kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

横尾忠則展@世田谷美術館を観に

2008-05-31 | 日記
世田谷美術館関係者の知人よりお知らせをもらって知った、横尾忠則展と教育委員会で起こっている出来事の続報が届いた。以下、転載。

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横尾忠則展をめぐる問題について、東京新聞が続報しています。
作家に対する教委の姿勢が、世田谷区議会でも問われたようです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20080528/CK2008052802000099.html

また、今回の問題には直接関連しませんが、「ほぼ日刊イトイ新聞」が展覧会場での横尾忠則&糸井重里のトークを連載しています。
http://www.1101.com/boukenooooo/
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これと近い感じの問題が、他にも色々起きているらしい。それだけに、この件は結構反響があり、またその反応が早いみたいだ。変な、大きな規模の対立構造にならずに、早めに、先生たちとの直接のお話が実現したらいいのにな。

で、kananagaは今日は「コウタゴウタプロジェクト」のはずだったんだけど、ゴウタが風邪をひいて、キャンセル。あとで聞いたんだけど、2人は、前の日に「明日kananagaちゃん来るよ」と聞いていて、そのつもりでいたので、「kananagaちゃんと遊ぶ~」と、泣いて怒っていたらしい。うへ~、嬉しい~。

なので、その分の時間があいたので、横尾忠則展を観に行ってみた。

世田谷美術館って、いつ行っても駅から遠い。でも、その道のりが、いい。公園の中を通っていく、霧雨が、気持ちいい。

さて、展覧会を観た感想、ひと言でいうと、横尾さんの近年の作品は、中学生のようだった。これは、ほめてるとかけなしてるとかいう感じではなくて、kananaga的には状況をそのまま説明している。なんていうかな、中学生くらいの感じの、毒とかアイロニーの出方をしてるんだ。表現内容もそうだし、表現方法も、変に飾らないというか、素直な感じ。それは、ある種のかっこ悪さが出ているんだけど、そこにためらいがないのは、すごいな、と思う。

kananagaが、美術の先生の教育実習のため中学校に行ったときのことを、一気にリアルに思い出した。ある男の子が描いていた「お友達の顔」は、ナイフとか刺さってて血が出てたり、でも顔とか全体の感じはアホアホで、なんだか笑えてしまう仕上がりになっていた。脇に、もそもそと書いてある、アイロニカルな言葉も、なんだかおかしいのだ。それをみてkananagaが思わず笑っていたら、そばにいた女の子が「え、先生、これ、いいの、、、?」とたずねてきた。kananagaは確か、「え?、、、だって、面白いじゃん」と答えた。いいも悪いも知らない。それって、先生としてはダメなんだろうか。でも、先生というより、kananagaはkananaga個人として、思ったことを言った。そのときのkananagaには、その絵をダメという根拠がなかった。

それぞれの集合において、紋切り型にダメ、と、押さえてしまわれがちな事象は、そこに内包されている面白い部分やデリケートで大事なことまで、そもそも見ないことにされてしまうことがある。それこそが、あとあとまで引くひずみやトラウマを生んでしまったり、可能性を潰してしまったりすることになっているんじゃないかしら、と思う。ダメ、と思うことがあったときは、なんでダメなのか、自分は、何故、今、ダメと思ったのか、と、自分に問いたいと思う。

横尾忠則展には、親子連れもたくさん来ていた。

教育委員会が、区の小学校全部の展覧会行きを中止するに至ったのが、なんとなくわかった。その発端は、たぶん数人の先生が「教育上ふさわしくない」と思って、それを言葉にしたからなんだけど、その、おそらく数人の先生は、ある意味どんぴしゃのところをつかれてしまったんだろうなと思う。こどもに、あまり考えもせず「ダメ」と押し付けていたことが、成立しなくなる「危険」があることを、察知したんだろうと思う。でもそこは、そんなに「危険」じゃないと思うし、そんなに面倒でもないと思うよ。子どもたちと、ひとつひとつ、丁寧に関係を作っていったら、そのほうがたぶん、話早いし、心地いいと思うよ。

ところで、展覧会図録をぱらぱらと見ていたら、kananagaが、横尾さんの近年の作品を中学生、と感じたことを、もっとわかりやすく解説してくれていると思えた文章が載っていた。それと、横尾さんの本で「隠居宣言」というのを買ってみたら、そこにも、あー、なるほど、と思うことがいっぱい書いてあった。実に、しっくりくる。

世田谷美術館の帰り道の公園で。途中、大きな犬と目があった。でも、飼い主さんがいるし、かわいー、と思いつつ、そのまま通りすぎようとしたところ、その犬がちょっとうっとりした顔でじりじり寄ってこようとしてくれた。なので、飼い主さんと顔を合わせて、にこっ、と。ちょっと、なでなでさせてもらう。その犬は、顔がブサイクタイプでかわいいわんこ。kananagaの実家の近くに以前飼われていたゴンちゃんに似てるなあ、と思ったら、なんと、この犬は、もんちゃんと言うそうな。名前が、近いねー。もんじろう、で、もんちゃん。かわいい、かわいい。

霧雨と、もんちゃんと、野球の練習と。美術館帰りの公園の風景が、視覚聴覚プラス皮膚感覚として、残る。そういえば、美術館って、公園とセットになってるとこ、多いな。美術館に行くことで、強制的に公園を体験できる。っていうか、こんなに気持ちいいんだから、普段から、もっと普通に公園に行くといいなあ。森にも行きたい。

