kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

ハナジョス@アーバンギルド

2008-03-31 | 日記
引越しのゴッタゴタの中、でも、ちゃんと(?)息を抜いておこう、と、ハナジョスがアーバンギルドでライブをしてるのを、観に。二条城の横を自転車で通ったら、小さい公園のようなそうでないようなスペースに、素敵な桜の木を発見。街頭でライトアップされてて、一本だけで、でも、なんだかとても気にいってしまった。

3つのバンドが出演、kananagaが到着したときは、2つめのバンドが始まったとこだった。ゆやさん、で、よいんだっけ、お名前。色っぽい歌と色っぽい歌声、うーん、参考にしちゃえー!

ハナジョスは、2人とも、バッチリジャワ衣装。ひろみちゃんは、いつもの変キャラメイクではなく、麗しいメイク。まるで、デビ夫人のようではないか。今日はジャワの曲ばかり。ハナジョスがジャワの曲だけを演奏してるとこって、実はあまり目撃してなかったかもなkananaga。うーん、とってもよいね。

お客さんで、あい子さんのお友達で、昨日のめくるめくを観に来てくれていた方が、kananagaを見て、「え、昨日の猫?別のひとみたい!」とゆっていた。kananaga、今日はオフモードですんで~

めくるめく紙芝居「京都プチ山うさぎ事件簿」本番

2008-03-30 | 日記
変更箇所を訂正した最終台本を、皆さんにメール添付で送らなければならなかったが、昨日、眠くて眠くて。こたつでPCに向かって、眠くなってうたた寝し、また起きて途中までやってうたた寝し、朝6時過ぎに送信。そのため、みんなに、ちゃんと寝たのか、と、いっぱい心配された。眠りの質は悪いかもしれないが、トータルではそこそこ寝てるよー。

さて、今日は、めくるめく紙芝居「京都プチ山うさぎ事件簿-宇宙行ってきたんじゃな~い?みんな楽しいんじゃな~い?めくるめくんじゃな~い?」の本番だった。あいにくの雨、にもかかわらず、100人超えのお客さま、嬉しい~!ありがとうございました~!!リピーターの方が多かったのも嬉しいし、「家のポストにチラシが入ってたから来た」とアンケートに書いてくださってる方がいたりするのもやけに嬉しいし。今回宣伝あまりできなかったのに、口コミの力が大きかった感触なんかもあって、それって、なんとも嬉しいじゃないか!

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京都新聞に載せてもらえた、わーい。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008033000129&genre=K1&area=K1J

メンバーの日記

こぐれ日乗 http://kogure.exblog.jp/6957138/
井上信太 http://grandsheep.exblog.jp/8560727/
井手上春香 http://ideh.exblog.jp/8571420/

ミクシイの見れる方は、こちらもどうぞ。

ikoさん http://mixi.jp/view_diary.pl?id=761379475&owner_id=228910
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お客様の日記

下山浩一 鳩の目日記 http://communityart.cocolog-nifty.com/hato/2008/03/2008_fa16.html#comment-30800141

今宵の独り言 http://rossian30.blog70.fc2.com/blog-entry-15.html

ポンタさん http://naokotan.jugem.cc/?eid=654

ミクシイの見れる方はこちらのページもどうぞ。

とこさん http://mixi.jp/view_diary.pl?id=761673565&owner_id=3663095
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このプロジェクトが始まった経緯、色々なひとに聞かれるので、書いておこうかと。

どこからを流れの始まりとみるのかが難しいところなんだけど。kananagaが、陶芸家で詩人の米田文と一緒に「とんび頭と油揚げ屋の娘」のお話で、展覧会やったりしてたことが始まりかなあ。そこで、マキクニヒコさんに「狛犬な夜」ライブに誘ってもらって、そこに小暮さんが観に来てくれて、と。あ、でも、それを言い出すと、「とんび頭」が妄想されたキッカケは、P-ブロッライブにあったりもするので、全部つながってしまう。

まあ、とにかく、2004年12月に、「狛犬な夜」ライブで、絵と実演と音楽と朗読とが入り混じったようなことをしていたときに、小暮宣雄さんが観にきてくれていた。もともと、kananagaのライブや展覧会を観に来てくれていて、ひととコミュニケーションとりながら絵を描いたり、ライブではパフォーマティブな表現が多かったり、ということも観てたうえで、小暮さんのやっているプロジェクト「まちかど芸術」の「まちかど紙芝居」ディレクターに誘ってくれたことが、流れの始まりか。

小暮さんは京都橘大学でアートマネジメントを教えている。「まちかど芸術」は、地域の方も巻き込み、マネジメントを専攻する学生の実地の経験の場になり、関西在住の若手アーティストを紹介する、という3本の柱をかかげたプロジェクト。まちのひとと一緒に、オリジナル紙芝居を作ろう、ということになったとき。老人ホームと保育園は決まっていたんだけど、学生のひとりが、「知的障害者の方の施設にも行きたい」と提案してくれた。社会福祉協議会で、どこかこういうことに関心を持ってくれそうな施設はないか、とたずねたところ、大人の知的障害者のサークル「太陽クラブ」さんだったら、面白がってくれるのではないか、と、紹介してくれたのだった。で、「アザッチのとある一日」というすごく面白い作品ができたんだけど、kananagaにとっては、このときはまだ、太陽クラブさんに紙芝居作りにご協力いただいた、という感じで、みなさんがどのくらい紙芝居をやりたかったのか、楽しんでいたのか、わからなかった。

その本番から1ヶ月くらいして。太陽クラブ⇒NPO法人わくわく、の、大河内さんより、連絡があった。もうじき太陽クラブが、ホテルで、10周年記念パーティーをするので、そのときにみんなで歌える「太陽クラブの歌」を作ってほしい、との、お仕事のご依頼。で、みんなで作ってみんなで歌ったんだけど、そのとき、安田兄弟とかに「また紙芝居やろうよ!」と言ってもらったのだ。そのときのみんなの感じで、「あ~、このひとたちも、紙芝居やりたいんだ~」という意思確認ができた。

