kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

しまなみ街道バラたこ初九州

2006-07-31 | 日記
しまなみ街道を走る。しまなみ街道は瀬戸内海のたくさんの島をつなぐ有料道路で、今治から尾道まで通っている。どの島にもなんらかの特色があり、なんらかの楽しいことがある。

大島でバラ園によった。うーん、こんなに暑いのに、バラたちはきれいに咲いていた。バラの世話をするひとが、ちゃんとしてるんだなあと思った。バラアイスクリームと、伯方の塩のアイスクリームを食べた。バラは香りがよくておいしい!伯方の塩は、もう、単純に、味がおいしい!バラの花と実のお茶、それと、ローズヒップティーと、どちらも大変斬新な味。kananagaは、好きだ。

生口島の「憩い」というお店で、蛸づくしを食べた。もうもうもう、おいしいの!!!蛸の刺身、蛸飯、蛸のきゅうばんのから揚げ、蛸の子、酢の物、などなど。あーもー、また食べたい。

平山郁夫美術館に立ち寄る。あの硬い線は、ある意味かなり独特かも。

それから福岡へ向かった。これはkananagaにとって、初九州。嬉しい、これで日本のすべての地方を、一応網羅した。次の目標(?でもなんでもないが?)は、全都道府県制覇かな?制覇の目安は、なんだろう、宿泊済み、もしくは半日くらいはじっくりいた、とかかな。行ってないとこは、秋田、福島、群馬、鳥取、島根、大分、熊本、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島。まだ結構、あるな。

子どもプロジェクトのみなさんと、絵本作家の荒井良二さん、荒井さんのアシスタントのなおちゃん、野村誠のもとゼミ生でお友達のながちゃん、とおちあい、打ち合わせのためにカフェへ。ちなみにkananagaは、今回は仕事ではない。見学になるのか、お手伝いになるのか、乱入者になるのかは、まだわからない。

途中一瞬、「チルドレンズミュージアムをつくろう」の著者で、九州大学教授で、子どもプロジェクトのボス、目黒実さんがふらっとあらわれた。とてもチャーミングなひとだ。目黒さんがリーダーでやってる企画に、学生のときに幾度かアルバイトで入らせてもらったことがあるし、その後も、絵本カーニバルなどで何回かお仕事させてもらっているが、お名前をしっていただけで、kananagaがちゃんと目黒さんに会うことはなかった。最初に関わったのは、11年前?あ、12年前か。ようやくお会いすることができました。なんにせよ、明日からの3日間が、楽しみだ!

うどんは生きている

2006-07-30 | 日記
高松へ移動。京女の卒業生で今幼稚園の先生をしてるあやちゃんに(いきなり)連絡して、この日一緒におでかけするはずだったうらのくんも巻き込み、野村誠と4人で、うどんを2つの店で食べたのだった。

ひとつめの店では、冷たい生じょうゆ。あう~、うまいぃ~。ふたつめの店では、たらいにほかほかの家族うどん。うひゃ~、うまいぃ~。

おつゆの器に入りそびれた、ちょっと飛び出たうどんが、自身の重みで、ずるる~っと落ちようとしてしまう、おっとっと!(こんな文章で果たして状況が通じているのだろうか)
うどんは生きている。逆に、製麺してから時間がたちすぎていまいちなときは、うどんが死んでいる、という言い方もするらしい。讃岐は、奥が深いですな。。。

そのあと、今治まで走ってお泊り。ホテルの犬の名前は、ピッコロ。無茶苦茶かわいい。

ことばち紙芝居/ウマとの音楽

2006-07-29 | 日記
今日の夜から数日、一応ホリデイとなるので、そのために様々なしわよせが。。。2時間しか寝られず。

大阪のココルームで、ことばち紙芝居WS第2回目。参加者の年齢は、下は5歳とか小学生とかで、20~40代が何人か、んで、70代のむすびのおじさんたちにとぶわけ。その日1日だけ、ってひともいて、そういうひとが、その間の年齢くらいだったり。講師は、詩人でココルーム代表の上田假奈代さんと、むすびでご一緒してる石橋友美さんと、kananaga。

