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青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

決算書はどうして必要(2)

2016-05-26 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

26日の一宮市内は、蒸し暑い曇りの天気になりました。

夕方から雨が降る予報になっています。

雨が降る前に、カエルの大合唱が始まるのですが、それが今のところ、ありません。

本日の私(寺西)は、終日、現場作業でした。

前回の続きになります。

昨日は「株主」のところで終わりました。

A様は、B様、C様に、もらったお金を返す必要はありませんが、会社が利益を出した場合は、利益の一部を還元するために、「配当(はいとう)」を出します。

配当が出る理由は、お金を出したB様、C様に、配当を受け取る権利があるからです。

加えて、会社の経営状況を知る権利も持っています。

会社の経営は、何時も順調とは限りません。

景気・気候・時代の変化により、製造した商品が売れない時もあります。

売れない時は、株主に、利益の一部を還元する配当は出せません(※)。

※鉄道模型好きですと、「配当がないなら、製造している、鉄道模型を3セット欲しい。1つは走行用、1つは部品取り用、1つは保存用」と言いそうな気がします。

A様は、配当を出せないことを、株主のB様、C様に伝える必要があります。

伝える際に、お金という単位で情報が提供されている、「決算書」が必要になってきます。

決算書を必要としている人は、株主のB様、C様だけではありません。

銀行に勤務されている、鉄道模型好きのD様も含めた銀行関係者様は、貸したお金がきちんと返ってくるかを、決算書を見て、見極めなければなりません。

鉄道模型を作るために必要な材料を作る、複数の会社様も、決算書を見て、材料の代金をきちんと支払ってもらえるかを、チェックする必要があります。

税務署の署員様も、決算書を見て、税金の額を計算する根拠として、儲けの状況を知る必要があります。

会社で働く皆様にとっては、今後の会社経営を占うデータの1つとなります。

A様の会社に関係する皆様、商品を購入されるお客様を含めた人たちのことを、一般的に「利害関係者」と言います。

関係者が、お金という単位で情報提供されている、決算書を見ることにより、経営を客観的に分析することができます。

加えて、会社どうしを比較することも、簡単にできます。

次回に続きます。

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決算書はどうして必要(1)

2016-05-25 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

25日の一宮市内は、雨が降る予報でしたが、雨は朝のみで、日中は曇り空でした。

本日の私(寺西)は、一宮市青色申告会にて、相談会等の当番でした。

本日から、同青色申告会では、「複式簿記教室」が始まりました。

講師の税理士様は、教え方が上手な方でした。

大学で、簿記3級の講義をされている方で、学生が講義に集中できるよう、要点をちゃんと押さえていらっしゃり、「目からうろこ」でした。

勉強になりました。

当番が終わった後は、お店に戻って、見積もり作業となりました。

「決算書」のお話は意外に好評ですので、少しの間、続けていきます。

皆様は、会社の経営状況を、どこで判断しますか?

建物?
給料?

今後、決算書が手に入るようでしたら、決算書を見てみましょう。

なぜかというと、決算書は「お金」という単位で、会社の状況を、客観的にあらわしているからです。

そもそもなぜ、決算書が必要なのでしょうか?

理由を知るためには、会社の仕組みを知る必要があります。

ここでは「株式会社」という会社の仕組みを、少しおさらいしてみましょう。

以降は、A様が会社を作った内容で、お話を続けていきます。

鉄道模型が好きなA様は、知り合いの鉄道模型好きの皆様からの応援を受け、鉄道模型製造・販売する株式会社を立ち上げることにしました。

事務所や鉄道模型を作る機械や材料等を揃えるには、少なくとも3,000万円が必要だと分かりました。

A様の貯金は1,000万円しかありませんでした。

困っていると、鉄道模型好きの友人B様、C様が、「500万円ずつ出すよ」と言ってくれました。

さらに鉄道模型好きの、銀行に勤めるD様が、「1,000万円までなら貸しますよ」と声をかけてくれました。

こうしてA様は、鉄道模型製造・販売会社を始めました。

A様は、鉄道模型を作るために必要な材料を作る、複数の会社と仕入契約を結びました。

製造した鉄道模型は、ファンの心をつかんで、驚くほど売れました。

A様は喜びましたが、もうけた分の一部を、税金として払わないといけないことに、後で気付いて、少し残念に思ってしまいました。

前もって、青色申告会等に入って、節税対策の勉強をすればよかったですね。

このお話には、会社を設立したA様、お金を出してくれた友人B様、C様、銀行に勤務されているD様が登場しました。

A様は会社代表、社長様になります。

ではB様、C様は、会社にとって、どんな扱いになるのでしょうか?