ケンハモナイトvol.9@OHANA CAFE

2008-05-30 | 日記
ケンハモナイトvol.9@OHANA CAFEに、けんはもよん♪で出演。ケンハモナイトは、素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界のサイトを運営している坂元一孝さんが主催するライブイベントで、鍵盤ハーモニカが入っているユニットばかりを集めている。けんはもよん♪のメンバーは、岡野勇仁中浩美赤羽美希林加奈の鍵ハモ4人と、パンデイロの飯島ゆかりさんの5人。今日の出演順は、はもけんさん(前座)/タカハシペチカ大友剛trico!+中北裕子/けんはもよん♪/

はもけんさん、のメンバーは、中浩美さん、夏秋文彦さん、坂元一孝さん。前座、となっているのは、このグループは、ケンハモナイトにしか出演しない、しかも前座しかしない、と決めているから、らしい。とはいえ、最近、ケンハモナイト以外でも演奏しているらしい。今日は、近々発売予定の44鍵エレアコメロディオンを鈴木楽器から借り、アンデスも交えての演奏。いつもはオリジナルが大体なんだけど、今日はモーツァルトや歌謡曲なども演奏。選曲が、鍵ハモのイメージにすごくあっている。

タカハシペチカ+大友剛。鍵ハモの唄口を大きな風船と空気入れにつないで、息を入れずにバグパイプ的にドローンを作り出しているのが、すごい。タカハシペチカさんの足もとには、足で押して鳴らすベルがあったり、もう一方の足では、手作りの、見た目もすごくかわいい象のシャンシャン鳴る楽器を操作しつつ、ギターを弾き語り。一種のワンマンバンドである。2人とも、色々たずねたくなること満載の演奏だった(大友さんは今日熱がだいぶあったらしく、終わったらそっこー帰ってしまい、たずねられず、残念)。

trico!+中北裕子。trico!さんは、ループマシンを多用、リリカルな音環境を作り出す。変わった鍵ハモを随分持っていて、家にある鍵ハモは全部持ってきた、とのこと。裕子さんの打楽器の音が、カラフルに寄り添う。裕子さんの音が、キャラとして成立してるよなあ、と思った。

けんはもよん♪では、ブラジル音楽の、特にショーロを演奏する。いっぱい演奏したいから、MCは殆ど無しで、つっぱしる。kananaga、ショーロの曲たちには、繰り返しとか構成がややこしいことに、ずっと悩まされていた(慣れたら、むしろ簡単でわかりやすいらしいんだけど)。MC無しでどんどん行くので、曲ごとの構成をもういっぺん確認するのが追いつかず、譜面を見る目が泳いでしまう。何回か、落ちた。。でも、なんとなくすぐ戻れるのが、ショーロだったりする。なんか、身体に心地よい周期だったりするので、見当がつきやすい。kananagaは、けんはもよん♪ではずっとBassを演奏している。それがとっても楽しい、Bassの演奏は、楽しいのだ。最後の1曲は、kananagaは歌。中浩美さんが作った「ハモケンサンバ」。この歌のキャラ設定に、ずっと迷い続けているkananaga、裕子さんに「充分いいよ、考えないのがいいと思うよ」と、アドバイスをもらう。

最後に、お客さんを交えてのセッション。鍵ハモを持ってないけど参加したいひとには、貸し出し。今日は、坂元さんの仕切りで、喜怒哀楽を表現してみる。ステージ側とお客さんが、合図によって交互に演奏。

うーん、楽しかった。ご来場くださった皆様、ありがとうございます!終わってからも、出演者やお客さんやお友達と、おしゃべり。

坂元さんと話したこと。1996年、kananagaはまだP-ブロッメンバーではなかったが、ミュージックマージュフェスティバルでのP-ブロッ初演奏を目撃している。そこに、坂元さんもいたそうな。そのあと、坂元さんは「素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界」のサイトを立ち上げた。そして、同年(順番は未確認だけど)、中浩美さんのボサノヴァ・ピピアニカンや、夏秋文彦さんと中北裕子さんのUooMooも、結成されている。1996年は、鍵盤ハーモニカにとって、運命的な年だったんだねー。

授業8回目で即興演奏と歌作り

2008-05-29 | 日記
音の城/音の海のDVDを観てもらう。そのときの話を色々する。即興演奏をよくやっている音楽家と、「障害者」と呼ばれるひと(このときは、多くは子ども)とその家族のような「素人」のひとたちが一緒に音楽をする、というプロジェクトを、音楽療法を学ぶ(当時)学生たちが中心となって行うときに、どういう風な葛藤だったり違和感だったり、が、関わったひとに生じていたか、あるいは、どこはすんなり自然な感じにいったのか、どんな、多様な立ち位置があったのか、ありえたのか、など、また、即興演奏って、なんだろう、どんな即興演奏の可能性があるんだろう、ということについても、kananagaの視点で、つら、つら、と、語ってみてしまった。こうやって言葉にしてみると、自分の中でその都度整理が進むなあ、と思った。

それから、「うたの住む家」のCDを聞いてもらう。評判いいよ。

ある音楽家が、「ゆくゆく、いつかは、自作の歌を弾き語りしたいんだ」と言っていた話をした。これは、別の2人のひとから聞いた。2人とも、これまでや現在は、自作の歌弾き語りとは、結構かけ離れた音楽をしているひとたちだ。なぜ、今ではなく、いつか、なのか。なんとなくわかるけど。でも、ひょっとして、そう思ってるミュージシャン、多かったりして、と思った。それだけ、歌、というものは、音楽の中でも特別な感じなのかもしれない。