このWSは、ひじょーにゆるーく始まる。ほぼ全員、遅刻してくる。で、やる気がなくてそうなのかというと、そういうわけではない。みんな楽しみにしてて、しかも熱心だ。その日だけ参加の方まで、熱心なのだ、そう、前回も、今回も。この雰囲気が、なんだかとっても、よいな。紙芝居のテーマは(今回はたまたま最初から微妙に決まっていたのだが)、戦争体験。むすびのおじさん2人から、戦争体験を聞きだして、それをもとに紙芝居を作ってみよう、という試みだ。

前回AさんとTbさんから聞きだした話、どちらもすごく面白い。戦争を知らない我々に通常間接的に伝わってくる情報が、かなりかたよっていることが感じられる。もちろん、2人の話もそれぞれかたよっているのは当然なんだけど、本人のくちからリアリティをもってでてくる、現実の話だなあ、と。

Aさんは終戦のとき17歳だったから、結構理屈で当時のことをわかったりしているので、悲惨なことやつらいことの話もでてくる。でもそれと同時に、かなり笑えるずっこけ話や摩訶不思議エピソードもあるのだ。当時12歳だったTbさんが、意外とあっけらかんとした感じだったりとか、へええ~、と思った。そういうのが、なんていうか、そのままだせる紙芝居にしたいな。みんなそれぞれ、おじさんたちの話を聞いて、たぶん色々な思いが湧いているし、色々な伝えたいものが生まれてると思う。それを言葉だけで言おうとすると、たくさんのものが落っこちてしまう気がする。言葉じゃないところ、絵(意味性ではなくて色とか線とか印象とか)、音楽、動き、などなどなどで、抽象的な気持ちを抽象的なまま強くして伝わるようにしたいな。。。とそんなことを考えたが、あわわ、考えすぎるとろくなことがない、このへんまで。

今日は、話のおおまかな流れを決定し、紙芝居が何枚になるかをざっと考えて、それぞれの場面の絵の構図を考えてくるのを、夏休みの宿題としてみなさんに割り振った。なにしろ、WS回数が7回とかしかないので、宿題を出さないと追いつかない。

WS後、ダンサーの山下残くんと、野村誠と3人で、車で徳島へ向かう。アコーディオニストの大田智美ちゃんと、ピアニストの富田珠里さん(今回初対面)のコンサートを観にいった。

すっごいよかった~~!!野村誠作曲「ウマとの音楽」が、本人たちが「今回のメイン」と言うだけあって、とりわけよかった。出だしから、なんて気合の入った繊細な音。気合と繊細って、共存する言葉とはあまり思えないかもしれないが、共存している状況だった。ちなみにこの曲は、智美ちゃんが卒業(修了)試験で弾くために、野村誠に委嘱したもの。彼女はドイツの大学でアコーディオンを教わっていた。んで、先日の卒業(修了)試験で、この曲で最優秀の成績をおさめたのだそうな。すげえ~、でも、これだったら最優秀とるわな。

このシリーズは9月3日に埼玉でもあるので、みなさん、ぜひ、聴きに行くといいですよ。(この2人はドイツ在住なので)そのあとは当分ないと思うし、お見逃しなく。情報はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/shuri/2006-07-05

徳島のホテルは、土曜日で大繁盛してるらしく、10件くらいまわってやっと空いてるとこを見つけた。残くんが1月に野村誠と智美ちゃんと一緒にやるプロジェクトがあって、そのための振付途中のビデオを見せてくれた。すっごい面白い、けど、kananagaは途中で限界となり、爆爆睡眠。

ハッピーに/人形劇音楽/寒天の天

2006-07-28 | 日記
朝からいっぱい書類とか連絡とかの仕事をした。ためた~、うはー、追い込まれたー。というか、やればこれだけできるのか。なら、どうしてたまってしまうの?いや、やはり許容量っていうのはあるのだろう。フランスの人のようにちゃんとハッピーに過ごすには、ちょっとくらいバタバタするものなのだろう。ちなみに、kananagaのフランスの人のイメージ=どんだけ仕事が遅れて文句がでようと、また、もう間に合わなくてほんとにやばいようでも、ランチはきちんと2時間とり、アフター5はきっちり楽しみ、季節に一回程度の長期のバカンスをとる。それで、結局大丈夫なのだ、地球はちゃんとまわるのだ。これ、大事。とりわけ日本人がやるぶんには、たぶん結局能率があがるし、なによりちゃんとハッピーでいられる=たぶん、健康、平和。もし誰かがそうしてたら、妬んだり羨ましがったり邪魔したり責めたりせず、みんなで真似しちゃうのがいいのだろう。

