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中古マンション物件を捜す仲介業者

2013年10月03日 12時26分43秒 | 日記
今日もセコムホームライフ仙台の「マンション部屋の売却予定はございませんか?当社へ是非声をお掛けください」という内容のチラシがポスト入っていました。なぜ仙台の業者が福島まで売却物件を探しにきているのでしょうか?実は仙台市ではマンションの売却希望件数が多い割には成約率が低いのです。例えば多くの住民が津波で流された若林区のマンションは人気がないのです。若林区という地名だけで敬遠される購入希望者が多いと聞きました。地すべりの被害を受けた仙台市青葉区折立地区、仙台市大田区緑が丘地区なども人気がありません。そこで中古マンション物件を福島県内に求めたのではないかと推察しています。

仙台市は宅地造成時の切土、盛土の分布図「仙台市造成履歴情報マップ」を平成25年4月30日に公表しました。その中身を見ますと丘陵がある郊外に切土盛土が集中しているように思われます。ですからその地区に造成されたマンション群は地震に弱いと推察できるのです(専門家ではないのであくまで推量です)。

さて福島のマンション現況を他のHPに掲載した一文がありますので参考にお読みくださいませ。

福島市内中古マンション価格の上昇  

知人マンションの上階に住む住人が部屋を売りにだしていました。その中古マンション情報をネットで毎日チェックしていましたが、2ケ月後には完売していたのです。

4年前に福島に戻るために私が物件を捜した時は常時20件ほどの中古マンション物件があり、1年以上も完売されていないものばかりでした。今年に入り、中古マンションブームが再来したのかわかりませんが、売りに出される物件が直ぐ完売してしまうのです。

インターネットで物件を検索しても現在一桁台しか掲示されていません。販売提示金額も上昇しているのです。室内のリフォーム金額を上乗せしているわけでもなく、20年以上前に建造された物件が現状渡しで数年前の水準より20%以上上昇しているのです。ほとんど毎日ネットで中古物件の推移金額を頭に入れていますので上昇率に驚いてしまいました。

需要と供給のバランスにより価格は決定されるわけですが、中古物件が少ないことと市内でマンションを求める方が増加してるために購入価格が上昇していると推察しました。知人マンションの上階を購入された方は40代前半の方でした。驚いたことに市郊外の一戸建てからの転居だったのです。知人を通じて話をお聞きしますと、以前住んでいた地域は放射線量が高く、除染も遅れているので子供たちの健康を考えて高層マンションへ住むことを決断されたそうです。

本来ならば県外へ転居したかったそうですが、自分の仕事を考えると転職も難しいので市内の放射線量の少ない場所を捜して購入を決断したそうです。ところで、所有している一戸建てを売りにだしているそうですが、未だ引き合いがほとんどないとのことです。それではマンション購入資金をどのように工面したのか、知人が臆面もなく聞きだしますと「父親からの借金です」との回答だったようです。孫の健康を考えたら老後の蓄え資金を快く祖父は提供されたのでしょう。原発事故後2年半も経過しましたが、自主避難をしたいと願う一家は福島にはまだまだ潜在しているのです。マンション価格上昇の話から大分外れてしまいました(笑)。

耐震構造に優れた古いマンションをリノベーションで市場価値が上がる物件へ変身させれば商機があるのではと考えた次第です。
                                                            (完)

ある不動産仲介企業に勤務する宅建取引主任さんから昨日、マンション売却物件が少ないことに関してメールをいただきました。福島市内のマンションは放射線量が低いので住民は他所へ移住されないのでは?という内容でした。確かに0.06マイクロシーベルト以下に室内は下がっていますので安心して暮らすことができるようです。


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