で、あえて、うんと気楽に歌を作ってみよう。ということで、ある歌ができた。来週は、この歌が主題歌になるような脚本を作ろう、ということにした。パソコンを、忘れずに持っていかなくては。

ケンハモナイトの告知~/家が落ち着きつつある

2008-05-27 | 日記
もうじき、ケンハモナイトです。東京にお住まいの皆様、ぜひぜひ、お越しくださいませ~

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★5月30日(金)(東京)

ケンハモナイトvol.9

@OHANA CAFE(おはなかふぇ/練馬・東京)http://www.ohanacafe.jp/index.html

開場:18:00 開演:18:30
料金: 2,500(1ドリンク付)
お問い合わせ:kazutaka@cooktone.com

詳細は、素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界のサイトへどーぞhttp://skmt.cooktone.com/text_kenhamo/top.html

ケンハモナイトvol.9 フライヤーhttp://skmt.cooktone.com/image_kenhamo/KN_flyer09.jpg

出演(順不同):
はもけんさん(前座)
けんはもよん♪
タカハシ ペチカ+大友剛
trico!

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やっと、引越しのぐちゃぐちゃが、落ち着きつつある。ああ、よかった。まだ、ここからの最後のつめが、結構すすめるのは大変だと思うんだけど、でもまあひとまず、ここまでこれたら、仕事も生活もリズムを作っていけると思うので、随分楽になるんじゃないだろうか!

たまっていた仕事、メールの返事、ブログ、などなど、色々だんだんとりかかれるようになる。

ずーっと、欲しいなあ、と思っていた、ふとんにもなるソファを、少し前に思い切って買った。これが、すごく部屋のグレードをあげてくれている。

それから、実家にある、馬のような動きをする健康器具が、展示品現品限りでやけにお買い得だったので、これも何日か前、思い切って買ってしまった!これ、ただ乗ってるだけでいいので、続くんだもん。

kananaga的DIY。台所のガス台のところと、洗面台の間が、13cmほどあいていた。でも、いわゆるすきま家具っていうのは、調べたところ、15cmからしかないようだ。なので、作った!自分で作ったものって、なんかかわいいのね。

音遊びの会、うしろ、せーの、おにいさーん

2008-05-25 | 日記
すごーく久しぶりに、神戸の音遊びの会に遊びに行った。めくるめく紙芝居メンバーのあい子さんが、今日は見学&インタビューに行くとのことなので、車で一緒に。最近はいつも神戸大学でやっているので、楽器が足りない心配はない。今日のkananaga、荷物少なめ、メロディオンとアンデスの2また唄口、のみ。

今日はいつもよりメンバー少なめのようなんだけど、久々のkananagaにとっては、居易い。みんな、変わってなくもあり、変わってもいる。嬉しそうに迎えてくれるの、とっても嬉しい。女の子たちが、みんなきれいになっている。

大部屋で、平木くんの仕切りによる準備体操をしてから、2部屋に分かれる。kananaga、久々の参加だし、ゆるーく。

だらだらと色々な流れ感で音がいる。流れの中にいたり、自分のことに集中したり、よりそってみたり、誰かと何かを抽象的にたくらんでみたり、即興演奏、楽しい!

あの、ちょっとマリンバっぽい音が鳴る木琴、いいなあ。あれでベースライン叩くの、だいぶ楽しかった。Nくんとのやりとり、kananaga的には以前よりも、より自然というか、より気負いがない感じになってきた。出したいときに、声を出す。自分の声表現を、ふと客観視してみる。うーん、幅広いし、結構独特なのかもしれない。

もういっこの部屋にも遊びにいってみる。Yrちゃんと鍵ハモのかけあいのようになったの、楽しかったなあ。Yoくんがたいこをしつつ、時々ぶつぶつ言ってることがメチャクチャ面白い。なので、ツッコミとか合いの手のようなことをしてからみたくなる。音の中に、意味はないのに意味があるのかな?と一瞬思うようなつぶやき対話が入ってくるのが、むしろより音楽的だ。

もとの部屋に戻って、2グループそれぞれ発表。kananagaの参加したグループでは、kananagaがもう一個の部屋に行ってる間に、少し約束事ができていた。ぬまっちやNくんから軽く説明を受けるが、よくわからず、おとなしく&好きにしていた。すると、Aちゃんが、誘いをかけてくる。「おにいさん、呼ぼうか」「うしろ」とかぼそぼそ色々言ってるうちに、「うしろ、、、せーの、おにいさーん」と、2人で一緒に言うようになる。「おにいさん」というのは、Aちゃんがお気に入りの男性を呼ぶときの呼び方。以前は、「おにいさん」は加藤さんだったんだけど、今は、加藤さん及び時里くんが「おにいさん」らしい。色々な音の絡み合い、とまた別の絡み具合で、「うしろ、せーの、おにいさーん」のレイヤーもできあがる。そうそう、レイヤーだ、今日の即興、複雑さとシンプルさを併せ持つ、心地よいレイヤーが、結構感じられた。

そのレイヤーを促進させたのは、恐らくはお母さんたちの演奏への参加も大きいと思う。そうそう、久しぶりにきたら、お母さんたちがいい感じで一緒に演奏してるのだ、すごく、いいと思う。

Taくんのボーカルはやっぱいいよね。これも、レイヤーを心地よく複雑化させている一因。Ygくん、さすがのタイミングで、黒板消しのクリーナーのスイッチが入る。Ykちゃんの指揮は、安定感が出てきたなあと思う。Fさんのトロンボーンも、そう。鉄板ネタである。

