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首里城消失に想う。

2019年11月01日 16時42分39秒 | 日記

世界遺産に認定されたら自動スプリンクラーを設置すべきでした。木造建築は燃えやすいのですから、文化財ではなかったのでスプリンクラー設置は義務付けられていなかったので問題なかったと発言すること自体恥ずかしい限りです。これではまた復元しても同様な火災事故を起こすと考えられるのです。

京都、奈良など有名寺院には無人スプリンクラーが設置されています。燃焼温度を感知したら自動的に水を放出して消火するのです。観光客優先ではなく日本の文化財を守る寺院関係者の意思の強さを賞賛したいと思います。観光客ファーストではなく文化財ファーストが1000年以上前の木材建築を当時のまま保存しているのです。寺院関係者は年に何度も消火訓練を実施しているのです。

首里城は沖縄観光の目玉なのでしょう。しかし、スプリンクラー設置の改修工事のために観光客立ち入り禁止をするという決断をすべきでした。その決断を沖縄当局はできなかったことが責められてもしかたがないと感じます。

何百億円かけても、その建築物を長期間保存しようという意思決定が発動しなければ、消失事故はふたたび発生するでしょう。金閣寺が放火のため消失したことを忘れたのでしょうか?法隆寺の壁画消失を忘れたのでしょうか?今回の火事が放火かどうか定かではありません。しかし、火の不始末による木造建築物火事は全国で発生しているのです。首里城だけは燃えないとでも思っていたのでしょうか?

今回の火事で沖縄知事は自ら減俸などの処置をしなければ全国からの寄付は集まらないと思います。次回の火事対策には自動スプリンクラー設置を前提に国民へ寄付を募る必要があると感じます。

首里城は沖縄人の心であると言われているなら、なおさらです。ところで放水銃が火災現場近くにあったので、熱くてガードマンがそこまで行けなかったので消火できなかったとも言われています。

この放水銃による消火できなかったという理由に対しても防災専門家から疑問を呈されています。通常、火災が発生しても安全な場所から放水できるよう放水銃を設置しているのが基本だそうです。火災が発生しても消火できるように準備しておくのが当然なのに沖縄当局はその基本を軽視していたのでしょうか?

それとも消火訓練をおざなりにしていたのでしょうか?消火訓練は1日では完了しません。もし、消火用水がなかったら?放水銃が故障していたら?という最悪の事態までを想定して訓練するのです。昼火事の場合、夜火事の場合はどう対処するか?ガードマンが風邪で休み定員減になった場合の対処?類焼したら?などもしも?という事態も考えての対応を沖縄当局は真剣に熟慮していたのでしょうか?

転ばぬ先の杖を忘れた関係責任者に猛省を促します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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