会社設立時に、お金を出してくれた協力者になりますね。

会社にお金を出すことを、「出資」と呼ぶことは、皆様、お分かりですよね。

B様、C様は、A様の会社にお金を出しましたので、「出資者」となります。

ちなみに出資者が出したお金のことを、「出資金」と呼ぶのも、皆様、ご存知ですよね。

株式会社の場合、お金を出す人を「株主(かぶぬし)」と言います。

A様は、B様、C様に、もらったお金を返す必要はありませんが、会社が利益を出した場合は、利益の一部を還元するために、「配当(はいとう)」を出します。

次回に続きます。

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個別、連結決算書の違いについて(3)

2016-05-24 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

24日の一宮市内は、昨日に引き続き、夏を思わせる、晴れの良い天気でした。

自宅近くの田園では、引き続き、田植えが続いています。

本日の私(寺西)は、終日、現場作業でした。

現場作業は見学が可能です。

見学を希望される方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

前回の続きになります。

「個別決算書と連結決算書の違いについて教えて」というお話がございました。

昨日は「個別決算書と連結決算書」について書いていきました。

今日は、連結決算書を採用する会社が増えている理由を書いていきます。

増えている理由は、株主様からの、会社に対する評価が上がるためです。

昔、よくあったお話です。

親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。

その前に、「親会社」と「子会社」について書いていきます。

「子会社」とは、経営において他の会社の支配を受けている会社を差します。

ある会社(A)が議決権の過半数(50%超)を持ちますと、その会社(B)は、ある会社(A)の子会社になります。

「親会社」とは、先ほどの子会社とは逆になり、ある会社(B)の議決権の過半数(50%超)を持っている会社(A)になります。

詳しくは「会社法」という法律がありますから、そちらをご覧ください。

子会社は、親会社からの指示を、原則、守ることになります。

昔、よくあったお話に戻します。

親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。

A社は、開発した商品が、年間を通して、思ったほど売れませんでした。

決算直前、売り上げ不振が響いて、赤字決算になる可能性が出てきました。

経営者は株主等の手前、「赤字決算」は避けよう、と考えました。

そこでA社は、B社に、売れ残った商品を売り付けることにしました。

B社は、A社の意向には逆らえません。

商品をB社に売り付けた結果、A社は「黒字決算」になりました。

しかし商品を売り付けられたB社は、売れない商品を引き受けた結果、「赤字決算」になってしまいました。

A社とB社はグループ会社です。

B社に無理矢理、商品を売り付けて、A社の決算書をよく見せ掛けた結果、B社の業績は悪くなってしまいました。

子会社B社の業績が悪くなれば、結局、親会社A社が面倒を見ることになります。

親会社A社が黒字決算であっても、A社の業績が良くなった訳ではありません。

ある意味、ごまかし、ズルになっています。

昔、そんな、ごまかし、ズルが横行しましたので、株主様等が、ごまかされてしまいました。

加えて、グループ会社の規模が、昔より大規模になってきました。

個別決算書では、グループ会社全体の経営状況を、把握することができなくなってきました。

そんな反省や時代の流れから、「連結決算書」を選ぶ会社が増えています。

以上がご質問の回答になります。

分かっていただけたでしょうか?

明日午前、一宮市青色申告会では、講師に顧問税理士様を迎えて、会員様向けの、「第1回複式簿記講座」が開催されます。

簿記が分かってきますと、決算書も簡単に読むことができます。

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個別、連結決算書の違いについて(2)

2016-05-23 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

23日の一宮市内は、気温の高い、晴れの天気になりました。

お昼過ぎは、初夏を思わせる陽気になりました。

自宅近くの田園では、引き続き、田植えが続いています。

本日の私(寺西)は、現場作業でしたが、材料がないため、半日で終了となりました。

予定もないため、ジェラート「コローレ」様にお邪魔して、「アメリカンチェリー×百花蜜(ひゃっかみつ)」のダブルコーンのジェラートを楽しみました。

昼食を取っていなかったため、その後、「ぼくゆめ」様にお邪魔して、「白身魚フライ定食」を楽しみました。

楽しんでいますと、一宮商工会議所の職員様がいらっしゃり、店主様と経営について、お話をされていました。

商工会議所の会員の皆様は、困ったことがありましたら、商工会議所の担当様に連絡を入れられて、お知恵を拝借してみてはどうでしょうか?