楽しいね、これるとき、こよう。

終わってから、サイゼリヤでご飯食べながらおしゃべり。あけすけ話は、楽しい~。

「教育上不適切」という言葉の「幻想」のことを考えた

2008-05-23 | 日記
先日、世田谷美術館関係者の知人より、こんなお知らせが。もしよろしければ、ぜひご一読を。

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世田谷美術館では「冒険王・横尾忠則展」を開催しています。
世田谷区の教育委員会が、区内小学校22校の展覧会見学を「教育上不適切」といった理由で一斉にキャンセルさせる、という出来事があり、区側は内密にしたかったようですが、東京新聞の夕刊で報じられました。↓

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008051602011818.html

記事を読むと、「教員が騒いだために教委も中止せざるを得なかった」とも読めますが、実際には教員の間にはさまざまな意見があり(私はそれら様々な意見を直接受け止めた人間です)、個々の学校が判断するのがスジであるところを、教委が「一斉中止」にしたというのが実態です。

この件については横尾忠則氏も怒りを露わにしており、自身のブログで抗議しています。
横尾氏は区側との直接対話を望んでいます。
http://www.tadanoriyokoo.com/vision/index.htm

このことをみなさんにお知らせしたのは、まずは「こんなことが起こっている」ということ自体を知っていただきたいのと、今後の展開をともに見守っていただきたい、との思いからです。

芸術と教育活動の現場に身を置く者として、多様な意見を問答無用で封じる今回の出来事については、憤りを禁じえません。
「よくあることじゃないか」、「ここは一つ穏便に」という意見も耳に入ってきますが、私自身はできる範囲で行動を起こし続けるつもりです。

可能ならば、みなさんのご友人にもこの件をお知らせいただき、広く情報と議論を共有できればと願っております。(転送歓迎です。)さらに可能であれば、ぜひ展覧会そのものをご覧になってください。
6月15日(日)まで開催しております。

長文、大変失礼いたしました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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kananagaがこれを読んで思ったこと。

「教育上不適切」という言葉にひっかかる。「教育」とは何か、どういう「教育」をよしとするのか、ちゃんと向き合おうとしているならば、一生かかっても答えの出きらない問いのひとつだと思う。それは、変化し続ける時間空間にいる、変化し続ける人間同士のことだから、そりゃあそうだ。「社会通念」とか「常識」と呼ばれたりしている「幻想」にただ流されているからこそ言えてしまう、とても恐い言葉だと思う。とはいえ、流されること自体を責めることは全然ないと思っている。そのひと個人個人にとっては、流されたほうが心地よいときとか、そのほうが懸命、あるいはそのほうがいい時期とかも、あると思うから。この件の場合、個人とかそれぞれ、ではないところが、まずい。これは、戦争が起こされていく流れの感じだと思う。うーん、「一斉中止」が、なんていうか、ダメだろう。絶対の答えなんて、みんなが幸せになれる結論なんて、もしどこかにあったとしても、そうおいそれと発見・確定できるものじゃない。だから、それぞれの対話の積み重ねで、世界はつくられていく。模索し続けたまま、それぞれがそれぞれの人生を終える。あまりうまく言葉にできないんだけど、うーん。意味や理屈だけだと、言葉というか表現としては、少なくとも半分足りない気がする。発する言葉に、感情や感覚も、いつも入っていられたら、もっと色々なことが伝わりやすい、見えやすいのかなあ、とか。なんか、この件をきっかけに考えてること、あまりばさっとスッキリ言えないでいる。でも、結構大事にしたい感じの、中途半端な心地よさのイメージはあったりする。ってゆーか、やっぱ、大雑把にものを運ぼうとしてはいけないなあ、と、色々なことに思う。丁寧さがいる。一見、大雑把に求心力だけで持っていってるように見えることでも、綿密に配慮されている、相手の事情を考慮したり、現状・現実をよく見たうえでやっている、かといって、ストレスがすごくかかってるわけでもなくて、自然にリラックスした感じでいられること、、は、なんていうか、心地よくうまくいく、という感触を持てる。ふむ。

考え中、考え中。。。

授業7回目で紙芝居作り

2008-05-22 | 日記
最初に、「ハニャマのハミューダ島物語」の映像を、早送りとかしながら鑑賞。そのあと、紙芝居を作ってみることに。

まず、絵を描いてもらう。みんな、描く絵、面白い。それをシャッフルして枠に入れて、その絵の順番で、話を考えていく。大体話ができたら、テーマソングを創ったり、パフォーマンスを入れたり、ストーリーを詰めたり。

あらすじをメモ。

「ここは、なかよ市①~SHOBOMESHOBOMEその人生」

♪お~ なかよ市 ここは なかよ市 みんな なかよし とても なかよし

♪しょぼめ(×3) の 一生 しょぼめ(×3) の 死にざま
 おまえの瞳 おまえのうなじ おまえの指 おまえのおしり
 しょぼめ(×3) しょぼめ(×3)