人形劇団京芸佐和さんと、瀧さんと、野村誠と、色々お話、打ち合わせのような感じ。実はkananaga、野村誠から起こしてくれと頼まれていたが、すっかり抜け落ちてて、待ち合わせの時間を50分過ぎたところで、そろそろ起きたら?と起こしてしまった。すんませんです。。。佐和さんも瀧さんも、にっこり笑って許してくれました、ありがとう。

京芸で今度作る新作で、劇団員の皆さんが鍵ハモを演奏したいということで、それをkananagaが教える、というか、WSすることになった。んで、もとになる曲も一緒に作りながら、P-ブロッがそれをアレンジしたり。わくわく。。

kananagaにとっては、佐和さんはまず、P-ブロッのCDを注文してくれたひとだ。そのときメールで人形劇をやっておられる、と教えてくれて、面白そうだな~、と思っていた。それから、P-ブロッが関西ケンハモナイトに参加したとき、佐和さんたちは観にきてくれていた。で、そのあと、kananagaが佐和さんたちの公演を観させてもらった。そんな流れ。佐和さんのほうは何故kananagaたちを知ることになったのかというと、佐和さんは、即興表現にとても感心があり、インプロ、つまり即興演劇の、絹川友梨さんのWSを受けにいったそうな。で、ゆりちゃんのブログに、京都と言えば、野村誠、林加奈が住んでいる、てなことが書いてあって、そこから辿ってきてくれたのだそう。うーん、ネットワークだもんね。

佐和さんの人形劇をみせてもらって、色々可能性がある、と思った。今日話して、もっと思った。一緒に、面白いこと、やりましょう!

夜、まーたまたスペース天へ。3連ちゃんだ。まあ、でも、このあと結構これないからね。ここいらで、しっかり詰めておかないと。天は、妙見山のふもとの寒天工場を改築した、マルガサリの練習場(そう、「天」は「寒天」の天でもあったりする)。京都の街中とは、空気が違う。涼しいし、なんて気持ちいいんだ。

今日はやることが3つ。まず第1場の踊り。よし、これでひとまず通るぞ!それから、第3場の、きじの登場あたりのやりとり。kananagaが桃太郎の代役をしてやってみる。よし、これもこれでいけるね。それから第4場の戦いシーンのための空手基礎レッスン。皆さん、毎日やっといてくださいな。

MEK打ち合わせ/桃太郎第5場の音楽

2006-07-27 | 日記
めくるめく紙芝居(MEK)打ち合わせ。ひょえー、また5時間かかっちゃった。。でも、もうちょっとの辛抱。動き出したら、こんなに話しあわなくてよくなるはず。今は、決めないといけないことがたくさんだ。今日は、タチバナの学生のみんなが、一緒にいてくれた。しっかり話を聞いてくれたし、いいアイディアもくれたので、いよいよ一緒に、始まるね、って感じで、ワクワク。ちなみにこの学生のみんなは、去年のまちかど芸術のメンバーたちなので、kananagaは、余裕の顔見知りだし、一緒に物作りをする回路はもう、つながっている仲間だ。

夜は桃練習、今日は全体で。第5場、歌ができた。ちょっと、今までに聞いたことない感じの歌で、いい歌だ。すごい、変。昨日の新踊りに続いて、すごく、変。でも、いい。なんだろう、奥深いな、こりゃ。

あと、個人的には、ゴング(ガムランの楽器で一番大きいドラで、神様でもある)をかたいバチでやさしく、でもタイトに、コン、カーン、コン、カーンと刻むのが、すっごい気に入った。心地よすぎ。

桃太郎踊り練

2006-07-26 | 日記
スペース天へ。今日は、西さん、原田さん、大石さん、kananagaと、1場で踊る4人のがっつり練習。佐久間さんも来てくれて、だいぶ進んだ。5年前、作ったときに踊っていたのは、なんとkananagaだけ。で、初めて踊るひとにとってやりにくい動きとか、初めてではないのにkananagaにとってもやりにくいところとかをアレンジしたり、新しい動きを作ってみたりした。苦手なとこの集中練習もできた。

ちなみに、まだ佐久間さんが来る前に、みんなで、「ありえない動き」を作ってみた。自分でありえない動きを作っても、それは自分の可動域内にどーやってもおさまってしまうだろうから、ひとに身体をいじってもらって、見るからにありえない動きを見つけ出す。これが、すごく面白かった。このうちのひとつは佐久間さんによって更にアレンジされ、人ではあんまり見たことない、虫なら見たことあるかもしれないような、へんてこな振付に発展した。

