皆様、こんばんは。
事務局です。
24日の一宮市内は、昨日に引き続き、夏を思わせる、晴れの良い天気でした。
自宅近くの田園では、引き続き、田植えが続いています。
本日の私(寺西)は、終日、現場作業でした。
現場作業は見学が可能です。
見学を希望される方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
前回の続きになります。
「個別決算書と連結決算書の違いについて教えて」というお話がございました。
昨日は「個別決算書と連結決算書」について書いていきました。
今日は、連結決算書を採用する会社が増えている理由を書いていきます。
増えている理由は、株主様からの、会社に対する評価が上がるためです。
昔、よくあったお話です。
親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。
その前に、「親会社」と「子会社」について書いていきます。
「子会社」とは、経営において他の会社の支配を受けている会社を差します。
ある会社(A)が議決権の過半数(50%超)を持ちますと、その会社(B)は、ある会社(A)の子会社になります。
「親会社」とは、先ほどの子会社とは逆になり、ある会社(B)の議決権の過半数(50%超)を持っている会社(A)になります。
詳しくは「会社法」という法律がありますから、そちらをご覧ください。
子会社は、親会社からの指示を、原則、守ることになります。
昔、よくあったお話に戻します。
親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。
A社は、開発した商品が、年間を通して、思ったほど売れませんでした。
決算直前、売り上げ不振が響いて、赤字決算になる可能性が出てきました。
経営者は株主等の手前、「赤字決算」は避けよう、と考えました。
そこでA社は、B社に、売れ残った商品を売り付けることにしました。
B社は、A社の意向には逆らえません。
商品をB社に売り付けた結果、A社は「黒字決算」になりました。
しかし商品を売り付けられたB社は、売れない商品を引き受けた結果、「赤字決算」になってしまいました。
A社とB社はグループ会社です。
B社に無理矢理、商品を売り付けて、A社の決算書をよく見せ掛けた結果、B社の業績は悪くなってしまいました。
子会社B社の業績が悪くなれば、結局、親会社A社が面倒を見ることになります。
親会社A社が黒字決算であっても、A社の業績が良くなった訳ではありません。
ある意味、ごまかし、ズルになっています。
昔、そんな、ごまかし、ズルが横行しましたので、株主様等が、ごまかされてしまいました。
加えて、グループ会社の規模が、昔より大規模になってきました。
個別決算書では、グループ会社全体の経営状況を、把握することができなくなってきました。
そんな反省や時代の流れから、「連結決算書」を選ぶ会社が増えています。
以上がご質問の回答になります。
分かっていただけたでしょうか?
明日午前、一宮市青色申告会では、講師に顧問税理士様を迎えて、会員様向けの、「第1回複式簿記講座」が開催されます。
簿記が分かってきますと、決算書も簡単に読むことができます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
事務局です。
24日の一宮市内は、昨日に引き続き、夏を思わせる、晴れの良い天気でした。
自宅近くの田園では、引き続き、田植えが続いています。
本日の私(寺西)は、終日、現場作業でした。
現場作業は見学が可能です。
見学を希望される方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
前回の続きになります。
「個別決算書と連結決算書の違いについて教えて」というお話がございました。
昨日は「個別決算書と連結決算書」について書いていきました。
今日は、連結決算書を採用する会社が増えている理由を書いていきます。
増えている理由は、株主様からの、会社に対する評価が上がるためです。
昔、よくあったお話です。
親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。
その前に、「親会社」と「子会社」について書いていきます。
「子会社」とは、経営において他の会社の支配を受けている会社を差します。
ある会社(A)が議決権の過半数(50%超)を持ちますと、その会社(B)は、ある会社(A)の子会社になります。
「親会社」とは、先ほどの子会社とは逆になり、ある会社(B)の議決権の過半数(50%超)を持っている会社(A)になります。
詳しくは「会社法」という法律がありますから、そちらをご覧ください。
子会社は、親会社からの指示を、原則、守ることになります。
昔、よくあったお話に戻します。
親会社A社と子会社B社のグループ会社がある、とします。
A社は、開発した商品が、年間を通して、思ったほど売れませんでした。
決算直前、売り上げ不振が響いて、赤字決算になる可能性が出てきました。
経営者は株主等の手前、「赤字決算」は避けよう、と考えました。
そこでA社は、B社に、売れ残った商品を売り付けることにしました。
B社は、A社の意向には逆らえません。
商品をB社に売り付けた結果、A社は「黒字決算」になりました。
しかし商品を売り付けられたB社は、売れない商品を引き受けた結果、「赤字決算」になってしまいました。
A社とB社はグループ会社です。
B社に無理矢理、商品を売り付けて、A社の決算書をよく見せ掛けた結果、B社の業績は悪くなってしまいました。
子会社B社の業績が悪くなれば、結局、親会社A社が面倒を見ることになります。
親会社A社が黒字決算であっても、A社の業績が良くなった訳ではありません。
ある意味、ごまかし、ズルになっています。
昔、そんな、ごまかし、ズルが横行しましたので、株主様等が、ごまかされてしまいました。
加えて、グループ会社の規模が、昔より大規模になってきました。
個別決算書では、グループ会社全体の経営状況を、把握することができなくなってきました。
そんな反省や時代の流れから、「連結決算書」を選ぶ会社が増えています。
以上がご質問の回答になります。
分かっていただけたでしょうか?
明日午前、一宮市青色申告会では、講師に顧問税理士様を迎えて、会員様向けの、「第1回複式簿記講座」が開催されます。
簿記が分かってきますと、決算書も簡単に読むことができます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。