ここはなかよ市。ここのひとはみんな仲良しで平和に暮らしていた。

だがある日、鳥さんが一通の手紙を持ってきた、不吉な予感。

なんと、かの有名な しょぼめしょぼめが死んだ、という知らせだったのだ。しょぼめしょぼめは56歳、実業家にしてジゴロにしてアーティストである。

普段、クールでダンディで、とてももてて、きれいな女性を見ると次々口説いていた。

かといって、女性のタイプに合わせて、「ちゅーして~」みたいな甘えモードも繰り出せて、自由自在であった。

そんなしょぼめしょぼめが、、、死んだというのだ。。。なかよ市のひとたちは、なぜ彼が死んだのか、考えてみた。

きっと、お風呂でおぼれたんじゃないかなあ。ああ、しょぼめしょぼめは、お風呂にアヒルさんを浮かべて遊ぶのが好きだったもんね。

牛に突き飛ばされて死んだんじゃないかなあ。ああ、しょぼめしょぼめは、闘牛が好きだったもんねえ。

やくざな猫に、ドスで刺されて死んだんじゃないかなあ。ああ、しょぼめしょぼめは、やくざな猫とつきあいがあったからねえ。

エクトプラズムみたいなやつが出て、魂が抜けて死んじゃったんじゃないかなあ。ああ、しょぼめしょぼめは、心霊研究会にもよく顔を出していたからねえ。

飛んできた首があたって、首が飛んで死んじゃったんじゃないかなあ。ああ~。。。

するとそこに、しょぼめしょぼめと大変深く親交のあった、しゃくれしゃくれがやってきて「皆さん、彼の死についての真相を、お話しよう」と言った。「ちょうど今からNHKで放送されるからね」と言ってテレビをつけると、、

まだ前の番組をやっていた。「ウェブテクノロジー!みんななかよし NHK 終わり」

番組が始まった。「こんばんわ、司会の、山本山です。今朝未明、かの有名なしょぼめしょぼめさんが、亡くなりました。しょぼめしょぼめさんといえば大変有名な方ですが、一体何で有名なのかというと、、、」(ここで、色々な肩書きを思いつきで言っていく)

「発明家としても有名だったしょぼめしょぼめさんは、羽付バスを作って乗り回したりして、、、、」

「子どもたちを大変喜ばせたりしていました。」

「しかし今朝、その羽付バスを運転しているすぐそばに、たちの悪いコックリさんがいて、しょぼめしょぼめさんに呪いをかけてしまいました。その結果、バスは墜落し、、、」

「しょぼめしょぼめさんは、身体が3つになって、亡くなってしまいました」

すると、それを聞いたなかよ市の人々は、「なーんだ、そうだったのかー」「いいひとだったけど、しょうがないねー」「だって、3つになっちゃったんだもんねー」といって、納得しました。

♪お~ なかよ市 ここは なかよ市 みんな なかよし とても なかよし

おしまい。


うーん、こうやって書いてみると、相当シュールだなあ、すごい話だ。なんとも意味深なことを、いっぱい含んでいる。この紙芝居も、ソロでもあちこちでやってみたい。

京都プチ山うさぎ事件簿の上映会

2008-05-18 | 日記
3月30日に上演した「京都プチ山うさぎ事件簿」の映像を、メンバーみんなで(と言っても来れるひとで)観た。今日観せてもらったのは、トミーが撮って編集した分(宮田くんが撮ってくれたのもまだあるし、そっちも楽しみ)。トミーの編集、いい感じ。ちゃんと面白がってやっていて、ツッコミどころがいっぱい。作品自体も、ツッコミどころがいっぱい。うーん、面白いね、これ。

今日は、今年度のめくるめく紙芝居のことを相談。今年はとりあえず、新作を作るかどうかはしばし置いておいて、すでにある2作品をあちこちで上演しようか、という話に。あと、小品を、グループ分けして作ってもいいかな。それと、ほかの地域でもめくるめく紙芝居ワークショップをやって、山科の活動とつないでみたりとかね。

活動するときのバンド名というか、グループ名が欲しいよね、ということに。「めくるめく紙芝居」が、大きい名前というか、プロジェクト全体の名前で。うーん、「めくるめく紙芝居」というネーミング、すごくいいから、同様になんかいいのないかなあ、と、頭をひねる。「めくるめく」を考えついたときも、だいぶうなって、で、ぽーんと出てきたんだよね。という感じでしばらく話していたら、やっぱ「~座」とか「~団」がいいかなあ、という意見が出て、で、そのうち「しゅーしゅー団」というのが出て。なんで「しゅーしゅー団」なのかというと、太陽クラブのみなさんとの出会いの作品となった「アザッチのとある一日」のテーマソングで、「しゅーしゅーしゅー、、、」と言いまくるとこがあるから。で、しばし「しゅーしゅー団」でうーん、うーん、とうなっていたら、カスミンがぼそっと、「しゅー団」と言った。これが、出てすぐはまだ、同じく、うーん、と、うなりモードだったんだけど、ほどなく、「あ、これ、いいんじゃない?」という話になってきた。「しゅう」を色々な漢字にあてはめてみたり。周、集、週、州、宗、修、衆、臭、秀、醜、愁、囚、襲、就、終、習、執、秋、収、洲、繍、拾、蹴、色々あるなあ、色々な意味にスライドできるかも。「しゅ→団」「シュー団」「しゅ~団」とか色々書いてみて、真ん中の棒をなるべく長くのばして「しゅー団」に落ち着いた。

今年度最初のめっく(=MEK=めくるめく紙芝居)WSは、6月28日(土)18時から、その次は、7月13日(日)13時から、に、なった。

京都橘大学で特別授業

2008-05-17 | 日記
朝早くから、家の片付け。ここのとこ、こんなんばっかり言ってるなあ、と言っても、いっぱい休んで、休み休みやってるけど。なぜ今朝は、ある程度集中して作業しなければいけなかったのかというと、今日のお仕事のための書類が、4月あたまに受け取って以来、ずーっとみつからなかったからだった。なんとか、あの書類を見つけよう!と頑張って、発見できて、で、おかげで、引越し片付けもだいぶ進んだ。あー、片付け、あとちょっとだー、たぶん。早く落ち着きたいー。