桃太郎の死はなんなんだ

2006-07-24 | 日記
ガムランシアター「桃太郎」の練習。今日は、最初ほとんど音を鳴らさずに、ずっと話をし続けることとなった。桃太郎の死後、第5場を、どうやるのか。第5場も、一度上演しているのだが、全幕上演にあたって、今一度とらえなおす必要があると感じる。

この「桃太郎」の結論は、どうやら言葉になりきらない結論となりそうだ。しかし、結論としては、言葉ではないものとして、はっきりしているはずだ。そう、それこそ、モヤモヤしたもの、でも、間違いなく、伝えたい大きなことなんだ。言葉(理屈)ではない、音楽や、踊りや、美術や、時には言葉でもある詩のようなもの(セリフ)や、そういったことで表現される、広くやわらかい、でも、強い結論、を、メンバーそれぞれが、また、全体として、どう見つけられるだろうか。

感覚を、フルに開いていかなくては。。。

BOCHI BOCHI ホリデーShow/ラフプレイ

2006-07-23 | 日記
「BOCHI BOCHI ホリデーShow~パンの巻~」の本番を観に、西陣ほんやら洞へ。11時の回は子どもだらけだったらしいが、17時の回は大人だけだった。数日前に練習を拝見したときから、こんなたった数日で、すごくよくなってるのにびっくり。面白かった。芝居後にいただいたパンも、とってもおいしかった。紙芝居は第1部で、第2部は、紙芝居にも出演していた渡辺智江さん(ベートルズ)のライブ。素直でさわやかなギター&ウクレレ弾き語り。いいなあ。

「BOCHI BOCHI ホリデーShow」は、子どもも大人も楽しめるものを目指していると思われる。あとからふと思ったこと、もっと毒を出してもいいのかな、とも思えた。出演者の皆さん、いい毒を潜在的に持っておられると思うので、まだ滲み出させることはできると思うし、それがいいと思う。毒、っていうのが、変かな?つまり、子どもを意識しすぎない、普通にいいものをやる、ということ。ほんとの子ども向けとは、脱・子ども向け。そんなことを、思う。なぜならkananagaは、大人の嘘や「子どもだまし」を見抜く子どもであったから。kananagaが子どもに対するときは(大人同様に)、嘘も半端も通用しない、とこころしているつもりだ(そう思っておかないと、コワイからね)。

そのあと大急ぎで、アトリエ劇研へ。劇団飛び道具の「ラフプレイ」を観た。ご挨拶文に、こんなのがあった。

「言葉を発すると言うことへの不安を感じることがあります。頭の中にある、何かもやもやっとした思いが、言葉にした途端、もやもやっとしていない何かに変わってしまうような感覚に襲われます。人と話した後に『あれ?私が言いたかったのは、こんな事だったっけ?』という思いが残ります。その場の勢いで放ってしまった言葉、皮膚の表面を滑っていくだけの言葉がとても多いような気がします。もやもやした感覚を、もやもやしたまま持ち続けたい。そんな思いでこの作品に取り組みました。何だかもやもや言ってばかりいる文章となってしまいましたが、皆様には、このもやもやをスッキリする前にご賞味いただければと思います。本日はご来場、誠にありがとうございます。」

気持ちは、わかる。言葉にしてしまった途端、陳腐になったり、極端になったり、限定されちゃったり、違うものになっちゃったり、魅力が失せてしまったり。でも、それでもkananagaは、それを素敵な言葉にしてみたい、それと同時に、言葉にできないものを言葉じゃない方法であらわしていきたい。

「ラフプレイ」。話の筋は、わかるようでわからないまま、進む。5人のひとが、兄弟姉妹としてひとつの部屋で暮らす。それぞれ何かの当番になりたがる。トイレには皆かなり執着がある。天使が何回も舞い降りて、地上は天使だらけになってしまうらしい。弟はスカートの中に隠れると安心する。妹とお姉さんを交代したりする。姉が、妹のバストにつめものが入っていてサイズをごまかしていることを、指摘する。なぜか、水を飲むことが、罰のようであったり、飲むとすごいってことになっていたりする。日記を読んではいけないと言われる。電話に驚く。お兄さんに嫁が来たら、妹がお兄さんと結婚すると主張する。などなど、色々なことが起こるんだけど、時々管理人や叔父叔母が「覚えてないんだったね」と言う。ってことは、この5人は、実際に兄弟だという設定なんだろうか。で、何かが起きて、5人揃って記憶をなくして、一からやりなおそうとしてるんだろうか。