太陽クラブのうちの何人かのメンバーが、やりたいという意思があることがわかったので、小暮さんと、「立ち上げちゃいますか~」ということになった。制作を誰に頼もうか、というときに、思いついたのが、キャサリン=井手上春香さん。エイブルアート・オンステージ第2期の音遊びの会で、kananagaがゲスト参加させてもらっていた「音の海」本番を観に来てくれて、そのとき、色々ビジョンを持った感想を言ってくれていたなあ、というのが、思いついたキッカケ。この3人と、京都橘大学の超頼れる学生のみんなとの体制で、エイブルアート・オンステージ第3期に応募、助成金を得たのが、「めくるめく紙芝居」の始まり。

去年は「ハニャマのハミューダ島物語」、今年は「京都プチ山うさぎ事件簿」を発表、現在に至る。

さて、めっくに関すること色々、メモ。

去年も、すごくよかったなあ、と思ったけど、今年は、更に進んだなあ、と思った。で、これで満足ってわけでもなくて、次へのビジョンは、モヤッとしつつも、メンバー全体に、どうやらある。

打ち上げで、「来年もめくるめく紙芝居やりたいひと~」とたずねたら、全員が「はーい!!」と挙手、これは、嬉しい!まだ予算ないけど、なんとかやるか!出資してくれるひと、大募集!!

そんなに、あえてそうするつもりなわけでもないのに、去年も今年もお客さんから「自分も舞台の一部のような感じだった」と言ってもらえた。ここにも何か、秘密がかくれている、そんな匂いがするな。。。

これからは、個人のキャラに更にフォーカスするか?今まで、全体で、みんなでやってきたのを、グループ分けしてなんかやってみるのも、今、ここまで関係がとれてきている状況だったら、面白いかも。そのへんの、ワークショップの方法も、たまには手を入れてみてもいいのかも。

「いっぱい練習されたでしょう」とアンケートに書いてくださった方が結構いらっしゃった。すみません、そんなに練習してないです(だって、本番ですら、流動的なんだもん)。。。いやいや、それは別に卑屈になることでもないんだな。だって、メンバー全体の信頼関係と即興能力、パフォーマンス能力があがっていることが、こういう舞台の成り立ちを可能にしているわけなんで。で、この成り立ち具合を、kananagaは面白いと思っているとこもあるもんで。

ハニャマやプチ山を、再演したい。そのときにできるメンバー・人数で、色々なアレンジで、やってみたい。

「めくるめく紙芝居」を、ほかの場所にも踏襲してみる?kananagaがひっさげる、紙芝居を機軸とした活動を、そのように呼び、別のひとや場所でも、「めくるめく紙芝居」をやってみるのはどうか、という案も出ている。

メンバーからも、お客さんからも、言われたこと。めっくのような成り立ち方って、どうも、ほかにはないんだって、もちろん、いい意味、成功してる、という意味で、言ってくれている。障害者、と呼ばれるひとびとと一緒にやっているプロジェクト、という文脈で考えると、つまり、その文脈で行われていることの大概は、健常者が障害者に教えるスタンスに終始していたり、逆に、障害者は素晴らしい、と、持ち上げきっていたり、が、まあ、現状だったり。で、めっくでは、ふつーに自然に、かなり水平な関係が成立しているらしいのだ。kananagaは、そこに別段こだわりきってはいない。ただ、そうすることが自分にとって自然だから、そうしたかった、というだけ。でも、それがいい風にいっている、というのなら、ここで一体何が起こっているのか、を、知りたいし、何かに役立てていけることなのであれば、ばんばん利用してもらったらいいし、そうしてほしい。誰か、この活動を研究・分析しておくれ~、で、秘密を教えて~。

めっく立ち上げ当初から思っていたことのいくつか。

いずれ、kananagaは例えば演出だけをやって、出演しない、とかいう作品もやってみたい。

それから、例えば、安田兄弟(=ダウン症の、才能あふれるラブリーな双子)に、kananagaを演出してもらったりもしてみたい。

それから、再演に関しては、ほんとに、そのとき揃うメンバーでやったらいい。そこに、障害者と呼ばれるひとがいなくっても、いい。健常者と呼ばれるひとがいなくったって、いい。混ざってても、いい。それを、色々なアレンジでやってみたい(こういう風にあえて分けて書いているのも、なんか変な気分だ。やっぱ、もう、ほんと、水平で、普通なんだな。でも、こうやって言葉にするときに、もともとあるであろう区別を考慮すると、ちょっとこういうまわりくどい言い方になる)。

お客さんに再演を観てもらうときは、古典落語でも観るような気分で、「ああ、これ、知ってる、この次、こうだったなー」とかいう風に、楽しんでもらえたら嬉しい。

最近始まろうとしているいくつかのプロジェクトが、kananagaにとっては、なんだかリンクしている。つまり、もっと、自然に、もっと、無理なく、気負いなく、言うなればプライベート気分のままで、それがゆるいわけでもなく、手をぬく、ってことでもなく、成立することって、できないかな、と、考えている。

思うことはつきない、素敵な一日であった。

写真は、当日のkananagaの猫刑事メイク~

明日はぜひめくるめく紙芝居へ~

2008-03-29 | 日記
今日はめくるめく紙芝居(=めっく=MEK)のゲネ、という名の場あたりであった。ああ、すごい、めっくは、進化していると思う。この、独特の作品の成立の仕方は、一体なんなんだろうか。仕切っている自分にとっても、未知の領域だ。去年はまだ、上演前でもなんとなしに全貌が見えた。今年は、見えない。上演しても見えないかも、あとでビデオとか観て、やっとつかめるのかもしれない。でも、それが、いいとか悪いとかいう感じでも全然ないところが、また、未知だ。kananaga自身の変化そのものもあるわけで、他のメンバーそれぞれの変化もあり、そういうひとたちの関係性の変化もあるわけで。とにかく、面白い!!

面白いとはいえ、朝からずぅ~っとだもんね、ぐったりー。

みなさん、明日は、もしご都合よろしければぜひ、京都山科に、実演だらけの大型紙芝居を観に来てください!!