今日は、京都橘大学で特別授業を2コマ。学生は30人くらいで、2回生のひとが大体。社会人の方もいらっしゃる。

まず、めくるめく紙芝居の、1年目のワークショップ風景及び「ハニャマのハミューダ島物語」本番を合計15分くらいに編集(by藤林昌奈さん)した映像を観てもらってから、その経緯やコンセプトなどを説明。それから、こんなこともやってます、ということで、P-ブロッminiの演奏や「ホホホ美人とエビフライくん」の映像も。

更に、紙芝居実演、「やこあゆご、こころのたび」「うみのひと」。小暮宣雄さんやめっくメンバーの4回生のみなさんに、一芸披露とか音楽とか無茶ぶりするも、全然無茶じゃあない、みなさん、とってもよい感じのレスをくださる。めくるめく紙芝居のメンバーはみーんな、2年間のワークショップで、即興対応力がすごくついていることが先日はっきりわかったので、ほんと、安心。みなさん、kananagaの、準備できてない、説明できてない、段取りできてない、を、フォローすることに、すっかり慣れている。フォロー、っていうと、ちょっとニュアンスが違うかもしれない。「しょうがないなあ、やってあげるよ」みたいな感じというより「えー、いいんじゃなーい」「楽しいんじゃなーい」感。「京都プチ山うさぎ事件簿」の副題「宇宙行ってきたんじゃな~い、みんな楽しいんじゃな~い、めくるめくんじゃな~い」のノリが、がほとんどそのままだなあ。

ここまでで1コマ。学生のみなさん、結構食いついてくれてるかも。休憩のあと、実際に紙芝居をみなさんと作ってみることに。「ひとり1枚絵を描いてほしいので、休み時間中に、何描くか考えといてねー」とか「ひとり一個楽器持ってもらうので、楽器触って、どれ使いたいか選んでおいてねー」とか、ゆっといた。

絵、みんな結構面白いなあ。それぞれ世界深いなあ。でも、その描いたひとの世界観は、言葉的に考慮しすぎないほうが、即興妄想お話作りは、めくるめく方向にいくと思うので、聞きすぎない、読みとりすぎない。シャッフルした絵を見ながら、ざっと(15分ほどで)お話を作り、30~40分で音楽や実演シーンを作り、通し。

「ピーコとトミーの幻想旅行」あらすじを、メモ。

♪ ピーコとトミー(×4) 幻想旅行(×3)に出かけた~

ある夜のこと。豚のピーコはひとりで無人島に座りふさぎ込んでいた。あ、いや、ひとりではない。すぐ横には、きのこのトミーが、やはり、しょんぼりした顔で座っている。

何故この2人はしょんぼりしているのだろうか。実はトミーは、彼女にふられたところだった。唇のぽってりしたおかっぱのかわいい女の子。なんでかというと、まだ2人がつきあって間もなくてそんなに親密になってないうちなのに、トミーは彼女がお風呂に入っているところをのぞいてしまった。「キャー、のび太さんのエッチ~!(?)」とビンタされた。親にも殴られたことがないトミーは、あまりのショックに、そのまま住んでいた街を出て、この無人島にたどりついたのだ。

さて、では、ピーコはなぜしょんぼりしているのか。なんと、ピーコも、彼と別れたばっかり。彼は、ビジュアル系バンドマン。性格は優しいわけではなかったが、それでもピーコは彼が好きだった。しかしある月の夜、彼が、大きな魚に変身してしまい、ピーコを食べようとした!これではさすがに一緒に居られないということで、海辺まで逃げてきた。そしてそのまま海を渡って、この無人島にたどりついたのだった。

2人がしょんぼりしていると、突然すごくのんきなひとがあらわれて「元気だそうよ~」という。そのひとは口から目玉焼きをはきだした!ぎょえー、と思ったけど、それを食べると元気になるよと言われ、食べてみた。すると、やっぱりちょっと体調がおかしくなって、目がかすみ、向こうの山の線が何重にも見えてきてしまったので、お医者さんを呼ぶことにした。すると最初、間違って「たまねぎ宴会部長@12月の新橋」が来て「おネエちゃん、ボトルあけてぇ~」と言った(が、ここはあまりツッコミをいれずにあっさりとおりすぎる)。

改めて、かたつむり看護士さんが、「お薬持ってきたから、これ飲んでね~」と言って、「プレゼント」と書かれた箱を置いて、お医者さんと一緒にすぐ帰っていった。あけてみると、デニッシュのような薬が入っていた。さすが、かたつむり看護士さんの薬は、うずを巻いているんだなあ。そのあと出てきたのは、アイスクリームとプリンだった。やっぱ、甘い物はいいねえ、甘い物が一番の薬かなあ、と。それを食べたら、2人は元気になった。

一体何に悩んでいたんだったかな、ということも思い出せないくらい、元気になっていた2人。夜もすっかり明けて朝になっていたし、遊びに出かけることに。アヒルさんに乗せてもらってその辺の海を周遊。あー、楽しい、わはははは。楽しいったら楽しい、あーははは。目の前にお花畑が見えてきて、感きわまってハッピーな2人は、そのお花畑に飛び込んだ。

そして、そこの島にいて、島のひとと一緒にお花を育てることにした。そこの島には、象ライオンさんや、へのへのもへじさんが住んでいて、とっても優しかった。楽しく暮らした。

しかしある日、2人の中の失恋のトラウマが、同時にぱっくりくちを開けた!わー、苦しい!と思ったそのとき、お互い見つめあったその目の中に、お互いが、優しさを見つけたのだった。

「そうか。。。」と、気づき始める2人。まず、ピーコがトミーを意識し始める。ドキドキムラムラとして下着を新調するピーコ。トミーも、今までとは違う目でピーコを見始めていた。お互い、涙が出た。「過去の恋は、捨て去るときが来たんだ!」大々的な儀式をして、これまでの恋を墓に葬り去る2人。わああー!!!そして、、、

2人は、旅に出かけた。新しく、自分たちが暮らす島を求めて。これもまた、幻想かもしれない、でも、それでいいと思う、幻想旅行で、いいと思う!

