もうじき「紙芝居モダン」です。
お誘い合わせのうえのご来場、お待ちしています!
□□□□□□□□□□□□□□
「モガとモボの『紙芝居モダン』」
2007年1月18・19・20日
場所:東京・
門仲天井ホール
tel 03-3641-8275
fax 03-3820-8646
E-メール acn94264@par.odn.ne.jp
〒135-0048 東京都江東区門前仲町1-20-3-8F
●展覧会 毎日13時~20時
入場無料、ご自由にお入りください。
展覧会では、陶芸家で詩人の米田文、画家で音楽家の林加奈、
紙芝居師のスズキスズ、の作品や映像を中心に、
紙芝居の原画や、紙芝居に関わる作品の展示を行います。
(会場で時々公開リハーサルしています)
●紙芝居ライブ 毎日19時~20時30分頃まで
入場無料、投げ銭制(お代は観てのお帰りで~)
様々な方法で作られた色々なオリジナル紙芝居を、
毎日演目を変えて上演します。
音楽や色々な実演つきの紙芝居がたくさんです。
紙芝居上演演目と出演者
(上演演目は、変更する場合があります)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
18日(木)
演目:「鍾乳洞惑星の午後」
「男のぬけがら」
「勇気の出る歌」
「海のひとシリーズ第一弾~達男とマリ亞ンヌ」
出演:語り 林加奈、片岡祐介
即興ポエム&ライブペインティング 米田文
音楽 岡野勇仁、片岡祐介、林加奈、赤羽美希
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
19日(金)
演目:「とんび頭と油揚屋の娘」
「やこあゆごこころのたび」
「もじもじ」
「ハナナガ」
出演:語りと音楽 林加奈、米田文、赤羽美希
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
20日(土)
演目:「シマノウラの世界」
「こまったまごの冒険」
「海のひとシリーズ第一弾~達男とマリ亞ンヌ」
出演:語りと音楽
TOFU(スズキスズ、クリス・コー、ヒロ・イトウ)
林加奈、米田文、赤羽美希
●ワークショップ 1月20日(土)13時より2時間程度
参加費:200円
対象:紙芝居作りをやってみたいひと。
年齢・経験は問いません。
申込み:材料の準備がいるので、できれば、前日までに
門仲天井ホールにお申込みください。
(当日でも、よほどたくさんの方が来ない限り、
大丈夫だとは思います。)
ナビゲーター:林加奈、米田文、赤羽美希
WS内容:絵を描きます。
絵からお話を作ります。
音楽や実演など、飛び出すしかけをやってみます。
□□□□□□□□□□□□□□
「紙芝居モダン」の内容、もうちょと詳細↓
どんな紙芝居かというと・・・・
特徴は、そのストーリーの作られ方にあると思います。ほとんどすべてのお話が、絵あるいは音楽から生まれています。コラボレーションを経て生み出された物語は、ひとりの力では決して作り出せないような、ぶっとんだ内容となっています。
「海のひと」は、保育園児たちの描いた絵からできています。絵の中のいろんな生き物とその行動を子どもから聞き取って拾い集め、編集してお話を作っています。なのでものすごく発想が自由。話の展開は予測不能にして奇想天外。
「やこあゆごこころのたび」は、知的障害児(やスタッフの大人たち)が描いたとても素敵な絵を鑑賞してもらいたい、という発想から制作を始めた紙芝居です。それらの絵を観ながら、林加奈やスタッフがイメージ・妄想をふくらませて、物語を作り出しました。
「トンビ頭と油揚屋の娘」は、ドイツの作曲家パウル・ヒンデミットの子どものための組曲「Wir bauen eine neue Stadt」がもとになっています。この曲は10曲のかわいらしい組曲です。その曲を聴いたときにでてきたいろんな妄想がふくらみにふくらんで「トンビ頭と油揚屋の娘」というストーリーが生まれました。今回は鍵盤ハーモニカとハープ、トイピアノにウクレレなどで演奏しつつ紙芝居いたします。
「シマノウラの世界」はスズキスズに送られた米田文の4枚のクレヨン画がもとになっています。絵には何の説明もつけられていませんでした。もこもこした4匹の動物と青い風景のクレヨンの絵。この絵を見たときにスズキスズが氷と雪に閉ざされた世界「シマノウラ」に住む着ぐるみを着た4匹の子供たちのお話を生み出しました。着ぐるみにはチャックがついていないので脱ぐことはできません。バイオリンの音色とともに紙芝居が展開いたします。