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めくるめく紙芝居公演

●タイトル
「京都プチ山うさぎ事件簿ー宇宙行ってきたんじゃない~ みんな楽しんじゃない~ めくるめくんじゃない~」

●とき:2008年3月30日(日) 午後3時
 ※開場は開演の30分前
 ※上演時間は、1時間程度

●ところ:東御坊(山科別院長福寺)本堂
     (住所)京都市山科区竹鼻サイカシ町13-17
    ⇒アクセス案内:京阪・地下鉄・JR山科駅から徒歩10分

●料金:投げ銭制

●出演者:
 伊藤泰三、井手上春香、井上信太、小笠香澄、櫛谷花子、近藤柚子、西森一生、中島正光、中島由恵、冨田春菜、長谷川峻也、HANA★JOSS、林加奈、平井綾、古川貴光、村岡俊和、安田知史、安田良行、山下残、吉田綾、吉村真也、渡辺あい子
ほか、めくるめく紙芝居ワークショップ参加者(出演者は変更になる可能性があります)

●ご注意とお願い:
 今回の会場はお寺ですので、バリアフリーではありませんが、みなさまにお楽しみ頂ける環境づくりを心がけています。車椅子等をご利用の方は、可能な対応についてご案内させて頂きますので、事前にお電話・FAXまたはメールでお問合せください。

●問合せ先
 めくるめく紙芝居実行委員会(担当:いでがみ)
 京都市中京区四条通室町西入ル上ル観音堂町466みやこ3階
 Tel.090-6731-8598、FAX 075-231-8607 、e-mail:idegami@arts-staff.net

【主催】めくるめく紙芝居実行委員会 
【共催】京都市山科青少年活動センター 
【助成】 財団法人アサヒビール芸術文化財団、財団法人大阪コミュニティ財団、松下電器ハートフルメセナ基金
【特別協賛】アサヒビール株式会社
【協力】京都橘大学(小暮宣雄研究室、たちばなアーツマネジメント研究会)、子どもとアーティストの出会い、真宗大谷派(東本願寺)山科別院、NPO法人わくわく
【後援】社会福祉法人京都市山科区社会福祉協議会

●めくるめく紙芝居とは?
「めくるめく紙芝居」は、障害のある人とない人、プロのアーティストが、一緒に絵・ダンス・音楽を取り入れた紙芝居の舞台作品をつくるプロジェクトです。2006年10月から、京都市山科区でワークショップを重ねて作品をつくってきました。また、障害のある人もない人も、より「障害」なく楽しめる舞台環境づくりについて、提案・実践しています。

めくるめく紙芝居のブログはこちら
↓   ↓   ↓
http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/436/

「京都プチ山うさぎ事件簿」のフライヤーはこちら
↓   ↓   ↓
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20080330-1.html

くりくら本番@門仲天井ホール

2008-03-27 | 日記
くりくら音楽会@門仲天井ホール。野村誠+林加奈デュオと、富樫春生+吉見征樹デュオ、アンコール枠で、4人で。

野村+林では、今日は全部即興。短い紙芝居をいれてみようか、とか、思ったりもしたけど、50分しかないし。思い切って、おもちゃ楽器も今日は封印。ピアノ、鍵ハモ、声、身体。で、全部即興。これだと、本番前が全然忙しくないので、びっくりした。いつも、楽器の準備とか、段取りの確認とか、記録の準備とか、もっとバタバタしてしまう。

まず野村誠のソロ。このソロの終わり頃に、チャリチャリ、と、鍵のいい音が聞こえてきた。お客さんで来ていた、2歳児のYくんの音だ。ソロが終わったときにYくんは「この音楽面白かったよ」と言って、観客の爆笑をかっていた。

kananagaは、はじけることを期待されることが多い。そのことで、これまでにも色々な葛藤があった。期待されてはじけるときに、その期待に応える事に変にためらいがでたりすると、はじけ方が中途半端になったりする。自分の中に動機がないのに、注文を受けてやっている状態になってしまうのは、消化不良の危険がある。「はじけ」なくても、kananaga。もし「はじけ」たくなったら、「はじけ」てもいい、それもkananaga。

今日は、「はじけ」なくてもいい、普通で、いい、と思っていたら、野村誠のほうが、なんか、「はしゃいだ」印象だった。遊ぼう、遊ぼう、な感じ。

最初は、サザエさん鍵ハモデュオからで、そこからどんどん即興になっていく。それだけ、直前に決めた。

ピアノの周りを走ったりもして、走りながら演奏したりもした。

ピアノのボディを触る小さな音。遠くから、指が飛び跳ねながら鍵盤にたどりついたりする。

Yくんが鍵を首からぶら下げてて、鍵を鳴らして演奏に参加していた。それに呼応し、野村誠が楽屋から鍵をとってきた。その鍵には蛙のマスコットがついていた。そこから、kananagaは、蛙即興物語を抽象的に語り、途中でとめて、また音そのものに突入。しばらく後に、野村誠がその物語を引き継いで話し始めたが、これも途中な感じで止まる。それが自然な感じがする。物語に音楽をつけるのも、kananagaにとっては妙に自然。蛙が、開くと鳴くことに気づいて、リアルびっくり。それで、だいぶ演奏した。

関係性が、Yくんが入ったり抜けたり、っていう、人数の問題だけでなく、色々変わっていく。大きくわけると2つ、寄り添おうをするのか、相手を意識しつつもそれぞれの作業に没頭し無視気味にいるのか。で、寄り添い方にも色々あって、「合わせて~」というサインをどれだけ出すのか、どのくらい相手に許容するのか、がっつり合わせるのか、微妙にずらすのか、合わせたうえで役割に差が出たりするのか、同じテンションでかまえるのか、などなど色々。無視の仕方も色々。相手に反応するのかしないのか、ひとりでいるような感じにするのか、演奏相手だけがいるようにとらえるのか、お客さんもみんないるようにとらえるのか、で、色々。