アイディアが浮かばない時は、迷わず、商工会議所様に連絡を入れてみましょう。

前回の続きになります。

「個別決算書と連結決算書の違いについて教えて」というお話がございました。

昨日は「決算書」について書いていきました。

今日は、個別決算書と連結決算書の違いについて、書いていきます。

「個別決算書」とは、会社一社のみの決算書になります。

グループ会社の場合、親会社は親会社のみの決算書、子会社は子会社のみの決算書と、決算書は別々になります。

「連結決算書」とは、親会社の決算、子会社の決算を、ひとまとめにした決算書になります。

グループ会社を、あたかも1つの会社のように決算書を作ります。

決算書を作りますから、連結ベースでの、損益計算書や貸借対照表があり、それを「連結損益計算書」、「連結貸借対照表」と呼びます。

ところで、損益計算書と貸借対照表の意味は分かりますか?

「損益計算書」を見ますと、会社が、どれだけ儲かったのか、が分かります。

計算書は、収益と費用で成り立っており、収益から費用を引けば、利益が分かります。

収益は利益の元になる収入で、費用は利益を得るため使ったお金になります。

損益計算書は、

[収益-費用=利益]

という公式で成り立っている、と覚えると簡単だと思います。

「貸借対照表」を見ますと、資産・負債・純資産の3つから成り立っているのが分かります。

貸借対照表は、会社の財産を表しています。

右側にお金の「調達方法」が記載されて、左側には、お金の「運用方法」が記載されています。

複式簿記と同様で、右側と左側の金額は一致しています。

[資産-負債がマイナス]

になりますと、会社の経営(運営)が危険になっていることを表しています。

分かりましたか?

「連結損益計算書」、「連結貸借対照表」と呼びます、のところにお話を戻しますね。

当然ですが、会社ごとの決算書は作成します。

近年、連結決算書を採用する会社が増えています。

増えている理由は、株主様からの、会社に対する評価が上がるためです。

次回に続きます。

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個別、連結決算書の違いについて(1)

2016-05-22 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

22日の一宮市内は、気温が高く、お昼は初夏を思わせる、晴れの良い天気となりました。

お店前の中学校は、今日も部活動がなく、生徒の皆様の声がない、静かな1日となりました。

自宅近くの田園では、田植えが始まりました。

本日の私(寺西)は、昨日に引き続き、店内の整理をおこなっていました。

久しぶりに、「簿記」の話題が出ましたので、簿記に関するお話を書いていきます。

「個別決算書と連結決算書の違いについて教えて」というお話がございました。

こちらのお話は「法人(会社)」のお話になります。

「個別決算書」とは、会社一社のみの決算書になります。

個別決算書、連結決算書の前に、決算書について、少し書いていきます。

決算書とは、1年間で会社が、どれだけの成果を上げたかを、まとめた成績表、と考えてください。

個人事業主の場合も同じです。

会社、すなわち企業は、大・中・小に関係なく、最低でも1年間に1回、会社の財産や儲けの状況をまとめなければならない、と法律によって決められています。

これは個人事業主でも同じで、財産や儲けの状況をまとめることを、「決算」ということは、皆様、ご承知の通りだと思います。

決算のおこなう一区切りの期間を「決算期」といい、決算書は、この決算の際に作られる書類になります。

皆様、お分かりですね。

多くの会社では、3月末か12月末を決算日としています。

「複式簿記の再勉強」でも書きましたが、決算期の始まりを「期首(きしゅ)」、終わりを「期末(きまつ)」といい、

3月決算の場合は、4月1日が期首、翌年3月31日が期末となります。

上場企業の場合は、年に1度の「本決算」とは別に、半年に1度の「中間決算」、3ヵ月に1度の「四半期決算」も発表することが、法律等によって義務づけられています。

※四半期決算は、2003(平成15)年から、全上場企業に義務づけとなりました。

  ■■■■決算期の流れ■■■■

4月1日   平成○○年度期首
4月下旬  
~5月下旬 決算発表
6月末   (第一)四半期決算
9月末   中間決算・(第二)四半期決算
12月末   (第三)四半期決算
3月末   本決算(期末決算)・(第四)四半期決算
3月31日  平成○○年度期末


3月決算の会社ですと、膨大な計算作業等の処理をおこなう関係で、4月下旬から5月までに「決算発表」がおこなわれます。

次回に続きます。

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