♪ ピーコとトミー(×4) 幻想旅行(×3)に出かけた~

という内容。なんか、結構がっつりとまとまりのある話になったなあ。シャッフルしてしかも、次どんな絵が出てくるのか、ほとんど見てなくて作ってるとは思えないねー。うーん、面白い。

終わってから、小暮さんの研究室で学生たちとおやつ食べながらおしゃべり、今日のアンケートを見たり。アンケートはかなり評判よし、嬉しい。ぜひ、めくるめく紙芝居に参加してねー。

ほかの大学で授業してアンケートとったときの印象とちょっと違うところがある。なんか、感想、というだけではなくて、そこに分析が入ってるひとが多い。ひとによっては、まるで論文な文体だったりもする。さすが、小暮さんのマネジメントの授業に触れているひとたちなだけあるなあ、と思った。

授業6回目でなんちゃって音楽、指揮者

2008-05-15 | 日記
6回目の授業。関西ケンハモナイトのP-ブロッminiの演奏、月眠ギャラリーでの「ホホホ美人とエビフライくん」などの映像をみた。そのあと、「やこあゆご、こころのたび」紙芝居を実演。楽器の音をお客さんに再現してもらうシーンでは、大学生がそれをやってくれている姿が、ひじょーに新鮮。学生が、観ながら即興的に音を入れてくれた。

そのあと、あおぞら音楽社から出版されている、野村誠片岡祐介、著「即興演奏ってどうやるの」と「音楽ってどうやるの」を紹介。なんちゃって音楽をいくつかやってみると、アホらしさに笑いがこみあげる(ほめ言葉です)。

本にも載ってる、ヒューが教えてくれた「やぎの音楽」もやってみる。なかなか楽しい。そのあと、同じく「音楽ってどうやるの」に載っている「ひるがえりコンダクター」=指揮者が背中を向けたら、なるべく言うことをきかずに演奏、こちらを向いたら、なるべく言うことをきく、というのプラス、kananagaがよくやっている、右手右足左手左足をそれぞれ、金属打楽器、金属以外の打楽器、弦楽器、吹奏楽器、に割り当て、口があいたら声、という指揮者で演奏してみる。kananagaのあと、3人の学生が指揮者に挑戦。みんな、オリジナリティあふれる動きで面白い。途中電子楽器が増えたので、電子楽器の指揮は首の動きでやることにしたら、学生が真っ赤になってふらふらに。。。ごくろうさま~、でも、見ててかなり面白い。

終わってから今さっきの指揮演奏をビデオでみると、なんだか恥ずかしそうだ。そう、自分の姿を映像で観るのって、恥ずかしいんだよねー、慣れるけど。。。

トトロの家のような人形劇団へ

2008-05-12 | 日記
人形劇団京芸事務所へ。kananagaが音楽を担当させてもらった「しらゆきひめ」、メンバーがひとり入れ替わったし、演出もだいぶ変わったので、色々調整をするために。

森の中で走るシーン、おきさきが毒りんごを作るシーン、おきさきが鏡に言われてショックを受けるシーン、ラストの結婚式のシーンなど、アレンジを見直す。

アール・ブリュット~交差する魂

2008-05-11 | 日記
ボーダレス・アートギャラリーNOMAへ、「アール・ブリュット~交差する魂」を観に。今日までなので、大慌てでお出かけ。

kananagaは14年前に、ローザンヌの美術館を観にいっている。そのとき観た懐かしい作品も、あり。今回は日本の作家の作品も色々、ぶっとんだ作品が色々。

日記として描いているという絵がたまらない。パキスタンあたりのひとの妄想の王国、行ってみたい!

帰りに、バウムクーヘンを買って帰ろうかなーと思って寄ったら、焼きたてのやつを買うために、列ができていた。売り切れギリギリくらいで、変えないかも、と言われたけどしばらく並んでいたら、「買えます!」と教えてくれた、と思ったら、前に並んでいるひとが急に買う個数を増やしてしまい、買えなかった!!しゅーん。。。残念。きっと、その分、いいことがあるに違いない。

なんていうお店だったかなー、なんか、ラーメン屋さんがあって、そこが本店らしくて、寄ってみた。とってもおいしかった。

なんか、ちょっとお出かけ気分になりたくて、比叡山を超えるルートを選択、したと思ったら、なんか間違えてしまった。ガードレールのないむちゃくちゃな急カーブにぶちあたったり、と、スリル満点である、うはー。なんとか元の道に戻って、あー、下界に帰ってきたー、という気分に、そして改めて比叡山経由で京都へ。お出かけ気分を満喫した。

弘誓寺で紙芝居&ワヤン/森のコモンズを観に

2008-05-10 | 日記
朝7時半、HANA★JOSS号に迎えに来てもらい、滋賀県の弘誓寺へ。竜王ICから下道。うーん、雨だし、見積もり甘かったな、1時間で着くかなーと思ったら、1時間半かかった。セッティングにゆとりなし、急げ!