後半、Yくんを、「おいでよ」と、堂々とピアノ演奏に誘った野村氏。ためらいながらも、だんだんよって来るYくん。6手連弾。Yくんがピアノ弾くとき、なんでか、ちょっと遠めから、前傾片足立ちになって弾くスタイルが、興味深い。

kananagaは、時間を見ていなかった、野村誠がタイムキープをしてくれているからだ。時間が来た頃、野村誠はYくんに、「そろそろ終わるよ」とぼそっと言う、が、止まらない。そこから、語りかけ的エンディング。Yくんは、「終わり」に納得がいかなかったようで、涙ぐみ始めた(でも、まだ泣かなかった)。野村誠はピアノを弾きながら「ぼくが勝手な人なので、一緒にやろうと誘いながら、そろそろ約束の時間で終わらなあかんねん」「大人は勝手で、それでも、これからの人生しっかり生きて行くんやで」「次の富樫さんのライブでは、静かに聴いていたほうがいいよ、これから色々観るほかのひとの舞台も、舞台に出たら、きっと怒られるよ、やめとき」などと語りかける。kananagaはそのとき、鍵ハモ。最後の語りかけは、「ありがとう」。

Yくんは、前半の演奏が終わった休憩時間に、泣いていた~。もっと演奏したかったんだなあ。でも、わかる、50分は、短い。もっと時間があったら、その分の展開がいくらでもあっただろうなあ。そういう印象。

後半は、富樫春生+吉見征樹デュオ。最初に富樫さんが、自作の曲や唱歌のアレンジを数曲。Yくんは「ちょうちょ、、、」とつぶやいていた。富樫さんもそれに、にっこり笑って、対話しながらの演奏。それから吉見さんのタブラソロを数分。そのあとは、こちらのお2人も、数珠つなぎに流れつながっていく、即興。

即興のあとには、また小品2曲を弾いていて、ラストの曲では、富樫さんが、Yくんもピアノを一緒に弾くよう誘った。Yくんは、行こうかな、と、手にもっていた今日のパンフやフライヤーはそのまま持って、まずピアノを触りにきた。そのあと一旦ピアノから離れて、フライヤーを椅子にざっ、と置いて、もう一度本腰で弾きにいったのが、印象的。

最後に、4人で演奏。富樫さんが「これ吹いてもいい?」と、kananagaの鍵ハモを演奏。おお~、意外な展開。吉見さんタブラ、野村誠がピアノで、kananagaは声と動きと。くりくら音楽会を歌詞に、アップテンポな即興歌を展開。途中、もんてんスタッフのザウルスが吠えた。「さる~!」「カメに呼ばれた~!」と、曲に乱入。あとから聞いたら、前半から、もう、うずうずしていたらしい(終わってから、テンションのあがりまくったザウルスに、「おまえ、好きだ!」と何回も言われる)。さるやカメも歌詞に取り込まれつつ。Yくんも、最後の曲にも、もちろん参加。

面白かったなあ。でも、なにがどう起こったのか、客観視しかねる。録音聴くのが楽しみ。即興、いいなあ、いっぱいしたいなあ。

もんてんにっきに、このライブの写真がアップされていますので、こちらもぜひご覧ください~
http://monnakaten.exblog.jp/7741679/

コウタゴウタプロジェクト/吉武道多展

2008-03-26 | 日記
ありおさんの双子のお子さんに会うため、中央林間へ。あるプロジェクトの進め方を考えるための、ゆるーい実践、というか、出会いの日。

まず驚いたのが、双子!kananaga、お友達の子どもがちっちゃくて、そこに遊びに行ったことは何回もあるが、双子は初めてかも。なんて大変なんだ!ひとりがなんかしてると、もうひとりが別のとこでなんかしてて、それが、同じとしなので、同じレベルのことというか、が起きている。ベビーカーが倒れる、信号を渡ろうと、ひとりを連れてるうちに、もうひとりが別の方向に歩き出す。コミカルで、漫画のようだ。

まだ荷物のないありおさん家の新居にて、一緒におやつを食べたり、おもちゃで遊んだり、楽器ならしたり。そういう中に、物語や歌や、色々なカケラがあって、面白い。

それを、形にしようとするのか、しないでいいのか。そう、このプロジェクトの進みたい方向、ありおさんとkananagaでは、なんとなく一致してると思うんだ。今までのkananagaの文脈になかったけど、今、たぶん、こうしてみたい、っていうのが、ある。まだ、言葉としてうまく形になっていない、モヤッとした状態。実践と対話を重ねていくうちに、なにか見えてくることだろう。

午後、後輩の中野亜未さんに、15年ぶりくらいに会う。kananagaは、高校が、女子美術大学付属高校だった。亜未さんは、kananaga高2のときの、中1で、演劇部の後輩。あまりのタイムラグ、こんだけ時間があくと、なにから話したらよいのか、出会い直しみたいだ。

ごはん後、亜未さんが今彫刻を習っている先生の展覧会を観にいった。吉武道多さんというひとで、なんと、kananagaと、東京芸大同期であった。共通の友人の話も飛び出す。

作品は、彫刻と絵。猫や鳩やひとなど、生き物がモチーフな彫刻。流木を、ブロンズの中にかませていたりして、作品が3点で立つ、など、バランスの妙があるものも多い。ハガキサイズのドローイングは、抽象的な色が形をともなった感じの、日々のメモ。ときどき、クスクスっとしたところあり。

吉武さんは、自宅でウィンドウのギャラリーをやっているそうで、今度、kananagaも展示させてもらおうと思っている。

ありおさんと打ち合わせ/ようこさんと打ち合わせ

2008-03-25 | 日記
朝、ありおさんと打ち合わせ。具体的にも、もちろん話している。でも、抽象的に話していることも、結構すーっと共通理解があるなあ。言葉としてはまだモヤっとしてるけど、面白くなりそう~。

夜、新井陽子さんと打ち合わせ。4月からようこさんが始めるプロジェクトに、かませてもらうことになった。これまた、まだモヤっとしつつも、とても面白そうで、話は盛り上がる。

ネット環境/駐車場/カイロ

2008-03-24 | 日記
ネット環境が整わない、という環境だと、すごく、ものすごく、不便に感じてる自分に、あらためて気づく。光はしばらく無理みたい、まず、ADSLの工事をしてもらった。最初、前の家と新しい家の両方で使えるようにしたかったんだけど、一定期間のみダブルで、というのは、なんか、やたらややこしく、断念。前の家を渡すときに、ネット環境も移動する。

駐車場、すぐ近くにいいところを借りられた。

カイロに行ってきた。いつもよりいっぱいゆがんでいたみたい。今日は、施術前と施術後では、身長が1.1cmも伸びた!

