


ウィカ「あれ? ギャグ回じゃなかったんすかね?」

レイ「ですねえ・・・・てっきりギャグで締めるのかと」

スー「ギャグ回じゃないとさー・・・あまり俺の出番ないし」

ムナ「私の再登場はあるんですか?」

ブリトニー「いいえ、アナタ達に出番はありませんわ」

ウィカ「うぉ!? おめーさんは・・・」

ブリトニー「あるのは、私とリー先輩だけです」

次回第21話  「出撃  三幻神ブリトニー」 お楽しみに

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