親分、今日もよろしくお願いします。
今日はな、美人に生まれたら幸せか?というテーマで話をしようじゃないか。女性にとって美人に生まれたらいいよね。何を着ても様になるし、歩いていても颯爽と見えるし、誰でも憧れるよな。
差別する訳ではなくても、何となく隅には置かないですよね。何かと得をする存在になるんじゃないですか。
そうだよね。ところで、じゃあ、美人に生まれたらそれで幸せか?という問題だ。お前はどう思う?
取りあえず、幸せですよね。不美人に生まれるよりは幸せですよ。でも、それだけじゃありませんからね。やはり、その美人が毎日どう生きるか、どんな人たちとどんな付き合いをするかによって、幸せだったり、不幸だったり、すると思いますよ。
そうだよな。美人が全て幸せになれる訳ではないし、その後の人生を見て見ないと解らないよね。かえって、美人に生まれたことが悲劇のもとになるかも知れないよな。要するに、人が生れて来たとき、色々な条件のもとに生まれて来るよね。お金持ちだったり、貧乏だったり、頭が良かったり、悪かったり、スポーツが得意だったり、苦手だったり、都会に生まれたり、地方の片隅にうまれたり、様々だよな。
そうですね。どんな親のもとに生まれるかはその人が選べることじゃないですからね。恵まれる場合もあれば、恵まれない場合もありますよね。結婚だってそうでよ。恵まれた結婚もあれば、恵まれない結婚もありますし、最初は恵まれていても、ある時から恵まれない状態になる場合もありますからね。本人の努力の問題もあれば、努力じゃどうしようもない場合もありますよね。
そうだな、誰もが幸せを望んでがんばっているけど、なかなか思い通りに行かないのが俺たちの人生だよな。会社生活だって、上を目指してがっばって、ようやく上の立場に立ったとする。そこは幸せなのかというと、もっと大変な状態が待っていたりする。命が縮まるような目にもあったりする。よほど平社員の方が良かったと思ったりする。
そうですね。外からでは解らない世界がありますからね。
俺が何が言いたいのかというと、大変な時はもちろんだが、そうでない時も、どんな時でも心の安定が大事なんだということなんだ。努力が報われて、好調の時も、人気が出てきた時も、反対に不調の時も、人気がなくなった時も、平常心でいることが大切なんだ。心の安定がグラグラしてくると、好調の時は落とし穴が待っているし、不調の時はさらにひどい目に遭うものなんだ。
どんな時にも心の安定ですね。
そうさ、お金持ちになろうが、会社の社長になろうが、美人と結婚しようが、そんなことで幸せにはならない。場合によっては、禍のもとになることもある。世の中は自分の味方ばかりじゃないからな。人には怨み、妬み、嫉妬というのがある。これが結構厄介な奴で、場合によっては犯罪も引き起こす。だから、晴れがましいことがあったら、注意しないといけない。決して自慢するような態度はダメだ。謙虚でいることだ。だから、良いことがあっても、悪いことがあっても、心の安定が必要なんだな。
成程ね。人生には良いこと、悪いこと、何でも来ますからね。
「禍福は糾える縄の如し」という言葉があるんだ。だから良いことがあっても、悪いことがあっても、慌てずに、落ち着いて、常に謙虚でいることだな。そうすれば、大きな間違いをしないで人生を送ることが出来るというものだ。
解りました。僕は良いことがあると喜びすぎるし、悪いことあるとつい何時までも引きずっちゃう傾向があるから気を付けましょう。
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