桃太郎本番@山口県立大学

2008-03-23 | 日記
桃太郎本番@山口県立大学、だった。水谷さん、水谷さんのゼミの学生のみなさんが、すごくがんばってくれて、たくさんのお客さんが観にきてくれた、嬉し~。観に来てくださった皆さん、ありがとうございました~!!

桃太郎は、この前の夏の一心寺から、また一段あがったというか、進んだ感じがする。今回変わったあたりを、kananaga視点でいくつかメモ。もう、これでOKだろう、というところと、まだまだ改善の余地のありそうなところと、ある。

第1場。

最初に、じじい役として小芝居的に導入していた中川真のパフォーマンスを、前説的に開始。お祈りのところだけは、じじいになって。

kananagaが、「むかしむかしあるところに~~~」と高音早口めに語り出すところ計2回では、物語にくいこむ前までの物語を語ることになり、少々言葉遊び的に展開。

「やまでら~に~」では、kananagaがスレンテム。ゆっくりで気持ちのいいところに音を落とすのが、難しいけど、楽しくて、わくわくドキドキする。

ときが、夜から朝、イーウィンが、ばばあから桃の精になるところは、抽象的なまま成立してきている。

第2場

最初の口びらきは、ばらばらに座るのか、一直線に座るのか。

田植えは、もとのスタイルに戻した。このストイックさは、やっぱり好き。

蛙の声、雨の音、の、サウンドスケープシーン、だいぶよくなったよね。野村誠作曲「せみ」の抜粋も、練習して、よくなった。

稲刈りも、しつこすぎなくてよい。まだよくできると思う。

盆踊りは、ときどき練習しないと忘れちゃうね、この感じ。

花子役の佐藤けいさん、とってもよかったし、かわいかった。ほかのシーンも、よかったし。器用だなあ、これが、舞台、としては初めてらしいんだけど、全然そんな感じしない。

kananagaのおっさんの死体演技は、我ながら、精度をあげつつある。死んでる場所が前すぎて、幕の下敷きもしくは暗転時幕外放出になるのを避けるため、一瞬生き返るケチャのときに飛び跳ねて舞台奥で死に直すの、ひじょうに楽しい。

第3場

犬ロック、まみちゃん、だいぶ迷って、もとの犬の設定に戻していたなあ。また、変化するのだろうか、それとも、固定だろうか、興味深い。

猿は、安定してるよね~。

雉は、おざきちくんのあけすけトーク、kananagaは好きだ。回を重ねるうちに、更に洗練させられるのではないか。

だんごも安定してるよねー。

たまご大王は、発光ダイオードのついた衣装。それを、トークにもっと活かせるといいなあ。桃太郎軍団がたまごに出会わなければいけなかった必要性を、もっと濃厚に示せないだろうか。

空手家のキャラを、軽薄+稽古はきびしい、の2面性にして、深みがでたなあ。沖縄風の曲も歌もいいよね。おざきちくんとのトークを、どこまで「普段」系にするか、の探りどころが、面白どころでもある。kananagaがちょっと足の痛さひきずってるもんで、空手の勢いがだしにくい。また、ゴッドハンドのところに行かなくちゃ。

哲学者は、いい曲ができたねー。桃太郎とのトークのからみのインパクトがちょっと弱い感じがする。曲がいい分、そういう部分が物足りなくなってきたのだろうか。

船出のミュージカル~パンクは、演奏もダンスも楽しい!

第4場

以前より、よくなってると思うし、以前の向き合い方より、可能性が広がっていると思う。「戦い」が変に一面的に語られないで済む。

このシーン、なにが大変かって、kananagaは小鬼役が今回初で、お面かぶってると、超視野せまい。全然思いっきり動けない。その実際のハンデが、「桃太郎」において「異形の者」的立ち居地である「鬼」の「異形」的動きを作り出す、という面もある。まだまだ、開拓の余地がある。

第5場

いかに、4場を忘れて素の演奏ができるか、に、「桃太郎」全体の結実がかかっていた。ただ、桃太郎が死ぬことがかなしい、ショックだ、とか、そういうところを離れていく先のところから、そこにいられるか、というような。よかったのかどうか、急いでジャッジすると、うそになる、そういう感じ。

本番終わって、残ってくれていたお客さんやスタッフ、出演者のみなさんと、ロビーで軽くうちあげ。スタッフの皆さん、ホスピタリティあふれる対応をくださって、ありがとうございました!とても、居心地よく動けました。

すべて撤収し、今夜のうちに京都に戻る。帰りは大雨、kananaga、まず、後部座席で、ぐったりすやすや。1時間ちょいくらいだけ、運転を交代したけど、残りは全部真さんが運転してくれた。中川真(56)の体力・気力・精神力に大驚き。このひとは、疲れないのか?いや、疲れてるはずなんだけど。日常的に、タイ・インドネシア・日本を動き回ってるひとだからねえ、慣れるのかなあ。

YCAM池田亮司展/桃太郎ゲネ

2008-03-22 | 日記
朝のうち、YCAM(山口情報芸術センターhttp://www.ycam.jp/)へ。佐久間さん、イーウィン、ブナ(4歳)、野村誠、デビット、佐々木宏実、アルム(じき2歳)、と、kananagaで。池田亮司個展、新作インスタレーション展「datamatics」をみた。うーむ、ストイックでマニアックだなあ。

人間がききとれないことになっている域の高音や低音まで鳴り続けているという。kananagaは、高音が結構聞こえちゃうひとなので、あの展示の場所は、かなり耳にキツくて、長居して観賞することができない。案内のお姉さんとか、仕事であの場所にずっといなきゃいけないわけで、身体、大丈夫なのかなあ。あそこに長時間いたら、耳、壊れてしまう。耳って、年齢とともに高音から聞こえなくなっていくんだってね。で、一度失った聴覚は、戻らないらしいから、大事にしたい。展示は、スタジオA、B、と、中庭にて。中庭のは、そんなに耳にきつい感じではなく、のらりくらりと身を委ねる。

