より良き明日の為に

人類の英知と勇気を結集して世界連邦実現へ一日も早く

急ぎ東京五輪の中止を!

2021-07-29 19:27:16 | より良き世界のために

 7月23日の開会式から今日で6日目ですが、とうとう国内の感染者が1万人を超えました。東京都を筆頭に新型コロナ感染爆発の様相を呈しています。今次第5波は6月下旬から始まっていますが、東京都に緊急事態宣言が発せられた7月12日以降も感染拡大が続き、このところ連日記録を更新しています。これまでの緊急事態宣言下では宣言後数日で感染者数が減り始めましたが、今回は2週間たってもなお増え続けています。

 原因は二つあります。一つはデルタ変異株でしょう。新たな感染の大部分を占める程になりました。感染力も重症化力も従来株の約2倍です。ワクチン接種回数が高齢者を中心に国内で6,700万回に達してもこの有様です。ワクチンの効果は認められ、高齢者の感染はかなり減り、感染の多くは50歳以下に移っています。しかしワクチン接種は1日100万回のペースで頑張っても国民の約8割が2回摂取する約2億回まではあと5か月ほどかかります。それまでにどれ程の命が失われるのでしょうか。

 原因の二つ目は東京五輪です。これまでの緊急事態宣言下では程度の差はあれ人流が減っていました。しかし今回の緊急事態宣言下では殆ど減っていません。行楽地では逆に増えてさえいます。この違いは何でしょうか。子供たちが夏休みに入り、出掛ける家族が増えたこともあります。しかし最大の違いは東京五輪が始まったことです。五輪は世界最大のスポーツの祭典、つまりお祭りなのです。開会式では盛大な花火が何度も夜空を染めました。そして連日のアスリートたちのパフォーマンスに人々の気持ちはすっかりお祭り気分、ほとんどが無観客とは言え緊急事態宣言とは両立し得ないのです。

 急ぎ東京五輪を中止すべきです。それは国内外に多大なショックを与えますが、人々のお祭り気分を一掃して緊急事態宣言に向き合わせ、人流を大幅に下げてデルタ株の猛威に向き合うしかありません。沖縄語で「ぬちどぅたから」人の命より大事なものなどこの世には無いのですから・・・。