うーん、ちょっとわかりにくいな、と思った。設定は、ちゃんとわかるようにしてもいいんじゃないかなあ。客としては、そのほうが本当に伝えたい(たぶん)「モヤモヤ」(部分)を受け取ることに没頭できる気がした。途中のエピソードは色々印象的なものもあったが、ラストが、印象に残らなかった。実は、ラストがどんなだったかすでに思い出せない。なんでだろう?これは、脚本・演出のねらいどおりなのか、それとも、はずれなのか。機会があったら、色々、たずねてみたいな。

サントリーミュージアムでWS

2006-07-22 | 日記
野村誠と2人で、サントリーミュージアムへ。小学校1年生から5年生までの20人の子どもたちと、90分の音楽WSをした。たぶん60個くらいの楽器を持って行った。

子どもたちは、最初はお行儀よく緊張気味に椅子に座っていた。まず2人で即興演奏。鍵ハモの音が上にいったりとなりの部屋にいったりする。そのうち鍵ハモのホースを落としたりギロのようにしたりしながら、子どもにもやってもらったり。鍵ハモの唄口のホースと、ホースつながりで、メロディーホースを紹介した。やってみたいひとにやってもらってるうちに、ホースが何かにあたっていい音がした。そこから、たいこをもった2人のひとがホースの両側から近寄っていって、回すホースがあたる奏法の完成。

それから、椅子はもうとっぱらって、全員で楽器を触る、鳴らす。kananagaの頭に蜘蛛(のチューと鳴るおもちゃ楽器)が乗ったら演奏を始めて、アヒル(のチュー)が乗ったら演奏をやめる、ということだけ決めてみた。最初は、ほんとに、始めと終わりの合図だったけど、そのうち速いスパンでアヒルと蜘蛛を取り替えていったり、これだけでもかなり楽しい。

2グループに分かれて、何か作ってみようか、ということに。10分か15分くらいかな、kananagaは外に出て、音が小さめの楽器のみんなと、吹奏楽器のみんなと、音の小さい順に入って、大きいほうから抜けていくのをやってみた。中のグループは、全く違う世界。大きい音の打楽器たたきまくりグループで、パーカッションのお互い叩き合いの奏法なんかをやっていた。だんだん距離が近寄っていくのがみそらしい。それぞれ発表したあと、両方のグループをくっつけて演奏し、WS終了。

WS終了後も、まだ楽器をしたい子が残って、また遊んだ。楽しいWSだった~。

夜は、音楽之友社の本のイラストの件で、打ち合わせ。京都女子大の深見友紀子さんが頼んでくれたんだけど、あとお二人の著者、小林さんと坂本さんは、今日はじめてお会いした。みなさんすごく一生懸命で、そいで、すごいバイタリティの持ち主たちだ。なんの本かというと、保育士や、幼稚園や小学校の先生になりたいひとのための本。8月くらいから、イラストにかかれそうだ。

今日思ったことのメモ。kananagaは、説明はなるべくやめよう。

プレゼン五箇条/Suara Sana

2006-07-21 | 日記
東京駅の近くの明治安田生命のビルで、第3期エイブルアート・オンステージ代表者会議があった。kananaga、普段着(赤いアロハシャツ)で行ったら、入り口入った途端警備員さんがすぐさま寄ってくるし、受付のお姉さんに不思議そうな顔されるし(名前が確認できたら、お姉さんの顔はOK顔に変わった)、エスカレーター&エレベーターのとこの警備員さんは、、、このひとだけは、怪しんでなかったかな、でも、5階の受付のお姉さんは、また、なんか、ん?という顔をする。これだけの関門を突破しなければいけんとは、このビル、安全だ(苦笑い)。

プロジェクトについて、色々細かい話が続いたが、エイブルアート・ジャパンの太田さんが一生懸命丁寧に説明してくれたので、非常にわかりやすかった。ああ~、でも、「会議室」は肩が凝るなああ~~~。んでも、今期、一緒にプロジェクトをする他の団体のみなさんも、みんな面白そうだし、仲良くしてもらえそうなので、よかった~。

あ、そうだ、kananaga、「プレゼン講座」受けたいけど、やってもらえませんか~?と、ダメもとで言ってみた。そしたら、「講座」みたいにしちゃうと、ほんとにその型にはまっちゃうから、なかなか難しいかなあ、という感じの皆さんの見解。でも、休憩のあとに、エイブルアート・ジャパンの播磨さんが、何気ないおしゃべり風にさら~っと、プレゼン五箇条を言ってくれた。メモメモ。。。うぉ~、喋るの速い~~~!