耳にきついということは、その時点で、相当たくさんのひとをふるいにかけてしまうよなあ、うーむ。それが作家の本意なら、別に構わないが。耳にきつい、ということは、「心地よい」みたいに抽象的で広義なものとは違い、はっきり、生理的な部分に来る。でも、ほんとに、そこがこだわりたいところなんだろうか、という疑問は、わく。あえて、そのキツイ音に、耳を、身をさらすことを選択するのかどうか、というところに言及しているのであれば、このアプローチはありだと思う。でも、たぶん、ほんとにやりたいことは、そうじゃない気がする。

ところで、YCAMに来て、アーちゃん(アルム)はかなりテンション高い。ずっと、楽しそうで嬉しそう。広いし、きっと、なんか空間が気にいったのかなあ。kananagaが中庭の作品を観賞してるときに、アーちゃんが中庭に出てきた。で、かなり嬉しそうに、足音をバタバタさせたのが、すごくいい音だった。

午後から場当たり、夕方からゲネプロ。今回花子役としてゲスト出演してくださる、テレビ山口のアナウンサー、佐藤けいさんは、すっごく感じのいいひと。器用且つ一生懸命できさく。花子、いい感じ~。

4場で小鬼役を、初めて面をつけてやってみたところ、あまりの視界のせまさに仰天する。まわりがあまり見えないから、不用意に動くと、周りにいるひとに怪我をさせそうで、だいぶ恐い。途中でお面やかつらがとれそうになったりするので気もつかう。ひえ~、大変だこりゃ。

夜は温泉で疲れをとる。明日は本番だ!

山口入り

2008-03-21 | 日記
朝10時とか。中川真(たまご)車に乗せてもらい、山口へ向かう。同乗者は、野村誠と、オーストラリアから来日中の作曲家David Kotlowy。デビットさんは、今、2ヶ月大阪に滞在して、マルガサリにガムランの新曲を作曲する予定らしく、だったら、桃太郎は観ておいたほうがいいだろうね、ということで、行くことになったらしい。スペース天は今年でオープン10周年になる。で、5月10日にオールナイトで、色々なことをやるらしいが、デビットさんの曲も、そのときに初お目見えの可能性が高いらしい。

たまご車はマニュアル車なので、普段はなかなか交代要員がいないらしい。でもkananagaはマニュアル車を運転してたことがあるので、少しでも運転をお手伝い、と。でも、たった2時間くらい運転した程度で、あとは全部たまごが運転。たまご(56)のタフさには、いつもながら驚かされる。

到着したところで、いつも桃太郎では衣装をつくってくださっている、山口県立大学の水谷由美子さんに、彼女のゼミの学生さんたち=今回の公演のスタッフの皆さんを紹介してもらい、ミーティングとかワークショップとか、交流会。皆さん、すごくやる気があって、仕事もできて、感じのいい方たちだった。これ、ほんと、喜びなの。ホスピタリティ溢れた歓迎をいただきまして、ありがとうございます。

明日はゲネ。あさっては本番。

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●音楽舞踊劇「マルガサリ版 桃太郎」

日時 2008年3月23日 14:00開演(13:00開場)
会場 山口県立大学 新講堂 
http://www.yamaguchi-pu.ac.jp/?M_ID=80
チケット(全席自由) 一般 2500円(前売2000円) 学生 1500円(前売1000円) 中学生以下 500円(前売同額)
チケットのご予約はこちらから http://www.margasari.com/

総合監修 中川真  音楽監修 野村誠  舞踊監修 佐久間新
出演 マルガサリ 野村誠 林加奈 魚谷尚代 大石麻未 尾崎日菜子 佐藤けい(特別出演)
衣装 水谷由美子
照明 滝本二郎
主催 山口県立大学服飾研究会
協賛 有限会社ナルナセバ
協力 ブルーウェイ株式会社 Yan(yamaguchi art network)
後援 在大阪インドネシア総領事館 山口県立大学 山口県文化連盟 山口市 山口商工会議所 tysテレビ山口 他

今回の「桃太郎」は、「山口版 桃太郎」として、音楽も、舞踊も、演技も、新たな展開を見せています。作品の舞台である、どこにもないけど、どこかにありそうな「マルガサリ村」も年を重ねて奇妙なリアリティを増し、はてさて今回桃太郎一行は無事に鬼が島にたどり着けるのでしょうか?そして鬼との戦いの行く末はいかに!

★今回の見所!

【衣装】 衣装担当の水谷さんからの最新情報!今回、最新の技術を駆使した「発光ダイオード」を衣装として使用します。光る衣装を身にまとうのは、もちろんあの人!白くて丸くて、今までも派手でしたが、今回はほんとに光り輝いてパワーアップするようです。お楽しみに!!

【特別ゲスト】 佐藤さんはtysテレビ山口のアナウンサー。2007年に行われた明石家さんちゃんねる専属女子アナオーディションに参加し、最終選考面接まで残った経歴を持っています。特技は「ドジョウすくい」と「よさこい踊り(ヒップホップ)」で、特にどじょうすくいは、かなりの腕前とか。地元山口でも人気アナウンサーの佐藤さんが、ヒロイン花子を演じます。

【やっぱり新曲!】 桃太郎の舞台では、再演であっても、いつも新曲が楽しめます。特に、道なき道を旅する三場は、世界中の音楽をガムランで楽しめるという楽しい場面ですが、はてさて、今回の桃太郎一行は、どんなところを旅するのでしょうか?新しい音楽と一緒にお楽しみ下さい。
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Gamelan MARGA SARI 
〒563-0211 大阪府豊能郡豊能町牧下林9―5
http://margasari.com/

桃太郎練習

2008-03-20 | 日記
寝不足だなあ~、眠いなあ~。朝っぱらから、めっくで使うマイクスタンドを買いにいったり、山口で使う掛け布団をマルガサリに貸すためにつみこんだり。スペース天についたらついたで、こちらがめっく本番のために借りるパンチカーペットを、HANA★JOSS車に積ませてもらったり。

