患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

車椅子か…介助度は?

2015-07-30 05:08:08 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

【車椅子で検査にきはる人の介助度は…いかなるものか】

それが今日のエピソード…

さて…
【〓〓さん、心電図しますね】
【中へどうぞ…】
【はい】
(返事は付き添いの家族が)

患者さんは高齢の女性…

いつものように 車椅子姿は日常茶飯事でした

(少し抱えたらいけるやろう…そんな気持ちでした)

【〓〓さん、ベッドに移動できますか】 【無理やと思います】(家族の声)

家族さんはおそらく娘さんだろう

【ちょっと手を貸してください】(本人) 【わかりました。】
(ほんのちょっとのつもりでした…)

【さあ、車椅子からベッドに移るよ】 【私の腕を持って】
【いいですか】
【お願いします】

【1 2 3…】
(あかん、重い)
(腕を持つ力も弱い…簡単に言えばヘロヘロ)

【全然だめやないですか】
【はい】

手だけつかんでて 足は全く動かしてないし 膝の力で体を押し上げていない

【膝に力入らないんですか】
【ほとんど寝てるから膝も弱ってるんです】

身長は150くらいでしたが体重は80後半はあるだろう

体はかなり肉付きがよく(簡単に言えば太ってる) 支える下半身が大切やのに…

足は弱りはて…

日頃の経験から 車椅子からベッドへの移乗は慣れてるつもりでした

介助度とは…
人がどれくらい自分の足腰の力 腕の力 で動作できるか…

〓立ち上がり
〓立位
〓歩行
〓また車椅子へ

監視見守りレベル
軽度介助レベル
中等度介助レベル
重度介助レベル
全介助レベル
にわかれる

運動できない人は 膝や下肢はよわく しかも肉付きはかなり…

本当になめて介助すると こちらも体を悪くするだろう

ふと昔読んだ本に書いてあったこと…

【脱力した人ほど重いものはない】

人を抱えるとき 抱えやすいように 気をつけてくれるから 少し軽くなるんです

その気のない(脱力した)人は抱えられない
今日は改めて 感じたエピソードでした