kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

野村誠弾く、白井剛駆ける、21

2007-09-18 | 日記
「野村誠弾く、白井剛駆ける、21」を観に、新百合ヶ丘の新百合21へ。出演は、野村誠、白井剛+あいのてさんの尾引浩志、片岡祐介+宇宙人おーちゃん。

演目の基本ラインはあいのてさん。あいのてレパートリーはこなれてきていて、強度があがっていると思った。そうなると、新曲が聞きたくなる。アンコールでやった「やぎふんじゃった」は新曲で、いい感じ(ただし、kananagaにとっては新曲じゃない~)。歌は、やっぱいいよね、歌が増えるのはいいと思う。でも、あいのてのコンセプトの基本ライン(生活用品等の身近ななにかでの音の追求+一般的に楽器とすでに呼ばれているものの組み合わせ)の新曲も、聞きたい欲求にかられた。

野村×白井デュオがあいのてレパートリーのあいだあいだに入ってくるんだけど、なんだろう、ダンスと音楽の境がない、うーん、違うな、表現を、ダンスと音楽にわける必要性を感じない感じ。フィジカルピアニストも、フィジカルメロディカも、動き先行でたぶん作ってて、で、出てる音が、演奏がいい。特に、今回初お目見えのフィジカルメロディカは、レコーディングしてほしいと思った。

8月5日にザコを観たときも思ったことだけど、音楽家が演奏する動きに、ダンサーの動きがふっとばされるときがある。演奏する、というリアリティのある動きの面白さがすごいのだ。今日は反対に、動きを追求してることで、結果、すごくいい音を出している白井くんを目撃した。ダンサー、なのに、出している音が、いい。この流れは、ひじょうにkananaga好みだ。

宇宙人おーちゃん、なんて強烈なビジュアルなんだろう~。「トランスできれば、いい」というおーちゃんのシンプルな姿勢に、音に、とっても好感を持つ。ちなみに、強烈なメガネをとったその瞳は、とってもつぶらであった。

例のペットボトルは、やはりすごい音で、たたくのも楽しくて、もりあがるなあ。

お客さんで、あいのて赤の衣装そっくりの服を着ていた女の子がいた。面白くて素敵で、びっくりしたので、思わずお母さんに話しかけてしまった。昨日の夜、手作りされたんだそうな、器用だなあ~。