1、この取り組みがしたいその自分たちは一体何者? 
2、何を求めて、この取り組みがしたいの?
3、どんな方法・アイディアでしようとしてるの?
4、取り組みで得られた結果は?
5、結果をもとに、何が言えるのか?

なんか、これからのことと、終わったあとっぽいのと混ざって言葉が変な状態だけど、メモだし、色んな状況があるんだから、いいや。1~3のどこかに、取り組みに至った経緯なんかも、自然と入ってくるかな。他にも、太田さんや吉野さつきちゃんたち、事務局のみなさんが、参考になることを色々教えてくれた。取り組みのなかでどういう議論があったのか、どういう問題が起こったのかとかは、これからの活動に参考になるので、ぜひ教えてほしい、とか。プロジェクトを全然知らないひとは、外側から知りたがるもんだったりするので、人数とかどこでとか、そういうのは先に紙の資料にして渡しておくとかすると、無駄がないんじゃないか、とか。みんな、優しい。

帰り道にさつきちゃんと、ちょっとだけ、駅構内で蕎麦を食べながらおしゃべり。今回kananagaたちがやるプロジェクトは、紙芝居と制作の2本立て。紙芝居を作りやってみたい障害者のひとと、マネジメントをやってみたい障害者のひとを、募集するのだ。さつきちゃんに、色々聞いた。また相談させてね、よろしくお願いします。

夜は、もと倍音s岡山守治くんの所属するバンドSuara Sanaのライブへ。バリのグンデル(でか鉄琴)とジャワのクンダン(たいこ)とベースと、口琴&ホーメイ。とても気持ちがよかった。しゅうちゃんが、口琴しながらホーメイしてるんだけど、ホーメイの低い音と高い音がなんでかかなり別のリズムで鳴っている。なんじゃそりゃ!極めていくと、そんなこともできちゃうんだねえ。あまりに普通にやってて、ああ、驚いた。ガムランと他の楽器が混ざるの、色々できそうだなあ。

むすびの1周年公演がもうすぐ

2006-07-20 | 日記
むすびの「春の里山七人衆」のお披露目がもうすぐ(23日)なので、演技指導(なんでkananagaが演技指導してんだ?っていうか、つまり、おじさんたちの面白いところがもっと活きる、しかもすぐにできることを見つけ出して、やってみる、ということ)。

今日は来客が多くて(嬉しいことなんだけど)、いまいち集中できないでいるおじさんたち。別に「今練習中なんですよ~、でも観てってください」って言えばそれで済むことなのにね。kananaga、だんだんわかってきた。おじさんたちはつまり、こんなこと言ったら相手が気を悪くするんじゃないか、とか気を使って、不満があるのに自分をおさえちゃったりする。そんなんだから、気を使うことが実を結ばず、よけい、やーな、なんだかびみょーな雰囲気になってしまう。で、そこで無理するもんだから、そのうち我慢できなくなって、急に怒り出しちゃったりする。更に、ごめんなさいとか言えなくなっちゃう。「自分の気持ち」を「思いやりを持って」「率直に伝える」ことが、うまくできないおじさんたち。今まで、そういう関係作りをサボってきちゃったのかな~。人間、一生かかって勉強し続けるものなんだなあ。こういう様子を見て、kananagaも人生勉強だ。

とにかく、お客さんには観客役になってもらうのがよい。こちらの仕事があるときは、遠慮せずに、お客さんはむすびのペースに巻き込まれてもらうのだ。世間話は、それ以外の時間・場所でもできるんだし、巻き込んじゃったほうがお互い絶対楽しい。そいで、紙芝居練習をみた忌憚のない感想を聞きだす、という風にしていった。すると、すごくいいアイディアをくれる方がいたりして、むすびメンバーの顔もパッと明るくなったりする。いいぞ、いいぞ。おじさんたちだけでも、こういう風にしていけるようにしてもらいたいな。