また紙芝居は、お客さんとの呼吸で色々変化していく、即興的な要素をふんだんに含んだパフォーマンスです。今回、いくつかの紙芝居では、その即興性を更に推し進め、紙芝居の可能性を広げています。
「勇気の出る歌」は、岡野勇仁が作曲したピアノとマリンバのための組曲です。その、約20分の演奏とともに、詩人で陶芸家の米田文が、即興ポエム&ライブペインティングを行います。
「もじもじ」では、書家・赤羽公彦が書いた文字を紙芝居としてめくっていき、即興的に紙芝居をつむいでいきます。
□□□□□□□□□□□□□□
出演者プロフィール
◇林加奈
鍵盤ハーモニカオーケストラP-ブロッメンバー。おもちゃ楽器の演奏や即興歌や朗読などの声を使った表現も行っている。子どもとのワークショップも多数。画家としての活動も行っている。絵と音楽が融合したり、ダンスや演劇の要素が盛り込まれた企画も多い。'03Groningen Jazz Festival(オランダ)に参加。'04絵と音楽と芝居が合体した「とんび頭」を発表。京都橘大学文化政策研究センター「TWAF5まちかど芸術」(京都)で、まちかど紙芝居ディレクターとパフォーマーを兼任。京都女子大学非常勤講師(子どもとのアートの研究)。著書『音・リズム・からだ』(野村誠、鈴木潤と共著)
◇米田文
1975年生まれ。陶芸家。絵と言葉の関係に興味を持って活動中。最近では妄想・日記・夢を描いたタイルで1メートル四方の部屋を埋め尽くした作品「なにもってるの?」などを制作。2006年の活動は「饒舌なタイル」(ギャラリー介・渋谷)、「マイルール・・私時間の集積」(ボーダレスアートギャラリーNO-MA/近江八幡)、「International Symposium of Porcelain Painting」(チェコ)など。
◇赤羽美希
音楽家。ピアノ、鍵盤ハーモニカ、アイリッシュハープを演奏。即興演奏のワークショップを行う団体、「即興からめーるワークショップ」主宰。現在、演奏活動、教育活動をしながら、研究活動を行っている。第39回長野県作曲コンクール(長野県音楽教育学会))第1位(1997年)。
◇岡野勇仁
ピアノを田村宏、伊藤恵、藤井一興、草川宣雄、高橋アキ、斉藤雅広の各氏に師事。室内楽を林俊昭、林由香子の各氏に学ぶ。
リサイタルのほか、美術家や詩人との共演、テクノ、ボサノヴァなど多彩な活動を行う。ピアノと共演が考えられるほぼすべての楽器の伴奏、共演をしたことがある。フランス音楽コンクール第2位。第9回日本室内楽コンクール入選。現代音楽コンクール《競楽Ⅳ》入選。和歌山音楽コンクール初の優秀伴奏者賞受賞。東京ミュージック&メディアアーツ尚美選任講師。
◇片岡祐介
1969年生まれ。音楽家。10歳頃から即興演奏や作曲に興味を持ちはじめ、木琴やピアノの演奏をはじめる。名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京音楽大学で打楽器を学ぶ。在学中から、クラシック音楽のみに飽きたらずダンスミュージックや民族楽器奏者、詩人と共演を重ねる。その後、パーカッション奏者として、東京を拠点に、映画やCMなどの商業音楽や現代音楽の演奏活動に携わる。97年から3年間、岐阜県音楽療法研究所で、音楽担当の研究員をつとめる。岐阜県内各地で数多くの音楽療法のセッションを継続しておこなった。現在、フリーのパーカッション奏者、作曲家として活動中。神奈川県大磯町在住。映像作家の野村幸弘氏との共作したビデオ作品「場所の音楽」で2002年キリンアートアワード奨励賞受賞。2003年水の惑星映像祭では「水辺の音楽」が奨励賞を受賞。著書に、『即興演奏ってどうやるの』(野村誠と共著、あおぞら音楽社)がある。
◇スズキスズ(TOFU代表)
1973年東京生まれ。物語づくり、本づくり、舞台づくりにまつわる多数のプロジェクトに参画。考え、書き、語るメルヒェニスト。メルヒェニストとは、メルヒェン(民話)を語る人の意と、モダンでコンテンポラリーな民話を創作し演じる人という意を込めた造語。梅田佳声、ホーキ・カズコにストーリーテリングを学ぶ。2003年よりロンドンを拠点に、ニューヨーク、パリ、アビニヨン、ブリュッセル、ヴェネチアで「紙芝居」という日本のオリジナルであるフォーマットを用いた実験パフォーマンスを行う。