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イオンの週刊文春提訴について思う。

2013年10月17日 19時27分32秒 | 日記
イオンのプライベートブランドはほとんど中国産であることは周知の事実です。さて中国猛毒米を積極的に導入したと誤解されるような記事を週刊文春が書いたということで提訴に至ったそうです。この問題は全く逆パターンですが、みずほ銀行の反社会分子への融資事件と良く構造が似ているようです。融資したのはオリエントファイナンスですからみずほ銀行が直接融資したのではないのですが、その事実を知って黙認していたことが問題とされました。

一方、イオンは産地偽装を行った三瀧商事から直接お米を購入していたわけではありません。三瀧商事から購入した偽装米をフジパンの子会社がおにぎりと弁当1500万食にしてイオンへ納入した結果、消費者が知らずに購入してしまったのです。イオンはこの事実を知る努力を怠ったのではないか、その罪は重いという趣旨で記事にしています。さて偽装米は少量なので健康に被害はないとのことですが、週刊文春の記事を読むとイオンのずさんな管理体制が明らかになっています。

まず、イオンの購買姿勢が厳しく、納入価格を下げるために偽装せざるを得ない状況に追い込んでいるのではないか?イオンの仕入れ価格が厳しいため安価な中国産を使用させてしまうのでは?という内容記事がありました。これは憶測でしょう。次に、下請け管理ができていないことを糾弾しています。三瀧商事は2007年中国から輸入したもち米54tから有機リン系殺虫剤が検出された事件を起こしていること、2009年同じく中国からの輸入コメ粉に遺伝子組み換え米が混入した事件を起こしているのです。このような下請業者への管理が不行き届きではなかったか?と指摘しています。この指摘は読者を納得させるものです。イオンは三瀧商事が不祥事を起こしたことを知らなかったというのです。


そして最後にイオンは偽装中国米が混入した商品を自主回収せず、HPに「お客へのお詫びのお知らせ」を掲載したにも拘らず、「法的処置も視野にいれて対応を進めてまいります」とイオンが被害者であるかのような文言が並んでいることを批判しているのです。販売者としての責任を取る姿勢が感じられないと。

週刊文春を読んだ限りでは提訴されるような文面があるとは感じられませんでした。イオンが自主回収をする努力を行ったという記事に腹を立てて文春を訴えたというのが真相ではないでしょうか?



ところで食の安全と言えば怖いニュースが流れてきました。

CNN) 英国で最大3万人が、牛海綿状脳症(BSE)との関係が指摘される変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に感染している疑いがあるという調査結果が、15日の医学誌BMJに発表された。

英国でこれまでにvCJDの感染が確認された患者は177人のみ。世界保健機関(WHO)によれば、英国以外の11カ国では49人の感染が報告されている。

これまでの研究では、vCJDの原因となるプリオン蛋白(たんぱく)に感染しながら発症していない人は英国に4000人に1人の割合で存在すると考えられていた。

しかし英神経病理学研究所のセバスティアン・ブランドナー氏のチームが3万2441人の虫垂組織を調べた結果、16人からvCJDの陽性反応が出た。

英国の人口比で換算すると、およそ2000人に1人の割合で未発症の感染者が存在する計算になる。(完)

日本では1992年から2000年までイギリスに長期滞在された方はいまでも献血を断わられています。脳髄や脊髄を切断した包丁で本体の肉をカットしたことにより、狂牛病プリン体の付着した肉を食べたイギリス人の若者が相次いで狂牛病を当時発症したのです。若い方が発症したことでクロイツフェルト・ヤコブ病はイギリスで話題になったという昔のニュースを思い出しました。現在は脳髄と脊髄を切る包丁と本体の肉を切る包丁を別々にするなどの対処方法で感染は下火になっています。

しかし、8年以内に発症すると言われたvCJDも20年後にも発症する場合もあるなどと学者が話しているのを聞くと、英国旅行された方は胸がドキンとするではないでしょうか?問題はこのvCJDは血液検査で発見できないことです。vCJDに感染しているのにも拘らず、献血をしている日本人もいると思います。その献血された血液が輸血されたらと思うとーーー。やはり輸血をする事態が発生したら、血液バンクに保存した自分の血液を使用すべきでしょう。

汚染された中国米よりこちらのほうが怖いですね。




                                                     

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