誰も、いやな思いをしないで済む方法を探っていたい。それは、こっち端やあっち端の結論ではなく、たぶん、広い広い真ん中部分にやわらかに存在するものだ。ちゃんと、誰かが我慢しないために、また、もっと楽しい、いいことに出会うために、あたりさわりもあってよい、完璧すぎない。その中心にあるもののひとつは、たぶん、自分を間違いなく含めた、みんなへの思いやりだ。もし、「私は犠牲になっても、うまくいってくれればそれでいい」と考えてしまえば、途端にそのひとは「犠牲者・被害者」になり、まわりは一気に気を使い始め、または哀れみはじめ、バランスをくずしてしまうのではないか。みんなが、ひとの幸せ同様ちゃんと自分の幸せを考えられれば、また逆に、自分の幸せ同様ひとの幸せも考えられれば、みんなもっと、らくらくと楽しく過ごせまいか。

なんか、おじさんたちと接してて、こんなことを考え出してもーた。でも、考えるのは、深く短く。浅く長くいると、煮詰まるだけだ。続きは今度。

このむすびの新作のみどころのひとつが、NさんとFさんの2人。この2人、話の真ん中あたりで、なんべんもお面をつけかえて、めまぐるしくそれぞれ二役をこなす。smileとlaughの両方をかっさらうこと請け合いだ。一生懸命やってるところが、なんとも愛らしく、ずるい~~~。

ティルト・クンチョノの「踊れ!ベートーヴェン」

2006-07-19 | 日記
碧水ホールへ行ってきた。8月27日の「音楽ノ未来ー野村誠の世界」で、野村誠作曲のガムラン大曲「踊れ!ベートーヴェン」を、今回は碧水ホールのガムラングループ「ティルト・クンチョノ」が演奏する。今日は作曲家がその練習に立ち会う日。んで、kananagaもサポートで演奏することになりそうなので、練習に。ちなみにこの曲が作曲されたのは1996年、なんと10周年だ。めでたいね。

kananagaはサロンバルン。これは前にやったことあるし、楽譜も見やすくパート譜作ってあるし、OK。途中で、今やるひとがいない(片岡祐介がサポートで入る予定の)サロンデムンの、ほかのひととのかけあい部分だけちょっとやってみた。サロン関係の楽器は、音の高さが3種類ある。高いほうがパキンで真ん中がバルンで低いのがデムン(kananagaは詳しくない。間違ってたら、誰かゆって)。この3つが、ええと、文字でいうと、デムンはデ。バルンは「バ」。パキンは「キ」。休符は「ン」、とすると、

デデ ン バ ン キキ ン キキ デ ン バ ン(しかも、速いんだよ~)

という風に、3人の協力で、掛け合いで鳴らす。これがですね、すっかり「バ」になれきったkananagaが、「デ」に挑戦して、ボロボロでした。ティルトのみなさん、大変失礼しました、面目ねえ。。kananagaは、この曲自体は、ほかのパートの音までかなり耳で覚えているし、できるかと思ったんだけど、自分のパートがすっかり身体にも入っていて、かえって混乱してしまったようだ。他のパートとかやってないで初めてデムンのパートやるほうが、だいぶマシなはずだ。なるほどな~、と思った。

それはともかく、ティルト・クンチョノの「踊れ!ベートーヴェン」は、とってもいい感じだ。8月27日、みなさん、しっかり手帳に書き込んで!全国から、ぜひ、観に来て下さい。この日はしかも、インドネシアとタイから、(kananagaは映像でしかまだ知らない)すごい変なおじさんたちがやってきます。来ないと後悔する内容になることを保障しまっせ~。9月10日の「桃太郎」も、他で観られる可能性は、日本ではかなりないと思うし、どうか見逃さないでくださーい。ちなみにどちらも、小学生以下無料です。

音楽ノ未来ー野村誠の世界vol.4のチラシはこちら。

ジャワガムラン楽舞劇「桃太郎」全幕上演のチラシはこちら。

帰り道名神にのる前に、ふとバッティングセンターに寄って、かっ飛ばしてきた。更に名神おりたあと、ボウリングに寄って、投げ飛ばしてきた。うーん、すっきり。運動はよい。