8時頃まで通しとかして、いつも桃太郎のときに照明や舞台監督やらをお願いしている滝本二郎さんがトラックで来てくれて、楽器などの積み込み。明日には山口入りするので。

山口近辺の皆様、お見逃しなく~。

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●音楽舞踊劇「マルガサリ版 桃太郎」

日時 2008年3月23日 14:00開演(13:00開場)
会場 山口県立大学 新講堂 
http://www.yamaguchi-pu.ac.jp/?M_ID=80
チケット(全席自由) 一般 2500円(前売2000円) 学生 1500円(前売1000円) 中学生以下 500円(前売同額)
チケットのご予約はこちらから http://www.margasari.com/

総合監修 中川真  音楽監修 野村誠  舞踊監修 佐久間新
出演 マルガサリ 野村誠 林加奈 魚谷尚代 大石麻未 尾崎日菜子 佐藤けい(特別出演)
衣装 水谷由美子
照明 滝本二郎
主催 山口県立大学服飾研究会
協賛 有限会社ナルナセバ
協力 ブルーウェイ株式会社 Yan(yamaguchi art network)
後援 在大阪インドネシア総領事館 山口県立大学 山口県文化連盟 山口市 山口商工会議所 tysテレビ山口 他

今回の「桃太郎」は、「山口版 桃太郎」として、音楽も、舞踊も、演技も、新たな展開を見せています。作品の舞台である、どこにもないけど、どこかにありそうな「マルガサリ村」も年を重ねて奇妙なリアリティを増し、はてさて今回桃太郎一行は無事に鬼が島にたどり着けるのでしょうか?そして鬼との戦いの行く末はいかに!

★今回の見所!

【衣装】 衣装担当の水谷さんからの最新情報!今回、最新の技術を駆使した「発光ダイオード」を衣装として使用します。光る衣装を身にまとうのは、もちろんあの人!白くて丸くて、今までも派手でしたが、今回はほんとに光り輝いてパワーアップするようです。お楽しみに!!

【特別ゲスト】 佐藤さんはtysテレビ山口のアナウンサー。2007年に行われた明石家さんちゃんねる専属女子アナオーディションに参加し、最終選考面接まで残った経歴を持っています。特技は「ドジョウすくい」と「よさこい踊り(ヒップホップ)」で、特にどじょうすくいは、かなりの腕前とか。地元山口でも人気アナウンサーの佐藤さんが、ヒロイン花子を演じます。

【やっぱり新曲!】 桃太郎の舞台では、再演であっても、いつも新曲が楽しめます。特に、道なき道を旅する三場は、世界中の音楽をガムランで楽しめるという楽しい場面ですが、はてさて、今回の桃太郎一行は、どんなところを旅するのでしょうか?新しい音楽と一緒にお楽しみ下さい。
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Gamelan MARGA SARI 
〒563-0211 大阪府豊能郡豊能町牧下林9―5
http://margasari.com/


ねんざゴッドハンド

2008-03-18 | 日記
節分のときのねんざがまだ痛む、左足首をうまく曲げられない。このままで桃太郎本番はまずいだろう、ということで、ついに、リナさんに紹介してもらったゴッドハンドな先生のところにうかがった。もっと早く行きたかったんだけど、バタバタしてたのと、さすがにそろそろ治るだろう、という甘い考えのもと、ずるずるのびてしまったのだ。ねんざを甘くみてはいけないのだな、肝に銘じよう。先生は、ずれたところをもとに戻してくれた、あいたたた、、、。すぐに、だいぶ曲がるようになった、すごい!これで、しばらく養生しよう。

と、思ったら。なぜなんだろう、そういう、養生させたいときに限って。先生のところからの帰り道、3回も、同じ左足首を同じ方向に、軽くだけど、ひねってしまった。むうう~、、、痛いよ~。。。もう一回いかないといけないかなあ~。

夜はまた、モミちゃんを囲んでおしゃべりタイム。ひろみちゃん、ローフィ、アルム、信太さん、もっちゃん、と、今日もお客さんいっぱい。

またまたまた桃太郎練習

2008-03-17 | 日記
夜、桃太郎練習へ。モミちゃんともっちゃんが見学に来てくれた。ああ、寒い、、でも、今日は、寒いのわかってたから、これでもか、これでもか~というくらい、あったかいコートとかセーターとかをもってきてたので、大丈夫。

桃太郎では、みんなそうなんだけど、kananagaも、色々なkananagaを発揮することになる。ボイスパフォーマーなkananaga、ジャワガムランの伝統ではありえないほどのアグレッシブさで演奏するkananaga、逆に奥深いジャワガムランの伝統的な感じを知らないながらにも少しでも踏襲できまいかと挑戦するkananaga、みんなと一緒に田植えや稲刈りや盆踊りを踊るkananaga、おっさんメイクで時々生き返る死体役のkananaga、軽薄で練習好きで沖縄に住みたい空手家役のkananaga、鬼のkananaga、素かもしれないkananaga、色々。

めくるめく紙芝居WS16回目

2008-03-16 | 日記
午前中、新居にガス開通。ガス屋さんが「この家面白い!」とワクワク。実習とかで習ったことがないくらい古いガス器具があったりもするから(それは、使用はできなかった。撤去してないものが色々、使えないのに残っていたりする)。中庭のほうに出なくちゃいけないときに、まだ、中庭に出るためのぞうりを用意してなかったので、ガス屋さんの靴をとって差し上げたら、「優しいひとですねえ~」と言われ、照れ面食らう。そうか、これ、優しい行動なのか。

めっくの16回目。ああ、また、メンバーをメモするの忘れちゃった。。。あきこさん、小暮さん、キャサリン、ひろみちゃん、ローフィ、アルム、ふるかわくん、むらちゃん、あやちゃん、中島くん、よしくん、さとしくん、藤田さん、ほんまさん、あやのさん、かずおくん、てらおちゃん、あいこさん、カスミン、トミー、ライちゃん、と、kananaga、かな?いないのにはいってたり、いたのに抜けてたりしたら、ごめんなさい。。。

今日は、毎回かなり遠慮気味に遠巻きに参加していたあきこさんが、スイッチはいりまくってて、ハイテンション、声でかい!「kananagaさん!」「なに~?」「あのね、来年もめくるめく紙芝居、やる?」「やると思うよ~」このやりとりから、あきこさん、もっとがっつり参加したいんだな、と予測した。そのあとも彼女のあげあげは続く。ふじたさんに「おばちゃん!おばちゃん!おばちゃん!」と叫びまくり、超甘えておんぶ状態になっている。このシーン、作品にいれちゃえ!