9時半から、開始。まず、花まつりということで、お釈迦様が生まれたときのお話や、お釈迦様の象に交代で甘茶をかけたり、歌を歌ったり、を、30分くらい。この、甘茶というのが、kananagaは結構好き。花まつりは、去年も呼んでいただいて今年2回目、甘茶は去年もいただいた。ある植物を煮出しただけで、砂糖は一切入ってないのに、かなり甘い。面白いのは、舌で甘さを感じる場所が、砂糖の甘さとは違うことだ。

お話や歌のあと、お楽しみの時間、ということで、HANA★JOSSとkananagaの登場。まず、HANA★JOSSの2人で短めの伝統曲。それから「鍾乳洞惑星の午後」をkananagaソロで。そのあと、3人で「ピンス」。ここでもうすでに1時間たっていたので、5分くらいで「お茶ケチャ」というHANA★JOSSのWSネタを紹介。

子どもたちは、かなり静かに観てくれていた。なんか、去年の印象に近いなあ。あまり大きく感じたことを表さない感じだけど、たぶん楽しんでくれたいたように思う。

終わったあと、おいしいお昼ご飯をいただき、甘茶もペットボトルにいただきました、ありがとうございます!

さて、HANA★JOSSがこのあと、マルガサリのスタジオ、スペース天にて開催される森のコモンズに出演するので、大急ぎで京都に戻る。その途中、バリバリインドネシアに寄って、50人分のお弁当を受け取って、kananagaはkananaga宅におろしてもらい、HANA★JOSSは即スペース天へ。kananagaは、マルガサリの西さんに頼まれた布団をたくさん積み込み(スペース天は、ふもとより5℃くらいは寒く、今日は、ふもとも異常に相当に寒いうえ、森のコモンズは1泊2日のイベントなので)、坂井基紀くん、井手上春香さんを乗せてから、スペース天へ。

スカルムラティの2曲目の途中で、到着。HANA★JOSSがゲスト出演してるのに間に合った。演目の中に、わらべうたがあったんだけど、内容は即興でつないでいくわらべうただった。難易度高いと思うんだけど、お客さんにばんばんふっていく、勇気があるなあ。

三輪眞弘さん作曲の「愛の賛歌」、上のギャラリーで、雨音とともにガムラン演奏が行われ、舞踊は、雨降る草の上で。はらぴょんとまみちゃんの、ルールどおり反復する動き、赤と青の傘とともに、なんともリリカル。その横でゆらゆら踊る佐久間さんの、すごいこと。途中、佐久間さんが風を起こしたような気がした場面があった。本当に、いい踊り手だなあ、と思った。中に入ったり、外に出たりして、とっても楽しんだ。

マルガサリの伝統曲演奏は、これでもか、これでもか、というほど、長い曲が続々。こういう風に、お客さんがゆっくりしてくれるときでないと、なかなか長い曲を演奏するのも、遠慮してしまうんだろうなあ。すっかり寒くなっていたので、コートや布団にくるまって、寝ながら聞いた。大変気持ちよい!

途中「いも煮ができました~」という声がかかったり。なんか、まるで避難所??とにかく寒くて。もっと色々みたかったが、、、6~7時間滞在し、失礼した。

あまりに冷えたので、仁左衛門の湯へ。うはー、あったまる~。

明日の打ち合わせ

2008-05-09 | 日記
明日は、弘誓寺(ぐぜいじ)で紙芝居&ワヤンなので、その打ち合わせリハを、HANA★JOSSと。短めにガムラン伝統曲、鍾乳洞惑星の午後、ピンス、お茶ケチャ、をやる予定。1時間しかないのに、プログラムよくばりすぎだろうか。

授業5回目でしょうぎ作曲

2008-05-08 | 日記
今日はしょうぎ作曲、2グループに分かれて。片方に、kananagaも参加。kananagaがいたほうのグループは、教室を出て外で作曲することにした。途中、ホスピタルサーカスをがんがん手伝ってくれたり、と、以前から知っている、出川くんとばったり。敷地内に、作曲によさそうな気持ちのよい場所はないかたずねたところ、ちょっと登ると山に入れることを教えてくれた。山の中は、設置されているのか放置されているのか、作品がごろごろして、いい感じ。そのうちのひとつかな?ハンモックというか、アスレチックみたいなやつがあったので、そこに座って作曲。虫が寄ってくるのを手で払う動作も、作曲に組み込んでみる。

どうやら、すでに蚊がいる?ひとりくわれちゃったので、山をおり、校舎の近くの、木のまわりの椅子に陣取る。作曲を続けていたら、休み時間でデザイン科の学生たちが出てきた。口琴とかやぎのつめとかアンデスとか、kananagaのおもちゃ楽器に興味深々。「何これ?めずらしい民族楽器研究会みたいなやつ?」と気さくに話しかけてくれたので、「いや、これ、授業なんですよー、学生にまざってますけど、私先生なんですー」と説明。すると、「あ、先生だったんですか!すみません~」と、敬語になって恐縮してくれちゃった、別にいいのに。学生のみなさん、真面目なんだなー。しばらく、休み時間のあいだ、デザイン科の皆さんもちょっと参加。

時間が来て、教室にもどって、教室で作曲してたグループと、お互いに発表。わー、それぞれ全然別路線だ、面白い。

そのあと、作曲ではなく、順番に変えていく、というだけのルールで、みんなで即興演奏。こういうシンプルなので、もー充分楽しいなあ!