シアターズーイ

2006-07-18 | 日記
西陣ほんやら洞2階で、Trade Mark Kyotoalphabetの郷田さんが、シアターズーイというミニシアターを立ち上げている。ここで、つき山いくよさんたちが、23日に紙芝居を披露することになっていて、kananagaはその日いけなそうだし、見学。郷田さんもメンバーとなっていた。

不思議なパン屋さんのお話で、観客参加型&飛び出し気味紙芝居。もう、完全に観客として観て、楽しませていただきました。自分が作ってるものっていうのは、なかなか客観視できにくかったりするものだ。なので、ほかのひとが紙芝居やってるところっていうのは、なんとも勉強になる。観客として観て、もっとこうなったらいいなあ、と思うことを、率直にお伝えしてきた。色々勝手な提案を申し上げましたので、ばんばん取捨選択してくださいませえ~。

祇園祭(テレビ)、桃太郎

2006-07-17 | 日記
祇園祭、山鉾巡行、大雨。京都テレビでの生中継を見る(笑)。でも、祇園祭初心者のkananagaにとっては、このテレビ中継は、よい。今何をしてるのかどんな意味があるのかなど丁寧に説明してくれるし、鉾とかアップにしてくれるし。んで、雨だし。これでちょっとわかってきたし、来年は見に行きたいな。

夕方から桃太郎の練習。第3場の曲が、だいぶよくなったね。犬ロックの曲で首を振りすぎて、帰り道ですでに肩首が筋肉痛。。。

十六夜会

2006-07-16 | 日記
ちなみに、「いざよいかい」と読む。初めて行ったの、いつだっけ?たぶんちょうど1年近く前だなあ。まちかど芸術のこと色々やってるときに、制作のおじかゆかりさんが誘ってくれたのだ。美術とかダンスとかの制作・企画をしてるひとや、アーティストとか、とにかく、なんらかでアートに関わる活動をしてるひとが、ゆるーく集まる会だ。そのときそのときで、結構雰囲気が違う。例えば、以前おじかさんがなんとなく仕切り人をしてくれたときは、彼女の得意分野のひとつであるスローフードが、テーマ、、、って程、気負ってないんだなあ。とってもさりげなく、スローフードの日で、おいしい心地よいだった。

初めて行ったとき、今度から「めくるめく紙芝居」を一緒にやっていく井手上さんに会い、P-ブロッの話とかを聞いてもらっているうちに、養護学校での仕事がその場で決定してしまった。よく考えたら、あの場で即決した井手上さんの決断力、すごい。「勘だけでやってる(笑)」と本人談。素晴らしいことです。

さて、今日は、祇園祭スペシャルだそうで。場所が四条烏丸付近の事務所なので、人・人・人で大変!うは、たどり着けるか。夜の祇園祭としては、今日が一番盛り上がる日だからねえ。事務所につくと、浴衣のひとがいっぱい。いいねえ~。

今日も面白い方々と知り合えた。ドイツ人で、今までに福岡と東京に住んだことあって、今回は京都に2年滞在する、というティルさん。彼は、日本のお笑いで論文を書いたりしてるそうな。絵本を書いている宮崎詞美さん。彼女は、来年から大学の先生もはじめるらしい。なんということのない話のようで、結構じっくりお話できた。またぜひゆっくり。NPO法人アート・プランまぜまぜ代表、さとうひさえ(えは旧ひらがな)さん。地域でのアートプロジェクトを精力的にやっていらっしゃるようで、また、もっとお話聞きたい。以前から知ってる方々とも、くっちゃべった。楽しい。

事務所で、小規模な(いや、結構あった)フリーマーケットもやっていて、色々お得な買い物をした。コンサルティーナ、2000円!!嬉しい~。遠藤さんがチェコで買ったという、カラフルな毛糸でできたアフロヘアっぽい帽子、500円。タンクトップやTシャツは100円×3枚。

あと、、これ、なんて名前かな?ダイエット器具の一種で、前後にころころと転がして、両側に持つところがあって。立って、その器具を床において手をそえて、徐々に前にいき、腕立て伏せみたいな形になって、またもとに戻る、という使い方するやつ。誰か知ってたら教えてください。これ、300円。これ、すごいの、さっき書いたみたいな使い方すると、腹筋を中心に全身運動になるし、ひざをついて猫ののびみたいにすると、腕とかデコルテ付近にすごく効く。にのうでしめたかったし、ちょうどよかった。お買い得ぅ~。