できあがった台本をみんなで交代に読んでみる。歌の練習もいっぱいする。

今回のめくるめくは、なんだろう、また、前回とまたちょっと違うあり方になっている。みんな、成長して前進しているんだと思うんだけど。なんていうか、リラックスしてる。ゆるいのだ、ゆるいのに、充実してるんだよね。で、結構充実してると思うんだけど、そこにピリピリしたりどん欲な感じはあんまりない。これだけ差し迫ってきたら、テンパってきそうなもんだが、メンバーの誰にも、なんていうか、余分な気負いがない。kananagaの、たどり着きたいところ、めくるめくところ、の、ひとつ、に、たぶん、また、たどり着こうとしてると思う。それが本番、どんな形で現れるのだろう。わくわくドキドキする、楽しんでしまおう。

ちなみに、当日パンフにのせる文章に、こんなことを書いてみた。「こんな居方もあるのか、こんなやり方でもいいんだ、その成立の仕方は、気合いの入った感じよりも、やわらかでだらだらした感じの中にあり、ことしは、こんな地平にたどりつきました。無駄なことはひとつもないとも言えるし、すべてが無駄とも言える、そんな、愛すべき地球の中のひとつの「できごと」が「京都プチ山うさぎ事件簿」。事件の謎を解明するべく、色々なひとたちが奔走します。めくるめくところに、ご一緒しましょ!」

ところで、カスミンが書いてくれてるめっくのWSの様子、とってもわかりやすくて面白いので、ぜひこちらもご覧くださいませ~。
http://www.voluntary.jp/weblog/RedirectServlet?npoURL=mek

で、3月30日、ぜひ、お越しください!

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めくるめく紙芝居公演

●タイトル
「京都プチ山うさぎ事件簿 
   宇宙行ってきたんじゃない~ 
   みんな楽しんじゃない~ 
   めくるめくんじゃない~」

●とき:2008年3月30日(日) 午後3時
 ※開場は開演の30分前
 ※上演時間は、1時間程度

●ところ:東御坊(山科別院長福寺)本堂
     (住所)京都市山科区竹鼻サイカシ町13-17
    ⇒アクセス案内:京阪・地下鉄・JR山科駅から徒歩10分

●料金:投げ銭制

●出演者:
 伊藤泰三、井手上春香、井上信太、小笠香澄、櫛谷花子、近藤柚子、西森一生、中島正光、中島由恵、冨田春菜、長谷川峻也、HANA★JOSS、林加奈、平井綾、古川貴光、村岡俊和、安田知史、安田良行、山下残、吉田綾、吉村真也、渡辺あい子
ほか、めくるめく紙芝居ワークショップ参加者(出演者は変更になる可能性があります)

●ご注意とお願い:
 今回の会場はお寺ですので、バリアフリーではありませんが、みなさまにお楽しみ頂ける環境づくりを心がけています。車椅子等をご利用の方は、可能な対応についてご案内させて頂きますので、事前にお電話・FAXまたはメールでお問合せください。

●問合せ先
 めくるめく紙芝居実行委員会(担当:いでがみ)
 京都市中京区四条通室町西入ル上ル観音堂町466みやこ3階
 Tel.090-6731-8598、FAX 075-231-8607 、e-mail.idegami@arts-staff.net

【主催】めくるめく紙芝居実行委員会 
【共催】京都市山科青少年活動センター 
【助成】 財団法人アサヒビール芸術文化財団、財団法人大阪コミュニティ財団、松下電器ハートフルメセナ基金
【特別協賛】アサヒビール株式会社
【協力】京都橘大学(小暮宣雄研究室、たちばなアーツマネジメント研究会)、子どもとアーティストの出会い、真宗大谷派(東本願寺)山科別院、NPO法人わくわく
【後援】社会福祉法人京都市山科区社会福祉協議会

●ゲストアーティスト プロフィール

林加奈
音楽家・画家・紙芝居師。国内外でコンサートやワークショップ、紙芝居活動を行う。鍵盤ハーモニカオーケストラ「P-ブロッ」メンバー。

HANA★JOSS(ROFIT IBRAHIM・佐々木宏実)
ガムランユニット。ジャワ島中部のガムランと影絵芝居ワヤンの上演、ガムランの新曲製作、また他ジャンル楽器とのコラボレーションなど、京都を拠点に活動中。

山下残
振付家・演出家。主な作品に、揺れる舞台で踊る「船乗りたち」、即興を演出する「動物の演劇」、観客に本を配りページをめくりながら舞台が進行する「そこに書いてある」などがある。

井上信太
平面作家。羊飼いプロジェクトを中心に国内外で多数の展覧会を行なう。多領域のアーティストとのコラボレーション、劇場舞台、茶室など新しい空間での平面構築に取り組み、次世代平面表現の可能性を探っている。

●めくるめく紙芝居とは?
「めくるめく紙芝居」は、障害のある人とない人、プロのアーティストが、一緒に絵・ダンス・音楽を取り入れた紙芝居の舞台作品をつくるプロジェクトです。2006年10月から、京都市山科区でワークショップを重ねて作品をつくってきました。また、障害のある人もない人も、より「障害」なく楽しめる舞台環境づくりについて、提案・実践しています。

めくるめく紙芝居のブログはこちら↓   ↓   ↓
http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/436/

「京都プチ山うさぎ事件簿」のフライヤーはこちら
↓   ↓   ↓
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20080330-1.html

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今日から数日、作曲家の樅山智子さん(モミちゃん)がお泊まり。一緒の会合に来ていたお友達の遠藤水城さんも、新幹線乗りそびれたらしく、お泊まり。で、尾崎日菜子さん(おざきちくん)、坂井基紀くん(もっちゃん)、と、kananagaで、くっちゃべり。話は、ものすごいディープな方向にいったり、軽薄なほうにいったり、とにかく、だいぶ面白い。